本記事では、iPad(第9世代)向けのケース・カバーをご紹介しています。軽量で薄型のシンプルなケースから、多機能な手帳型ケース、高級感のあるレザーケースなど、さまざまなタイプからおすすめのケースをピックアップしています。
iPad(第9世代)はA13 Bionicチップを搭載し、普段使いに十分な性能を備えます。新型モデルとして第10世代が登場しましたが、コストパフォーマンスでは第9世代に軍配が上がりますね。いまとなっても魅力的なモデルであることに変わりありません。
ケース・カバーは、iPad(第9世代)を購入したならまっさきに用意したいアクセサリー。ぜひ本記事を参考にしていただき、お気に入りのケース・カバーを見つけていただければと思います。
iPad(第9世代)向けケースの選び方
まずは「iPadケースの選び方」ということで、購入前にチェックしておきたいポイントについて解説します。
iPad(第7世代・第8世代・第9世代)向けケースは互換性あり
iPad(第7世代)・iPad(第8世代)・iPad(第9世代)は、サイズ・形状ともにまったく同じ。同じケースを使用できます。
iPadモデル | 高さ | 幅 | 奥行き |
---|---|---|---|
iPad(第7世代) | 250.6 mm | 174.1 mm | 7.5 mm |
iPad(第8世代) | 250.6 mm | 174.1 mm | 7.5 mm |
iPad(第9世代) | 250.6 mm | 174.1 mm | 7.5 mm |
たとえば「iPad(第7世代)に対応するケースをすでに持っている」という方なら、iPad(第9世代)でも利用可能です。
iPadケースの種類・タイプ
iPadケース・カバーには、いくつかの種類・タイプがあります。それぞれメリットデメリットがあり、利用シーンに応じたものを選ぶことが大事です。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
背面ケース | ・フラップがないのでかさばらない ・フラップを開閉する必要がなくすぐに使い始められる | ・ディスプレイを保護できない |
フラップケース | ・薄手でかさばらない | ・背面を保護できない |
手帳型ケース | ・ディスプレイを含む全面を保護できる ・カード収納やスタンド機能など、機能面が充実している | ・かさばり重くなりがち ・フラップの開閉が面倒 |
耐衝撃ケース | ・高い耐衝撃素材でがっちり保護できる | ・かさばり重くなりがち |
スリーブケース | ・iPadを裸で使用ながら、持ち運び時には全面を保護できる | ・使用する度にiPadを取り出す必要がある |
キーボードケース | ・キーボードを一緒に持ち運べる | ・かさばり重くなりがち |
外に持ち出す機会が多いのなら、ディスプレイと背面を全面的にカバーできる「手帳型ケース」が安心でしょう。逆に屋内での使用が中心なら、フラップの開け閉めが必要ない「背面ケース」が便利です。
タイミングによって使用環境が変化する場合は、自宅ではスリーブケース、持ち出すときは手帳型ケース、というように利用シーンによって複数のiPadケースを使い分けるのもありです。
iPadケースの機能をチェック
カード収納やスタンド機能など、機能面もチェックすべきポイントです。
iPadケースの機能 | ポイント |
---|---|
スタンド機能 | ・スタンド機能があれば環境を問わずiPadを立てられる ・どれくらいの範囲で角度調節が可能かどうか ・縦置きできるかどうか |
カード収納 | ・何枚のカードを収納できるか |
Apple Pencil関連 | ・Apple Pencilを収納または固定しておけるか ・ペン立て付きのiPadケースもある |
キーボードとトラックパッド | ・キーボード、トラックパッド搭載ならiPadをノートPCライクに使用できる ・キーボード配列を確認しておく(JIS/USなど) |
特に便利なのは「スタンド機能」ですね。デスクの上、キッチン、ベッド脇での使用など、スタンド機能があれば環境を問わずiPadを立てられます。
ただ機能面が充実していればいいと言うわけではなく、重量とのバランスも考えておく必要があります。「iPad(第9世代)をどのような環境で、どのように使うか」を事前にイメージしておくことが、iPadケース選びのコツです。
iPadケースの素材にも注目
iPadケース選びの際には、「ケースの素材」も注目しておきたいポイントです。
ケースの素材 | 特徴 |
---|---|
シリコン | 滑りにくい/衝撃に強い /汚れ(ホコリ)が付着しやすい |
TPU (熱可塑性ポリウレタン) | 衝撃に強い/薄く軽量/成形しやすい/シリコンに代わって採用されることが多い |
PC (ポリカーボネート) | 薄く軽量/いわゆる「プラスチック」素材/衝撃吸収性に劣る(割れることがある) |
PUレザー | 人工的にレザーにみせた素材/本革に比べ軽量/雨に強い/耐久性は本革に劣る |
本革レザー | 革らしい劣化を楽しめる/雨や湿気に弱い/価格が高い |
アルミニウム | 傷が付きやすい/背面に使用されている場合はQiワイヤレス充電できない |
定番はTPU素材ですね。柔らかすぎず硬すぎず、イメージとしてはシリコンよりちょっと硬いくらいの素材で、iPadをしっかり保護してくれます。複数の素材が使われているケースも多くあります。
iPad(第9世代 )向けおすすめケース・カバー
それではiPad(第9世代)におすすめのケース・カバーをご紹介していきましょう!
