本記事でご紹介するのは、「iPhone SE(第3世代)向けのおすすめ保護ケース・カバー」です。
iPhone SE(第3世代)はiPhone 13シリーズと同じA15 Bionicチップを搭載し、さらにマスクを着用していてもスムーズにロック解除できるTouch ID(指紋認証)を搭載します。高性能ながら57,800円から選べるコスパの良さも魅力です。
コスパのいいiPhone SEといっても、そうかんたんに次から次へと買い換えられる価格ではありません。「できるだけ長くキレイな状態を保ちたい」と考えている方も多いかと思いますが、そこで必須になるのが保護ケース・カバーです。
記事内ではさまざまなタイプの保護ケース・カバーをご紹介していますので、ぜひ保護ケース選びの参考にしていただければと思います!
iPhone SE3向け保護ケース・カバーの選び方
まずは、iPhone SE向けのケース・カバーの選び方について解説しておきます。
「サイズさえ合えばどれでもいいんじゃない?」
いえいえそんなことはありません!選ぶ保護ケースによって強み・弱みがあります。ぜひ、さらっとでも目を通しておいてください!
保護ケースは必要?保護ケースの装着を強くおすすめする理由
「できることなら、保護ケースを装着せずにiPhone SEを使いたい!」
これには僕も同感です。保護ケースを装着すればどうしても多少の厚みは出てしまいますし、傷だらけのiPhoneもそれはそれでかっこいいのかな、と思っています。
それでも僕が保護ケースを装着するのは、ディスプレイと背面のカメラを守りたいから。この2つは、iPhoneの機能に関わってくるところです。ディスプレイに傷がついてしまえば画面が見にくくなってしまいますし、背面のカメラに傷がつけば、その傷が写真に映り込んでしまうことがあります。
iPhoneではすっかりおなじみになってしまった、この出っ張ったカメラ。iPhone SEに保護ケースを装着しない状態で机に平置きすると、この出っ張ったカメラに負荷がかかってしまうことになります。
このように、保護ケースを装着することで、平置きしたときのカメラの接触を防げます。
ディスプレイ側も同様に、保護ケースを装着することで、下向きに平置きしたときのディスプレイの接触を防げます。
iPhoneに傷がついてしまうパターンとして一番多いのは、硬いものと擦れてできる「ひっかき傷」。iPhoneの機能に関わってくるディスプレイや背面カメラの傷を防ぐためにも、保護ケースの装着を強くおすすめします。
保護ケースのタイプと機能
保護ケースには大きく分けて2つのタイプがあります。
保護ケースのタイプ | メリット | デメリット |
背面ケース (フラップなし) | ・フラップを開閉する必要がないので楽 ・フラップがないのでかさばらない | ・液晶画面は保護できない |
手帳型ケース (フラップあり) | ・液晶画面まで保護できる ・カードホルダーやスタンド機能など機能面が充実 | ・フラップの開閉が面倒 ・かさばってしまいがち |
個人的には、フラップの開閉が面倒ということと、かさばるのがイヤという理由でフラップがないタイプの保護ケースをよく選びます。フラップがないとディスプレイが守れないので、そこは「保護フィルム」でカバー。
フラップ付きの、いわゆる手帳型ケースはディスプレイを含む全面を保護できるメリットがあります。そのぶんかさばってしまいがちですが、動画視聴時に便利なスタンド機能やカード収納といった機能性の高さに魅力があります。
基本的には使い手の好みや使い方に応じて、好きなタイプを選べばOKです。
保護ケース選びでチェックしたいその他のポイント
その他、保護ケース選びでチェックしておきたいポイントです。
- Qiワイヤレス充電が可能かどうか(金属製ケースや厚さ4mm以上のケースは注意)
- 保護ケースの素材
- スタンド機能、カード収納といった保護+αの機能
特に注目したいのは「保護ケースの素材」です。多いのは以下の5つ。
保護ケースの素材 | 特徴 |
シリコン | 滑りにくい/衝撃に強い /汚れ(ホコリ)が付着しやすい |
TPU(熱可塑性ポリウレタン) | 衝撃に強い/薄く軽量/成形しやすい/シリコンに代わって採用されることが多い |
PC(ポリカーボネート) | 薄く軽量/いわゆる「プラスチック」素材/衝撃吸収性に劣る(割れることがある) |
PUレザー | 人工的にレザーにみせた素材/本革に比べ軽量/雨に強い/耐久性は本革に劣る |
本革レザー | 革らしい劣化を楽しめる/雨や湿気に弱い/価格が高い |
アルミニウム | 傷が付きやすい/背面に使用されている場合はQiワイヤレス充電できない |
最近ではTPU素材が採用されているものが多いですね。衝撃に強く軽量なので保護ケースと相性がいい素材です。高級感を求めるならPUレザーや本革レザーを要チェックです。
他にも「強化ガラス」が採用されたものや、複数の素材を組み合わせたものもあります。素材の特徴を知っておけば保護ケース選びに役立つので、ぜひチェックしておきましょう。
iPhone SE3向けおすすめ保護ケース・カバー
それではiPhone SEにおすすめの保護ケース・カバーをご紹介していきます!幅広いタイプの保護ケースをピックアップしていますので、ぜひ参考にしてください!
