iPhoneの認定整備済製品とは?再生品との違いやメリット・デメリットを徹底解説

iPhoneの整備品とは?購入方法と注意点、デメリットを徹底解説

iPhoneの認定整備済製品とは、返品などで返ってきたiPhoneをAppleが新品水準にまで整備し、新品よりも割安な価格で販売されているものです。

完全な新品ではありませんが、新品同然のiPhoneを割安価格で購入できることから非常に人気があります。私自身、iPhoneの認定整備済製品を購入してみましたが、外装には傷ひとつなくバッテリーも新品で大満足しています。

本記事では、Apple認定整備済製品には何が含まれるのか、他社の再生品・整備品とは何が違うのか、メリットやデメリットは何かについて徹底解説します。

Apple認定整備済製品は、「Appleの保証付きのiPhoneを安く買いたい」という方にぴったりな選択肢。実際に購入してみた流れについてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!

目次

iPhoneの認定整備済製品とは?

iPhoneの認定整備済製品とは、返品などで返ってきたiPhoneをAppleが新品水準にまで整備し、新品よりも割安な価格で販売されているもの

Apple認定整備済製品ページ
出典:apple.com

認定整備済製品を購入できるのは、Apple公式サイト内の「認定整備済製品ページ」からのみとなります。

【特徴】新品水準の品質と保証

iPhone認定整備済製品の特徴
  • Apple自身が整備。品質は新品水準。
  • 新しいバッテリーと外装を使用。
  • 完全なアクセサリが付属。
  • 1年間の保証と90日間の無償テクニカルサポート付き。
  • 延長保証のAppleCare+への加入が可能。
  • 新品の最大15%引きの特別価格。

iPhoneの認定整備済製品は、その品質だけでなく保証も新品と同じです。1年間の保証(ハードウェア製品限定保証)が付き、有料の延長保証「AppleCare+」への加入も可能です。

なお、認定整備済製品ではiPhoneのほかにiPadやMacBook、Apple Watch、AirPodsなどもの取扱いもあります。

iPhoneの認定整備済製品とは?再生品との違いやメリット・デメリットを徹底解説
出典:apple.com

\ 新品水準の品質と保証が魅力! /

iPhoneの再生品や整備品、中古品と何が違う?

Appleが販売する認定整備済製品と、Apple以外が販売する再生品/整備品/中古品とに違いはどこにあるのでしょうか。

それぞれの特徴を簡潔にまとめました。

① Appleの認定整備済製品

Apple自身が整備し販売する製品。新しいバッテリーと外装が使われ品質は「新品レベル」であることが特徴。保証面での扱いも新品と同じで、購入より1年間のハードウェア製品限定保証が付き、有料保証「AppleCare+」への加入も可能。

新品価格よりも最大15%程度安く購入できるが、中古品と比較すると価格は高め。また在庫状況によって目当ての機種が買えないこともある。

購入できる場所:Apple認定整備済製品ページ

② Apple以外の再生品/整備品

Apple以外の業者が中古品を整備し販売しているもの。純正以外の部品を使って整備されていることもあり、中品と同じくAppleによる保証はない。保証内容・保証期間はショップによって異なるため確認が必要。

またバッテリーの劣化が進んでいたり、外装に傷がある場合がある。どちらかというと中古品に近い。

購入できる場所:Amazon Renewedなど

③ 中古品

中古品は中古ショップやフリマ、オークションなどで購入できる。トラブルなどのリスクが低く、動作不良に対し交換・返品などで対応してくれる中古ショップでの購入が一般的。

品質は中古品によってさまざまだが、出回っている中古iPhoneは多く求める品質レベルや予算に応じてぴったりなものを選べる。ただしAppleによる保証はないので保証付きの中古ショップでの購入がおすすめ。

購入できる場所:イオシスにこスマゲオオンラインストアなど

Appleの認定整備済製品は、中古ショップや修理店、Amazonなどが「再生品・整備品」とうたい販売しているものとは別ものです。

それらにはAppleの保証はなく、ショップ独自の保証となります。また、Appleあるいは正規サービスプロバイダ以外による整備となるため、場合によってはAppleに修理を出すことができないこともあります。

