iPhone 11 ProからiPhone SE(第2世代)に乗り換えた、たった2つの理由

iPhone 11 ProからiPhone SE(第2世代)に乗り換えた、たった2つの理由

しばらくiPhone 11 Proをメインのスマホとして使ってきましたが……iPhone SE(第2世代)に乗り換えることにしました。iPhone 11 Proの発売日が2019年9月20日、iPhone SE(第2世代)の発売日が2020年4月24日なので、約7ヶ月での乗り換えとなります。

今回の記事では、「なぜiPhone 11 ProからiPhone SE(第2世代)に乗り換えたのか」というところをご紹介したいと思います。iPhone SEとiPhone 11 Pro、あるいはiPhone 11どれを選ぼうか検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

iPhone 11 ProからiPhone SE(第2世代)に乗り換えて感じたデメリットとメリット

前提として、iPhone 11 Proの性能・機能に不満があったわけではありません。まぁ、高い本体価格は不満といえば不満ですが、概ね満足して使っていました。それでもiPhone SEに乗り換えたのは、iPhone SEの「もうこれでいいんだよ感」がハンパなかったから。

「なぜ乗り換えたのか」という理由をご紹介する前に、実際に乗り換えてみて気になったところがひとつあってので、まずはそれについて書きましょう。

デメリット1. iPhone SE(第2世代)の唯一の気になったバッテリー持ち

iPhone 11 ProからiPhone SEに乗り換えてみて、唯一気になったのはズバリ「バッテリー持ち」です。現行のiPhoneモデルのバッテリー持ち(公称値)をまとめてみました。

上の「駆動時間」はApple公式サイトに掲載されている公称値です。iPhone SEとiPhone 11 Proの駆動時間を比べてみると、かなり差があることが分かります。

バッテリーの消費具合は使い方によって大きく変わってきますが、僕の使い方場合、iPhone 11 Proではだいたい「2日ほど」もっていました。それが、iPhone SEだとだいたい「1日とちょっと」もつぐらい。明らかに充電が必要になる回数が増えました。

バッテリー持ちは使い勝手に大きく関わってくるところです。「バッテリー持ちが悪くなる=充電回数が増える=手間が増える」ということなので、不便になったといえばそうです。

ただ、iPhone SEはたった30分の充電で50%充電できる急速充電規格「USB Power Delivery(PD)」に対応していますし、Qiワイヤレス充電にも対応しています。iPhone SEのバッテリー持ちは気になるものの、急速充電やワイヤレス充電を活用して工夫すれば、大きい問題ではないと思っています。

デメリット2. カメラ性能はiPhone 11 Proが上

iPhone 11 Proのリアカメラは、望遠・広角・超広角の3つのレンズ構成(いずれも1200万画素)で、暗い場所でもキレイに撮影できる「ナイトモード」を搭載します。一方でiPhone SEは1200万画素のシングルカメラで、ナイトモードには非対応です。

カメラ性能としてはiPhone 11 Proのほうが上。ですが、光量の多い日中の屋外であれば両者の違いは大きく違いません。

iPhone SEで撮影(日中・室内)
iPhone SEで撮影(日中・室内)
iPhone 11 Proで撮影(日中・室内)
iPhone 11 Proで撮影(日中・室内)

違いが出てくるのは、主に暗い場所での撮影ですね。iPhone 11 Proのナイトモードは非常に優秀。暗い場所でもしっかり撮影したいのであれば、間違いなくiPhone SEよりもiPhone 11 Proです。

iPhone SEで撮影
iPhone SEで撮影
iPhone 11 Proで撮影(ナイトモード)
iPhone 11 Proで撮影(ナイトモード)

まったく同じシーン、光量で撮影してみましたが、ナイトモードが搭載されているiPhone 11 Proのほうが全体的に明るく写っていますね。ただ、ひとつ付け加えておくと、照明を消して遮光カーテンを締め切った状態なので、かなり暗い状態です。そう考えるとiPhone SEもかなり明るく写っています。

カメラ性能に関しては、iPhone SEよりiPhone 11 Proのほうが上であることは間違いありません。しかし、ポイントは「iPhoneのカメラをどれほど使うか」ということなんですよね。

実際、僕はiPhone 11 Proの高性能なカメラをあまり使っていません。というのは、別でカメラがあるからです。

一眼カメラα7 IIIで撮影
一眼カメラα7 IIIで撮影

iPhone 11 ProやiPhone SEの「ポートレート」もなかなか凄いですが、一眼カメラの自然なボケには勝てませんね。スマホとはまた一味違います。ブログ用で撮影することが多い「物撮り」でもiPhone 11 Proと一眼カメラでは全然違います。

