慣れ親しんだホームボタンが消え、「すべてがスクリーン」という謳い文句で登場した「iPhone X」。
「すべてがスクリーンじゃないよね」という声があるのは置いといて、iPhoneにとって大きな進化になったことには間違いありません。
そんなiPhone Xを手にしたなら必ず用意しておきたいアイテムが「保護フィルム」です。
AppleCare+に未加入の場合、画面の損傷にかかる修理費は最大31,800円とiPhone7/8の17,800よりもかなり高額な価格となっています。AppleCare+に加入すれば3,400円(2年間・年2回まで)で済みますが、それでも他のiPhoneよりも高いAppleCare+への加入料22,800円を払わなくてはいけません。とにかくどう転んでもiPhone Xには保護アイテムが必須と言えます。
今回の記事ではiPhone Xにおすすめの「ガラスフィルム」「保護フィルム」を紹介したいと思います。
僕は普段キャリアショップや家電量販店でスマホ、アクセサリー類を販売していますが、お店で購入する場合どうしても選べる種類が限られてしまいます。ネットで購入したほうが安かったりもするのでネットでの購入がおすすめです!
iPhone X用保護フィルム、ガラスフィルムの選び方と注意点
おすすめフィルムを紹介する前に、iPhone X用フィルムの選び方と注意点について書いておきます。
「とりあえずおすすめを教えて!」という人は呼び飛ばしてもらってOKです!
保護フィルムとガラスフィルムの違い
スマホフィルムはPET素材の保護フィルムと、ガラス製のフィルムに大きく分けられます。この2つのフィルムの違いは以下のとおり。
ガラスフィルム | PET/TPUフィルム | |
素材 | 強化ガラス | PET/TPU |
硬さ | 硬い(割れることがある) | 柔らかい(衝撃を吸収してくれる) |
厚さ | 厚い(ケースとの干渉することがある) | 薄い(ケースと干渉しづらい) |
指ざわり | 滑りづらい(最近は滑りやすいように加工されていることが多い) | サラサラ(アンチグレアタイプ) |
貼りやすさ | 硬くまっすぐなため比較的簡単に貼れる | コツが必要、気泡が入りやすい(気泡が抜けるタイプもあり) |
価格 | 液晶保護フィルムと比較すると高い | 安い |
注意点については解説していきますが、どちらにもメリット・デメリットが存在するので、最終的には好みのほうが大きいかと思います。
ざっくりですが、「iPhone Xをがっちり守りたい」ならガラスフィルム、「できるだけ装着感を出しなくない」のなら保護フィルム、という選び方で問題ありません。
2.5Dラウンドエッジ加工と3Dラウンドエッジ加工の違い
ガラスフィルムを探していると「2.5ラウンドエッジ加工」や「3Dラウンドエッジ加工」といったワードを目にすることがありませんか?
どちらも似ている響きではありますが、実は以下のような違いがあります。
3DガラスフィルムではiPhoneエッジ部分の湾曲に沿ってフィットしていますが、2.5Dガラスフィルムでは端のほうにすきまができてしまっていますよね。
すきまがあるとそこにホコリが入り込んでしまったり、浮きが発生しガラスフィルムが割れる原因となってしまいます。
また、こういった浮きやケースとの干渉を防ぐために、湾曲したエッジ部分の手前までをカバーするガラスフィルムも多く販売されています。これらはケースとの干渉が起こりにくいといったようなメリットがあるものの、どうしても見た目に装着感が出てしまうというデメリットがあります。
ガラスフィルムにはこのような注意点がありますので、購入前にどのタイプのガラスフィルムかを確認しておくようにしましょう。
ガラスフィルムはケースとの干渉に注意
一般的にガラスフィルムはPET素材の保護フィルムと比べて厚くなっています。その分ガラスのほうが強度があるというメリットはありますが、注意したいのは「iPhoneケースとの干渉」です。
ケースとの干渉を防ぐために、ひとまわり小さく作られているガラスフィルムであればこういった問題は起きませんが、その場合どうしても見た目が悪くなってしまいます。
ケースとの干渉の問題は相性などもあるので難しいところですが、心配な方はひとまわり小さいガラスフィルム、あるいは薄いPET素材の保護フィルムを選ぶようにしてください。
iPhone Xにおすすめのガラスフィルム
ここからはiPhone Xにおすすめの「ガラスフィルム」「保護フィルム」と分けて紹介していきます。
「スマホフィルムって選びにくいよな…」と感じているあなた!ぜひ参考にしてみてください。
【Anker】KARAPAX GlassGuard 簡単に貼り付けられるガイド付き
