第2世代のCIO SMARTCOBY TRIOをレビュー|さらコンパクトに進化した20000mAhモバイルバッテリー

ガジェットブロガーのおりすさるさんです😊

今回ご紹介するのは、CIOの大容量モバイルバッテリー「CIO SMARTCOBY TRIO」の第2世代、新型モデルです。

CIO SMARTCOBY TRIOの第1世代と第2世代
第2世代(左)と第1世代(右)

従来モデルと同じ20000mAhバッテリーを内蔵しながらコンパクトに進化。より持ち運びしやすくなりました。

20000mAhクラスのモバイルバッテリーをお探しなら、間違いなく本製品を選択肢に入れるべき。そう言ってもいいほど優秀なモバイルバッテリーだと感じました。

CIO SMARTCOBY TRIO(第2世代)
第2世代のCIO SMARTCOBY TRIOをレビュー|さらコンパクトに進化した20000mAhモバイルバッテリー
メリット
  • 20000mAhクラスではトップクラスにコンパクトなモバイルバッテリー
  • 最大67W出力とパワフル、ノートPCも充電できる
  • PPS充電(3.3-11V/6A)に対応、Galaxyスマホの超急速充電にも対応
  • 合計3ポート搭載、同時充電時は効率的に電力分配してくれる
  • パススルー充電に対応
デメリット
  • 付属USB-Cケーブルが60W超の充電に未対応
  • サイズの割に重い(約333 g)
目次

製品の特徴と仕様

CIO SMARTCOBY TRIOの特徴を簡潔にまとめると以下になります。

  • 20000mAhの大容量モバイルバッテリー
  • 同クラスではトップクラスのコンパクトさ
  • USB-Cポートは最大67W出力とパワフル
  • 合計3ポート搭載、同時充電時は賢く電力分配
CIO SMARTCOBY TRIO 20000mAh(Amazon)
出典:amazon

詳しい仕様は以下のとおりです。

CIO SMARTCOBY TRIOの仕様
製品名CIO SMARTCOBY TRIO
バッテリー容量20000 mAh
搭載ポートUSB-C x 2
USB-A x 1
USB-C1/C2入力最大67W(5V=3A/9V=3A/12V=3A/15V=3A/20V=3.35A)
USB-C1/C2出力最大67W(5V=3A/9V=3A/12V=3A/15V=3A/20V=3.35A)
PPS 3.3-11V/6A
USB-A出力最大22.5W(4.5V=5A / 5V=3A / 9V=2A / 12V=1.5A)
合計出力C1 + C2:最大65W
C1 + A:最大67.5W
C1 + C2 + A:最大60W
パススルー充電対応
サイズ約95 x 69 x 29.5 mm
重量333 g
カラーブラック
ホワイト
パッケージ内容本体
USB-C to Cケーブル
取扱説明書
価格(税込)8,980円

