13インチiPad Pro(M4)用に注文していた「iPad Pro(M4)用Magic Keyboard」が到着したので、写真多めでご紹介します。
本キーボードは、2024年5月15日発売の新型iPad Pro向けに用意されているApple純正キーボード。11インチと13インチの2サイズ用意されており、私が購入したのは13インチ用です。
11インチiPad Pro(M4)用 Magic Keyboard | 13インチiPad Pro(M4)用 Magic Keyboard | |
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外観 | ||
カラー | ホワイト、ブラック | |
配列 | 英語(UK)、中国語(拼音)、中国語(注音)、日本語、韓国語、スペイン語、英語(US) | |
特徴 | Smart Connector接続で設定・充電不要 さらに大きくなり触覚フィードバックに対応したトラックパッド 14のファンクションキーを搭載 アルミニウム製のパームレストとヒンジ パススルー充電可能なUSB-Cポートを搭載 | iPad Pro(M4)向けの専用キーボード|
価格(税込) | 49,800円 | 59,800円 |
製品ページ | undefined Amazon | undefined Amazon |
重量は実測値で658.92 g
まずは気になっていた重量を計測してみました。
13インチiPad Pro(M4)用Magic Keyboardの重量は、実測値で658.92 gでした。
従来の12.9インチiPad Pro用のMagic Keyboardの重量が691.58 g(実測値)ですので、わずかに軽くなったもののほぼ変わらない重量。
iPad Pro込みの合計重量は1,243.26 gでした。
重量(実測値) | 重量(公称値) | |
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13インチiPad Pro(M4) | セルラー : 約584 g | Wi-Fi : 579 g セルラー : 582 g |
Magic Keyboard | 約659 g | ─ |
合計重量 | 約1,243 g | ─ |
これまで愛用してきた12.9インチiPad Pro(第5世代)とMagic Keyboardの合計重量が約1,375 gですので、130 gほど軽くなったことになりますね。
Magic Keyboardの重量はほぼ変わらずですが、iPad Pro本体が軽くなったおかげで合計重量としては体感できるレベルで軽くなっています。
ちなみに、13インチMacBook Air(M3/M2)の重量が1.24 kgと、13インチiPad Pro(M4)とMagic Keyboardの合計重量とほぼ同じです。
Smart Connector接続で楽チン
初めてiPad向けApple純正キーボードを使われる方に向けて、Smart Connecot(スマートコネクター)接続のメリットについてご紹介しておきましょう。
iPad Proの背面にある3つのまるい端子がSmart Connector端子。Magic Keyboardにこれとの接続部分があり、iPad Proをマグネットでくっつけると自然と端子が重なる構造となっています。
- 設定不要でiPadをくっつけるだけで即使える状態になる。
- キーボードへ給電はiPad本体から行われるため充電不要。
- パススルー充電に対応(Magic Keyboard)
使い方はシンプルで、とにかくくっつけるだけ。充電も不要で「とにかくラク」ということがSmart Connectorの最大のメリットです。
Magic Keybaordにはパススルー充電用のUSB-Cポートが搭載されています。
Smart Connector接続に対応するMagic Keyboardを用意することで、iPad Proを充電しながら、本体のUSB-Cポートに周辺機器を接続することが可能に。
パススルー充電に対応するUSB-Cハブなどを用意すれば同じように充電しながら周辺機器を接続できますが、そのぶん荷物が増えますし接続する手間もかかってしまいます。
より大きくなったトラックパッド
従来のMagic Keyboardと並べてみて、まず気付くのは大きくなったトラックパッド。トラックパッドが大きくなり、その分キーボードが後方にシフトしています。
トラックパッドの広さに関してこれまで不満に感じたことはないのですが、実際に触ってみると大きいほうが断然使いやすいですね。
トラックパッドの表面はガラスです。スムーズな指滑りは変わらずいい感じ。
新しいMagic Keyboardのトラックパッドは「触覚フィードバック」に対応しました。従来のMagic Keyboardでもトラックパッドを押し込むとカクッとクリック感があるのですが、これは物理的なもの。新Magic Keyboardのトラックパッドは、振動でクリック感を再現した触覚フィードバックです。