同じ整備品とうっているのでややこしいですが、認定整備済製品とApple以外の再生品・整備品を混同しないように注意してください。

iPhoneの認定整備済製品のメリット5つ

認定整備済製品が選ばれているのには理由があります。続いてはApple認定整備済製品のメリットについてご紹介します。

1. 最大15%引きの特別価格で購入できる

認定整備済製品の最大のメリットは、新品の最大15%引きの特別価格で購入できることでしょう。まず「安い」というメリットがあります。

「それで、どれくらい安く買えるの?」というところ。記事執筆時点で販売されている「iPhone 14 Plus(512GB)」で価格を比較してみました。

iPhoneの整備品はどれくらい安い?(iPhone 14 512GB)

購入方法価格(税込)整備品との差額
Apple認定整備済製品133,800円
Apple157,800円▲ 24,000円
約15%引き
ドコモ220,330円▲ 86,530円
約39%安い
楽天モバイル180,900円▲ 47,100円
約26%安い
※ 2024年10月27日時点の価格

認定整備済製品は完全な新品ではないため、単純な価格比較はアンフェアです。それでもこれほどの価格差は非常に大きいのではないでしょうか。

2. 新しいバッテリーと外装、完全な付属アクセサリ

iPhone整備品には以下が含まれています。

iPhoneの整備済製品に含まれるもの
  • 新しいバッテリーと外装
  • すべてのアクセサリとマニュアル
  • 専用のホワイトボックス(外箱)

私が購入したiPhoneの認定整備済製品は、付属アクセサリ含め新品と見分けがつかないものでした。

iPhone整備品のパッケージ内容
iPhone整備品のパッケージ内容(iPhone 13)

なかでも大きいメリットと言えるのは「新しいバッテリー」でしょう。

中古iPhoneだとバッテリーの劣化は気になるところですが、認定整備済製品ならバッテリー劣化の心配は不要です。

またiPhoneの認定整備済製品には、新しいバッテリーだけでなく外装も新しいものが使われています。私のもとに届いたiPhone 13の認定整備済製品は新品と見分けが使いないほどキレイな状態でした。

iPhoen整備品の外装
新品同様の外装

傷がないかライトを当てて入念にチェックしましたが傷ひとつ見つけられず。新品と見分けるのは不可能でしょう。

3. 新品のiPhoneと同じ保証が付く

iPhoneの認定整備済製品は、品質だけでなく保証も新品と同じです。

新品のiPhoneを購入したときに付いてくる1年間のハードウェア製品限定保証(いわゆるメーカー保証)が付いてきますし、有料の延長保証であるAppleCare+への加入もできます。

いざ購入して初期不良が発生したとしても安心。認定整備済製品なら保証の対象となり、Appleがきちんと対応してくれます。「メーカーであるAppleの保証が付く」という点は大きな安心要素です。

4. 14日以内なら購入者の負担なしで返品できる

Apple ストア・Apple公式サイトで購入した製品は、製品受け取り(到着)から14日以内なら購入者の負担なしで返品できます。これは認定整備済製品にも適用されます。

返品理由は自己都合であってもOK。例えば認定整備済製品を購入し使ってみて、「やっぱり違うカラーにしよう」という理由でも返品可能。届いた整備品の状態に満足できなければ返品してしまえばいいのですから、購入の立場としては非常に安心です。

ただし、14日以内の返品は「損傷がないこと」が前提となっていることには注意です。もしかすると返品するかも、という場合は落下などで損傷させないよう気をつけてください。

5. iPhoneの認定整備済製品はSIMフリー版のみ

Appleストア・Apple公式サイトで販売されているiPhone整備品は、すべてSIMフリー版です。SIMロックはかかっておらず基本的にSIMカードを挿し替えるだけで使える状態になります。