【Apple】Smart Cover
- Apple純正の定番iPadケース
- ディスプレイ側のみを保護できるフラップケース
- スタンドにもなる三つ折りフラップ
- オートスリープ/オートウェイク対応
- 14種類から選べるカラー
まずは定番、Appleの「Smart Cover(スマートカバー)」です。ディスプレイ側のみをカバーするフラップケースで、シンプルなデザインと多彩なカラーバリエーションが魅力。
現時点で14種類ものカラーから選べます。どのカラーも美しいですが、経験上ホワイトなどの薄い色は汚れが目立ってしまうので注意してください。汚れが気になる方はブラックやグリーン、ネイビーなどの濃いカラーがおすすめです。
フラップの開閉で自動的にスリープ/復帰、三つ折りのフラップを折りたたむことでスタンドとしても使えます。デザインだけでなく機能もシンプルですが、そのぶん薄く手持ちしても気にならない薄さ・軽さがSmat Coverの魅力です。
【Apple】Smart Keyboard
- Apple純正キーボードケース
- Smart Connector接続でペアリング&充電不要
- 選べるキーボード配列(JIS/US/UKなど)
- スタンド機能あり
- オートスリープ/オートウェイク対応
iPadでメール返信や文書作成などで文字入力する機会が多いのなら、まっさきに検討すべきは「Smart Keyboard(スマートキーボード)」でしょう。
画面上に表示させて使用するソフトウェアキーボードでは、キーボードが画面の大部分を占有してしまいます。見にくくなってしまう上にブラインドタッチも難しく、文字入力の効率を上げるのなら、やはり物理キーボードに限ります。
Smart Keyboardの強みは、Smart Connector(スマートコネクター)接続でペアリング・充電が不要であること。iPadに磁力でくっつければ即使える状態に。
一般的なBluetoothキーボードだとペアリング設定や充電が必要ですが、Smart Keyboardなら一切が不要。くっつけるだけ、楽チンです。
【ESR】Smart Cover/Smart Keyboardと併用できる背面ケース
- シンプルなつや消しクリアTPUケース
- Smart Connector/Smart Keyboardと併用可能
Smart CoverやSmart Keyboardでは、iPad背面側をカバーすることはできません。背面は机に置いたときなど接触することが多い部分ですし、カメラレンズへの接触や傷も気になるところ。
こちらのESRの背面ケースはiPad側面のSmart Connector部分が開けられており、Smart CoverやSmart Keyboardと干渉しない設計となっております。それらを使用しながら、背面もがっちり保護できます。
iPad本体のアルミは思いのほかかんたんに傷がついてしまいます。Smart CoverやSmart Keyboardを選ぶ方で、背面への傷が気になる方におすすめのケースです。
【Logicool】Combo Touch
- トラックパッド搭載のキーボードケース
- キーボード部分は取り外し可能
- Smart Connector接続でペアリング&充電不要
- 角度調節できるキックバックスタンド
- Apple Pencilホルダーあり
- US(英語)配列キーボード
- オートスリープ/オートウェイク対応
Logicoolの「Combo Touch」はトラックパッドを搭載するキーボードケース。ラップトップのタッチパッドで操作するのと同じように、iPadをパソコンライクにポインタ操作できます。
トラックパッドがあればテキストの選択、コピペもかんたん。トラックパッド操作はタッチ操作するよりも運動量が少なく済むので連続して細かな操作するような作業に向いています。
Combo Touchは上でご紹介したSmart Keyboardと同様にSmart Connector接続。ペアリング&充電は不要で楽チンです。そのほか細かく角度調節できるキックバックスタンド、暗い場所でも正確にタイピングできるバックライト、Apple Pencilホルダーなど機能としてはSmart Keyboardよりも充実しています。
