iPhoneの充電器は純正のほうがいいの?メリット・デメリットを解説

iPhone 12シリーズ以降、それまで付属されていた充電器が付属されなくなりました。現行のiPhone 16シリーズにも充電器は付属されておらず、充電器を自身で用意する必要があります。

Apple純正の充電器を購入する、という選択肢もありますが、純正にこだわる必要は一切ありません

目次

充電器は純正のほうがいい?

Appleによって品質が担保されている、という意味ではApple純正の充電器を選べば間違いありません。

しかし、価格の安さや利便性、コンパクトさなどに関しては、Apple純正以外のサードパーティ製充電器のほうが優れています。実際に純正の充電器をわざわざ用意する方は少数派でしょう。

純正以外の充電器でも問題なくiPhoneを充電できる

純正以外の充電器でiPhoneを充電

上はUSB-C充電器「UGREEN Nexode Mini 20W」でiPhoneを充電しています。正常にiPhoneを充電できていますし、私自身もこの充電器を日常的に使用しています。

UGREEN Nexode Mini 20WとApple 20W USB-C充電器のサイズ比較
Apple 20W USB-C電源アダプタとUGREEN Nexode Mini 20W

充電性能は純正の「Apple 20W USB-C電源アダプタ」と同じ。ですがこのとおりサイズが全然違いますよね。当然、持ち運びにも対応できるUGREENの充電器のが便利です。

Apple公式サイトには、純正以外の充電器でiPhoneを充電できるとの記載があります。

適用される国の規制および国や地域の安全基準に準拠した他社製の電源アダプタを使用することもできます。

引用:iPhone用電源アダプタ

純正以外の充電器を使用することに何ら問題はありません。

利便性が高いのは純正以外の充電器

iPhoneを充電できる充電器は純正以外にもたくさん販売されています。

さまざまなタイプの充電器から選べる!
  • コンパクト&軽量で持ち運びしやすい充電器
  • 複数デバイスを同時に急速充電できる充電器
  • モバイルバッテリーや電源タップと一体となった2-in-1充電器
  • シガーソケットで充電できるカーチャージャー

純正の充電器はバリエーションが少なく、またサイズも大きなため利便性という面では純正以外の充電器のほうが優れています。

純正以外の充電器なら、搭載ポート数やかたち、サイズ、充電性能などさまざまなバリエーションがあります。利便性が高いのは間違いなくこっちです。

私自身、純正の充電器でiPhoneを充電することはほとんどありません。その理由は単純にサードパーティ製充電器のほうが便利だからです。

純正以外の充電器にデメリットはある?

iPhoneを何ら問題なく充電でき、利便性も高い純正以外の充電器ですが、デメリットもあります。

純正以外の充電器のデメリットは?
  • メーカーや製品によって品質に差がある。
  • 選択肢が多すぎて選びにくいと感じる場合がある。

純正なら一定の品質が保たれていますが、純正以外だとメーカーや製品によって品質にバラツキがあるというデメリットがあります。

もちろん信頼できるメーカー、ブランドも多くありますが、なかには安かろう悪かろうという言葉が当てはまる充電器もあります。

また、選択肢が多すぎてどれを選んでいいか分からないというパターンもあるでしょう。そういう方にとっては、純正充電器がラクな選択に見えるかもしれません。

ただこれらのデメリットは、多くのユーザーから選ばれている有名メーカー・有名ブランドの充電器を選ぶことで解消できます。

有名どころとしては、

  • Anker(アンカー)
  • UGREEN(ユーグリーン)
  • Belkin(ベルキン)
  • エレコム
  • CIO
  • オウルテック

このあたりですね。私の最近のお気に入りはコスパの高いUGREEN製の充電器です。価格が安く品質もいい感じ。安全性能に関する機能も搭載されており安心です。

それでも純正を選ぶ理由となるのは?

