中古iPhoneはおすすめしない?やめたほうがいいと言われる理由を解説

中古iPhoneはおすすめしない?やめたほうがいいと言われる理由を解説

本記事のテーマは「中古iPhoneはおすすめしない?やめたほうがいい?」です。

「中古のiPhone」に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか。

もしかすると、傷があったりバッテリーが劣化していたり保証がなかったりと、どちらかというよくないイメージをお持ちの方が多いかもしれません

ただ結論からと言うと、私は「中古iPhone」はありだと思っています。

確かにデメリットは存在しますが、それを超える価格的な大きなメリットがあるから。つまりコスパがいいんですよね。

円安情勢と高性能化によってiPhoneの価格は年々上がってきています。新品iPhoneへの買い換えを躊躇してしまっている方も多いでしょう。

「新品iPhone、ちょっと高いかも」と感じるなら、中古iPhoneの購入を選択肢に加えてみてください。

目次

おすすめしない場合とは?

中古iPhoneをおすすめしない場合とは?

私はコスパ面から中古iPhoneはありだと考えていますが、おすすめしない場合もあります。

1. 使用感が気になる

中古iPhoneを購入する以上は、多少の使用感は許容しなければいけません。なかには新品同然の美品もありますが、小さな擦り傷など使用感があるものがほとんど。

中古iPhoneは状態にバラツキがある
中古iPhoneによってバラツキがあるがほとんどが使用感がある

「性格的にどうしても細かい傷や使用感が気になってしまう」という方は、中古iPhoneを避けたほうがいいでしょう。

ちなみに中古ショップでは、未使用品・未開封品のiPhoneも販売されています。またAppleの「Apple認定整備済製品」では新品レベルのiPhoneを安く買えます。

iPhone整備品のパッケージ内容
筆者が購入したApple認定整備済製品のiPhone 13

Apple認定整備済製品のiPhoneには新しい外装とバッテリーが使われています。実際に購入してみましたが、新品と見分けがつかないレベルでした。

2. バッテリーの劣化を許容できない

中古iPhoneを選ぶ限り、個体によって差はあれど多少のバッテリーの劣化を許容する必要があります。

iPhoneに内蔵されているリチウムイオンバッテリーは消耗品。充電と放電を繰り返すことで蓄えられる最大容量が減っていき、最終的には動作が不安定になったり充電できなくなったりします。

劣化具合は使われ方や使用環境によって異なりますが、約2年の使用で90%〜80%といったところ。

私が2年半にわたりメインとしてほぼ毎日放充電を繰り返してきたiPhone 12 Pro Maxのバッテリー最大容量は「89%」となっていました。

iPhone 12 Pro Maxのバッテリー最大容量
2年半使用したiPhone 12 Pro Maxのバッテリー最大容量

iPhoneのバッテリー最大容量は、「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」で確認できます。

バッテリーの劣化が気になる方は、バッテリー最大容量を表示してくれている中古ショップを選ぶと安心でしょう。

にこスマのバッテリー最大容量の表示
にこスマではバッテリー最大容量を表示してくれている

人気中古ショップの「にこスマ」では個体別にバッテリー最大容量を表示してくれています。個体別の写真を含め詳細を確認できるので安心です。

\ バッテリー最大容量の表示で安心 /

3. 新品レベルの保証が欲しい

新品iPhoneにはAppleによる1年間のハードウェア製品限定保証が付きますが、中古iPhoneの場合は1年以内に購入されたものでない限りAppleの保証はありません。

「新品レベルの保証が欲しい」となると、中古iPhoneではなくApple認定整備済製品や新品iPhoneという選択肢になってきます。

中古ショップで購入すれば数か月程度の販売店保証が付きます。新品レベルとはいきませんが、初期不良や動作不良に対して保証してくれるので安心でしょう。

加えて「モバイル保険 中古iPhoneはおすすめしない?やめたほうがいいと言われる理由を解説」などのサービスに加入しておけばさらに安心です。

モバイル保険の特徴

月額700円で主端末1台・副端末2台の最大3台のデバイスを登録でき、発生した修理費用に対し主端末は最大10万円まで、副端末は最大3万円までの補償を受けられます。

中古品でも中古ショップで購入し3か月以上の保証が付帯された端末であれば登録可能。

モバイル保険の主端末と副端末

私の場合はMacBook AirとApple認定整備済製品で購入したiPhone 13をモバイル保険に登録しています。中古iPhoneの保証期間の短さをカバーできおすすめです。

