iPhoneには充電器が付属されておらず、持っていない場合は購入して用意する必要があります。
といっても、iPhoneを充電できる充電器は星の数ほどあり、「選択肢が多すぎてどれを選べばいいのか分からない」という方はきっと多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、「iPhoneで使いたいおすすめ充電器」を厳選してご紹介!
ご紹介している充電器はどれもiPhoneと相性バッチリ。お探しの方はぜひ参考にしていただければと思います!
iPhone向け充電器の選び方
iPhoneを充電するための充電器を選ぶにあたって、押さえておきたいポイントがあります。
- USB-AではなくUSB-C充電器を選ぼう
- 急速充電に必要な「ワット数」
- 同時充電するならポート数をチェック
- ワイヤレス充電器にも注目
- メーカーの信頼性は超大事
1. USB-AではなくUSB-C充電器を選ぼう
USB-AやUSB-Cというのは、「USB挿し込み口の形状」のこと。
上のように挿し込み口の大きさが異なるので一目で分かります。小さいほうがUSB-Cですね。
- USB-Aよりも高速に充電できる(急速充電規格「USB PD」に対応する)
- 裏表どちらでも挿せる。
USB-Cは、充電面では上のようなメリットがあります。いまiPhoneに限らずスマホの充電はUSB-Cが主流。こらから購入される方は、USB-AではなくUSB-C充電器を選びましょう。
また、USB-C充電器で充電するときにはUSB-Cケーブルも必要になります。
- iPhone 15シリーズ ⇒ USB-C to Cケーブル
- iPhone 14シリーズ以前 ⇒ USB-C to Lightningケーブル
iPhoneには充電器が付属されていませんが、USB-Cケーブルは付属されています。それを使ってもいいですし、サードパーティ製のUSB-Cケーブルを使用しても構いません。
2. 急速充電に必要な「ワット数」
USB-C充電器といっても製品によって充電性能が異なります。充電性能は、その充電器が対応する「ワット数」を見ることで確認できます。
対応するワット数が大きければ大きいほど、高速に充電できたり大きいデバイスを充電できたりします。
- 急速充電するなら ⇒ 「20W以上」
- 充電速度にこだわるなら ⇒ 「30W以上」
iPhoneを急速充電する場合は上のワット数を目安に選んでください。
ただし、20W充電時と30W充電時で充電速度が劇的に変わるわけではありません。基本的には20WあればiPhoneを十分な速度で充電できます。
- 充電開始時のバッテリー残量 ⇒ 3%
- 30分後のバッテリー残量 ⇒ 56%
- 60分後のバッテリー残量 ⇒ 84%
※20W以上のUSB-C充電器を使うことで、iPhone 8以降を約30分で最大50%充電可能です。
3. 同時充電するならポート数をチェック
Apple WatchやAirPods、iPadなど、iPhoneと同時に充電したいデバイスがある場合は、充電器に搭載されている「ポート数」をチェックしておいてください。
だいたい2〜3ポート構成が一般的ですね。USB-Cポートに加えてUSB-Aポートも搭載するものもあります。
iPhone以外のデバイスを充電する際にUSB-Aポートが必要になることもあるので、「その充電器で何を充電したいか」をいまいちど確認しておきましょう。
また、複数ポートを搭載する充電器は、「45W以上」に対応するものを選ぶといいでしょう。同時充電するということは、そのぶんのパワーも必要になります。
おすすめとして記事内でもご紹介している「CIO NovaPort SLIM 45W」の場合、2ポート同時使用時は20W + 20Wに振り分けられます。これはiPhoneと別のスマホやiPadを同時に急速充電できるワット数です。
搭載ポート数と一緒にその充電器が対応する「ワット数」もあわせてチェックしておきましょう。
4. ワイヤレス充電器にも注目
iPhone向けの充電器では「ワイヤレス充電器」にも注目です。
iPhoneにくっつけるだけで充電可能。ケーブルの抜き差しが必要ないため、毎日の充電が快適になります。充電は毎日のことなので、「ケーブルの抜き差しが必要ない」というメリットは大きいんです。
iPhoneが対応するワイヤレス充電規格には3つあり、これから買うなら「Qi2(チーツー)」対応のワイヤレス充電器がおすすめ。
ワイヤレス充電規格 | 出力 | マグネット | 対応iPhone |
---|---|---|---|
Qi2 (チーツー) オススメ | 最大15W ※1 | 〇 | iPhone 12シリーズ以降 |
