今回の記事では、おすすめの「iPhone XR向けの保護フィルム・ガラスフィルム」を一足先にまとめました。
6.1インチと大きいぶん、落下させたりぶつけてしまって液晶画面を損傷させてしまうリスクは高まります。せっかく購入したiPhone XRを可能な限りキレイな状態で使用するには、液晶画面を守る保護フィルムは必須アイテムです!
iPhone XR向け保護フィルム選び方・ポイント
まずはiPhone XRで使用する保護フィルムの選び方・抑えておきたいポイントについて解説していきます。iPhone XRならではの注意点もありますので、購入前にしっかり確認しておきましょう。
そもそも保護フィルムは必要なの?という話
「保護フィルムなんから要らない!どうせ2年毎に買い換えるし」
「キレイな状態で使いたいし、買い替え時に下取りに出したいから保護フィルムは絶対必要だ!」
これはどっちも正解です。傷を気にせずワイルドに使えれば逆に気がラクですし、下取り時に査定に響かないようにキレイに使うのも間違ってはいません。
もし保護フィルムを付けずにiPhoneを使用した場合どうなるのか。
保護フィルムを付けずに使用すると、普通に傷が付きます。これは約10ヶ月ほど保護フィルムなしで使用したiPhoneXの画像ですが、小傷がいっぱい付いていることが分かります。落下させたことはないので、おそろくポケットやカバンの中でできた傷でしょう。
「保護フィルムは必要?」という質問に対しては、「保護フィルムなしだと普通に傷が付くので、傷を付けたくないのなら必要」、ということになりますね。
ガラスフィルムとTPUフィルム、どっちを選ぶ?
保護フィルムには大きくわけて「ガラスフィルム」と「TPUフィルム」の2種類あります。一昔前までは「PETフィルム」が主流でしたが、いまではこの2種類がよく使われています。
ガラスフィルム | PET/TPUフィルム | |
素材 | 強化ガラス | PET/TPU |
硬さ | 硬い(割れることがある) | 柔らかい(衝撃を吸収してくれる) |
厚さ | 厚い(ケースとの干渉することがある) | 薄い(ケースと干渉しづらい) |
指ざわり | 滑りづらい(最近は滑りやすいように加工されていることが多い) | サラサラ(アンチグレアタイプ) |
貼りやすさ | 硬くまっすぐなため比較的簡単に貼れる | コツが必要、気泡が入りやすい(気泡が抜けるタイプもあり) |
価格 | 液晶保護フィルムと比較すると高い | 安い |
両者の違いは主なとおり。最近ではガラスフィルムが安く買えるようになったこともあり、強度が高く貼りやすいガラスフィルムが人気ですね!
ただガラスフィルムにおいては「厚く装着感が出やすい」「保護ケースと干渉してしまうことがある」というデメリットがあります。問題ないことがほとんどではありますが、頭の片隅に入れておきましょう。
保護ケースとの干渉を防ぐため小さめに設計されているガラスフィルムは、上の画像のように浮いたような「装着感」が出やすい傾向があります。
ガラスフィルムフィルムは絶対にラウンドエッジ加工!
iPhone XRではとうとうホームボタンがなくなりました。認証は「Face ID」、操作はホームボタンに代わり画面下部に表示された「ホームバー」で行うことになります。特に使用頻度が高い操作として、ホームバーを上方向にスワイプして「ホームに戻る」があります。
この操作をする際、エッジが丸くラウンドエッジ加工されてないガラスフィルムだと、操作しづらいと感じるほどに指にひっかかります。ケガするほどではないですが、ひどい場合は指先が痛いと感じることも。
※画像はiPhone XS
ホームボタンがなくなりホームバーでの操作になったいま、ガラスフィルムにとってはラウンドエッジ加工が必須!実際に貼り付けたあとに気付いて後悔するポイントなので、購入時にしっかりと確認しておきましょう。
おすすめはガイド枠付きのガラスフィルム
保護フィルムを選ぶにあたって一番大事なこと。それは「貼りやすい保護フィルムを選ぶ」ことです。
と言ってもフィルムの貼り付けにはそれぞれ得手不得手がありますよね。購入者レビューの「貼りやすかった」「貼りにくかった」といった感想は、あくまでもその人の主観ですから、これも判断が難しいところです。
そこでおすすめしたいのが、ガイド枠(ガイドフレーム/サポートフレーム)がセットになったガラスフィルム。ガラスフィルムはTPUフィルムのように折れ曲がりません。なので比較的貼りやすいのは間違いないのですが、慎重に位置決めしないとズレてマイク穴を塞いじゃうってことがよくあったりします。
ガイド枠の使い方はかんたん、製品ごとに若干違ったりしますが、基本はiPhone本体にガイド枠をセットして、そのガイド枠の枠内にガラスフィルムを落としてあげるだけです。ガイド枠があるので細かい位置決めは不要、めちゃラクです。「フィルムの貼り付けは苦手だな」なんて人は多いと思いますが、ガイド枠付きのガラスフィルムがおすすめです!
