MacBookの中古を探してるんだけど、どのモデルが狙い目?
本記事では、中古MacBookの狙い目モデル・おすすめモデルについてご紹介します。
- この記事で分かること
MacBookは人気のノートPCです。人気のノートPCだからこそ、多くの中古が販売されています。
そこで悩むのが「どれを選べばいいか」ということ。本記事では狙い目の中古MacBookを3機種ピックアップしました。
中古MacBookの狙い目は?おすすめ3選
2024年現在、狙い目となる中古MacBookは以下の3機種です。
- M1 MacBook Air 13(2020)
- M2 MacBook Air 13/15(2022/2023)
- M1 Pro/M1 Max MacBook Pro 14/16(2021)
おすすめ順にご紹介していきます!
1. M1 MacBook Air 13(2020)
まずチェックすべきは、2020年発売の「M1 MacBook Air 13」です。
- コストパフォーマンスNO.1モデル
- M1チップ搭載で普段使いに十分な性能
- 中古販売数が多くさまざまな状態のものを選べる
- 中古価格:6,2800円〜(イオシス)
※ 記事更新時点の価格
M1 MacBook Air 13は、自社設計のAppleシリコンを初めて搭載モデル。M1が登場した当時は、それまで採用されていたIntelチップをなきものにするほどのインパクトがありました。
動画編集できるほどの高い性能を備えながら、最大15時間のウェブブラウジング、最大18時間のビデオ再生が可能。性能の高さと同時に「優れた電力効率」も魅力のモデルです。
人気モデルということもあり、多くの中古が流通しています。使用感はあるが安いものから状態のいいものまで、予算に応じてたくさんの選択肢から選べることもM1 MacBook Air 13のメリットと言えるでしょう。
M1 MacBook Air 13(2020)の詳しい仕様をみる
モデル | M1 MacBook Air 13(2020) |
---|---|
発売日 | 2020年11月17日 |
カラー | ゴールド、シルバー、スペースグレイ |
ディスプレイ | Retinaディスプレイ、13.3インチ、2,560 x 1,600ピクセル(277ppi)、400ニトの輝度、広色域(P3) |
チップ | M1チップ、8コアCPU、最大8コアGPU、16コアNeural Engine |
バッテリー | 最大18時間のムービー再生、最大15時間のワイヤレスインターネット、49.9Whリチウムポリマーバッテリー |
ストレージ | 256GB、512GB、1TB、2TB |
メモリ(RAM) | 8GB、16GB |
サイズ | 幅:30.41cm、奥行き:21.24cm、高さ:0.41~1.61cm |
重量 | 1.29kg |
カメラ | 720p FaceTime HDカメラ |
オーディオ | ステレオスピーカー |
インターフェース | 2つのThunderbolt / USB 4ポート(最大40Gb/sのデータ転送)、3.5mmヘッドフォンジャック |
参考:MacBook Air (M1, 2020) – 技術仕様 |
2. M2 MacBook Air 13/15(2022/2023)
M2 MacBook Air 13/15(2022/2023)は、第2世代のM2チップを搭載するモデルです。13インチは2022年に発売、15インチは2023年に発売されました。
2024年3月にM3 MacBook Air 13/15が登場しましたが、M2モデルとの性能差は大きくありません。新モデルが登場したことによってまさに狙い目となりました。
M2チップは、M1チップと比較してCPU性能が18%、GPU性能が35%、Neural Engineは40%高速化されており、メモリ帯域も50%高い100GB/sに対応します。
M1チップでも動画編集は可能ですが、高解像度ビデオの編集となればカクツク場面もでてきます。M2チップは劇的に性能が向上しているというわけではないものの、より負荷のかかる場面でも快適に作業できるはずです。
狙い目は「13インチ」ですね。比較的新しいモデルではあるのですが、在庫数もそれなりにあり選べる状態です。ただ2023年発売の「15インチ」の中古は数が少なく探しにくいかもしれません。
M2 MacBook Air 13/15(2022/2023)の詳しい仕様をみる
モデル | M2 MacBook Air 13(2022) | M2 MacBook Air 15(2023) |
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発売日 | 2022年7月15日 | 2023年6月13日 |
カラー | ゴールド、シルバー、スペースグレイ、ミッドナイト | ゴールド、シルバー、スペースグレイ、ミッドナイト |
ディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ、13.3インチ、2,560 x 1,664ピクセル(224ppi)、500ニトの輝度、広色域(P3) | Liquid Retinaディスプレイ、13.3インチ、2,880 x 1,864ピクセル(224ppi)、500ニトの輝度、広色域(P3) |
チップ | M2チップ、8コアCPU、8コアGPU、16コアNeural Engine(8コア10コアGPUのオプションあり) | M2チップ、8コアCPU、10コアGPU、16コアNeural Engine |
バッテリー | 最大18時間のムービー再生、最大15時間のワイヤレスインターネット、52.6Whリチウムポリマーバッテリー | 最大18時間のムービー再生、最大15時間のワイヤレスインターネット、66.5Whリチウムポリマーバッテリー |