MagSafe (マグセーフ) | 最大15W ※1 | 〇 | iPhone 12シリーズ以降 |
Qi(チー) | 最大7.5W | ✕ | iPhone 8以降 |
MagSafeではなくQi2をおすすめする理由としては、
- 互換性が高く、iPhone以外のQi2対応デバイスも充電できる。
- MagSafe充電器よりも価格が安い。
この2点ですね。
Qi2は比較的新しいワイヤレス充電規格。現時点で対応するデバイスはiPhoneくらいですが、今後Androidスマホも多く対応してくるはず。そうなれば1台のワイヤレス充電器でiPhone以外も充電できるようになります。
一方でMagSafeはiPhoneなどのApple製品の縛りがあります。それに「Made for MagSafe」認証のライセンスがある関係か、MagSafe充電器はどれも価格が高め。
つまり、これから買うのならMagSafe充電器を選ぶ理由はありません。Qi2対応のワイヤレス充電器を選びましょう。
5. メーカーの信頼性は超大事
iPhone充電器はメーカーやブランドの信頼性が超大事です。
なぜなら、充電器は電源まわりのアクセサリー。万が一にも何かあっては困るからです。最悪の場合、事故につながる可能性もあります。
といっても、発熱に配慮された設計か、安全機能は搭載されているかなどを購入する前に確認するのは難しいですよね。実際に使用したり分解したりしないと分からないところ。
つまり、ある程度はそのメーカー・ブランドを信頼しなければならないってことです。
基本的には多くのユーザーから選ばれている有名メーカーの製品を選んでおけば間違いないでしょう。本記事では信頼できるAnkerやエレコム、UGREENなどの充電器をご紹介しています。
iPhoneで使いたいおすすめ充電器11選
iPhoneにおすすめなのはズバリ以下の充電器です。
おすすめ充電器11選
- UGREEN 20W USB-C充電器(CD137)
- エレコム USB Power Delivery 20W AC充電器(Cx1/Ax1)
- Anker MagGo Wireless Charger (Pad)
- Belkin BoostCharge Pro Qi2 折りたたみ式ワイヤレス充電スタンド
- Anker MagGo Wireless Charging Station (3-in-1 Stand)
- UGREEN Nexode Mini 30W
- エレコム USB Power Delivery 30W AC充電器(Ax1/Cx1)
- Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
- Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
- CIO NovaPort SLIM 45W
- UGREEN NexodeX 65W
なおこれらの充電器は以下の点を重視して選定しています。
- 急速充電規格「USB Power Delivery(USB PD)」に対応
- iPhoneを急速充電できる「20W以上」の出力が可能なUSB-Cポートを搭載
- 普段使いから持ち運びまで対応できるコンパクトな充電器
- 価格や充電性能、サイズを考慮したコストパフォーマンスの良さ
- 信頼できるメーカー・ブランドの製品
UGREEN 20W USB-C充電器(CD137)
まずご紹介するのは、コストパフォーマンス抜群の「UGEREN 20W USB-C充電器(CD137)」です。
- iPhoneを急速充電できる最大20WのUSB-Cポートを搭載。
- コスパ良すぎ。タイムセール時は1,000円以下で買える。
最大の魅力はコスパの良さですね。iPhoneを急速充電するのに十分な充電性能を備えながら、記事執筆時点の価格は1,199円(税込)と格安。
Apple純正充電器の「20W USB-C電源アダプタ」の価格は2,780円(税込)ですから半額以下です。
UGREEN(ユーグリーン)製の充電器はコスパに定評があります。安すぎると「本当に大丈夫?」と心配に思う方もいるかもしれませんが、これは大丈夫。安くてもしっかり使えます。
きちんと20W近いワット数で充電できていますし、目立った発熱やコイル鳴きもなく問題なく使用できています。普通に使えるってことが大事。
サイズは約50 x 42 x 23 mmと大きくも小さくもない、という感じですね。電源プラグは折りたためないものの、持ち運びにも対応できるほどのサイズです。
Apple 20W USB-C電源アダプタとよく似ています。違いはUSBポートの方向くらいでほぼ同じと言っていいサイズ感。
価格は安いですし、iPhoneを充電するのに十分な充電性能。持ち運びしないのであればこれで必要十分でしょう。