【Apple】iPhone SEシリコーンケース
- シリコン素材のソフトケース
- マイクロファイバーの裏地
- チョークピンク/アビスブルー/ミッドナイト/レッド
Apple純正のシリコンケースは、定番中の定番と言っていいケースかもしれませんね。カラーバリエーションは、現時点でホワイト/ピンクサンド/ブラックの3種類。
背面には純正の証とも言えるAppleマークがあります。そして、ケース内側にiPhone SE本体を優しく包み込むマイクロファイバーが。
純正品でシリコンケースとしては価格が高めはあるのですが、サイズかんもバッチリですし、細かいところを見てみても「さすが純正」と思わせてくれるポイントがあります。
あと、やっぱりシリコンはグリップが効いて持ちやすいですね!最近ではTPU素材のケースが多くなってきていますが、持ちやすさで言えばシリコンが一番だと感じます。
【Apple】iPhone SEレザーケース
- 高級感あるヨーロピアンレザー
- マイクロファイバーの裏地
- ミッドナイトブルー/ブラック/レッド
現時点でApple公式サイトで掲載されている、iPhone SE向けのApple純正ケースは上で紹介した「シリコーンケース」と、この「レザーケース」の2種類。こちらもカラーバリエーションは3色です。
レザーケースがいいのは、使い込むうちにできる細かい傷が、そのケースの味になってくるところ。
上は約2年ほど使用したAppleのレザーケースです。細かいひっかき傷があったり、レザー独特のシワがあったりと、なかなかいい感じに仕上がっています。経年劣化を楽しめるのはレザーならではですね!
こちらの価格もそれなり高いものの、他のケースに浮気せず長く使いたい人にはぜひおすすめしたいケースです。レザーなら愛着を持って使い続けられますよ!
【ESR】シンプルなTPUクリアケース
- iPhone SEのデザイン、カラーを隠さないシンプルなTPUクリアケース
- 厚さ1.1mmと薄型
- 指紋防止・黄変防止加工
超シンプルなクリアケースです。保護ケースを装着すると、どうしてもiPhone本来ののデザインやカラーが隠れてしまいますが、クリアケースなら本来のデザイン・カラーを隠しません。
厚さはたった1.1mmということで、確かにかなり薄いです。いい意味で存在感がありません。保護ケースの存在感を感じずにシンプルに使用したいという人にはぴったりなケースでしょう!