そしてTPUフィルムを選ぶ場合は、付属の霧吹きでフィルム全体を濡らしてから貼り付ける「ウェットタイプのTPUフィルム」がおすすめ。フィルムを滑らせながら位置決めでき、失敗しにくくおすすめです。
保護フィルムの貼付け時に注意したいこと
- ウェットシートで汚れを拭き取る
- クリーニングクロスで付着した指紋を拭き取る
- ホコリ取りシールで細かいホコリを除去
- 保護フィルムを貼り付ける
- 付属のヘラで空気を押し出す、もしくは抜けるのを待つ
製品によって若干異なりますが、保護フィルムの貼り付けの基本的な流れはこんな感じです。
特に注意したいのは「ホコリ」です。ホコリが侵入してしまうと厄介、気付いてから取り除くのは至難の技です。僕自身も貼り付けは得意ではないので幾度となく失敗していますが、そのほとんどがホコリの侵入です。
気にならないという人であればいいですが、僕は結構気になっちゃうので、保護フィルムを貼り付けるときは必ずホコリの飛びにくいお風呂場で貼り付けています。念には念をということであれば、服を脱いでさらにシャワーをさっと巻いてホコリが飛ばないようにしてから貼り付ける。ガチでキレイに貼り付けるならこの方法が一番です。
おすすめiPhone XRガラスフィルム
【OAProda】全面フルカバータイプのガラスフィルム
- 全面フルカバータイプ
- 位置決めかんたんな「ガイド枠」付き
- ラウンドエッジ加工
- エッジの指の引っ掛かりが気になる
まずおすすめしたいのは、「OAProda」のガラスフィルムです。ノッチのスピーカー部分を除き全面を保護してくれる全面フルカバータイプ。ノッチ部分が空いているガラスフィルムは結構多いので、しっかり保護したいという人におすすめです。
他機種ではありますが、OAProdaのガラスフィルムは個人的にも愛用中です。保護ケースとの干渉もなくしっかり全面を保護してくれ、指すべりも問題ありません。若干エッジの指の引っ掛かりが気になりますが、致命的なほどではないのでよしとしています。
そしてなにより貼り付けをサポートしてくれる「ガイド枠」が付属。実際に使ってみましたが、ガイド枠をセットしてガラスフィルムを落とすだけ。ラクチンでした。全面フルカバータイプのガラスフィルムを探してるならコレです!
【ELTD】厚さ0.26mmと薄型な全面フルカバーガラスフィルム
- 全面フルカバータイプ
- 厚さ0.26mmで薄型
続いても全面フルカバータイプのガラスフィルムなのですが、こちらは厚さわずか0.26mmと薄型になっています。もともと全面ガラスフィルムは装着感が出にくいのですが、薄ければ薄いほどさらに装着感が出にくくなります。
【WANLOK】コスパ抜群!ガラスフィルム2枚セット
- ワンコインで2枚セット!コスパ抜群のガラスフィルム
- 位置決めかんたんな「ガイド枠」付き
- ラウンドエッジ加工
- ひと回り小さい設計
- 2枚セット
ガラスフィルムって高いイメージがあったりしますが、いまでは随分と手軽に選べるようになりました。こちらは2枚セットでなんとワンコインで購入でき、さらにガイド枠まで付属するというコスパ抜群のガラスフィルムです。「とりあえず安いガラスフィルムを!」ということであればぴったりです!