Amazonでは頻繁にUGREEN製の充電器がタイムセール対象となります。1,000円以下で買えることも珍しくないので、まさにそのタイミングが狙い目です。
充電器の詳しい仕様をみる
充電器のタイプ | 壁挿しタイプ |
---|---|
搭載ポート | USB-C x 1 |
USB-C出力 | 最大20W |
サイズ | 約50 x 42 x 23 mm |
重量 | 約49 g |
折りたたみ式プラグ | ─ |
価格(税込) | 1,199円 |
エレコム USB Power Delivery 20W AC充電器(Cx1/Ax1)
こちらはまだまだ出番の多いUSB-Aポートを搭載するエレコムの充電器です。
- iPhoneを急速充電できる最大20WのUSB-Cポートを搭載。
- 小型デバイスの充電などでUSB-Aポートが必要な方に。
- 価格が安い。お手頃価格で購入できる。
USB-Aポートが必要になることって意外に多いんですよね。私の場合だと、バイク用のインカムやハンディクリーナーの充電にUSB-A – microUSBケーブルを使います。
USB-Cポートは最大20Wに対応、iPhoneを急速充電できます。低価格帯の充電器ですが、iPhoneの急速充電が可能な点は嬉しいポイントでしょう。
サイズは約40 x 33 x 29 mm、重量は約48 gとコンパクトで軽量。持ち運びする方にとって便利なサイズ感です。折りたたみ式の電源プラグ採用で使い勝手も良し。
あと聞きなじみのあるエレコム製ということもポイントですね。充電器は信頼性の高いメーカーの製品を選ぶことが超大事。他で紹介しているUGREENやAnkerと同じように、エレコムも安心して選べるメーカーです。
充電器の詳しい仕様をみる
充電器のタイプ | 壁挿しタイプ |
---|---|
搭載ポート | USB-C x 1 USB-A x 1 |
USB-C出力 | 最大20W |
合計出力 | 最大15W(2ポート同時使用時) |
サイズ | 約40 x 33 x 29 mm |
重量 | 約48 g |
折りたたみ式プラグ | 〇 |
価格(税込) | 1,682円 |
Anker MagGo Wireless Charger (Pad)
続いてご紹介するのは、ワイヤレス充電規格「Qi2(チーツー)」に対応する充電器「Anker MagGo Wireless Charger (Pad)」です。
- iPhone 12シリーズ以降(iOS 17.4以降)を最大15Wでワイヤレス充電できる。
- MagSafeよりも互換性の高いワイヤレス充電規格「Qi2」に準拠。
- MagSafe充電器と同じ充電性能だが価格が安い。
Qi2は「マグネットでくっついて最大15Wでワイヤレス充電できる」という点ではMagSafeと同じ。
つまりiPhoneユーザーにとってはQi2とMagSafeどっちを選んでもいいのですが、Qi2に対応する充電器は価格が安く、iPhoneの縛りがなく互換性が高いメリットがあります。
Anker MagGo Wireless Charger (Pad)は最大15Wのワイヤレス充電に対応、iPhone 12シリーズ以降を高速に充電できます。
「ケーブルの抜き差しが必要ない」というメリットが大きいんですよね。ちょっとしたことなのですが、これが実に便利。毎日の充電が快適になります。
ただ充電速度は有線による充電に負けます。私の場合、急いでいるときは有線で充電し、急いでいないときはワイヤレス充電と使い分けています。
Apple純正の「MagSafe充電器」の充電より厚みはあるものの、気になるほどではないかな、と思います。
Anker MagGo Wireless Charger (Pad)の価格は3,990円(税込)。AppleのMagSafe充電器よりも2,000円以上安いですし、互換性の高いQi2対応ということを考えると、これから買うならAnker MagGo Wireless Charger (Pad)で間違いありません。
なお別で25W以上の充電器を別途用意する必要があります。25Wというのは中途半端なので、30W以上の充電器を用意しておくといいでしょう。なお上では「UGREEN Nexode Mini 30W」を使用しています。
充電器の詳しい仕様をみる
充電器のタイプ | ワイヤレス(パッド型) |
---|---|
充電規格 | Qi2(MagSafe/Qi互換あり) |
ワイヤレス出力 | 最大15W |
サイズ | 約60 x 60 x 12 mm |
重量 | 約104 g |
ケーブル長 | 約1.5 m |
価格(税込) | 3,990円 |
※ 別途USB-C充電器が必要(25W以上推奨) |
Belkin BoostCharge Pro Qi2 折りたたみ式ワイヤレス充電スタンド
