今回ご紹介するのは、Simplism(シンプリズム)のiPhone SE3向けガラスフィルム4種をご紹介!実際に貼り付けて使用感を確認していますので、お探しの方はぜひ参考にしてください。
なお、ご紹介のガラスフィルムはiPhone SE3の他に、同じサイズ・形状のiPhone SE2、iPhone 8、iPhone 7にも対応します。
SimplismのiPhone SE3向けガラスフィルム「4種」をレビュー
今回レビューするのは、以下の4種類のガラスフィルムです。
- 立体成形型シームレスガラス
- ブルーライトカットガラスフィルム(ケースへの干渉なし)
- [FLEX 3D] ブルーライトカットガラスフィルム(全面吸着)
- [FLEX 3D] ブルーライトカットガラスフィルム(気泡なし)
「貼るピタZ+」でかんたん・キレイに貼れる
ガラスフィルムの貼り付けをサポートしてくれる独自のシステム、「貼るピタZ+」が秀逸でしたので、まずは貼り付けの流れをご紹介しておきます。今回ご紹介するガラスフィルムはすべて、この貼るピタZ+に対応しています。
▲ 上が箱から出した状態です。
▲ まずは、透明のカバーを取り外し(あとで使うので捨てないように)、赤いつまみを持ち上げて、内部に収納されているアルコールシートとクリーニングクロスを取り出します。さらに、iPhone SE3を上のようにセット。
▲ ディスプレイに付着した油脂・ホコリをしっかり除去しておきます。
▲ iPhone SE3をセットした状態で、赤いつまみを元の位置に戻します。次に、「①右手で引く」と書かれているつまみを、反対側を押さえながら引き抜きます。①を引き抜いたら、同じように「②左手で引く」と書かれているつまみを引き抜きます。
▲ ①と②を引き抜いたら、ディスプレイ全面を上から手で軽く押さえておきます。そうすることでホコリ取りシールにホコリが付着してくれます。そして先ほど外した透明のカバーを上からかぶせます。
▲ 次に中央部分を指で押さえながら、赤いつまみを引き抜きます。
▲ 中央部分をなぞると、ガラスフィルムが張り付いていってくれます。
▲ 青いつまみを持って剥がせば、貼り付け完了です。
▲ 仕上げに、クロスで内部に入った空気を押し出します。小さい気泡が残っても、数日で消えてくれます。
▲ これで貼り付け完了です。肝心の仕上がりですが、忖度なしに非常にいい感じです。いくら気をつけても、どうしてもホコリが入ってしまうことが多いですが、この貼り方だとホコリが入る余地がないですし、仮にホコリを見落として板としても、ホコリ取りシールが取り除いてくれます。
▲ 位置決めに関しては完璧と言っていいのではないでしょうか。ズレが目立ちやすいホームボタンやイヤースピーカまわりのフィット感は素晴らしいですね!
貼るピタZ+での貼り付けの様子は、公式のYouTubeチャンネルに公開されています。
正直なところ、初見は「手順が多くめんどくさそう」という印象でしたがが、いざ実践してみるとかんたん。この方法なら失敗のしようがありません。貼るピタZ+が初めての方でも、5分、10分かからない時間でキレイに貼れるかと思います。
1. 立体成型シームレスガラス
最初にご紹介するのは、「立体成形型シームレスガラス 高透明(TR-IP224-GM3-CCBK)」です。
- 本来の画質・色合いを損なわない高透明タイプ
- 全面を保護するフルカバータイプ
- 気泡レス仕様
- 飛散防止加工/フッ素加工/ラウンドエッジ加工
- 表面硬度10H
- 貼るピタZ+
- 価格:2,380円
▲ 高透明タイプということもあり、iPhone SE3本来のディスプレイのキレイさに干渉しません。また、全面を保護するフルカバータイプで、一見ではガラスフィルムを貼っているのか分からない見た目。仕上がりは非常にキレイです。
▲ エッジの浮きなどもなく、貼るピタZ+のおかげもあってズレなく貼れましたが、フレーム部分がディスプレイにかかってしまっていることが気になりました。視認性に問題があるレベルではないものの、気になる方は注意してください。
▲ 全面を保護するフルカバータイプになります。複数のiPhone SE3向けケースを装着してみましたが、ガラスフィルムとの干渉は確認できませんでした。
見え方がクリアで、仕上がりがキレイということもあり、いい意味で存在感を感じさせないガラスフィルムです。ただ、やはりフレームのディスプレイへの干渉が私としては気になるところ。本来見える部分が隠れてしまっているわけですからね。気になる方は、色がついたフレームタイプではなく、全面クリアなガラスフィルムを選んだほうがいいでしょう。
貼るピタZ+で貼りやすく、透明度も高いけど……やっぱりフレームの干渉が気になる。
2. ブルーライトカットガラスフィルム(ケースへの干渉なし)
続いてご紹介するのは、ブルーライトを約60%カットしてくれるガラスフィルムです。
- ブルーライトカット対応(約60%カット)
- ひと回り小さい設計でケースに干渉しにくい
- 気泡レス仕様
