【レビュー】iPhone 8 Plusを一週間使ってみた感想。iPhone Xは待たなくていい

【レビュー】iPhone 8 Plusを一週間使ってみた感想。iPhone Xは待たなくていい

iPhone 8 Plusが到着してはや一週間経ちました。もちろんメインスマホとしてバリバリ活躍してもらっています。

ただ多くの人は、iPhone Xの発売が11月に控えている関係で様子見しているケースが多いのではないでしょうか。

「このタイミングなら当然iPhone X待ちでしょ!」

「いやいやiPhone X高過ぎ!iPhone 8で十分!」

と意見が分かれそうなところですが。。。先に言ってしまうと、僕の至った結論は「iPhone8/8Plusを買うべし!」というもの。

この理由はかんたんに言うと、間違いなく無難だと思うから。ホームボタンがありすんなり乗り換えられる、それでいてワイヤレス充電や処理能力向上によるサクサクした操作、カメラ機能の向上など、しっかりと確実に進化を体感できる。

一方でiPhone Xを待つ場合は、

  • 品薄でいつ手に入るか分からない
  • 256GBモデルで税込140,184円(プラスApple Careは税込24,624円)とMacBookに手が届くほど高額
  • 実用度が不確かで次のiPhoneでは消えているかもしれないFace ID

これらのリスクを背負って待つことになります。

iPhone Xをディスるつもりはありませんが、やはりリスクが高すぎるというのが僕の印象です。もちろんフタを開けてみると「iPhone X超よかった!!」なんてこともあるかもしれませんが、それでも高額な本体価格が下がるわけではないですからね。。。価格というのは一番ネックになりやすいのかなぁと思います。

目次

iPhone8/8Plus/Xの価格の比較

新型iPhoneの価格をまとめてみました。

モデル
容量
本体税込価格(Apple Store)
Apple Care(税込)
合計(税込)
iPhone 8
64GB
85,104円
15,984円
101,088円
256GB
103,464円
15,984円
119,448円
iPhone 8 Plus
64GB
96,984円
15,984円
112,968円
256GB
115,344円
15,984円
131,328円
iPhone X
64GB
121,824円
24,624円
146,448円
256GB
140,184円
24,624円
164,808円

iPhone 8でもそれなりの価格になりますが、iPhone Xに関してはApple Careの価格が上がっていることもあって非常に高額です。

こうして一覧にしてみると全体的に高いですねぇ。Apple Careを足すと税込で全モデル10万円超えです。。。

「ドコモなんかのキャリアなら本体を安く買えるんじゃないの?」

と思ったあなた!確かにそのとおりなんですが、もちろん本体代金に加えて毎月通信費を払っていかなくてはいけません。結局財布から出ていくお金としては本体価格も通信費も同じですからね。トータルで計算する必要があります。

僕はiPhone 8 Plusをちょっとでも安く使いたいと思いLINEモバイルで運用しています。興味がある人はこちらもどうぞ。

iPhone 8 Plusの使用レビュー

それではここから本題のレビューを書いていきたいと思います。僕が購入したのは「iPhone 8 Plus(256GB) ローズゴールド」。

まずは外観から

iPhone 8 Plus ローズゴールド 正面

一見iPhone 7 Plusと瓜二つ。サイズ、厚さもほぼ同じです。

iPhone 8 Plus ローズゴールド 背面ガラス

ただ背面を見るとiPhone 8 Plusであることが分かります。ワイヤレス充電に対応する関係もあり背面がガラス素材に変更されています。

見てのとおりテッカテカです。光沢がありそれが高級感を醸し出していますね。ただ光沢がある分指紋が目立ってしまう印象です。あとガラスだからといって特段滑りやすいっていう感じではないですね。

iPhone 8 Plus 出っ張ったカメラレンズ

出っ張ったカメラレンズはiPhone 8/8 Plusでも健在。こうレンズが出っ張ってるとどうしても平置きしたときのレンズへの負担が気になってしまいます。対策されたケースを装着すれば問題ありませんが、裸で使う人は気をつけたほうがよさそうです。

iPhone 8 Plus 背面カメラまわり

iPhone 7 PlusとくらべてiPhone 8 Plusのカメラ周りがすっきりした印象。ガラスパネルになりマイク穴やフラッシュとツライチになったからでしょうか。