こちらは同じくQi2に対応するBelkinのワイヤレス充電器です。iPhone 12シリーズ以降を最大15Wでワイヤレス充電可能です。
- iPhone 12シリーズ以降(iOS 17.4以降)を最大15Wでワイヤレス充電できる。
- MagSafeよりも互換性の高いワイヤレス充電規格「Qi2」に準拠。
- 用途や環境に応じてスタンド型・パッド型に変形させられる。
特徴はQi2に対応に加えて、スタンド型・パッド型に変形させられること。
スタンバイモードを使用したいときや動画視聴時はスタンド型ですね。充電パッド部分を傾けて0〜70°の範囲で角度調節が可能です。可動域としては十分。使い勝手はいいです。
購入前は「スタンドとして使用時の安定性は大丈夫かな」と気になっていたのですが、約193 gとそれなりに重量があるおかげで安定しています。マグネットの磁力も十分です。
サイズは約86 x 65 x 22 mmとコンパクトということもあって、いい意味で存在感がありません。Belkinらしいすっきりとしたデザインなのでどんなインテリアにも馴染んでくれるはず。
上でご紹介したAnkerのQi2ワイヤレス充電器と比べると価格帯が上がっちゃうのですが、用途や環境に応じてスタンド型としてもパッド型としても使えるのは便利です。
充電器の詳しい仕様をみる
充電器のタイプ | ワイヤレス(パッド&スタンド型) |
---|---|
充電規格 | Qi2(MagSafe/Qi互換あり) |
ワイヤレス出力 | 最大15W |
サイズ | 約86 x 65 x 22 mm |
重量 | 約193 g |
ケーブル長 | 約1.5 m |
価格(税込) | 7,064円 |
※ 別途USB-C充電器が必要(30W以上推奨) |
BelkinのQi2ワイヤレス充電器にはiPhoneとAirPodsを同時に充電できる製品もあります。
価格は1万円を超えてきます。高額な製品ということもあってあえておすすめとしてご紹介しなかったのですが、AirPodsをお使いで予算的に大丈夫な方はあわせてチェックしてみてください。
Anker MagGo Wireless Charging Station (3-in-1 Stand)
リビングやデスクの上、ベッド脇など決まった場所に置いておくなら、「Anker MagGo Wireless Charging Station (3-in-1 Stand)」のようなスタンド型のワイヤレス充電スタンドが超便利です。
- iPhone 12シリーズ以降(iOS 17.4以降)を最大15Wでワイヤレス充電できる。
- MagSafeよりも互換性の高いワイヤレス充電規格「Qi2」に準拠。
- Apple Watch磁気高速充電、Qiに対応し、iPhone・Apple Watch・AirPodsを同時充電。
- 省スペース設計のワイヤレス充電スタンド。
このようにiPhone、Apple Watch、AirPodsの3台を同時にワイヤレス充電可能。1台の充電器でまとめて充電できるので、省スペース化になりますし見た目もスマート。
iPhoneのQi2ワイヤレス充電に対応し、マグネットでくっつき最大15Wの高速充電可能です。またApple Watchの磁気高速充電にも対応し、Series 7以降を高速に充電できます。
充電性能としても高く、見た目がスマートだけでなく非常に実用的なワイヤレス充電スタンドです。
非常に優秀でおすすめできるワイヤレス充電ですが、角度調節に対応しない点が惜しいところ。私は充電しながら動画視聴することはないのでさほど気になりませんが、角度を微調節したい方にとってはデメリットになりますね。
Anker MagGo Wireless Charging Station (3-in-1 Stand)には1.5mのUSB-CケーブルとUSB-C充電器が付属されています。別で用意する必要はありません。ちなみに40W以上の出力をもつUSB-C充電器なら代用として使えます。
充電器の詳しい仕様をみる
充電器のタイプ | ワイヤレス(スタンド型) |
---|---|
充電規格 | Qi2(MagSafe/Qi互換あり) |
ワイヤレス出力 | Qi2:最大15W Apple Watch磁気高速充電 Qi:最大5W |
サイズ | 約165 x 140 x 140 mm |
重量 | 約445 g |
ケーブル長 | 約1.5 m |
価格(税込) | 12,990円 |
※ USB-C充電器(40W)付属 |
3-in-1ワイヤレス充電器では持ち運びしやすい「Anker MagGo Wireless Charging Station (Foldable 3-in-1)」という製品もあります。