SIMフリーのiPhone整備品とSIMカード
iPhone整備品はすべてSIMフリー

iPhone 13以降であれば購入元にかかわらずSIMロックはかかっていません。しかしiPhone 12以前はSIMロックがかかった状態で販売されていたので、中古で購入する場合は確認が必要です。

iPhone整備品はiPhone 12以前の機種を含めすべてSIMフリー版。SIMロックの状態を気にする必要はありません。

iPhoneの認定整備済製品のデメリット3つ

iPhoneの認定整備済製品にはたくさんのメリットがありますが、知っておきたいデメリットもあります。

1. 販売されているのは旧機種が中心

iPhoneの認定整備済製品に並ぶのは旧機種が中心となります。タイミングによっては現行機種が並ぶこともありますが、基本的にそうでないことがほとんど。

記事執筆時点での在庫を確認してみると、iPhone 14シリーズとiPhone 13シリーズの一部機種のみでした。

iPhoneの整備済製品は、最新機種を買いたいという方には向いておらず、どちらかというと「旧機種もいいから高品質で保証付きのものを買いたい」という方に向いています。

2. 目当ての機種やカラーがあるとは限らない

iPhoneの認定整備済製品の在庫状況はムラがあり、選べる機種やカラー、ストレージ容量が限られていることがほとんどです。

必ずしも目当ての機種やカラーを変えるとは限らないことが、認定整備済製品のデメリットです。

在庫がない状態がしばらく続いたかと思えば、あるタイミングで大量に追加されることもありなかなか読めません。iPhoneのシリーズやストレージ容量、カラーの組み合わせは無数にあるため、希望する機種に出会えるかどうかは在庫状況、タイミング次第です。

3. 認定整備済製品専用の化粧箱で届く

iPhoneの認定整備済製品を購入すると、専用の化粧箱に入った状態で届きます。

iPhone整備品の専用の化粧箱
iPhone整備品の化粧箱

化粧箱には「機種名」と「Apple Certified Pre-Owned」が書かれています。外見は違いますが、新品と同じように厳重に梱包されています。

専用の化粧箱に入って届くことには問題ないのですが、デメリットとなるのは売却するとき。新品の化粧箱でないと査定額が下がってしまう可能性があります。

といっても大きな減額とはならないでしょうが、将来的に売却する場合は査定額に影響する可能性があることには注意です。

認定整備済製品と一緒にチェックしたい中古iPhone

iPhoneの認定整備済製品と一緒にぜひチェックしたいのは「中古iPhone」です。

中古iPhoneのメリット
  • iPhoneの認定整備済製品よりも価格が安い。
  • 中古だけでなく「新品/未使用品」も扱われている。
  • 最新機種から旧機種まで幅広く取り扱いがある。
  • 在庫が潤沢でさまざまな機種や状態、価格のiPhoneを選べる。

iPhoneの整備済製品と比較して特に優位な点は、「価格が安い」ことと「選択肢が多い」こと。中古iPhoneなら、求める機種や予算に応じて自分にぴったりなものを見つけられます。

中古iPhoneの価格は?認定整備済製品との比較

認定整備済製品より中古のほうが安いのは当然ではありますが、どれほどの価格差があるのかを調べてみました。

豊富な在庫数と手厚い保証で人気のある中古ショップ「イオシス」の価格を参照に比較してみました。

11月18日更新:中古iPhone VS 整備品
iPhoneモデルイオシスの価格iPhone整備品の価格Apple(新品)の価格
iPhone 16/Plus114,800円〜124,800円〜
iPhone 16 Pro Max204,800円〜159,800円〜
iPhone 15/Plus84,800円〜112,800円〜
iPhone 15 Pro/Max109,800円〜159,800円〜
(販売終了)
iPhone 14/Plus67,800円〜95,800円〜
iPhone 14 Pro/Max92,800円〜149,800円〜
(販売終了)
iPhone SE(第3世代)29,800円〜62,800円〜
iPhone 13/mini42,800円〜95,800円〜
(販売終了)
iPhone 13 Pro/Max70,800円〜121,800円〜
iPhone 13 Pro Max
iPhone 12/mini28,800円〜92,800円〜
(販売終了)
iPhone 12 Pro/Max54,800円〜
iPhone SE(第2世代)19,800円〜
※ 記事執筆時点の税込価格。在庫状況は日々変化します。イオシスの最安値の価格を参照。