高機能なぶん重量が610gとかなり重めですが……キーボード部分はマグネットでかんたんに脱着できるので、キーボードが必要ないときは取り外せば重さはそう気にならないかと思います。
【Spigen】背面も保護できるSmart Cover風ケース
- PCクリアケースの背面とPCレザーのフラップ
- スタンドにもなる三つ折りのフラップ
- オートスリープ/オートウェイク対応
AppleのSmart Coverで保護できるのはディスプレイ側のみで、背面部分は保護できません。こちらのSpigen(シュピゲン)のケースなら、Smart Coverのような身軽さを保ちつつも、クリアケースで背面も保護してくれます。
背面にはクリアで薄型のPC素材が使われており、iPadのデザイン・カラーを隠すことなく使用できます。「全面を保護しつつ、Smart Coverのようにシンプルなケース」という人にはこれです。
【TiMOVO】PCバンパー&TPUクリアケース
- TPUバンパーとPCクリアケースのシンプルな背面ケース
- ブラック/インディゴ
片手持ちすることが多いiPadにとっては、iPadケースの薄さや軽さは使い勝手に大きく関わってくるところ。「保護したい、でも重くなるのはイヤ」というジレンマを感じている方は多いかと思います。
TiMOVOのiPadケースはTPUバンパーとPCクリアケースのシンプルで軽量・スリムな背面ケースです。バンパーがあることでグリップ感も向上、がっちり保護できるとは言えませんが、衝撃が加わりやすい角をカバーできます。
スリムさ・軽量さを重視したい方は、このような背面ケースとディスプレイを守るガラスフィルムの併用がおすすめです。
【エレコム】ZEROSHOCK 四隅のバンパーで衝撃を吸収
- ケース四隅に設置されたバンパーが衝撃を吸収
- スタンドにもなる三つ折りフラップ
- グレー/ブラック
エレコムの「ZEROSHOCK」の特徴は、ケース四隅に設置されたバンパー。落下時に衝撃を受けやすい角部分をしっかり保護してくれます。
背面にはクリアなPC素材、三つ折りフラップにはPUレザーが採用されています。三つ折りフラップはSmart Coverのようにスタンドとしても使用できます。
【UAG】 METROPOLIS 耐衝撃性に優れるプレミアムiPadケース
- UAGの人気のケース「METOROPOLIS」
- 米軍MIL規格取得の高い耐衝撃性能
- オートスリープ/オートウェイク対応
- Apple Pencil収納あり
- コバルト/ブラック/マグマ
URBAN ARMOR GEAR(UAG)は、高いたい衝撃性能とミリタリーチックなデザインが特徴のケースブランドです。非常に人気のあるブランドで、「ケースは絶対にUAG」という人もいるほど。
価格は高いですが、多くのファンから支持されているのはそれに見合う機能性・品質だからでしょう。ハードな環境でiPadを使用したい人、iPadをがっちり保護しておきたい人、このようなミリタリーデザインが人が好きな人は要チェックです!
【LOOF】LooCo 高級感ある本革手帳型ケース
- 本革を使った高級感ある手帳型ケース
- スタンド機能あり
- ブラウン/ブラック/レッド/ブルー/メタリックローズ
「ちょっといいケースを」ということならLOOFの本革手帳型ケースがおすすめです。本革の良さは使い込んでいくにつれ変化していく質感を楽しめる点。愛着をもって長く使えるところに本革の魅力があります。
選べるカラーはブラウン/ブラック/レッド/ブルー/メタリックローズの5色。選ぶカラーによって印象が大きく異なりますね。レザー製品が好きな方にチェックして欲しいケースです。
【ZUGU】The Muse 8段階で角度調節できるiPadケース
- 8段階に角度調節できるハードケース
- 150cmの高さからの落下テストをクリアした高い耐衝撃性能
- ブラック/ネイビー/パープル/レッド/ブラウン
続いてご紹介するのは、アメリカ発のブランド「ZUGU CASE」の「The Muse」というiPadケースです。
150cmの高さからの落下テストをクリアした堅牢なつくりと、8段階から細かく角度調節できるキックスタンドが特徴。Apple Pencilホルダーも搭載します。
iPadケースとしては価格帯は高めではありますが、ここまで細かく角度調節できるiPadケースはなかなかありません。気になる方はチェックしてみてください!