充電性能はAnker MagGo Wireless Charging Station (3-in-1 Stand)と同じ。Qi2による最大15Wのワイヤレス充電とApple Watchの磁気高速充電に対応します。
UGREEN Nexode Mini 30W
「UGREEN Nexode Mini 30W」は、最大30WのUSB-Cポートを搭載、iPhoneをフルスピードで充電できるパワフルな充電器です。
- 最大30WのUSB-Cポートを搭載し、iPhoneをフルスピードで充電できる。
- コンパクトで軽量、持ち運び用途にも対応できる。
- 高い充電性能なのに価格が安い。コスパ良し。
20W充電時と比べて劇的に充電速度が高速になるわけではないのですが、充電速度にこだわりたい方やiPadやMacBook Airの充電器としても使用したい方は30W以上の充電器を選ぶといいでしょう。
iPhone 15 Proを充電してみると、20Wを超えるワット数で充電できていました。iPhoneを充電するのに十分なパワーです。
パワフルな充電器ですがサイズは約40.7 x 32.6 x 32.6 mmとコンパクト。普段使いから持ち運びまで活躍してくれるでしょう。重量も約49 gと軽量です。
持ち運びしたい方にとっては電源プラグを折りたためるかどうかもポイントですね。これができるかどうかで持ち運び時のサイズ感が違ってきます。
UGREEN Nexode Miniには30W版のほかに20W版(UGREEN Nexode Mini 20W)もあります。こっちのほうがひとまわりコンパクトで価格も安いので、充電速度にこだわらない方はこっちもチェックしてみてください。
USB-C充電器のパワーは大は小を兼ねます。iPhoneのほかにiPadなどのデバイスも充電したい方は30W版を買っておけば後悔することはないはずです。
充電器の詳しい仕様をみる
充電器のタイプ | 壁挿しタイプ |
---|---|
搭載ポート | USB-C x 1 |
USB-C出力 | 最大30W |
サイズ | 約40.7 x 32.6 x 32.6 mm |
重量 | 約49 g |
折りたたみ式プラグ | 〇 |
価格(税込) | 2,780円 |
エレコム USB Power Delivery 30W AC充電器(Ax1/Cx1)
30Wクラスの充電器でUSB-Aポートが必要なら、こちらのエレコムの2ポート充電器がおすすめです。
- 最大30WのUSB-Cポートを搭載し、iPhoneをフルスピードで充電できる。
- 小型デバイスの充電などでUSB-Aポートが必要な方に。
- コンパクトで軽量、持ち運び用途にも対応できる。
- 高い充電性能なのに価格が安い。コスパ良し。
サイズ感は上でご紹介したエレコムの20W充電器とほぼ変わりません。
価格が数百円ほど上がりますが、充電速度がより速いほうがいいのであればこっちですね。30WあればiPadも急速充電できますし、MacBook Airも充電できます。
UGREEN Nexode 30Wにも負けないコンパクトさ。USB-Aポートを搭載するにもかかわらず、ほぼ同じサイズ感と言っていいでしょう。
iPhoneをフルスピードで充電でき、USB-Aポートを搭載し小型デバイスの充電もカバーできる充電器。守備範囲が広く非常にバランスがいい印象を受けます。
iPhoneユーザーでUSB-Aポートが必要ならぜひチェックしたい充電器です。
充電器の詳しい仕様をみる
充電器のタイプ | 壁挿しタイプ |
---|---|
搭載ポート | USB-C x 1 USB-A x 1 |
USB-C出力 | 最大30W |
合計出力 | 最大15W(2ポート同時使用時) |
サイズ | 約42 x 39 x 30 mm |
重量 | 約58 g |
折りたたみ式プラグ | 〇 |
価格(税込) | 2,280円 |
Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
続いてご紹介するのは、1台で充電器としてもモバイルバッテリーとしても使える2-in-1充電器「Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)」です。
- 1台で充電器&モバイルバッテリーとして使える2-in-1充電器。
- 最大30WのUSB-Cポートを搭載し、iPhoneをフルスピードで充電できる。
- iPhoneを約0.7〜1回充電できる5000mAhバッテリー。
- ビルトインUSB-Cケーブルを搭載、別途ケーブルを持ち運ぶ必要がない。
まず目に入るのが本体に直付けされている「ビルトインUSB-Cケーブル」ですね。
ストラップとしても使える構造となっており、コネクタ部分を引き出すことでケーブルを伸ばせます。