それでもApple純正充電器を選ぶ理由はあるのでしょうか。純正充電器のメリットとデメリットをご紹介します。

純正の充電器のメリットとデメリット

純正の充電器のメリットとデメリットを整理してみます。

純正のメリット
  • 間違いのない信頼性の高さ。
  • 発熱しにくい。
  • USB規格を遵守した仕様。
  • Appleによる1年保証
純正のデメリット
  • 価格が高い。
  • 純正ではない充電器と比べサイズ・重量が大きめ。

やはりいちばん大きいメリットは「間違いない」ということでしょう。多少高くても間違いのないものを選びたい、という方は純正をチェックしてみましょう。

純正はそうでない充電器と比べてサイズが大きいものの、表面積が広いぶん発熱しにくい(放熱性に優れる)こともメリットと言えます。

iPhoneの場合は1時間もあればバッテリーを80%以上充電できるので、多少熱くなってもすぐに温度は低下していきます。私はあまり気にしていませんが、気になる方は純正を選ぶといいでしょう。

信頼性を重視したい方なら、iPhoneの純正充電器という選択肢もありです。お買い求めの方は「iPhoneの純正充電器はどこで買える?」をご覧ください。

MagSafe充電器は純正かMFi認証製品を選ぼう

iPhone 12以降は、MagSafeによるワイヤレス充電が可能です。

iPhoneをMagSafe充電している様子

MagSafe充電はiPhone独自の機能です。MagSafe充電したい場合は、純正の「MagSafe充電器」かMFi(Made For MagSafe)認証済みの製品を選びましょう。

Made for MagSafeのロゴ
純正以外では「Made for MagSafe」のあるものを選ぼう

iPhone 16シリーズは25WのMagSafeワイヤレス充電に対応しています。それに対応する充電器は、いまのところ純正の新型MagSafe充電器のみです。

なお、最近ではMagsafe充電と互換性のあるワイヤレス充電規格「Qi2(チーツー)」に対応する充電器も出てき始めています。

Lightningケーブルは純正かMFi認証製品を選ぼう

Lightning採用のiPhone 14シリーズ以前を充電する際は、純正かあるいはMFi認証済みのLightningケーブルを選びましょう。

LightningケーブルとiPhone
Lightningケーブルは純正もしくはMFi認証済み製品を選ぶ

iPhone 15シリーズではiPhoneとしてははじめてUSB-Cが採用されています。充電にUSB-C to Cケーブルを使用するiPhone 15シリーズの場合は純正にこだわる必要はありません。

まとめ:充電器は純正にこだわる必要はない

冒頭にも書いたように、iPhoneを充電する充電器は純正にこだわる必要はありません。

決して純正が悪いわけではありませんが、価格や利便性を考えると、これから購入する方がわざわざ純正を選ぶ理由は弱いと考えています。

以下の記事でiPhoneにおすすめの充電器をご紹介していますので、お探しの方はぜひ参考にしてみてください!

よくある質問

iPhoneの充電器は純正ほうがいい?

純正にこだわる必要はありません。純正以外のサードパーティ製充電器でも問題なくiPhoneを充電できます。

iPhoneは急速充電規格「USB Power Delivery(USB PD)」に対応しており、同規格に準拠したものであればどのような充電器でもiPhoneを充電できます。

コストパフォーマンスや利便性の高さを考えると、純正充電器ではなくサードパーティ製充電器のほうがおすすめです。

充電ケーブルは純正のほうがいい?

USB-Cが採用されたiPhone 15シリーズを充電する場合は、一般的に販売されているUSB-CケーブルならどのようなものでもOKです。

ただし、iPhone 14シリーズ以前を充電する場合は、Apple純正あるいはMFi(Made for iPhone)認証を取得したUSB-C to Lightningケーブルを選んでください。

純正以外の充電器やケーブルが原因で故障することはある?

可能性はゼロではありませんが、純正以外の充電器やケーブルが原因でiPhoneが故障してしまうことは考えにくいでしょう。

ただ、製品によって品質にバラツキがあるのは確かです。多くのユーザーから選ばれている有名メーカー・ブランドの製品を選ぶことで粗悪品を避けることができます。

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この記事の著者

Apple製品まわりのガジェットを中心にレビューしているガジェット専門家。元家電量販店員で元スマホ販売員。レビュー記事では「で、実際のところはどうなの?」と言うことを大事にしています。
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