【Anker】GlassGuard 安心のAnker品質
- 安心のAnker品質
- 位置決めかんたんな「ガイド枠」付き
- 厚さ0.33mm
- ラウンドエッジ加工
- ひと回り小さい設計
- 2枚セット
モバイルバッテリーやワイヤレスイヤホンなどのスマホアクセサリーでお馴染みのAnker(アンカー)。多くのAnker製品が高い評価を得ているので、知っているという人やまさにAnker製品を愛用中の人も多いかと思います。
Ankerのガラスフィルム「GlassGuard」はしっかりガイド枠も付属。かんたんに貼り付けられます。2枚セットで選びやすい価格ですし、安心のAnker品質。
ただ厚さは0.33mmと若干厚めで、エッジ部分を避けてひとまわり小さく設計されているので、装着感が出やすくなっています。保護ケースを付けてしまえば気にならない場合もありますが、気になる人は気になるはずなのでその点には注意してください。
【SHINEZONE】裸派におすすめしたい背面ガラスフィルムセット
- ディスプレイ用・背面用ガラスフィルムセット
- ひと回り小さい設計
保護ケースを装着しない人におすすめしたいのが、ディスプレイ用・背面用のガラスフィルムがセットになったこちらの製品です。iPhone XRは背面がガラスパネルになっており、このガラスパネルが損傷してしまうとかなり高額な修理費用がかかります。ディスプレイに加え背面もしっかり守りたい!という人はこちらをどうぞ!
【エレコム】旭硝子社製「Dragontrail®X」採用の強靭なガラスフィルム
- 安心のエレコム品質
- 旭硝子社製「Dragontrail®X」採用
- 厚さ0.21mmと薄型
- ラウンドエッジ加工
- ひと回り小さい設計
強化ガラスと言えば、米コーニング社の「ゴリラガラス」が有名ですよね。そんなゴリラガラスに負けじと高い強度に定評があるのが旭硝子社の「ドランゴレイル」。ドラゴントレイルのほうが硬度が高いと言われており、数多くの国内メーカーに採用されています。
厚さはわずか0.21mmとかなり薄いほうなので、ガラスフィルム特有の装着感は比較的出にくいでしょう。ただひとまわり小さい設計になっているの注意してください。
ひとまわり小さい設計が見ため的に気になるなら、同じドラントレイルが使われたフレーム付きタイプもあります。
【WANLOK】アンチグレア(反射防止)タイプのガラスフィルム
- アンチグレア(反射防止)タイプのガラスフィルム
- 位置決めかんたんな「ガイド枠」付き
- 厚さ0.3mm
- ラウンドエッジ加工
- ひと回り小さい設計
蛍光灯や屋外での太陽の反射、ギラツキが苦手な人におすすめしたいのが、アンチグレアタイプの保護フィルムです。アンチグレアはTPUフィルムではよく見ますがガラスフィルムではあまり見かけません。
多くないアンチグレアのガラスフィルムのなかではWANLOKがおすすめです。ガイド枠付きでiPhone XRユーザーにとっては必須のラウンドエッジ加工もクリア。厚さ0.3mmでひとまわり小さい設計なので装着感が気になるものの、まぁ許容範囲ないでしょう。
ガラスフィルムは中華系のメーカーが多いですが、WANLOKは国内メーカーで品質・サポートをセールスポイントとしているメーカーです。個人的にも一度交換してもらったことがありますが、対応が速く丁寧でいい印象を持っています。
【Nimaso】ブルーライトカット対応ガラスフィルム
- ブルーライトカット対応
- 位置決めかんたんな「ガイド枠」付き
- 厚さ0.26mmと薄型
- ラウンドエッジ加工
- ひと回り小さい設計
目の疲れや体内時計の乱れに影響すると言われる「ブルーライト」。iPhone XRには「Night Shift」という指定した時間にディスプレイが暖色系の色に変更され目の負担を軽減するという機能が備わっています。しかしわざわざ設定するよりもブルーライト対応の保護フィルムを貼ってしまったほうが手っ取り早い。
こちらのブルーライトカット対応のガラスフィルムは、ガイド枠付き、厚さ0.26mmと薄型、指が引っ掛かりにくいラウンドエッジ加工など、ブルーライト以外の機能も充実。ブルーライトカット対応の保護フィルムはその他の機能がイマイチだったりすることが多いので、充実した機能がこのガラスフィルムを選ぶポイントです。