それでもiPhoneのカメラは持ち運びの面で言えば最強ですし、キレイさで言ってもかなり高いレベルなのは間違いありません。しかし、iPhoneに高性能なカメラを詰め込んだことでなにが起こったかと言うと、その結果、iPhoneの本体価格がグッと上がってしまいました。

iPhone SEとiPhone 11 Proの差額は約7万円。カメラが好きな方であれば、その差額で高級コンデジを購入するのもいいですし、一眼カメラを購入する足しにもなります。

iPhoneに限らずスマホに搭載されているカメラは、誰でもかんたんにキレイな写真を撮れるという「お手軽さ」が魅力です。スマホの処理能力を活かして、自動で「いい感じ」に仕上げてくれるということですね。

一方で高級コンデジや一眼カメラには、設定を弄ったり現像処理をしたりして「遊べる」要素があります。シャッタースピードを調節して目には見えない夜空の星を捉えたり、絞りを調節して好みのボケ感にもっていったり。さらには現像処理で青空や海をより青く、花をより鮮やかに編集したりと、とにかくいろいろと遊べるんです。

「カメラにどういうものを求めるか」で違ってきますが、カメラ好きならiPhone 11 Proではなく、iPhone SE+コンデジや一眼カメラも選択肢に入るのかな、と思っています。

とにかく、一眼カメラをよく使う僕にとっては、iPhone 11 Proの高性能カメラは不要だったわけです。メモ代わりに書類を撮影したり、ちょっとしたスナップ写真を撮るにはiPhone SEのカメラ性能で十分です。

乗り換え理由1. Touch ID(Face IDのマスク問題)

iPhone 11 ProからiPhone SEに乗り換えた理由。一番大きい理由は、iPhone SEはTouch ID(指紋認証)に対応していて、操作するたびにマスクをずらす必要がない、ということですね。

iPhone 11 Proの認証方法はFace ID(顔認証)のみ。マスクをつけている場合、マスクをずらすなどしてインカメラに顔を見せる必要があります。マスクをつけたままロック解除するには、結局パスコードを入力必要があります。これは1日1回の話ではなく、iPhoneを操作するたびの話。特にマスクをつける機会が多いいまは、この面倒さがデメリットに感じていました。

ホームボタンに指を乗せるだけでロック解除できるTouch IDを搭載するiPhone SEでは、こういう面倒さが一切ありません。iPhoneを手に持ったそのままの流れでロック解除できます。

iPhone 11 ProのFace IDとiPhone SEのTouch ID

iPhoneのロック解除だけでなく、パスワードの自動入力やアプリ内でも認証を使うことがありますよね。とにかくFace IDはマスクと相性が悪すぎます。まぁそのうちiPhoneでもディスプレイ上に指を置いて指紋認証、なんてことができるようになるかもしれませんが、いまのところはTouch IDがベストですね。

乗り換え理由2. 軽くて小さい

iPhone 11 Proの重さは188g、iPhone SEの重さは148gです。この40gの差は体感レベルでかなり違うんです。発売日にiPhone SEを手に持ったとき、思わず「軽っ!」と声が出てしまいました。

iPhone SEは軽く、収まりのいいサイズ!
iPhone SEは軽く、収まりのいいサイズ!

iPhone 11 ProとiPhone SE、どちらが片手で操作しやすいかは言うまでもありませんね。安定性を確保した状態での親指が届く範囲が、iPhone SEのほうが広く、操作のしやすさはiPhone SEの圧勝です。もともと手が大きくないのもあるのですが、iPhone SEのほうが手の収まり感がいいですね。こっちのほうがしっくりきます。

メインスマホをiPhone 11 ProからiPhone SEに乗り換えることを決めたのは、箱を開けてiPhone SEを持った瞬間だったりします。軽く収まりがいいのを感じた瞬間。やっぱりこのサイズです!

iPhone SEの「これでいいんだよ感」がハンパない

上で書いたように、僕はiPhoneのカメラ性能を求めませんし、高スペックを要するスマホゲームもしません。性能が求められる画像編集・動画編集なんかはiPadやパソコンで行います。そもそもiPhone SEには、iPhone 11/11 Proと同じ「A13 Bionc」が搭載されていて、メモリ(RAM)も3GB。僕の使い方では十分過ぎるほどの性能です。

僕にとっては、iPhone SEの「もうこういうのでいいんだよ感」がハンパないですね。安くて、そこそこ使える。高性能なタピオカメラを搭載して本体価格が2倍以上になるのなら、そんなカメラは要りません。iPhone SEでも1200万画素の高画質な写真を撮影できますからね。十分です。

iPhone 11 Proと比較してバッテリー持ちは悪くなりましたが、この軽さとサイズは手放せません。USB PDで急速充電してやれば、バッテリーが1日もつぐらいはサクッと充電できます。

もちろん、iPhoneのカメラをバリバリ使うのであれば、iPhone 11 Proという選択は大いにありです。しかし、僕の使い方のようにそこそこのカメラ性能があればいいという人であれば、iPhone SEがおすすめです!

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この記事の著者

Apple製品まわりのガジェットを中心にレビューしているガジェット専門家。元家電量販店員で元スマホ販売員。レビュー記事では「で、実際のところはどうなの?」と言うことを大事にしています。
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