【エレコム】縦置き可能な手帳型ケース
- 360度回転させることが可能な手帳型ケース
- ネイビー/ブラック/ホワイト
スタンド機能に対応するiPadケースは、ほとんどが「横置きのみ対応」です。iPadを縦置きしたい場合は、iPadスタンドを使う方法が一般的。
こちらのエレコムのiPadケースは、横置きに加え縦置きにも対応する数少ない手帳型ケースです。360度回転させることができ、利用シーンに合わせて最適な方向、角度に調節できる仕組みとなっています。
動画視聴は横置きが見やすいですが、WEBぺーじや電子書籍の閲覧などでは縦置きのほうが見やすいことが多いですよね。またキーボードを接続して長文を書くときも縦置きのほうが捗ります。
縦置きできる希少なiPadケース。「こんなケースを探していた」という人は多いはず!
【ACE GO】子供に持たせるのにぴったりなEVA素材のiPadケース
- 高いクッション性と過度がないデザインで子供に持たせるのに安心
- スタンドにもなり掴みやすい取っ手付き
- 7色から選べるカラー
遊びながらひらがなを学習できるアプリや、図形を組み合わせたりして学べるiPad向けの知育系アプリは多く配信されています。そういったアプリをうまく活用して子供の知育・教育に活かしたいものですが、iPadを子供に持たせるとなると、どうしても落下による衝撃や傷、故障が気になります。
このiPadケースは、子供に持たせるようなシーンに選んでほしい製品。EVAというクッション性の高い素材が採用されておりiPadをがっちり保護。過度がないデザインで子供のけがの防止にもなります。
分厚くなり持ち運びには向きませんが、自宅で子供と一緒にパズルゲームを楽しむにはぴったりです。カラーは7色から選べます。
【HAKUBA】スリムなクラフト風スリーブケース
- スリムなクラフト風スリーブケース
- スリムでかさばらずインナーケースにぴったり
なかには「できることならiPadにはケースをつけたくない」と考えている方もいるでしょう。ケースを装着すればどうしてもそのぶんの重量が増えることになりますし、ケースによってはiPad本体のデザインを隠してしまうことにもなります。
そんな「裸族」の人におすすめなのが「スリーブケース」。使用時には裸でも、未使用時にはスリーブケースに入れておけば傷を防げます。
こちらはPUレザー使用したスリムなスリーブケース。収納機能こそありませんが、スリムでかさばらうインナーケースや保管用として使うにはぴったりです。
【tomtoc】収納たっぷりの多機能ハードケース
- たっぷり収納が魅力のハードケース
- Apple PencilやLightningケーブル、USB充電器などをまるごと収納できる
- 10色から選べるカラー
iPadをフル活用するには、Apple PencilはLightningケーブルやアダプタなどの周辺機器アクセサリーが欠かせません。ただアクセサリーが増えてくると、そのぶん持ち運びも大変に。
そんなときにはこのようなiPadとアクセサリー類をまるごと収納 & 持ち運べるケースがあれば便利です。ハードタイプのケースとなっており万が一の落下時も安心。ケースというよりバックに近い感じですが、一式をまるごと持ち運ぶことが多い人や、保管用として使用したい人におすすめです。
iPad(第9世代)向けおすすめケースまとめ
iPadケースを装着するいちばんの目的は「iPadを保護すること」です。保護するだけであれば、どのiPadケースでも目的を果たせますが、やはり保護プラスアルファの機能がiPadを便利に使う上でポイントになるところであり、iPadケース選びの楽しいところでもあります。
もちろんiPadケースのデザインも大事。自分好みのデザインなら気分も揚がります。この記事があなたのiPadケース選びのお役に立てれば幸いです!
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