とこのように外観の変化があったのは主に背面ガラスパネルのみで、正面や側面はほぼiPhone 7 Plusと同じです。ただ背面ガラスのおかげで全体的な高級感というか、雰囲気はさらに向上したように思います。

ワイヤレス充電は便利だがインパクトに欠ける

iPhone 8 Plus ワイヤレス充電

前提としてiPhone8/8Plusに搭載されているワイヤレス充電は非常に便利です。充電するたびにわざわざLightningケーブルを抜き差しする必要はありません。

「それまでじゃないか」と言われればれまでなんですが、毎日のことなので思っていた以上に便利さを体感できます。

ただ確かに「それまで」なんですよね。置くだけで充電できる、うん、それまで。Qi(チー)でのワイヤレス充電への対応はAndroidスマホなら今なら普通です。そういう意味では目新しさというインパクトにはどうしても欠ける印象です。

もうすでに当たり前にある機能がiPhoneに搭載されただけ…どうしてもそう感じてしまいます。だってほら、あなたももうすでに似たような機能を体験しているかもしれませんよ。

例えば自宅の電話機の子機。

固定電話の子機

仕組みは違うかもしれませんが、まぁ似たようなものです。この電話機の子機が無接点充電になったときはすごく驚いたのを覚えていますが、もうそれは何年も前の話。

もちろん、先にも書いたとおり前提としてワイヤレス充電は非常に便利な機能です。ただ…というお話です。「半径○mの範囲ならワイヤレス充電可能!」なんていう機能が搭載されているならめちゃくちゃインパクトありますけどね!近い将来そうなるかもなので期待して待つことにします。

ちなみに僕はApple StoreでiPhone 8 Plusを予約するときに一緒にワイヤレス充電器「mophie wireless charging base」を購入しました。レビュー記事を書いているので興味があればどうぞ!

なお、よくある心配として「ケースを装着したままワイヤレス充電できるのか」というものがありますが、金属製ケース以外は基本的には可能です。ただ分厚い手帳型ケースは厚さが3mmを超えるかどうかが境目となりそうなので、ワイヤレス充電を考えている人はこの辺も頭にいれておきましょう。

iPhone 8 Plus、iPhone Xのみ搭載の「ポートレートライティング」が面白い

iPhone 8 Plusのカメラの機能の向上は普段使いでも十分に感じることができます。特にくらい場所での撮影においては、よりノイズが少なく。よりきれいな写真が撮れるといった印象です。

カメラの進化で面白いなーと思ったのがiPhone 8 Plus、iPhone Xのみに搭載される「ポートレートライティング」という機能。

「自然光」「スタジオ照明」「輪郭強調照明」「ステージ照明」「ステージ照明(モノ)」の5つの効果が搭載されています。

これはポートレートでの撮影時はもちろん、ポートレートで撮影した写真をあとから効果を選択することが可能です。

「こんなの編集ソフトで作れるでしょ!」と言われればつらいところなんですが、編集にうとい僕からするとかんたんにこのような写真を撮れるのは結構面白かったりします。

一見同じように見える画像も効果によって微妙に違います。人の肌が滑らかにきれいに見えるのは「スタジオ照明」でしょうか。逆に影が強調されくっきりした印象を受ける「輪郭強調照明」、劇画チックな画像を作れそうな「ステージ照明(モノ)」なんかも面白いですね。

この機能はあくまでもまだベータ版での提供なんですが、もっと効果が増えたり細かく設定できるようになればもっと遊べそう。

ビデオ動画機能が向上!これは嬉しい

iPhone 8 Plusが到着していろいろと設定をいじっていてびっくりしたことが4K動画が60fpsで撮影できるということ。

60fpsとは、かんたんに言うと1秒間の間に60枚の静止画がコマ送りになっているということで、フルHD/60fpsで撮影可能なのは珍しくないんですが、4K動画が60fpsで撮影できるのは結構すごいんです。

スローモーション撮影もパワーアップしていてフルHDで240fpsという高速での撮影が可能となっています。

なお4K/60fpsで撮影するには「カメラ」の設定画面で「フォーマット」→「高効率」にチェックする必要があります。これは写真や動画を画質そのままにファイルサイズを減らしてくれるiOS11の新機能になるのでぜひチェックしておきましょう。

やっとiPhoneにも搭載された「True Toneディスプレイ」

個人的に待っていたのはiPhone8/8Plusからやっと搭載となった「True Toneディスプレイ」。True Toneは周囲の環境光に応じて画面のホワイトバランスを自動的に調整してくれるという機能です。