ストレージ | 256GB、512GB、1TB、2TB | 256GB、512GB、1TB、2TB |
メモリ(RAM) | 8GB、16GB、24GB | 8GB、16GB、24GB |
サイズ | 幅:30.41cm、奥行き:21.5cm、高さ:1.13cm | 幅:34.04cm、奥行き:23.76cm、高さ:1.15cm |
重量 | 1.24kg | 1.51kg |
カメラ | 1080p FaceTime HDカメラ | 1080p FaceTime HDカメラ |
オーディオ | 4スピーカーサウンドシステム | 6スピーカーサウンドシステム |
インターフェース | 2つのThunderbolt / USB 4ポート(最大40Gb/sのデータ転送)、3.5mmヘッドフォンジャック、MagSafe 3充電ポート | 2つのThunderbolt / USB 4ポート(最大40Gb/sのデータ転送)、3.5mmヘッドフォンジャック、MagSafe 3充電ポート |
参考:MacBook Air (M2, 2022) – 技術仕様、MacBook Air (15インチ, M2, 2023) – 技術仕様 |
3. M1 Pro/M1 Max MacBook Pro 14/16(2021)
- プロクリエイターの要求にも応えられる「M1 Pro」「M1 Max」チップを搭載
- 2024年現在でも「モンスター級」と言えるスペックを備える
- 「高性能なMacBookを安く買いたい」方に狙い目となるモデル
- 14インチの中古価格:176,800円〜(イオシス)
※ 記事更新時点の価格
M1 Pro/M1 Max MacBook Pro 14/16(2021)は、2021年に発売されたパワフルな高性能モデルです。
M1 Proは最大10コアCPU、最大16コアGPU、最大32GBのユニファイドメモリ。M1 Maxは最大10コアCPU、最大コアGPU、最大64GBのユニファイドメモリという構成。2024年現在においても、「モンスター級のスペック」と言えます。
まさに高解像度の動画編集や、グラフィックデザイン、3Dモデリングなどのクリエイティブ用途では大活躍してくれるでしょう。
2023年10月には最新の「M3/M3 Pro/M3 Max」が登場していますが、特にM3 Pro/M3 Maxにおいては、その高性能さの恩恵を感じられる方はプロクリエイターなどごく一部に限られます。
実際にM3 Max MacBook Pro 16インチがここにありますが、動画編集してみてもM1 Maxと比較して劇的に高速になったとは感じられませんでした。それはそもそもM1 Maxが高性能であることの証でしょう。
高性能なM1 Pro/M1 Maxモデルは中古と言えどもそれなりの価格。しかし「高性能なMacBookを安く買いたい」と考えている方にとってはまさに狙い目となるモデルです。
M1 Pro/M1 Max MacBook Pro 14/16(2021)の詳しい仕様をみる
モデル | M1 Pro/M1 Max MacBook Pro 14(2021) | M1 Pro/M1 Max MacBook Pro 16(2021) |
---|---|---|
発売日 | 2021年10月26日 | 2021年10月26日 |
カラー | シルバー、スペースグレイ | シルバー、スペースグレイ |
ディスプレイ | Liquid Retina XDRディスプレイ、14.2インチ、3,024 x 1,964ピクセル(254ppi)、最大1,600ニト(HDRコンテンツのみ)、広色域(P3)、最大120Hzのリフレッシュレート | Liquid Retina XDRディスプレイ、16.2インチ、3,456 x 2,234ピクセル(254ppi)、最大1,600ニト(HDRコンテンツのみ)、広色域(P3)、最大120Hzのリフレッシュレート |
チップ | M1 Proチップ、8コアCPU、14コアGPU、16コアNeural Engine(オプションあり) | M1 Proチップ、10コアCPU、16コアGPU、16コアNeural Engine(オプションあり) |
バッテリー | 最大17時間のムービー再生、最大11時間のワイヤレスインターネット、70.0Whリチウムポリマーバッテリー | 最大21時間のムービー再生、最大14時間のワイヤレスインターネット、100Whリチウムポリマーバッテリー |
ストレージ | 512GB、1TB、2TB、4TB、8TB | 512GB、1TB、2TB、4TB、8TB |
メモリ(RAM) | 16GB、32GB、64GB | 16GB、32GB、64GB |
サイズ | 幅:31.26cm、奥行き:22.12cm、高さ:1.55cm | 幅:35.57cm、奥行き:24.81cm、高さ:1.68cm |
重量 | 1.6kg | 2.1kg(M1 Pro)、2.2kg(M1 Max) |
カメラ | 1080p FaceTime HDカメラ | 1080p FaceTime HDカメラ |
オーディオ | 6スピーカーサウンドシステム | 6スピーカーサウンドシステム |
インターフェース | 3つのThunderbolt / USB 4ポート(最大40Gb/sのデータ転送)、3.5mmヘッドフォンジャック、SDXCカードスロット、HDMIポート、MagSafe 3充電ポート | 3つのThunderbolt / USB 4ポート(最大40Gb/sのデータ転送)、3.5mmヘッドフォンジャック、SDXCカードスロット、HDMIポート、MagSafe 3充電ポート |
参考:MacBook Pro (14インチ, 2021) – 技術仕様、MacBook Pro (16インチ, 2021) – 技術仕様 |
よくある質問
- 中古MacBookはどこで買うのがおすすめですか?