\ 中古iPhoneでも加入できるスマホ保険 /

ありな8つの理由

iPhoneの中古はおすすめしない?アリな理由

ここまで何度か書いているように、私は中古iPhoneという選択肢はありだとおもっています。

その理由として、以下の8つを挙げました。

1. 安く買える

中古iPhoneの最大の魅力でありメリットが、コストパフォーマンスの高さです。

購入費用を大幅に抑えることができますし、予算によっては性能のいい上位モデルのiPhoneを狙うこともできるでしょう。

大手中古ショップ「イオシス」において、現行で販売されている新品iPhoneと中古iPhoneの価格をチェックしてみます。

3月2日更新:新品iPhone VS 中古iPhone
iPhoneモデル【新品】Apple公式【中古】イオシスでの価格
iPhone 15/Plus124,800円〜104,800円〜
iPhone 15 Pro/Max159,800円〜142,800円〜
iPhone 14/Plus
(128GB)
112,800円〜82,800円〜
iPhone 14 Pro/Max
(128GB)
107,800円〜
iPhone 13/mini
(128GB)
95,800円〜59,800円〜
iPhone SE(第3世代)
(64GB)
62,800円〜36,800円〜
iPhone 12/mini
(64GB)
31,800円〜
iPhone 11
(64GB)
29,800円〜
iPhone XS/Max
(64GB)
24,800円〜
※価格は税込です。中古iPhoneの正確な価格、在庫状況はイオシスHPからご確認ください。

現行のiPhone 14シリーズにおいては新品と中古の価格差はさほどありませんが、iPhone 13やiPhone 12ではお買い得感のある価格となっていますね。

\ 価格の安さが魅力の中古ショップ /

2. 十分な性能を備える

iPhoneは毎年9月頃に新モデルが登場します。年々アップデートされるiPhoneですが、正直なところその性能・機能には頭打ち感があります。

普段使いの範囲なら、1世代、2世代前、それよりも前の世代でも性能的に困ることはありません。

筆者の手元に2018年発売のiPhone XS、2019年発売のiPhone 11 Pro、2020年発売のiPhone 12 Pro Max、2021年発売のiPhone 13があります。

中古iPhoneはおすすめしない?やめたほうがいいと言われる理由を解説

このなかでもっとも古いのは2018年発売のiPhone XSですが、2023年9月に登場した最新のiOS 17をインストールしてもサクサク動いてくれています。

iOS 17をインストールしたiPhone XS
iOS 17をインストールした2018年発売のiPhone XS

5年前に発売されたiPhoneが2024年現在でも快適に使えていますし、カメラなどのその他の機能・性能も必要十分。

数年前に発売されたiPhoneでも十分過ぎるほどの性能を備える。これが中古iPhoneがありな理由のひとつです。

3. iOSのサポート期間が長い

iOSのサポート期間が長いことも中古iPhoneがありな理由です。

iOS 17に対応するiPhoneモデル発売年
iPhone 15
iPhone 15 Plus
iPhone 15 Pro
iPhone 15 Pro Max
2023年
iPhone 14
iPhone 14 Plus
iPhone 14 Pro
iPhone 14 Pro Max
2022年
iPhone 13
iPhone 13 mini
iPhone 13 Pro
iPhone 13 Pro Max
2021年
iPhone 12
iPhone 12 mini
iPhone 12 Pro
iPhone 12 Pro Max
iPhone SE(第2世代)
2020年
iPhone 11
iPhone 11 Pro
iPhone 11 Pro Max
2019年
iPhone XS
iPhone XS Max
iPhone XR
2018年