- 飛散防止加工/フッ素加工/ラウンドエッジ加工
- 表面硬度10H
- 貼るピタZ+
- 価格:1,980円
- ケース干渉 交換保証サービス(万が一ケースと干渉が発生した場合、代替製品に交換してくれる)
→ 購入日より1年以内に申請(1回限り)
▲ 貼るピタZ+に対応し、貼り付けのしやすさは〇です。
▲ ブルーライトカットを約60%カットしてくれます。カメラではうまく写ってくれなかったのですが、見え方の変化はほぼ見られませんでした。
▲ ケースとの干渉を防ぐため、ガラスフィルムはひと回り小さく設計されています。
▲ iPhone SE3のディスプレイのエッジ部分は、緩やかに湾曲しています。それゆえにガラスフィルムによっては、上のように浮きが発生してしまいます。このガラスフィルムでも浮きが発生してしまっていますね。上から押さえれば一時的に貼り付いてくれるものの、5分ほど経つと、また浮いてきてしまいます。この浮きにホコリが詰まっちゃったりして見ためが悪くなってしまうんですよね。使用にはまったく問題ありませんが、気になる方は避けたほうがよさそうです。
個体差があるのかどうかは不明だけど、この個体の場合はガラスフィルム左側のエッジが浮いてしまう。
3. [FLEX 3D] ブルーライトカットガラスフィルム(全面吸着)
続いてご紹介するのは、フルカバータイプのブルーライトカット対応ガラスフィルムです。PETフレームとガラスの複合素材で、角割れしにくいとのこと。
- ブルーライトカット対応(約35%カット)
- 黄色くない素材を使用
- 全面を保護するフルカバータイプ
- 角割れしない、PETフレーム+ガラスの複合素材
- 全面吸着タイプ
- 貼るピタZ+
- 価格:2,080円
- FLEX 3Dガラス 365日保証サービスに対応(欠けた・ヒビが入った・割れたという場合に交換してくれる)
→ 購入日より1年以内に申請(1回限り)
▲ 全面を覆うフルカバータイプ。PET製のフレームが採用されています。サイズ感・フィット感は問題なしですね。貼り付け当初はどうしても多少の空気が残ってしまうものの、気泡レス加工で数日使えば抜けてくれます。
▲ 「絶対、角割れしない」とうたうFLEX 3Dですが、開封してみるとエッジ部分に小さい傷(ヒビ?)がついていました。ただFLEX 3Dには、万が一欠けたりヒビが入ったりしたときに使える「FLEX 3Dガラス 365日保証サービス」が付帯しています(購入から1年以内に申請)。今回は皮肉な状態になってしまっているものの、「万が一のときは交換してくれる」という保証付きなのは安心要素でしょうか。
▲ また、こちらのガラスフィルムでもディスプレイへの干渉が見られました。結構がっつり削られてしまっています。多少の干渉は仕方ないと思っていますが、個人的な感覚では「ちょっとこれは厳しいかな」という印象です。
なお、「黄色くならないブルーライト軽減」ということで、見え方についてはフィルムなしの状態とほぼ変わりません。ものによっては気になるほど黄色が強くなってしまうものもあるので、ブルーライトカットでもクリアに見えることは高ポイントです。
やっぱりディスプレイへの干渉が気になる……。が、ブルーライトカットなのに黄色くならない点はGOOD!
4. [FLEX 3D] ブルーライトカットガラスフィルム(気泡なし)
最後にご紹介するこちらのガラスフィルムは、気泡ができないように、フレーム部分のみ糊付けされているタイプになります。
- ブルーライトカット対応(約35%カット)
- 黄色くない素材を使用
- 全面を保護するフルカバータイプ
- 角割れしない、PETフレーム+ガラスの複合素材
- 新バブルレス構造(フレームのみ糊付け)
- 貼るピタZ+
- 価格:2,080円
- FLEX 3Dガラス 365日保証サービスに対応(欠けた・ヒビが入った・割れたという場合に交換してくれる)
→ 購入日より1年以内に申請(1回限り)
▲ 黒いフレーム部分のみ糊付けされている「新バブルレス構造」となっており、気泡は一切なく見ためは非常にキレイ。
▲ 今回お試しした4種類のなかでは、いちばん仕上がりがキレイだと感じます。
▲ ただ同じように、若干のディスプレイへの干渉があります。この点は注意してください。
糊付けされているのはフレームのみ。ディスプレイ部分のガラスフィルムは浮いた状態となっていますが、操作感は全面吸着タイプと変わりません。
仕上がりはこれがいちばんキレイ!!
SimplismのiPhone SE3向けガラスフィルム レビューまとめ
ガラスフィルムを選ぶ際には、「貼り付けをサポートしてくれるアイテムがあるかどうか」が非常に重要です。私も器用なほうではなく、貼り付けに失敗したことは数え切れないほどありますが、「貼るピタ+」では失敗のしようがないので安心です。
貼るピタZ+が秀逸なだけに、ガラスフィルムの浮きやフレームのディスプレイへの干渉が気になってしまいますね。浮きも干渉も、個人的には許容できないレベル。ここはぜひ改善して欲しいですね!