ケーブルの長さは約20cmと短めですが、「ケーブルを持ち運ぶ必要がない」というのは大きなメリットでしょう。せっかく持ち出してもケーブルがないとiPhoneを充電できないですからね。
ビルトインUSB-Cケーブルとは別にUSB-Cポートが搭載されており、こっちを使ってiPhoneを充電することも可能です。充電性能はビルトインUSB-Cケーブルと同じです。
折りたたみ式の電源プラグを展開しコンセントに挿すと、「最大30Wの充電器」として動作します。iPhoneをフルスピードできパワーとしては十分。
Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)はパススルー充電に対応しており、接続デバイスを充電しながら同時に本体のバッテリーを充電してくれます。
コンセントから抜けば、最大20Wのモバイルバッテリーとして活躍してくれます。30W → 20Wとパワーダウンしてしまうものの、iPhoneを充電するには十分でしょう。
バッテリー容量は5000mAhになります。iPhoneを約1回フル充電できないかくらいの容量。少なめではありますがiPhoneのバッテリーを1日もたせるには十分です。
サイズは約83 x 50 x 31 mm、重量は約200 gです。30W充電器 + 5000mAhモバイルバッテリー + USB-Cケーブルの3つ込みであると考えればコンパクトで軽量。手持ちのバッグに入れて持ち運びしても気にならないレベルですね。
充電器があってもケーブルがないとiPhoneを充電できません。Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)なら、これ1台で完結させられるので非常に便利です。
充電器の詳しい仕様をみる
充電器のタイプ | 壁挿しタイプ |
---|---|
バッテリー容量 | 5000 mAh |
搭載ポート | ビルトインUSB-Cケーブル x 1 USB-C x 1 |
USB-C出力 | 最大30W(充電器として使用時) 最大22.5W(モバイルバッテリーとして使用時) |
合計出力 | 最大18W(充電器として使用時) 最大15W(モバイルバッテリーとして使用時) |
サイズ | 約83 x 50 x 31 mm |
重量 | 約200 g |
折りたたみ式プラグ | 〇 |
価格(税込) | 5,990円 |
Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
「Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)」は、上でご紹介したAnker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)の上位モデル。
- 1台で充電器&モバイルバッテリーとして使える2-in-1充電器。
- 最大30WのUSB-Cポートを搭載し、iPhoneをフルスピードで充電できる。
- 充電器として使用時もモバイルバッテリーとして使用時も30Wで出力できる。
- iPhoneを1回以上フル充電できる10000mAhバッテリー。
- ビルトインUSB-Cケーブルを搭載、別途ケーブルを持ち運ぶ必要がない。
Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)と同様に、充電器としてもモバイルバッテリーとしても使える2-in-1充電器で、ビルトインUSB-Cケーブルを搭載することも同じです。
違いとしては「バッテリー容量」と「モバイルバッテリーとして使用時も出力が下がらない」ことの2点。
バッテリー容量はiPhoneを1回以上フル充電できる10000mAhを搭載します。サイズは約108 x 51 x 31 mmとやや大きくなるもの、大容量なのは安心です。
ビルトインUSB-CケーブルとUSB-Cポートの出力は最大30Wとなっており、その出力はモバイルバッテリーとして使用時も変わりません。
大容量バッテリーでよりパワフルに。Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)は、充電器だけでなくモバイルバッテリーとしてもしっかり使いたいという方におすすめです。
充電器の詳しい仕様をみる
充電器のタイプ | 壁挿しタイプ |
---|---|
バッテリー容量 | 10000 mAh |
搭載ポート | ビルトインUSB-Cケーブル x 1 USB-C x 1 |
USB-C出力 | 最大30W |
合計出力 | 最大18W(充電器として使用時) 最大15W(モバイルバッテリーとして使用時) |
サイズ | 約108 x 51 x 31 mm |
重量 | 約250 g |
