Apple Watch、Mac両ユーザーであれば、ほとんどの人が活用しているであろう「Apple WatchでのMacのロック自動解除」。
これはApple Watchを身に付けている状態でMacをスリープから復帰したときに、パスワードを手入力せずとも自動でロック解除してくれる機能です。
Apple WatchユーザーでありMacユーザーでもある僕は、もちろんこの機能を活用しています。とにかく「ラク」という一言に尽きます。だって、ハンズフリーでロック解除できちゃうわけですから。なおかつApple Watchを身に着けて近くにいるときじゃないとロック解除されないので、セキュリティ的にも万全。
Macの自動ロック解除が有効なのはどれぐらいの距離まで?
でも、使っているうちにふとした疑問が。
「Macの自動ロック解除が有効になる距離はどれぐらいなんだろう?」
Appleサポートのページには「至近距離」と書かれているだけ。具体的な距離は書かれていません。
というのは、僕の場合Macから3mほどの距離にベッドがあって、僕は睡眠時間を測るためにApple Watchを着けたまま寝ているのです。Apple Watchを身に付けている状態ということは、当然Apple Watchのロックも解除している状態。3mという距離がAppleのいう「至近距離」なら、寝ている間にロック解除されてしまうことになります。
もし僕が寝ている間に、家族に見られていはいけないものを見られたとしたら・・・。
心配になったので、どれぐらいの距離で自動ロック解除が有効になるのかを測ってみました。
自動ロック解除される距離を測ってみた
自宅のデスクに置いてあるiMacとメジャーを使って、自動ロック解除される距離を測ってみました。iMacから1mずつ離れていって、どれぐらいの距離まで自動ロック解除されるのかを調べてみます。
Macからの距離 | 自動ロック解除の可否 |
---|---|
1m | ○ |
2m | ○ |
3m | ○ |
4m | ○ |
4.5m | X |
結果は上のとおり。正直思ったより広い範囲で自動ロック解除されてしまう結果に。4mって結構距離ありますからね。
つまりiMacから3mほどしか離れていないベッドで寝ている僕の場合、寝ている間に誰かにMacを操作されちゃう危険性があるということ。ロック解除されたときにApple Watchが「ブルッ」と震えるので、起きているときは気付けるかもしれません。しかし寝ている間に気付くのは多分無理。
マジで見られては困るものがあるなら、自動ロック解除はオフにしたほうがいいかも
自動ロック解除が有効になる距離を調べてみた結果、4mとわりと長い距離で自動ロック解除されてしまうことが分かりました。
僕はここでさらにあることに気付きます。
「iMacなら離れて寝ればいいけど、MacBookなら近くに持ってきてロック解除できちゃうじゃん」
これ、普通にできちゃいます。MacBookの場合、パカっと開けるとスリープから復帰するので、自動ロック解除がオンになっている場合はそのままロック解除されます。
iMacでもデスクで寝てしまっている間はロック解除できちゃいますね。まぁ狙われないとその隙を突かれることはないかと思いますが、マジで見られてはいけないものがあるのなら、セキュリティ的に危険です。
対処方法としては、
- Macの電源を落とす(再起動時はパスコードを入力する必要がある)
- Apple Watchを外す(Watchがロックされている状態では自動ロック解除できない)
このいずれかになります。
あなたが超極秘任務を遂行する諜報部員で、例え家族であってもMacの中身を見られてしまっては困るという場合は、この自動ロック機能をオフにしておいたほうがいいかもしれません。
Apple WatchでMac自動ロック解除はラクすぎるから僕は使い続けるよ
Apple WatchでのMac自動ロック解除を普段から使っていて、ふと疑問が湧いたので調べてみましたが、やっぱり自動ロック解除はラクなので僕は使い続けます。
ただセキュリティに穴があることも事実。現にApple Watchを身に着けていて4mの範囲内にいるときはロック解除できてしまいますから。
万が一にも意図せずロック解除されてしまっては困るのであれば、自動ロック解除の設定を見直したほうがいいかもしれません。