パッケージには本体の他にUSB-Cケーブルが含まれています。

CIO SMARTCOBY TRIO 20000mAhのパッケージ内容
パッケージ内容

付属のUSB-Cケーブルの仕様を確認したところ、60Wを越える充電には未対応のものでした。

CIO SMARTCOBY TRIO 20000mAhの付属USB-Cケーブルの性能を確認
60Wを越える充電には未対応

USB-CケーブルにeMarkerチップが内蔵されていないと、60Wを越える充電はできません。

ノートPCなどの大型デバイスを充電される方は、eMarkerチップが内蔵された100W充電対応のUSB-Cケーブルを用意しておきましょう。

それにしてもちょっと不親切な印象を受けますね。せめて注意書きでもあればと思いますが、これだと知らずに使っちゃう方は多いのではと思います。

CIOおなじみの高級感のあるデザイン

外観・デザインはCIOおなじみのものとなっています。

CIO SMARTCOBY TRIOの全体の外観
CIO SMARTCOBY TRIOの外観

カラーバリエーションにはブラックとホワイトの2色あり、私はブラックを選択しました。

CIO SMARTCOBY TRIOのシボ加工とロゴのメタルプレート
シボ加工とロゴのメタルプレートで高級感のある仕上がり

外装にはシボ加工が施されており、傷や指紋が目立ちにくくなっています。アルミプレートが使われたCIOロゴと相まって、非常に高級感のある仕上がり。

CIO SMARTCOBY TRIOのUSBポート
合計3つのUSB-Cポートを搭載

USBポートは合計3つ搭載されており、USB-Cが2つ、USB-Aが1つとなってます。

CIO SMARTCOBY TRIOのディスプレイとボタン
1%単位でバッテリー残量を表示するディスプレイ

サイドのボタンを押すかUSBポートにデバイスを接続すると、ディスプレイが点灯し1%単位でバッテリー残量を表示してくれます。

従来モデルでもバッテリー残量は表示してくれたのですが、ドットタイプの表示は正直見づらいんですよね。こっちのほうが見やすいですし実用的です。

コンパクトさはトップクラス

CIO SMARTCOBY TRIOのサイズは約95 x 69 x 29.5 mmと超コンパクト。

CIO SMARTCOBY TRIOとiPhone 15 Proとのサイズ比較
iPhone 15 Proとのサイズ比較

CIOがうたう「物理法則無視」は意味がよく分かりませんが、20000mAhバッテリー搭載にしては確かに小さいです。

CIO SMARTCOBY TRIOの第2世代外台1世代のサイズ比較
第1世代の従来モデルより大幅にコンパクトになった

従来モデル(約 150.5 x 72.5 x 26 mm)と比較して体積比で約26%減とのこと。厚みはあるものの、ひと目で小さいと分かるサイズ感です。

CIO SMARTCOBY TRIOとMOTTERU 20000mAhモバイルバッテリーとのサイズ比較
MOTTERU 20000mAhモバイルバッテリーとのサイズ比較
CIO SMARTCOBY TRIOとAnker Power Bank (20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C ケーブル)とのサイズ比較
Anker Power Bank (20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C ケーブル)とのサイズ比較
CIO SMARTCOBY TRIOとAnker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)のサイズ比較
Anker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)とのサイズ比較

他の20000mAhクラスのモバイルバッテリー比較すると、以下にコンパクトなのかが分かります。同クラスでは間違いなくトップクラスのコンパクトさでしょう。

CIO SMARTCOBY TRIOとMacBook Air 13インチとのサイズ比較
MacBook Air 13インチとのサイズ比較

MacBook AirやMacBook Pro 14インチのお供にするには最高ではないでしょうか。

いわゆるモバイルノートPCに分類されるノートPCなら、Windowsパソコンでも65W程度の出力でカバーできること多いですね。これならコンパクトに一緒に持ち出せます。

手に持つとずっしり

CIO SMARTCOBY TRIOの重量は約333 gです。

CIO SMARTCOBY TRIOの重量を計測
実測では339.34 gだった

実測では339.34 g gでした。この程度の差なら公称値どおりと言っていいかと思います。

20000mAhバッテリーにしては軽いものの、手に持つとずっしりきます。

CIO SMARTCOBY TRIOを手に持っている様子
軽いもののそれなりの重量を感じる

私の感覚になってしまいますが、この重量のモバイルバッテリーを毎日持ち運べ、と言われるとキツイですね。

コンパクトさに関して「物理法則無視」とうたいハードルが上がりまくっているので、「コンパクトだからきっと軽いのだろう」という感覚で購入しちゃうと後悔してしまうかもしれません。

それでも20000mAhクラスのモバイルバッテリーなかでは軽いのは確か。ただその見た目ほど軽いわけではないのでご注意ください。

最大67Wとパワフル、PPS充電にも対応

続いては充電性能を見ていきます。

CIO SMARTCOBY TRIOでMacBook Airを充電している様子
MacBook Airを高速に充電できるパワー

CIO SMARTCOBY TRIOのUSB-Cポートは最大67W出力に対応とパワフル。MacBook Airならフルスピードで充電可能なパワーです。

CIO SMARTCOBY TRIOでMacBook Air充電時のワット数
実測では約65W(M2 MacBook Air 13インチ)

好感が持てるのは小さくてもしっかりパワフルなところですね。このサイズ感のモバイルバッテリーでノートPCを充電できるのは嬉しいポイント!

ただ上でも書いたように、ノートPCを充電する際は100W充電に対応するUSB-Cケーブルを用意してください。付属のUSB-Cケーブルだと60Wまでとなってしまうので注意です。

またUSB-Cポートは、効率的に充電できるUSB PDのオプション規格「PPS(Programmable Power Supply)充電」にも対応します。

CIO SMARTCOBY TRIOのPPS充電
PPS充電(3.3-11V/6A)に対応

PPS充電(3.3-11V/6A)に対応するため、Galaxyスマホが対応する超急速充電(25W)・超急速充電2.0(45W)にも対応します。

対応するAndroidスマホをお持ちの方は、PPS充電の恩恵を受けられます。

同時充電時は賢く電力分配

CIO SMARTCOBY TRIOは、接続デバイスに応じて最適な電力を供給するCIO独自技術「NovaIntelligence」に対応します。

CIO SMARTCOBY TRIOのNovaIntelligence機能
出典:amazon

公式の画像が分かりやすいですね。上のように合計最大65Wの範囲で電力を効率的に振り分けてくれます。

モバイルバッテリーによっては高出力ポートが固定されていたりしますが、CIO SMARTCOBY TRIOなら何も考えず空いているUSB-Cポートに挿せばOK。勝手にいい感じに充電してくれます。