-
中古MacBookを買うなら、保証のある「大手中古ショップ」で買うことをおすすめします。
フリマやオークションなどの個人間取引で購入してしまうと、一切の保証がありません。万が一購入後に動作不良があったとしても、出品者に「発送時点では問題なかった」と言われてしまえばそれまで。
大手中古ショップならプロレベルで動作確認してくれていますし、1か月から数か月程度の販売店保証を付けてくれているので安心です。
おすすめの中古ショップについては以下の記事でご紹介していますが、もっともおすすめなのは老舗の中古ショップの「イオシス」です。在庫数が充実していますし、3か月の保証もあります。なにより価格が安くおすすめです。
- 中古MacBookを買うにあたっての注意点は?
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以下の点に注意しましょう。
- どこで買うかは大事
- 対応するmacOSの確認
- 外装への傷やダメージの確認
- バッテリーについて
- アクティベーションロック
- 付属品のチェック
- 保証の有無や保証期間の確認
基本的に事前に動作確認してくれている中古ショップで購入すればそこまで心配する必要はありません。
ただし、個人間取引で購入する場合はある程度の知識が必要です。バッテリーの劣化具合やアクティベーションロックなどの詳細を出品者にしっかり確認しておきましょう。
- 付属品が揃っていない中古MacBookを買うのはありですか?
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ありです。
MacBookの付属品は「充電ケーブル(USB-C to CケーブルまたはMagSafe 3ケーブル)」とUSB充電器」の2点です。
付属品が揃っていないことを理由に安く販売されていることがありますが、USB-C to CケーブルとUSB充電器は代用がききます。必ずしもApple純正品である必要はありません。
特にサイズ・重量においてApple純正よりサードパーティ製充電器のほうが優れることが多いので、Apple純正品にこだわる必要はないでしょう。
付属品が揃っていなくても、サードパーティ製USB-C to Cケーブル、USB充電器を安く揃えられます。そういう意味では、安くなっている付属品が揃っていない中古MacBookを狙うのはありです。
- そもそも中古のMacBookを買うのはありですか?
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以下の理由から「あり」だと考えます。
- 価格が安い
- 毎年のように新モデルが登場する
- 型落ちモデルでも快適に使えるほどの性能がある
- 保証付きの中古ショップで買えばリスクを抑えられる
新品の最新モデルを買っても、封を開けた瞬間にそれは中古になります。それに毎年のように新型モデルが発売されるので、最新モデルでいえられる期間は1年から2年。
型落ちモデルでも十分な性能があることを考えても、中古MacBookを買うのは賢い選択肢です。
デメリットとして「Appleの保証が付かない(購入後1年が経過したもの)」ことが挙げられますが、保証付きの中古ショップで買えばリスクを抑えられます。
- Intelチップを搭載するMacBookをおすすめしないのはなぜですか?
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その理由は、性能の高さや電力効率の良さを考えたとき、Intelチップ搭載MacBookとAppleチップ搭載MacBookの間に大きな差があるからです。
例えば2019年に発売されたMacBook Airのバッテリー駆動時間は最大13時間(連続ビデオ再生)となっています。一方でM1 MacBook Airの最大18時間(連続ビデオ再生)です。
両者には「ワットあたりのパフォーマンス」に大きな差があり、それがバッテリー駆動時間に反映されています。
持ち出す機会が多いであろうMacBookを選ぶなら、M1以降のチップを搭載するモデルを強くおすすめします。
- 中古MacBookを買った場合、保証はどうなりますか?
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すべてのApple製品には購入から1年間のメーカー保証が付いています。
中古MacBookでも1年以内に購入されたものはAppleの保証が残っていますが、基本的にはAppleの保証が切れたものがほとんどでしょう。
ただ中古ショップで購入すれば、独自の保証が付けてくれています。初期不良や動作不良に対して同等品への交換や返金で対応してくれます。
中古ショップの保証は1か月から数か月程度。それ以降も保証を受けたい場合は「モバイル保険」がおすすめです。
月額700円で3台(主端末1台 + 副端末2台)まで登録でき、主端末は年間最大10万円まで、副端末は年間最大3万円まで修理費用に対する補償を受けられます。
ただし中古の場合、モバイル保険に加入できるのは「販売店によって3か月以降の保証があるもの」に限られますのでご注意ください。
私はMacBook AirとiPhone、Apple Watchをモバイル保険に登録し、万が一の修理費用に備えています。
- 中古MacBookを購入してバッテリーを交換することは可能ですか?
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可能です。
バッテリー交換費用はApple公式サイトの「Macの修理サービス」から確認できます。
AppleまたはApple正規サービスプロバイダで交換すれば、Apple純正のバッテリーや部品を使用してくれます。
しかし、それ以外の非正規の修理店で交換する場合は、Appleでの修理が受けられなくなったり、純正以外のバッテリーや部品が使われることがあります。
リチウムイオンバッテリーは本来危険なもの。AppleまたはApple正規サービスプロバイダでのバッテリー交換をおすすめします。