上は最新のiOS 17に対応するiPhoneです。

残念ながらiPhone 8・iPhone Xが対象から外れてしまいましたが、2018年発売のiPhone XSが対象であることを考えると非常に良心的ではないでしょうか。

サポート対象外となるとiOSの新機能が使えなかったり、AirPodsなど関連アクセサリーとの連携に制限が生じたりする可能性があります。

中古のiPhoneだとしても、せっかく買ったなら最新の機能を使えたほうがいいですよね。

中古iPhoneを選ぶ際には、可能ならiOSサポート期間に余裕のあるモデルがおすすめです。現時点だとiPhone 11シリーズ以降のモデルを選んでおけば、2024年秋頃に登場するであろうiOS 18も使える可能性が高いでしょう。

4. セキュリティアップデートでのフォロー

iOSサポート対象外となっても、ただちに使えなくなるわけではありません。

セキュリティ的な重大な事象が発生したときには「セキュリティアップデート」というかたちでのフォローがあります。

記事執筆時点での直近では、2024年2月9日にiOS 17対象外のiPhone(iPhone 8、iPhone Xなど)に対応するセキュリティアップデートが配信されています。

参考:Apple セキュリティアップデート- Apple公式

基本的にはiOSサポート期間に余裕のあるiPhoneがおすすめですが、新機能を使えなくてもいいのならさらに選択肢が増えます。

5. 保証付きの中古ショップが安心

保証付きの中古ショップを選べば安心・安全に中古iPhoneを購入できます。これも中古iPhoneがありな大きな理由です。

保証期間や内容は中古ショップによって異なります。だいたい1か月から3か月、長いところだと1年間の保証を付けてくれている中古ショップもあります。

中古ショップの保証について
中古ショップイオシスゲオオンラインにこスマ
保証期間未使用品:6か月
中古品:3か月
30日間
30日以内に連絡
1年間
Jグレードは対象外
赤ロム永久保証
※ いずれも保証の対象となるのは初期不良のみ。

保証付きの中古ショップでは、初期不良や自然故障などに対し同等品への交換や返品・返金で対応してくれます。また、ネットワーク利用制限が▲のものに対しての赤ロム保証もあります。

また、動作確認をしっかりしてくれているという点も中古ショップの安心要素。

例えば「にこスマ」ではカメラやボタン、バッテリー、スピーカーと細かく動作確認してくれています。

にこスマの検品(公式サイト)
出典:nicosuma.com

かなり細かいところまでチェックしてくれていますよね。このレベルの動作確認を個人で行うのは厳しいでしょう。

いま中古iPhoneはオンラインでの購入が主流ということもあり、保証や状態に応じたランク付けなど、オンラインでも安心して購入できるように工夫されています。

なお、フリマやオークションといった個人間取引の利用はおすすめできません。

個人が中古ショップレベルの動作確認を行うのは難しいですし、製品の状態に対する評価も出品者の主観で変化してしまいます。もちろん保証はありません。

それに個人間取引で万が一トラブルに遭った場合、原則当事者同士で話し合い解決する必要があります。

届いた品に問題があっても「梱包した時点では問題はなかった」と言われてしまえば話はこじれてしまいますよね。そうなれば時間的にも精神的にも消耗することになってしまいます。

6. 豊富な流通量

流通量の多い中古iPhoneなら、求める性能や予算に応じて自分にぴったりなものを見つけられます。

新品iPhoneだと、どうしても選択肢が限られてしまいます。

「ここまでの高い性能は必要ない」と感じながらも選択肢がなく買ってみたが、結局その高い性能を持て余す結果となってしまった、ということもあるでしょう。

必要のない性能や機能にお金を出すのはもったいない。中古iPhoneならたくさんの選択肢から予算に合うもの・自分が求めるものを見つけられるはずです。

当ブログでおすすめしている中古ショップにおける中古iPhoneの取扱い数を調べてみました。

中古iPhoneの在庫数比較(筆者調べ)
中古ショップイオシスにこスマ[PR]ゲオオンライン
中古iPhoneの
取り扱い数 ※1
8,848台13,093台26,564台
※1 筆者調べ。2024年3月31日時点。