【Spigen】ウルトラ・ハイブリッド(クリスタル・クリア)
- Spigenの人気シリーズ「ウルトラ・ハイブリッド」
- iPhone SEのカラーを隠さないクリアケース
- 米軍MIL規格をクリアした高い耐衝撃性能
- クリスタル・クリア/レッド
Spigen(シュピゲン)の「ウルトラ・ハイブリッド」は、「クリアケースでシンプルに使いたいけど、万一の衝撃にもしっかり備えたい」という人におすすめです。米軍MIL規格をクリアし、その高い衝撃性能はお墨付きです。
ただ、その高い耐衝撃性能からか、そこそこ厚いです。そのぶんしっかり守ってくれそうではあるのですが、厚さが気になる人は注意ですね。それでも分厚めのTPUバンパー、そして四隅に設置されたエアークッションと安心感はハンパないので、保護性能を重視される方にチェックしてほしいケースです。
【Miracase】シンプルなシリコンケース
- ソフトで手触りのいいシリコンケース
- ケース内側のマイクロファイバー素材
- ブラック/ラベンダーパープル/ワインレッド/レッド/ブルー
Miracaseのシリコンケースは、Apple純正シリコンケースと比べても遜色がない質感でおすすめです。純正と同じく、ケース内側にマイクロファイバーが使用されており、iPhone SEを優しく包み込んでくれます。
シリコンらしいシルキーな肌触りで、グリップも効いて持ちやすいですね!シリコンといえば、「ホコリが付着しやすい」というイメージがあるかもしれませんが、このケースはさほど気になりませんでした。
柔らかく弾力があり、万が一の落下からもiPhone SEをしっかり守ってくれそうです。無駄なものが一切ない超シンプルなデザインも、個人的に好みです。
【Spigen】リキッド・エアー
- Spigenの人気シリーズ「リキッド・エアー」
- おしゃれな背面の「プリズムパターン」
- 米軍MIL規格をクリアした高い耐衝撃性能
- ミッドナイト・ブルー/マット・ブラック
Spigenの保護ケースでは、「リキッド・エアー」も人気があります。全体的に落ち着いた雰囲気なのですが、背面の「プリズムパターン」がさりげなく、なんともおしゃれなんです。
このプリズムパターンのおかげか、持ったときグリップが効いて安心感があります。MIL規格をクリアした高い耐衝撃性能もセールスポイントのひとつなのですが、それを感じさせない薄さも高ポイントです。
【エレコム】ZEROSHOCK
- 四隅に設置された耐衝撃バンパー
- ストラップホールあり
- ブラック/レッド
エレコムのZEROSHOCKは、四隅に設置された耐衝撃バンパーが特徴のケースです。いかにも守ってくれそうな、独特なフォルム。落下させたときに一番衝撃が強くかかるのは「角」です。バンパーが衝撃を吸収してくれます。
ZEROSHOCKを装着し手に持ってみると、バンパーの存在もあり大きく感じますね。背面はPC素材で厚みは感じませんが、きつめのポケットに出し入れする場合は、このバンパーが引っかかることがあります。
それでも高い耐衝撃性能は安心。独特なフォルムもユニークでかっこいいですね!
【Hamee】iFace First Class Standard
- iFaceの人気定番ケース「First Standard」
- 厚手のTPUバンパーが衝撃から守る
- 持ちやすいフォルム
- ストラップホールあり
- ワイヤレス充電非対応
- 11種類から選べるカラー
厚めのバンパーに、独特なくびれのあるフォルムが、Hamee(ハミィ)「iFace iFace First Class Standard」の特徴です。11種類の鮮やかでカラフルなカラーバリエーションがあります。
注意したいのは、ワイヤレス充電には対応していない点です。これはメタルプレートが内蔵されているためで、堅牢なつくりの代償としてワイヤレス充電できないというデメリットがあるので注意してください。
【Hamee】iFace Reflection
- iFaceの人気ケース「iFace Reflection」
- 背面の強化ガラスでiPhone SEのカラーを隠さない
- 米軍MIL規格をクリアした高い耐衝撃性能
- ストラップホールあり
- 9色から選べるカラー
「iFace Reflection」は背面に強化ガラスが採用されたモデル。上の「First Class Standard」はワイヤレス充電に非対応ですが、こちらは対応しています。
背面がガラスだと、割れが心配ですよね。Reflectionは米軍MIL規格をクリアし、高い耐衝撃性能を備えます。高さ122cm、落下26方向の落下試験(MIL-STD-810G)をクリアしているとのこと。
バンパーのカラーは9色から選べ、背面のガラスは透明でiPhone SEとケースの間に写真などを入れて楽しむこともできます。
【URBAN ARMOR GEAR】PATHFINDER
- 特徴的なミリタリーデザイン
- 米軍MIL規格をクリアした高い耐衝撃性能
- ブラック/オリーブ
URBAN ARMOR GEARは米発の人気ケースブランド。MIL規格をクリアした耐衝撃性能と、ユニークなミリタリーデザインが特徴です。価格帯は高めなのですが、iPhone SEをガッチリ守りたいという人にチェックしてほしいケースです。
【URBAN ARMOR GEAR】OUTBACK
- 米軍MIL規格をクリアした高い耐衝撃性能
- スリムデザイン
- オリーブ/ブラック/ライラック
同じURBAN ARMOR GEARのスリムタイプのiPhone SE向けケース。ミリタリーデザインが特徴のブランドなので、「らしくない」デザインではあるのですが、これもまたシンプルでおしゃれです。
【Toovren】ネックストラップ付き多機能ケース
- ネックストラップ付き
- 片手持ちに便利なハンドバンド
- カード収納あり
- スタンド機能
- グレー/ピンク/ブラック
ネックストラップにハンドバンド、カード収納にスタンド機能とな機能なケース。背面にPUレザーが縫い付けられているようなデザインです。
ポケットにカードを入れてみると……入りませんでした。ポケットがあるものの、かなり小さいので用途は限られそうです。ハンドバンドはいい感じでした。指を通すとことでiPhone SEをしっかりホールドでき、さらに片手操作が捗ります。付属のネックストラップはかなり安っぽいので、好みのネックストラップを別で用意したほうが良さそう。
【エレコム】RICERCA ソフトレザーケース
- イタリアCORNET社のソフトレザーを使用
- カード収納あり
- ブラック/ネイビー/ブラウン/オレンジ/レッド
エレコムのソフトレザーを使用した手帳型ケース「RICERCA」は、スーツによく似合う落ち着いたデザイン・質感が特徴です。
イタリアブランドのソフトレザーが採用されているとのことで、確かにその質感は高級感があります。フラップを開いてみても、装飾も控えめで大人な雰囲気。ビジネスシーンで使うのにぴったりな手帳型ケースでしょう!