折りたたみ式プラグ | 〇 |
価格(税込) | 7,990円 |
CIO NovaPort SLIM 45W
「CIO NovaPort SLIM 45W」は、最大45W・2ポートとパワフルな仕様を持ちながら厚さ13 mmと超スリムで持ち運びしやすい充電器です。
- 厚さ13 mmの超スリム。小さなポケットにもすっぽり収まってくれる。
- 最大45Wとパワフル。iPhoneだけでなくiPadやMacBook Airの充電も可能。
- 2台同時に充電時に最適な電力を供給してくれる(NovaIntelligence機能)。
- 傷や指紋汚れが目立ちにくい表面のシボ加工。
サイズは約72.5 x 43.8 x 13 mmとなっています。普段使いのバッグに忍ばせておくには最高のサイズ。スリムなのでどこにでも収まってくれます。
これで最大45W・2ポート搭載でこの薄さですからね。携帯性を重視したい方はチェックすべき充電器でしょう!
単ポート使用時は最大45WとiPhoneの充電だけであればオーバースペック。ですが2ポート搭載するので、iPhoneともう1台を同時に急速充電できるメリットがあります。
この充電器は賢くて、2台同時充電時は接続デバイスに応じて適切な電力を振り分けてくれます(NovaIntelligence機能)。
複数ポートを搭載する充電器の多くは、USBポート毎に最大出力が固定されていますが、CIO NovaPort SLIM 45Wなら上のように接続されたデバイスに応じて効率よく充電してくれます。
この機能はホントに便利ですね。全充電器に対応してほしいくらい。
CIO NovaPort SLIM 45Wがおすすめなのは、iPhoneの充電の他に別のデバイスも充電したい、頻繁に持ち運びしたいという方です。特に携帯用の充電器をお探しの方にとっては最高の選択肢となるはずです。
充電器の詳しい仕様をみる
充電器のタイプ | 壁挿しタイプ |
---|---|
搭載ポート | USB-C x 2 |
USB-C出力 | 最大45W |
サイズ | 約72.5 x 43.8 x 13 mm |
重量 | 約65 g |
折りたたみ式プラグ | 〇 |
価格(税込) | 4,279円 |
CIO NovaPort SLIMには67W版もあります。
ひとまわり大きくなりますが、45W版と同じように超スリム。最大65W・2ポートを搭載し、ノートPCの充電などでさらにパワーが必要な方はこっちです。
UGREEN NexodeX 65W
最後にご紹介する「UGREEN NexodeX 65W」は、最大65WのUSB-Cポートを搭載するパワフルな充電器です。
- 最大65Wとパワフルな充電性能。
- 合計3ポートを搭載し、iPhoneと別のデバイスを同時に急速充電できる。
- 65Wクラス充電器ではトップクラスにコンパクト&軽量。
- コスパ良し。充電性能やポート数、サイズの割に価格が安い。
最大65Wの充電性能を活かせるのは、iPhoneと同時にiPadやMacBook AirなどのノートPCを充電したい場合ですね。
2つのUSB-Cポートを同時に使用したときは45W + 20Wに振り分けられます。MacBook Airの場合は45Wあれば充電可能。iPhoneと同時にノートPCを充電できるのですから心強いパワーです。
パワフルな充電性能を持ちながら、サイズは約55 x 40 x 33 mm、重量は約120 gとコンパクト&軽量であることもポイントですね。
私はたくさんの充電器をレビューしてきましたが、このサイズと重量は65Wクラスの充電器ではトップクラス。パワフルさと携帯性を兼ね備える充電器です。
UGREEN NexodeX 65Wの通常価格は6,680円(税込)ですが、Amazonのタイムセール対象となっていることが多く、そのときには5,000円程度になるのでそのタイミングでの購入がおすすめです。
充電器の詳しい仕様をみる
充電器のタイプ | 壁挿しタイプ |
---|---|
搭載ポート | USB-C x 2 USB-A x 1 |
USB-C出力 | 最大65W |
USB-A出力 | 最大22.5W |
合計出力 | 合計65W |
サイズ | 約55 x 40 x 33 mm |
重量 | 約120 g |
折りたたみ式プラグ | 〇 |
価格(税込) | 6,680円 |
iPhoneにおすすめの充電器まとめ
今回はiPhoneと相性ぴったりな充電器をご紹介させていただきました。
基本的にUSB PDに対応する充電器であれば、どのようなものでもiPhoneを十分な速度で充電できます。しかし、充電器によって充電性能が違いますし、使い勝手も違ってきます。
ぜひ本記事を参考にしていただき、あなたにあった充電器を見つけていただければ幸いです!