在庫数は日々変化するため都度確認が必要ですが、一年を通じて十分な在庫があり選べる状態です。

7. 国内の主要バンドすべてに対応する

Androidスマホの場合は使用しないバンド(周波数帯)が削られていたりするので、購入の際には対応バンドを確認する必要あります。

一方でiPhoneの場合、どのキャリアで購入された場合でも対応バンドは同じ。SIMフリー版と同じく国内の主要バンドにすべて対応します。これも中古iPhoneを選びやすい理由です。

iPhone 13のSIMカードスロット
スマホのなかでもiPhoneは中古を選びやすい

中古iPhoneを購入するにあたって注意したいのは、SIMロックが解除されているかどうかのみです。

iPhone 13以降は、キャリアで販売されているものを含めすべてSIMフリーです。iPhone 12以前はSIMロックがかかっている場合がありますが、WEBたまはショップに持ち込んでSIMロック解除できます。

8. 環境に優しい選択

中古iPhoneを購入することは環境に優しい選択でもあります。中古iPhoneを選ぶことでレアメタルなどの資源の削減やCO2排出量の削減に貢献できるでしょう。

お財布だけでなく環境にも優しい中古iPhone。「環境に優しいものを選びたい」という方にもおすすめしたい選択肢です。

まとめ:コスパ重視なら中古iPhoneがベスト

本記事では「中古iPhoneはおすすめしない?やめたほうがいい?」というテーマでご紹介させていただきました。

現行モデルとして並ぶ最新のiPhoneにはロマンはあるものの、上位モデルとなれば軽く10万円を超えてきます。スマホにそこまでの金額は出せないという人は多いかと思いますし、「そこまでの性能は必要ない」という方も多いでしょう。

記事内でもご紹介したように、2024年現在においても2018年発売のiPhone XSでもサクサク動いてくれています。数年前に発売されたiPhoneでも快適に動いてくれていますし、なにより安く買えます。コストパフォーマンスを重視したい方にとっては、中古iPhoneがベストな選択肢となります。

よくある質問

iPhoneの中古はおすすめしないと言われる理由は?

中古iPhoneがやめたほうがいいと言われる理由としては、以下のようなものがあります。

  • 製品の状態にバラツキがある。
  • バッテリーが劣化している。
  • Appleによる製品保証がない。
  • 発売された時期によってiOSサポート期間を確認する必要がある。
  • フリマやオークションなどの個人間取引で購入した場合、トラブルに遭う可能性がある。

ただし、ポイントをしっかり押さえておけば中古iPhoneでも安心・安全に購入できます。

中古iPhoneのメリットとデメリットの両面を理解しておくことが大切です。

中古iPhoneがアリな理由は?

いい状態のiPhoneを安く買えることから、中古iPhoneは人気があります。中古iPhoneがおすすめな理由は他にもあります。

  • 古いiPhoneモデルでも十分な性能がある。
  • iOSサポートの期間が長い。
  • iOSサポート対象外となってもセキュリティアップデートがある。
  • 大手中古ショップで購入すれば、動作不良に対する保証がある。

中古iPhoneの最大のメリットは、やはり価格です。「低予算でiPhoneを購入したい」という方にとってはベストな選択肢となるでしょう。

中古iPhoneを購入する際の注意点は?

以下の点を押さえておきましょう。

  • バッテリーの劣化があることを理解しておく。
  • iOSサポート期間を確認しておく。
  • ネットワーク利用制限・赤ロムの状態を確認する。
  • 初期不良時の対応など保証の内容をしっかり確認しておく。
  • 個人間取引(フリマ・オークションなど)は避ける。

大手中古ショップで購入すればリスクを最小限に押さえられます。

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この記事の著者

おりすさるさんのアバター おりすさるさん ガジェットブロガー

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