【WANLOK】プライバシーを守る覗き見防止ガラスフィルム
- プライバシーを守る覗き見防止ガラスフィルム
- クリアさには欠ける
- 位置決めかんたんな「ガイド枠」付き
- 厚さ0.3mm
- ラウンドエッジ加工
- ひと回り小さい設計
最後に紹介するのは、WANLOKの覗き見防止機能付きのガラスフィルム。スモークのような加工が施されており、サイドからの覗き見を防止してくれます。「仕事関係の資料だから、他の人に見られては困る」といった場合に活用できます。電車内などの人混みでiPhoneを操作するときにまわりの人の目線が気になる場合にもおすすめです。
ただ当然ではありますが、特殊な加工がされているのでクリアさには欠けます。その点は頭にいれておきましょう。
おすすめiPhone XR TPUフィルム
【レイ・アウト】グレア(光沢)タイプのTPUフィルム
- グレア(光沢)タイプのTPUフィルム
- PET素材とTPU素材の2層で衝撃に強い
- 全面フルカバータイプ
TPUフィルムは落下させたりなどして衝撃が加わっても、ガラスフィルムのように割れることはありません。衝撃吸収性という部分で見るとTPUフィルムに軍配が上がります。
このレイ・アウトのTPUフィルムは、PET素材とTPU素材の2層になっており、より衝撃吸収性を高めたもの。衝撃吸収性が高いということは、フィルムの下の液晶画面への衝撃が少なくなるということです。
レイ・アウトの「超衝撃吸収」シリーズは、このグレアタイプと次に紹介するアンチグレアタイプの2種類あります。
【レイ・アウト】アンチグレア(反射防止)タイプのTPUフィルム
- アンチグレア(反射防止)タイプのTPUフィルム
- PET素材とTPU素材の2層で衝撃に強い
- 全面フルカバータイプ
上と同じくPET素材とPTU素材の2層で衝撃に強いレイ・アウトの「超衝撃吸収」シリーズのTPUフィルム。
グレアかアンチグレアどっちを選ぶかということについては、はっきり言って「好み」の部分が大きいかと思います。ギラツキが嫌でさらさらした指すべりを優先するならアンチグレア、液晶画面の視認性を損なわないクリアさを優先するならグレア、という選び方で問題ありません。
カメラレンズ用フィルム・液体保護フィルム
最後に番外編としておすすめの「カメラレンズ用フィルム」「液体保護フィルム」をご紹介。
【TopACE】iPhone XRカメラレンズ用ガラスフィルム
iPhone XRのカメラレンズは「サファイアクリスタルガラス」という強靭な強化ガラスでできています。しかしいくら強靭とは言え、絶対に傷が付かないというわけではありません。硬い鍵のようなもの擦れてしまえば擦り傷が付いてしまうことだってあります。
万が一カメラレンズに傷が付いてしまえば、写真に傷が映り込んでしまうことも。保護ケースを付けていても、カメラレンズ部分は剥き出し状態なので、心配な方は「カメラレンズ用フィルム」の装着をおすすめします。
僕自身もカメラレンズに傷がつかないように保護フィルムを貼り付けています。iPhoneのカメラをよく使っていますし、高額な修理費用を払うのもイヤなので・・・。
【QiCASE】液体保護フィルム
最近人気が出てきているのが、専用の液体をディスプレイに塗って保護する「液体保護フィルム」です。「ナノ水素コーティング」は汚れや傷の防止、指すべりの改善に一役買ってくれます。
当然「コーティング」なので落下による衝撃を防いでくれるわけではありません。そういう意味ではちょっと頼りないかもしれませんが、保護フィルムを貼らないという人や、フラップが付いた手帳型ケースを使用している人が念のために使用する、という使い方であればおすすめできます。
もちろん液体なのでiPhone XRに限らず端末を選びません。ひとつ持っておけばあらゆる場面で使えるので便利ですよ!
特にTPUフィルムについてはまだこれから出揃ってくる感じですね!また気になる保護フィルム、使ってみてよかった保護フィルムがあれば、ここに随時追記していく予定にしています。
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