例えば、iPhoneが同じ色を表示していても、太陽光の下と室内光の下で見るのとでは実際の見え方に違いがでてきてしまいますよね。True Toneディスプレイが搭載されているiPhone8/8Plusでは、本体内臓のセンサーを使ってその環境に応じた正確な色の表示が可能です。

このTrue Toneディスプレイ、すでにiPad Proには搭載されている機能です。10.5インチiPad Proユーザーである僕は、屋外や自室の暖色系の照明の下など違う環境下でも自然な色で表示してくれるこの機能を重宝していたので、iPhone8/8Plusで搭載してくれたのは嬉しいですね。

こう比べてみるとTrue Toneがオン状態では黄味がかった印象を受けますが、あくまでもまわりの環境光にあわせて調節してくれるので、使っていて違和感はありません。

もちろん人それぞれ感じ方が違うのででオン・オフはお好みで!

iPhone 8 Plusで保護ケースを装着していないと泣きをみるかも

iPhone8/8Plusの代名詞とも言える背面ガラスですが、修理費が高額になることで話題になっているようです。

ちょっと本題とずれるかもしれませんが、万一キレイなガラスに指を滑らせて逝ってしまったときにかかる修理をまとめてみました。

モデル
Apple Care+に加入している場合(税別)
Apple Care+への加入なしの場合(税別)
画面の損傷
iPhone 8
3,400円
17,800円
iPhone 8 Plus
3,400円
19,800円
その他の問題(背面ガラスの損傷含む)
iPhone 8
11,800円
38,800円
iPhone 8 Plus
11,800円
43,800円

いやいや、これはケースなしに使えないかもしれません。これは手を滑らてiPhoneが落ちていく瞬間にさまざまなことを考えそう。「割れるなら画面じゃなく背面から頼む!」「いや修理費を考えると画面が割れてくれるほうがいいかも」「いやいや、そもそも割れないでくれ!ケースをつけときゃよかった」みたいな。

特にApple Care+に加入しないという賭けに出た人は特に気をつけたほうがいいですね。背面ガラスが割れるとスマホ一台分ぐらいのお金を持っていかれてしまいます。

Apple Care+に加入している人でも特別価格で修理できるのは2年で2回まで。3回目以降は通常の保証対象外の価格となってしまうので、いずれにせよ気をつけたほうがいいでしょう。

iPhone 8 Plusにはケースの装着を強くおすすめします。キレイな背面ガラスが隠れてしまいますが、背面ガラスは初日キレイだと感動しても2日目にはもうすぐに慣れてしまいますから。iPhone 8 Plus用保護フィルムも忘れずに用意したいですね!

まとめ

このブログではiPhoneのアクセサリーを多く取り扱っているので、iPhone Xもぜひ手に入れたいと考えています。iPhone 7 Plusのジェットブラックのように品薄状態が続くのではと予想されていますが、また届き次第レビューさせていただきます。

ただやっぱりホームボタンは入りますよ。。。ホームボタンというか、指紋認証ですよね。Face IDというiPhoneにとっては新しい領域に進出するのはいいのですが、指紋認証は残してほしかった、というのが正直なところです。ディスプレイ上での指紋認証が難しいのなら本体のサイドに指紋認証を残す、とか。

まぁまだiPhone XのFace IDを体験したわけじゃないので、酷評するにはまだ速いんですけどね。

勝手な予想ですが、iPhone Xがユーザーの手に届きだして、その使い勝手が明らかになってくるタイミングで、iPhone8/8Plusの売れ行きが伸びそうな予感がします。価格・性能・使い勝手をより比較できるようになればiPhone8/8Plusが再評価される、そんなにおいがします。

まとめてして、iPhone8/8Plusを実際に使ってみて、一見代り映えしないように見えるがその進化はしっかりと感じられる、というとこでしょう。

ワイヤレス充電はインパクトには欠けるもののやっぱり便利だし、よりきれいになり進化したカメラも嬉しい。iPhone8/8Plusを検討しているあなたは間違えていないと思いますよ!

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この記事の著者

Apple製品まわりのガジェットを中心にレビューしているガジェット専門家。元家電量販店員で元スマホ販売員。レビュー記事では「で、実際のところはどうなの?」と言うことを大事にしています。
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