- 人気シリーズAnkerのKARAPAX
- ひとまわり小さく設計されておりケースとの干渉が発生しにくい
- ナイフでも傷がつかない硬度9H
- 安心の18ヶ月保証
iPhone用ガラスフィルムと言えばAnkerのKARAPAX、と言っていいほど定番で人気のガラスフィルムです。
上の画像のように貼り付けしやすいようにガイドフレームが付属しており、誰でもかんたんに貼り付けることができます。
このガラスフィルムはエッジの湾曲するまでをカバーするひとまわり小さく設計されています。ケースとの干渉や浮きが発生しにくいというメリットがありますが、若干液晶画面にかかってしまうというデメリットもありますので注意してください。
【EURPMASK】反射防止(アンチグレア)タイプのさらさらガラスフィルム
- 反射防止タイプで太陽や照明の映り込みを防ぐ
- ひとまわり小さく設計されておりケースとの干渉が発生しにくい
- ナイフでも傷がつかない硬度9H
- 背面用保護フィルム付き
反射防止(アンチグレア)タイプのガラスフィルムを探しているならこちらがおすすめです。屋外での使用や室内光の映り込みを防止してくれ、目の負担を軽減してくれます。
またアンチグレアの特徴のひとつであるさらさらした指すべりもこのガラスフィルムの売りのひとつです。まぁこの辺は好みの部分が強いんですけどね。
液晶用のガラスフィルム1枚に加え、背面用の保護フィルムもセット。コストパフォーマンス的にもいい感じです。
【ELTD】全面フルカバータイプの3Dガラスフィルム
- 全面フルカバータイプの3Dガラスフィルム
- 厚さ0.26mmと薄型
- 3Dラウンドエッジ加工で湾曲部部にもフィット
- ナイフでも傷がつかない硬度9H
続いては全面をカバーしてくれるフルカバータイプのガラスフィルムです。3Dラウンドエッジ加工されているのでiPhoneの湾曲したエッジ部分にフィット、装着しても一体感があります。
厚みが0.26mmとガラスフィルムの中では薄い部類なのでケースとの干渉も発生しにくいかな?と思います。まぁ相性なんで難しいところではありますが。
【G-Color】クリアケース付き3D全面ガラスフィルム
- ガラスフィルムとクリアケースのセット
- 全面フルカバータイプの3Dガラスフィルム
- 3Dラウンドエッジ加工で湾曲部部にもフィット
- ナイフでも傷がつかない硬度9H
- 光沢(グレア)タイプで画像の輪郭もくっきり
全面フルカバータイプのガラスフィルムを装着するときって、ケースとの干渉を考えないといけないで少し選ぶのが難しかったりしますよね。
こちらのG-Colorのガラスフィルムにはクリアケースがおまけでついておりケースとの干渉を考えなくて済みますし、なによりお得。クリアケースの購入も検討している方におすすめです。
【Farfalla】ブルーライトを92%カットしてくれるガラスフィルム
- ブルーライトを92%カットしてくれるガラスフィルム
- ひとまわり小さい設計でケースに干渉しない
- 2.5Dラウンドエッジ加工で指触り滑らか
- ナイフでも傷がつかない硬度9H
- 防指紋・滑らかコーティング
こちらは目の疲れの大敵、ブルーライトを92%カットしてくれるガラスフィルムです。個人的に慢性的な目の疲れに悩んでいるんですよねぇ。
ひとまわり小さく作られているのでケースとの干渉は心配ありません。小さく作られているといっても発色している部分はしっかりカバーしてくれています。
しばらく使っていますが、色合いの感じ方などに違和感などはなく、いい感じで使えています。ブルーライトカットの効果を感じるかどうかは個人差があるかと思いますが、僕には効果テキメンですね!暗いところでiPhoneを触っていても明らかに疲れ方が違います。
僕と同じように目の疲れに対処したい人におすすめしたいガラスフィルムです。
【エレコム】ブルーライトカット対応3Dガラスフィルム
- ブルーライトカット対応ガラスフィルム
- 全面フルカバータイプの3Dガラスフィルム
- 3Dラウンドエッジ加工で湾曲部部にもフィット
- ナイフでも傷がつかない硬度9H
- 若干価格が高いのがネックになるかも
続いてもブルーライトカット対応のガラスフィルムです。
全面フルカバータイプで3Dラウンドエッジ加工とガラスフィルムとしても高機能。少し価格帯が高めなのがネックとなりそうですが、人気のエレコム品質と安心して選べるのは大きな魅力です。
【KlearLook】覗き見防止機能付きガラスフィルム
- 覗き見防止機能付きガラスフィルム
- 貼り付けしやすいガイド付き
- ひとまわり小さく設計されておりケースとの干渉が発生しにくい