またパームレストがアルミニウム素材に変更されており、大きくなったトラックパッドを含めMacBookに近い雰囲気に感じられます。
ひとつ気になったのは、少なくともブラックは手汗が目立ちやすいこと。パームレストは手首が密着する部分。これから暑い季節になり手汗が気になる方は多いかもしれません。
もう少し時間が経てばiPad Pro用Magic Keyboard向けのパームレスト用保護フィルムなんかが登場してくると思われます。記事執筆時点では販売されていませんが、気になる方はチェックしておきましょう。
キーボードがさらに快適になった
iPad Pro用Magic Keyboardには、従来にはなかった14のファンクションキーが追加されました。
輝度調節や音量調節、メディアコントロールなどをキーボード上で素早く操作できるように。
音量調節はサイドボタンで行えるのでまだラクなのですが、その他の操作は意外と手間なんですよね。ファンクションキーの搭載は地味ながら嬉しいポイントです。
従来と同じく1mmのシザー構造が採用されており、打鍵感としては従来と変わらない印象です。個人的にはかなり好みの打鍵感で打鍵音も静か。出先でも気兼ねなく使えそうす。MacBookの打鍵感によく似ています。
キーの大きさやキーピッチはも従来と同じ。ファンションキーがプラスされたぶん、奥行きが増えた感じです。
キーボードについては、トラックパッドが大きくなりキーボード部分が後方にシフトしたぶん、ゆったりとタイピングできるようになったと感じました。膝上で使うときは腕や手首が窮屈になりがちですが、新Magic Keyboardだとラクにキーボード操作できます。
角度調節可能なフローティングカンチレバー
iPad Pro用Magic Keyboardには、無段階で角度調節が可能なフローティングカンチレバーが採用されています。宙に浮いたようなデザインが特徴的ですね。iPad Proを傾けて、自分好みの角度に無段階で調節できます。
iPhoneの計測アプリの水準器で計測してみると、最大に傾けた状態で約41°でした。これだけ傾けられれば膝上でも快適な角度で作業できるでしょう。
また角度調節が可能な範囲は従来のMagic Keyboardとほぼ変わっていません(わずかに新Magic Keyboardのほうが傾けられる)。
あと従来のMagic Keyboardではヒンジ部分がカバーで覆われていますが、新Magic Keyboardでは剥き出しになっていますね。デザイン的には剥き出しの方がスッキリしていいかも。
汚れが目立ちやすいのはやっぱり気になる
これは従来のMagic Keyboardからそうなのですが、汚れはかなり目立ちます。
Magic Keyboardの外側部分の素材はポリウレタンかと思われます。レビューのために半日ほど触っただけで皮脂汚れのようなものがかなり目立ってしまっている状況。
これ、拭き取ってもキレイにならないんですよね。どうしても拭きムラのようなものが残ってしまって、なかなか開封時のようにキレイになりません。
ホワイトだと皮脂汚れは比較的目立ちにくいのですが、ホワイトはホワイトで黄ばんだり染み汚れが目立ちます。
これの汚れが気になる方はきっと多いはず。ある程度汚れちゃうと「もういいや」と思えるのですが、新しく使い始めるときはやっぱり気になっちゃいますね。
【レビューまとめ】モノはいいけど最大のネックは価格
今回はiPad Pro(M4)用Magic Keyboardをご紹介させていただきました。Apple純正キーボードだけあって、モノがいいのは確かです。
品質は高いですし、さらにゆったりと使えるようになったキーボードも快適。大きくなったトラックパッドも便利です。品質・機能については文句のつけようがありません。
ただやはり最大のネックとなるのが価格ですね。
- 11インチiPad Pro(M4)用Magic Keyboard : 49,800円
- 13インチiPad Pro(M4)用Magic Keyboard : 59,800円
まぁ高いです。iPad(第10世代)の価格が58,800円ですからね。iPadをもう1台買えるほどの価格です。
非常に高額なキーボードということもあって、はっきり言って万人におすすめできるものではないと思っています。
おすすめできるのは、「仕事でiPad Proとキーボードを一緒に持ち運びたい方」ですね。プロユースでないと元をとるのは難しいでしょう。少なくとも「たまにキーボードが必要になる」という方には向いていません。
iPad ProとMagic Keyboardを仕事道具としてガシガシ活用したい方はぜひチェックしてみてください!
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