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iPhone充電器に関するよくある質問
- iPhoneにはどのような充電器がおすすめ?
-
iPhoneには以下の条件に当てはまる充電器がおすすめです。
- 急速充電規格「USB PD」に対応する充電器
- 20W以上の出力に対応する充電器
- 多くのユーザーから選ばれている信頼性の高いメーカーの充電器
使い方や求めることによっておすすめの充電器が違ってきますが、少なくとも上の3つはクリアしたいポイントです。
- iPhoneの充電器は純正のほうがいい?
-
Apple純正の充電器にこだわる必要はありません。Apple以外のサードパーティ製充電器で問題なくiPhoneを充電できます。
価格や充電性能、コンパクトさ、バリエーションの豊富さを考えると、純正よりもサードパーティ製充電器のほうが有利でしょう。
本記事でおすすめしているのはすべてサードパーティ製充電器になります。
- iPhone充電器には 「MFi認証」を取得したものを使ったほうがいい?
-
MFi(Made for iPhone)を取得した充電器というものはなく、一般的に販売されているサードパーティ製の充電器をiPhoneの充電に使用できます。
ただし、以下の2つは、純正もしくはMFi認証を取得したものを選んでください。
- MagSafe充電器
- Lightningケーブル
MagSafeやLightningはApple独自のものですので、MFi認証を取得した製品が安心です。
- 有線での充電とワイヤレス充電はどっちがおすすめ?
-
どちらもおすすめですが、どちらかというと有線での充電がおすすめです。その理由は以下になります。
- 充電速度が速い。
- 安く揃えられる。
- 持ち運びにも対応できる。
製品によりますが、ワイヤレス充電器の場合は別途USB-C充電器を用意しなければなりません。充電器を2台用意することになるため、イニシャルコストがかかります。
また、持ち運びすることを考えても、ワイヤレス充電器のほうが荷物になります。出先での充電は荷物が少なくて済み短時間で急速充電できる有線のほうがいいでしょう。
ワイヤレス充電は、自宅や職場など決まった場所での充電に便利でしょう。守備範囲としては有線による充電のほうが広いですが、ケーブルの抜き差しが必要ないというワイヤレス充電のメリットは大きいです。
- iPhoneの充電に使用するUSB-Cケーブルはどんなものを選べばいい?
-
本来は両端がUSB-CのケーブルならUSB PDに対応するはずですが、なかには充電に適さない特殊なものもあります。
充電器と同じように、多くのユーザーから選ばれているUSB-Cケーブルを購入すれば間違いないでしょう。
私は以下のUSB-Cケーブルを気に入って使っています。
- 100均の充電器やUSB-Cケーブルを使っても大丈夫?
-
100均で売られている充電器やケーブルでもiPhoneを充電できますが、充電性能や安全機能の搭載、発熱対策など考えると、安すぎるものは避けたほうが無難です。
もちろん100均の充電器やケーブルが危険だというわけではありません。
しかし、価格の安さは部品や放熱素材、安全機能など見えない部分に反映されてきます。できれば本記事でご紹介しているようなものを選ぶようにしましょう。
- 車でiPhoneを充電するにはどうすればいい?
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車載のシガーソケットを利用して充電器として使える「USBカーチャージャー」という製品があります。
このようなものですね。USBカーチャージャーではUSB PDに対応するものが多くあり、対応製品を買えば車内でもiPhoneを急速充電できます。車移動が多い方は1台持っておくと便利でしょう。