- ナイフでも傷がつかない硬度9H
覗き見防止タイプのガラスフィルムならこちらのKlearLookのガラスフィルムがおすすめです。
電車内など人の目が多い場所でよくスマホを操作する人や、他人に見られてはいけない情報を扱う場合なんかに重宝しそうです。
iPhone Xにおすすめの保護フィルム(PET/TPU)
続いてはPET・TPU素材のおすすめ保護フィルムを紹介していきます。それぞれの好みによるところも大きいですが、装着感が出にくく見た目がいいのと、ケースとの干渉が起こりにくいことが保護フィルムのメリットです。
【レイ・アウト】光沢(グレア)タイプのTPU全面保護フィルム
- 弾力性と柔軟性に長けるTPU素材で衝撃から守る
- エッジまでカバーする3D設計
- 高光沢タイプで画像の輪郭までくっきり
初めてiPhoneに採用された有機ELディスプレイ、せっかくならクリアなフィルムを選びたい!という人は反射防止ではなく光沢タイプの保護フィルムを選びましょう。
反射防止タイプより指紋が目立ちやすいというデメリットはあるものの、クリアな視界を楽しむには光沢タイプが一番です。
【レイ・アウト】反射防止(アンチグレア)タイプのTPU全面保護フィルム
- 反射防止(アンチグレア)タイプのTPU保護フィルム
- 弾力性と柔軟性に長けるTPU素材で衝撃から守る
- エッジまでカバーする3D設計
- さらさらした指すべり
TPU素材の反射防止フィルムのさらさらした指すべりは個人的には大好きです。シャッシャッと操作できる感じがなんとなく好みですね。
反射防止タイプは光の反射を軽減してくれるメリットはあるものの、光沢タイプより多少濁ってしまうというデメリットがあります。その点は頭に入れておきましょう。
さらさらした指すべりが好き、ギラギラした色が苦手な人におすすめ。
【ラスタバナナ】ジョイントマーカーで位置合わせかんたん!反射防止TPU保護フィルム
- 反射防止(アンチグレア)タイプのTPU保護フィルム
- 弾力性と柔軟性に長けるTPU素材で衝撃から守る
- エッジまでカバーする3D設計
- かんたんに位置合わせできるジョイントマーカー
「保護フィルムはラスタバナナと決めている!」という人って結構いるんじゃないでしょうか。ラスタバナナは安心して選べる国内メーカーです。
このTPU保護フィルムの特徴としてはケーブルを使って位置合わせをするジョイントマーカー。これ便利なんですよ。
保護フィルムは一般的にガラスフィルムより貼り付けが難しいので、こういったように貼り付けしやすい工夫がされているのは安心です。
「貼り付けが苦手だな…」という人におすすめです。
ケースをつけたくない人は背面保護フィルムも忘れずに
iPhone XはQi(チー)によるワイヤレス充電が可能になった関係で、背面がガラスパネルに変更されています。
背面はiPhoneを置いたときに一番接触する部分なので、液晶画面より傷がついてしまうことが多くあります。
ケースを装着する場合はいいのですが、かさばるといった理由で装着しない場合は背面も保護フィルムで保護してあげましょう。
【ラスタバナナ】背面ガラスの美しさを損なわない高光沢保護フィルム
- 背面を守る光沢保護フィルム
- 指紋が付きにくい防指紋加工
- ケースを装着しない人に
iPhone Xは背面がガラスパネルであるため、なかなか裸で使うには勇気と覚悟が入ります。それでも裸で使いたい!という人でも、最低でも背面フィルムを貼っておくことをおすすめします。
まぁ実際は強化ガラス素材なのでそうかんたんに傷が付かないとは思いますが、フィルムを貼っておいたほうが精神的には楽ですよ!
あとがき
iPhone Xは初期出荷数が少なくしばらくは品薄状態になると噂されていますね。
僕個人的にはiPhone 8 Plusを買ってみて「やっぱりホームボタンはいるだろ」感を感じざるを得ないのが正直なところです。だって、顔をiPhoneの正面にもってこないとロック解除できないっていうのは不便ですよ。Face IDのセキュリティは問題ないにしろ、ホームボタンが恋しくなるにおいがぷんぷんしてしまうのは僕だけでしょうか。
ただiPhone Xを実際に使ってみると実は超便利だった、なんてこともあるかもしれないのでその辺は実際に使ってみてからですね。なんだかんだ言いながら僕もiPhone Xの発売を楽しみにしています。
またiPhone Xを入手できたときにはいくつかの保護フィルムを試し、レビュー記事をアップしたいと思いますので、気になる方はぜひチェックしていただければ幸いです!
こちらもチェック!iPhone Xケースも必須アイテムです!
ワイヤレス充電器などのiPhone Xアクセサリーはこちらで紹介しています。