一応NovaIntelligence機能がうまく動いてくれているかどうか確認してみましょう。

CIO SMARTCOBY TRIOでiPhone 15 ProとiPad(第10世代)を同時充電
iPhone 15 ProとiPad(第10世代)を同時充電

iPhone 15 ProとiPad(第10世代)を同時充電してみると、27W(9V/3A) + 30W(15V/2A)で振り分けられていました。30W + 30WでないのはiPhone 15 Proが最大27Wまでの充電となるからです。

CIO SMARTCOBY TRIOでiPhone 15 ProとM2 MacBook Air 13インチを同時充電
iPhone 15 ProとM2 MacBook Air 13インチを同時充電

iPhone 15 ProとM2 MacBook Air 13インチでは、20W(9V/2.22A) + 45W(20V/2.25A)で振り分けられています。確かに接続デバイスに応じて出力が変動しています。

CIO SMARTCOBY TRIOでiPad(第10世代)とM2 MacBook Air 13インチを同時充電
iPad(第10世代)とM2 MacBook Air 13インチを同時充電

iPad(第10世代)とM2 MacBook Air 13インチでは、20W(12V/1.67A)、45W(20V/2.25A)となっていました。

いずれの場合も接続するUSB-Cポートを入れ替えても、それに応じて出力が変化しています。「どのUSB-Cポートに接続しようか」を考えずに済むのはラクで便利!

約90分で本体フル充電できる

CIO SMARTCOBY TRIOのUSB-Cポートは出力だけでなく入力も最大67Wに対応します。

CIO SMARTCOBY TRIO本体を充電している様子(67W)
最大67Wで本体を充電できる

67W以上のUSB-C充電器を使えば、約90分でモバイルバッテリー本体をフル充電可能。上では「Anker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)」を使用し充電しています。

大容量になればなるほど、入力の対応ワット数が大事になってきます。入力の充電性能が低いモバイルバッテリーとなると、20000mAhクラスならフル充電に4、5時間かかることもありますからね。

ちなみに最大65WのUSB-C充電器で実勢の充電ワット数はほぼ変わりませんでした。

CIO SMARTCOBY TRIO本体を充電している様子(65W)
65W充電器でもほぼ変わらないワット数で充電できる

上ではUGREEN Nexode Pro 65Wで充電しています。

USB-C充電器では20W・30W・45Wの次は65Wが一般的。65W対応のUSB-C充電器をお持ちであれば、67W充電時と変わらない速度で充電できるはずです。

またCIO SMARTCOBY TRIOはパススルー充電にも対応します。

CIO SMARTCOBY TRIOでパススルー充電している様子
本体を充電しながら接続デバイスを充電できるパススルー充電に対応

パススルー充電時は接続デバイスが優先的に充電されます。上の場合だとiPhoneを優先的に充電しつつ、余力でモバイルバッテリー本体が充電されています。

モバイルバッテリー本体が充電されているあいだ、ディスプレイに表示されたバッテリー残量表示が点滅。ディスプレイを見れば充電されているかどうかを確認できます。

レビューまとめ

CIO SMARTCOBY TRIOをレビューしてみて、もっともインパクトがあったのはやはりコンパクトさ。

20000mAhクラスのモバイルバッテリーでこれほどのサイズ感で持ち運べるものは、いまのところこれ以外ないでしょう。

モバイルバッテリーは大容量であればあるほど安心ですが、トレードオフでサイズと重量が負担になってしまいますよね。サイズの割に重いものの軽い部類ですし、コンパクトさはピカイチ。多くの人にハマるモバイルバッテリーだと感じました。

CIO SMARTCOBY TRIO(第2世代)
第2世代のCIO SMARTCOBY TRIOをレビュー|さらコンパクトに進化した20000mAhモバイルバッテリー
メリット
  • 20000mAhクラスではトップクラスにコンパクトなモバイルバッテリー
  • 最大67W出力とパワフル、ノートPCも充電できる
  • PPS充電(3.3-11V/6A)に対応、Galaxyスマホの超急速充電にも対応
  • 合計3ポート搭載、同時充電時は効率的に電力分配してくれる
  • パススルー充電に対応
デメリット
  • 付属USB-Cケーブルが60W超の充電に未対応
  • サイズの割に重い(約333 g)

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おりすさるさんのアバター おりすさるさん ガジェットブロガー

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