このように大きな価格差があることが分かります。中古iPhoneは「安く買えるのであれば多少の使用感があっても許容できる」という方にとっては有力な選択肢になるでしょう。

また中古iPhoneなら認定整備済製品にはない最新機種を選べますし、Appleでは新品で買えない旧機種もを選べます。選べるものが多いことは中古iPhoneの大きなメリットです。

保証付きの大手中古ショップでの購入がおすすめ

中古iPhoneと認定整備済製品を比較したときに大きく違うのは「保証」です。

iPhone認定整備済製品はAppleの保証付きですが、基本的に中古iPhoneではAppleの保証を受けられません(購入されてから1年以上経つもの・AppleCare+未加入のもの)。

そこでおすすめなのが販売店独自の保証を付けてくれている大手中古ショップでの購入です。中古iPhoneをどこで買うかは超重要。Appleの保証がないのは同じですが、多くの中古ショップでは1〜3か月程度の保証が用意されています。

中古iPhoneを購入できるイオシス
出典:iosys.co.jp

例えば中古ショップ「イオシス」で購入した中古iPhoneには3か月の保証が付きます。初期不良にはしっかり対応してくれますし、ネットワーク制限が「▲」の製品に対しての赤ロム保証もあります。

イオシスにおける中古ランクと保証期間
状態概要保証期間
新品未開封品。メーカー保証での対応
未使用品使用されていない開封済み商品。動作確認のため通電済み。6か月間保証
中古Aランク使用感の少ない中古品。美品。3か月間保証
中古Bランク経年劣化に該当する使用感が見られる中古品。3か月間保証
中古Cランク経年劣化に該当しない傷、ひび割れ、劣化、欠品が見られる中古品。3か月間保証

同じく中古ショップでは大手の「ゲオオンラインストア」でも保証制度があります。保証期間はイオシスよりも短く設定されているものの、初期不良は十分カバーできるほどの期間です。

ゲオオンラインストアにおける中古ランクと保証期間
状態概要保証期間
新品通電、動作されていない未開封品。メーカー保証での対応
状態S
(未使用)
本体、付属品ともに使用跡、キズ等がなく、通常使用されていない。破損、欠品なし。動作確認ため通電済み。30日間
状態A
(非常に良い)
液晶に傷がなく 使用されているが、良好な状態。動作や機能に全く問題がない。微細な傷・汚れがあるもの。30日間
状態B
(良い)
液晶に薄い傷があり、使用回数が多い、外装の角などに傷・汚れ・塗装ハゲがあるが使用するには問題のない状態。小さなヒビ割れを含む。30日間
状態C
(可)
液晶に傷があり、全体的に傷・汚れ・塗装ハゲはひどいが使用、動作に問題がないもの。本体に割れがあるものを含む。30日間

ゲオオンラインストアは実店舗が全国にあり買い取り数が多いおかげか潤沢な在庫数が魅力。イオシスに次いでおすすめの中古ショップです。

中古iPhoneを購入する方法としてフリマやオークションといった個人間取引を利用する方法もあります。しかし、一切の保証がない上に万が一出品者とのあいだでトラブルになっても基本的には当事者間で解決しなければいけません。

個人間取引でよくあるのは状態に関する認識の相違ですね。正常に動作するiPhoneとして出品されていたのにもかかわらず実際はそうでなかったり、写真とは大きく違ったりして起こるトラブル。出品者に「送った時点では何の問題もなかった」と言われてしまえば話がこじれてしまいます。

その点、大手中古ショップで買えば状態別にランク付けしてくれているおかげで選びやすく、初期不良にもしっかり対応してくれます。保証面ではiPhone整備品には劣りますが、大手中古ショップを選ぶことで中古iPhoneを安心して購入できます。

