L字型コネクタ採用のThunderbolt 4ケーブルをレビュー。充電性能・転送速度をチェック!

L字型コネクタ採用のThunderbolt 4ケーブルをレビュー。充電性能・転送速度をチェック!

私がよく利用しているThunderbolt 4ドッグは、パソコン接続用のUSB-Cポートが前面に配置されています。ここにMacBookを接続しクラムシェルモードで使うことが多いのですが、USB-Cポートが前面にあることでケーブルが突き出す格好になり、これを日頃から邪魔に感じていました。

邪魔な突き出したThunderbolt 4ケーブル
突き出したケーブルが邪魔に感じていた

「邪魔だな」と思いながらも致命的に邪魔になるようなことではないのでそのままにしていましたが、これを解消すべく、「L字型コネクタを採用したThunderbolt 4ケーブル」を購入しました。

L字型Thunderbolt 4ケーブルでスッキリ
L字型のThuderbolt 4ケーブルでスッキリ!

その結果、このとおりスッキリ!L字型コネクタのUSBケーブルはたくさんあっても、L字型のThunderbolt 4ケーブルはなかなかありません。実際に使ってみて良かったので、レビューとしてお届けします!

目次

XAOSUN L字型Thunderbolt 4ケーブルをレビュー

購入したのはこちらのThunderbolt 4ケーブルです。

XAOSUNと書いて「ショウヨウ」と読むのだそう。USBケーブルやアダプタを販売する中華メーカーです。

優良な中華メーカーはたくさんあります。といっても、聞いたことのないメーカーなので、問題なくThunderbolt 4ケーブルとして機能してくれるかもチェックしてみました。

ケーブル外見をチェック

まずは外観をチェックしてみます。長さは1mで、編み込み式のケーブルになっています。

L字型Thunderbolt 4ケーブル 編み込み式で頑丈
扱いやすく頑丈な編み込み式ケーブル(1m)

Thunderbolt 4ケーブルなので太さはあるのですが、編み込み式で曲がりクセがつきにくく扱いやすいですね。

ゴムで補強されたL字型コネクタ
ゴムで補強されたコネクタ部分

コネクタ部分はゴムで補強されています。この根元部分はいちばん痛みやすいところ。耐久性について書けるほど長期間使っていませんが、触るからに頑丈そうなつくりです。

L字型Thunderbolt 4ケーブル USB4認証ロゴ
最大40Gbpsの転送速度に対応するThunderbolt 4ケーブル

Thunderbolt 4はUSB4に準拠します。規格について持ち出すと非常にややこしい話になるのですが、「Thunderbolt 4は、データ転送や電力供給に関して最高のスペックを持つ規格」と理解しておけば問題ありません。

検証① 100Wの充電性能

疑っているわけではありませんが、Thunderbolt 4ケーブルとしてしっかり機能してくれることを確認しておきます。

まずは充電性能から。Thunderbolt 4対応であれば、100Wの充電にしているはずです。手元にあるMacBookに接続し、100W充電できるか確認してみます。

L字型Thunderbolt 4ケーブルの充電性能
100Wで接続されていることを確認

しっかり100Wで接続できていますね。問題ありません。

L字型Thunderbolt 4ケーブル
商品説明どおりeMerkerが内蔵されている

3Aを超える電流をサポートするには、eMarker(イーマーカー)というチップの内蔵が必須です。eMarkerもしっかり内蔵されているので、安心して100W充電に使用できます。

検証② 転送速度をチェック

次に、Thunderbolt 3に対応するポータブルSSDに接続して実効速度をチェックしてみます。「Blackmajic Disk Speed Test」というアプリを使用し測定しました。

L字型Thunderbolt 4ケーブルの転送速度をチェック
Thunderbolt 3対応ポータブルSSDで転送速度を確認

結果は以下のとおりです。

XAOSUN Thunderbolt 4とポータブルSSDを接続

爆速ですね。ケーブルがボトルネックとなることなく、ポータブルSSDの性能がしっかり出ています。もう1本持っている別のThunderbolt 4ケーブルでも計測してみましたが、上とほぼ同じ数値でした。

MacBook Pro 16インチからThunderbolt 3対応ポータブルSSDに、61.25GBの巨大データを移動したときの所要時間はなんと約29秒。XAOSUNのThunderbolt 4ケーブルはデータ転送にもばっちり使えます。

検証③ 2台の4Kディスプレイに同時出力

Thunderbolt 4という規格は、2台の4Kディスプレイへの出力、8Kディスプレイへの出力に対応します。

2台の4Kディスプレイへの出力を確認
MacBookのひとつのポートから2台のディスプレイに出力

MacBook Pro 16インチから、Thuderbolt 4ドッグを挟み2台のディスプレイに接続してみましたが、これも問題ありませんでした。どちらも4K/60Hzで出力できています。

8Kディスプレイは手元にないので確認できていませんが、Thunderbolt 4の規格に沿ったケーブルであることは間違いないでしょう。

上はM1 Maxチップ搭載のMacBook Proに接続しています。M1 Maxチップの場合は最大4台、M1 Proチップのの場合は最大2台、M1チップの場合は1台というように、デバイスやGPUによって接続できる最大数が異なる点には注意してください。

なお、使用しているThunderbolt 4ドッグがこちら。

Thunderbolt 4対応で高性能なドッグ。高価ですがひとつ持っておくと非常に便利なアイテムですので、気になる方はチェックしてみてください。

L字型コネクタのThunderbolt 4ケーブルはこれでOK!

現状、L字型コネクタのThunderbolt 4ケーブルはほとんどありません。そのなかで貴重とも言えるこのケーブルは、L字型でThunderbolt 4ケーブルとしてしっかり機能してくれています。

Thunderbolt 4規格には下位互換性があります。USB-Cポートを搭載するAndroidスマホ、iPad、カメラなど。使いどころはなにかとあります。

使いどころの多いL字型Thunderbolt 4ケーブル
なにかと便利なL字型ケーブル

「XAOSUN」という、どちらかというと無名な中華メーカーのケーブルですが、品質・性能とも問題なく使えるL字型のThunderbolt 4ケーブルです!

こちらの記事もおすすめです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事の著者

Apple製品まわりのガジェットを中心にレビューしているガジェット専門家。元家電量販店員で元スマホ販売員。レビュー記事では「で、実際のところはどうなの?」と言うことを大事にしています。
運営者情報はこちら
コンテンツ制作ポリシーはこちら

お気軽にコメントいただければ喜びます!

目次