【エレコム】NEUTS ソフトレザーケース
- モダン×カジュアルがコンセプトのソフトレザーケース
- カード収納あり
- スタンド機能
- ストラップホールあり
- 8色から選べるカラー
エレコムの「NEUTZ(ニューツ)」は、上と同じくソフトレザーを使用した手帳型ケース。RICERCAをちょっとカジュアルテイストにした、というか感じですね。
「モダン × カジュアル」がNEUTZのコンセプトということで、カラーバリエーションにも明るいカラーが揃っています。ビジネスシーンでもプライベートでも使える手帳型ケースならコレです!
【Skycase】ストラップ付き 収納機能充実の手帳型ケース
- PUレザーを採用した多機能な手帳型ケース
- ストラップ付属
- カード収納あり
- スタンド機能
- ブラック/ミントグリーン/パープル/ネイビー
カード収納からストラップ、スタンド機能と「全部盛り」のような手帳型ケース。価格は1,000円ちょっと(記事執筆時点)とリーズナブルなお値段。
価格が価格なので文句は言えませんが、細かいところを見ると「ちょっと安っぽいな」という印象を受けます。とはいえ、つくりが甘いというわけではなく、縫い目も丁寧でそこまで悪い印象は受けません。価格を考えれば、十分満足の品質です。
価格が安めで高機能な手帳型ケースをお探しなら、ぜひチェックしてみてほしいケースです。
【V.M】裸族の人に!スリーブケース
- シンプルに使えるスリーブケース
- 高級感あるPUレザー
- ブラック/ブラウン/ライトブラウン
最後にご紹介するのは、スリーブタイプのケースです。iPhone SEを裸で使用していると、いくら気をつけていてもひっかき傷は避けられません。持ち運びにこういったスリーブケースに入れておけば、ポケットやカバンの中で揉まれても傷防止になります。
本革ではなくPUレザーなのですが、なかなか高級感がある質感です。シンプルなつくりなので耐衝撃性能には期待できなさそうですが、ひっかき傷を防止するには必要十分でしょう。
もちろんですが、スリーブケースから出さないとiPhone SEを操作できません。面倒といえば面倒なのですが、基本iPhone SEを裸で使い、必要なときのみ保護する、という使い方にはぴったりです。
iPhone SEおすすめケースまとめ
シンプルなものから耐衝撃性に優れるもの、機能性に優れるものと、いろいろな保護ケースをご紹介させていただきました。改めて見返してみると、個人的な好みがかなり反映されてしまっているな、と感じますが、その点はどうぞご容赦ください……。
ご紹介した保護ケースのなかから、ひとつだけ選ぶとしたら、Apple純正の「iPhone SEレザーケース」でしょうか。「結局純正ケースかよ!」という声が聞こえてきそうですが、シンプルでありながら、細かいところもしっかり作り込まれている高い品質はさすがです。それに愛着を持って使い続けるという意味でも、使えば使うほど味が出てくるレザーが個人的に好みなのです。
予算の関係ですべての製品を購入し試せたわけではありませんが、ぜひこの記事があなたの保護ケース選びのお役に立てたなら嬉しいです!
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