3か月の保証付きで安心

iPhoneの認定整備済製品を買ってみた

iPhoneの認定整備済製品の購入を検討している方のなかには、「具体的な購入方法を知りたい」「実際に購入した人の感想を知りたい」という方もおられるかと思います。

ここでは筆者の実体験をもとに、時系列でiPhoneの認定整備済製品の購入方法をご紹介します。

1. Apple公式サイトでiPhone整備品を購入

STEP

Apple公式サイト内の「認定整備済製品ページ」から購入製品をバッグに入れる

iPhone整備品をバッグに追加(Apple公式サイト)

私が購入したのはiPhone 13 512GBモデル。カラーはミッドナイトです。

STEP

バッグに移動し「注文手続きへ」と進む

注文手続きへ進む(Apple公式サイト)
STEP

Apple IDでログインする、またはゲスト購入として続ける

Apple IDでログイン(Apple公式サイト)

お持ちのApple IDでログインします。ログインせずに「ゲストとして続ける」こともできます。

STEP

iPhone整備品の受け取り方法を選ぶ

iPhone整備品の受け取り方法を設定1

受け取り方法は「配送」と「自身で受け取り」から選択できます。近くのAppleストアやコンビニなどで受け取れますが、たいていは直接送ってもらった方が早いので今回は配送を選択します。

iPhone整備品の受け取り方法を設定2

画面下部にある「配送先住所に進む」にクリックします。

STEP

配送先の住所を設定する

配送先を設定1

Apple IDに紐付くすでに登録済みの住所を選択するか、新しい住所を入力します。

配送先を設定2

さらに連絡先のメールアドレスと電話番号を入力し「支払いに進む」に進みます。このとき設定した電話番号当てに発送のお知らせなどのSMSが届きます。

STEP

支払い方法を選択する

支払い方法の設定(Apple公式サイト)1

次に支払い方法を選択します。

  • クレジットカード
  • オリコショッピングローン(最大24か月、分割金利0%)
  • コンビニ払い(支払後に発送)
  • 代金引換(1回の注文につき税込550円の手数料)

上の4つの支払い方法から選択できます。クレジットカード払いの場合は、Appleギフトカードを併用できます(最大8枚まで)。また、認定整備済製品の購入では「ペイディあと払いプランApple専用」は利用できません。

支払い方法の設定(Apple公式サイト)2

今回はクレジットカードを選択しました。「注文の確認」に進みます。

STEP

注文内容を確認し購入完了

注文内容の確認(Apple公式サイト)1

注文内容に間違いないかを確認します。

注文内容の確認(Apple公式サイト)2

「注文する」をクリックして注文完了です。

注文完了(Apple公式サイト)

入力したメールアドレス宛てに注文内容・注文番号が送信されます。

2. 【翌日】発送のお知らせ

3月29日の17時30分頃に注文完了し、翌30日の17時35分に「お客様の商品は配送中です。」との件名でメールがありました。

iPhone整備品の発送のお知らせメール

メール内のリンクから荷物のトラッキング情報を確認できます。

3. iPhone整備品が到着

私のケースだと、iPhone整備品を3月29日に注文し受け取ったのは31日のお昼頃でした。

iPhone整備品のトラッキング情報

参考に追跡情報を載せておきます。私の場合は夕方頃に注文したこともあってか翌々日の到着となりました。タイミングによっては注文日の翌日に届けてくれるはず。

購入したiPhone整備品が到着
iPhone整備品を注文した翌々日に受け取り

4. 状態・付属品をチェック

購入したiPhoneの認定整備済製品を開封し、その状態や付属品をチェックしてみます。

iPhone整備品の中身

先でもご紹介しましたが、化粧箱のデザイン以外は新品と同じです。

iPhone整備品付属のLightningケーブル
新品のLightningケーブル

付属されていたLightningケーブルは新品ですね。

なおiPhone 13にはもともとUSB充電器は付属されておらず、整備品にも付属されていません。購入される方でお持ちでない方は別途用意する必要がありますのでご注意ください。

ひととおり外装をチェックしてみましたが、かすり傷もない状態でした。

iPhone整備品の外装(背面)
iPhone整備品の外装(側面)
iPhone整備品の外装(側面)2

iPhone整備品は完全な新品ではありませんが、見た限り外装は新品と同じです。

iPhone整備品のディスプレイ
ディスプレイにも傷ひとつなし

ディスプレイも同様にキレイな状態でした。傷ひとつ見つけられません。

iPhone整備品のバッテリーの状態
バッテリーの最大容量は「100%」

iPhoneの認定整備済製品には「新しいバッテリー」が含まれます。念のため設定からバッテリーの最大容量をチェックしましたが100%と新品の状態でした。

iPhoneの認定整備済製品を購入して気づいたこと

実際にApple認定整備済製品を購入してみて、気づいたことをまとめます。

「新品レベルの品質」は本当

認定整備済製品のiPhone 13を購入してまず気がついたのは、「新品レベルの品質は本当」であること。

上でもご紹介したように外装には傷ひとつなく、新品と並べても見分けがつかいないレベルです。付属のLightning – Cケーブルもどう見ても新品。新品との違いはパッケージくらいです。

バッテリーの最大容量も100%の状態でした。中古iPhoneの場合は90%〜80%ほどに劣化しているものが多いですが、iPhoneの認定整備済製品の場合はバッテリー劣化を気にする必要はありません。

「小さな傷がついていた」という声をSNSで見かけたことがありますが、それらはすべてMac製品でした。

iPhoneやiPadでは「新しい外装とバッテリー」と表記されていますが、Macではその記載がありません。認定整備済製品でMac製品を購入する場合は、傷がある可能性を考えておいたほうがいいでしょう。

いずれにせよ、認定整備済製品は新品と同じように受け取りから14日以内であれば無料で返品できます。状態に満足できなければ返品すればOK。届いた実物を確認してから返品という選択をできるのは安心感があります。

目立ての機種を購入できるかはタイミング次第

私がiPhone 13を購入したタイミングでは、iPhone 12シリーズも選べるほどの在庫がありました。

しかし、しばらくしてチェックしてみるとiPhone 13、iPhone 12の在庫はほとんどなく、残っているのは上位機種のiPhone 13 ProやiPhone 12 Proのみとなっていました。

私の場合はタイミングよく目当ての機種を購入できましたが、すべてはタイミング次第。出会えることのほうが少ないかもしれません。

価格重視なら認定整備済製品ではなく中古がおすすめ

認定整備済製品には、新品の最大15%割引きで購入できる価格的なメリットがあります。

しかし中古価格と比べると割高感があります。品質が異なるのでそれは仕方のないことですが、私は後悔はしていないものの「中古でもよかったかな」という思いも少しあります。

Apple認定整備済製品のiPhone 13についた傷
購入後すぐに傷をつけてしまった……

実は認定整備済製品のiPhone 13を購入後、3日経たないうちに落下させ傷をつけてしまいました。

傷のリスクを理解した上でケースなしで使っていたのですが、「多少の傷をつけてしまうのなら中古でよかったんじゃ……」という思いもなきにしもあらず。

新品レベルの品質が魅力の認定整備済製品ですが、封を開けてしまえばその瞬間から中古になってしまいます。

認定整備済製品を購入して気がついたのは、価格重視なら中古がいいということ。新品レベルの品質を求めないのなら中古がおすすめです。

iPhoneの認定整備済製品まとめ

本記事ではiPhoneの認定整備済製品の特徴やメリット・デメリット、そして実際の購入方法についてご紹介させていただきました。

最後にまとめとしてメリットとデメリットをまとめておきます。

iPhone整備品のメリット
  1. 最大15%引きの特別価格で購入できる
  2. 新しいバッテリーと外装、完全な付属アクセサリ
  3. 新品のiPhoneと同じ保証が付く
  4. 14日以内なら購入者の負担なしで返品できる
  5. iPhoneの認定整備済製品はSIMフリー版のみ
iPhone整備品のデメリット
  1. 販売されているのは旧機種が中心
  2. 目当ての機種やカラーがあるとは限らない
  3. 認定整備済製品専用の化粧箱で届く

14日以内なら気が変わっても返品できるのは安心ですね!新品レベルの品質ながら安く買えるのも魅力的です。

iPhoneの認定整備済製品を実際に購入してみて、私としては非常に満足しています。届いた製品の状態によっては返品も考えていましたが、新品と変わらないこの品質なら買う価値ありです。ありがたく使わせていただきたいと思っています。

\ 新品水準の品質と保証が魅力! /

「もっと安くiPhoneを買いたい」という方は中古iPhoneもチェックしてみてください。新品レベルの品質にこだわらなければ中古iPhoneがおすすめです。

3か月の保証付きで安心

iPhoneの認定整備済製品に関するよくある質問

iPhoneの認定整備済製品とは?

iPhoneの認定整備済製品とは、返品などで返ってきたiPhoneをAppleが新品水準にまで整備し、新品よりも割安な価格で販売されているものです。

以下のような特徴があります。

  • Apple自身が整備。品質は新品水準。
  • 新しいバッテリーと外装を使用。
  • 完全なアクセサリが付属。
  • 1年間の保証と90日間の無償テクニカルサポート付き。
  • 延長保証のAppleCare+への加入が可能。
  • 新品の最大15%引きの特別価格。
Apple以外の整備品や再生品とは?

Appleの認定整備済製品とApple以外が販売する整備品や再生品、リファービッシュ品といわれるものは別ものです。

後者の注意点としては以下のとおりです。

  • 基本的にバッテリーの劣化がある
  • 純正ではない部品を使用し整備されている可能性がある
  • Appleによる保証はなくAppleCare+へも加入できない
  • 改造品とみなされAppleに修理を出せない可能性がある

Appleあるいは正規サービスプロバイダ以外で修理・整備されたものは、Appleに改造品とみなされAppleに修理を出せない可能性があります。

またこれらはバッテリーが劣化していたり、外装にダメージがある場合もあります。どちらかというと中古品に近い存在です。

iPhoneの認定整備済製品のデメリットは?

iPhoneの認定整備済製品には、在庫が不安定だったり目当ての機種を購入できない可能性があるといったデメリットがあります。

  • 販売されているのは旧機種が中心
  • 目当ての機種やカラーがあるとは限らない
  • 認定整備済製品専用の化粧箱で届く
iPhoneの認定整備済製品のメリットは?

iPhoneの認定整備済製品には、新品水準の品質をもつiPhoneを割安な特別価格で買えるなどのメリットがあります。

  • 最大15%引きの特別価格で購入できる
  • 新しいバッテリーと外装、完全な付属アクセサリ
  • 新品のiPhoneと同じ保証が付く
  • 14日以内なら購入者の負担なしで返品できる
  • iPhoneの認定整備済製品はSIMフリー版のみ
iPhoneの認定整備済製品はどこで買える?

Apple公式サイト内にある「認定整備済製品」ページから購入できます。購入できるのはオンラインのみで実店舗のアップルストアでは購入できません。

支払い方法にはどのようなものある?

iPhoneの認定整備済製品購入時に選択できる支払い方法は以下のとおりです。

  • クレジットカード
  • コンビニ払い
  • 代金引換(税込550円の手数料)
  • Appleショッピングローン(オリコ)による分割払い(申し込み・審査が必要)
  • Apple Gift Card(最大8枚まで)

なお、認定整備済製品の購入ではペイディあと払いプランApple専用を利用することはできません。分割購入したい場合はAppleショッピングローンを選択しましょう。

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この記事の著者

Apple製品まわりのガジェットを中心にレビューしているガジェット専門家。元家電量販店員で元スマホ販売員。レビュー記事では「で、実際のところはどうなの?」と言うことを大事にしています。
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