iPhone/iPadユーザーにとって、「充電ケーブル」は欠かせない必須アイテムです。「充電できればどんなケーブルでもいいや」と、つい軽視してしまいがちなアイテムでもあるのですが、選ぶ充電ケーブルによって充電速度や機能が変わってきます。
今回の記事では、「iPhone/iPadユーザーにおすすめしたい充電ケーブル」をご紹介します。
どんな充電ケーブルを選んでいいか分からない
iPhone/iPadを高速に充電したい!
安心して選べる充電ケーブルがいい
サブの充電ケーブルの購入を検討している
上記のいずれかに当てはまるなら、この記事が参考になるはずです!
iPhone/iPadの充電ケーブル選びのポイント
充電ケーブルを購入するにあたって大事なポイントは、以下の3つです。
- 急速充電(USB PD)への対応状況
- 製品の信頼性
- ケーブルの長さ、耐久性、その他機能
急速充電規格「USB PD」を活用すべし!
iPhone/iPadモデルのほとんどは、「USB PD(USB Power Delivery)」という急速充電規格に対応しています。
PDによる急速充電は非常に高速で、iPhoneならたった30分間でバッテリーの最大50%も充電できてしまうほど。朝起きてバッテリー残量がないことに気付いても、出掛ける準備をしている間にサクッと急速充電できちゃいます。
PD充電は大きいバッテリーを搭載し充電に時間がかかるiPadとも相性抜群です。iPhoneに取ってだけでなく、iPadにとってもPD充電はぜひ活用したいポイントです。
PD充電に対応するiPhone/iPadモデルは以下のとおりです。
PD対応iPhoneモデル | iPhone 8iPhone 8 PlusiPhone XiPhone XSiPhone XS MaxiPhone XRiPhone 11iPhone 11 ProiPhone 11 Pro MaxiPhone SE(第2世代)iPhone 12iPhone 12 miniiPhone 12 ProiPhone 12 Pro MaxiPhone 13iPhone 13 miniiPhone 13 ProiPhone 13 Pro Max |
PD対応iPadモデル | iPad(第8世代/第9世代)iPad mini(第5世代/第6世代)iPad Air(第3世代/第4世代)10.2インチiPad Pro11インチiPad Pro(第1世代/第2世代/第3世代)12.9インチiPad Pro(第2世代/第3世代/第4世代/第5世代) |
iPhoneならiPhone 8以降のモデルがPD充電に対応、iPadも多くのモデルがPD充電に対応しています。
少し話が逸れてしまいましたが、要するに言いたいことは、「PD充電が便利!」ということと「PD充電に対応した充電ケーブルがおすすめ!」ということです。
PD充電を行うには、「PD対応のUSB-C充電器」と「PD対応の充電ケーブル」のふたつが必要になります。僕自身もそうですが、PD充電の便利さを一度体験してしまうと、もうなくてはならなくなります。PD充電を活用することで充電に関するストレスがぐっと減りますよ!
Lightningケーブルは「MFi認証」がある製品を選ぶ
iPhone/iPadの充電ケーブルは、Lightning – USBケーブルの場合はApple純正ケーブルか「MFi認証」を取得したもの、USB-C – USB-Cケーブルの場合は信頼できるメーカーの製品を選びましょう。
「MFi」とは、「Made For iPhone/iPod/iPad」の略。 Appleが「この製品はAppleデバイスで問題なく使用できますよ」とお墨付きを与えた製品のみ、上の「MFiロゴ」を表記することができます。
LightningコネクタはApple独自の規格です。Apple独自のコネクタであるがゆえに、MFi認証がない充電ケーブルは、iOS/iPadOSのアップデートで使えなくなってしまったり、耐久性や性能に問題があったりというリスクがあります。
特に電源周りのアクセサリーは、その製品やメーカーの信頼性が重要なポイントになります。MFi認証は信頼性の目印になるものですので、MFi認証を取得した製品を選ぶに越したことはありません。
なお、iPad Air(第3世代)やiPad Proで使用するUSB-C – USB-CケーブルはMFi認証がなくても問題ありません。信頼できるメーカーであればOK。ただし、PD充電への対応状況は確認しておきましょう。
充電ケーブルの「長さ」と「耐久性」は大事!
「ケーブルの長さ」と「耐久性」は、使い勝手に大きく関わってくるところです。同時に、購入時に見落としやすいポイントでもあります。
充電ケーブルにどれくらい長さが必要なのかは、USB充電器の位置とiPhone/iPadを置きたい位置を確認することで分かります。長すぎても邪魔になりますし、短すぎても当然困ります。
そして耐久性について。充電ケーブルは毎日使うものですし、そのなかで折り曲げてコネクタ部分に負荷がかかってしまったり、なにかに引っ掛けてしまったりということが日常茶飯事に起こります。
長く使っているとどうしても痛んでくる充電ケーブルは消耗品ではあるのですが、長く使えることに越したことはありませんし、ダメージを受けた充電ケーブルの使用は危険。
いちばんいいのは、「編み込み式のナイロンを採用した充電ケーブル」です。耐久性が高く、巻きグセがつかず取り回しやすいのでおすすめです。
iPhone/iPadにおすすめの充電ケーブル9選
それでは、ここからおすすめの充電ケーブルをご紹介していきましょう!自分自身が愛用しているものを中心に信頼できるメーカーからおすすめをまとめています。
【Apple】Lightning – USB – Cケーブル
- 安心して選べるApple純正ケーブル
- PD対応Lightning – USB-Cケーブル
- 0.5m/1m/2m
ご紹介するまでもないかもしれませんが……電源周りのアクセサリーを購入するにあたって、やはり「Apple純正」という安心感は間違いなくあります。
ただ、Apple純正のLightningケーブルは柔らかく細く取り回しはラクなのですが、高耐久とうたうサードパーティ製ケーブル比較すると痛みやすい、と実際使っていて感じます。
こだわりがなければサードパーティ製ケーブルで十分なのですが、「Apple純正にこだわりたい」という方はこちらをどうぞ!
【Amazonベーシック】Lighting – USBケーブル
- コスパに優れるAmazonベーシックブランド
- MFi認証取得のLightning – USB-Aケーブル
- 0.1m/0.9m/1.8m/3m
- 5色から選べるカラー
「Amazonベーシック」は、コスパに定評があるAmazonのプライベートブランド。個人的には「安いけど、一定の品質が担保されている」というところに魅力があると思っています。
こちらの充電ケーブルはLightning – USBタイプAで、低価格ながら25,000回の折り曲げテストをクリア、耐久性を高めた設計となっています。
4種類の長さ(0.1m/0.9m/1.8m/3m)から選択でき、カラーも5色(ブラック/グレー/シルバー/ブルー/レッド)から選べます。もちろんMFi認証を取得。USBタイプAのLightningケーブルならこれでOKです。
【Anker】PowerLine II USB-C & ライトニング ケーブル
- PD充電対応Lightning – USB-Cケーブル
- MFi認証を取得
- 0.9m/1.8m/3.0
- ブラック/ホワイト
USB-タイプCのLightningケーブルなら、Anker(アンカー)のこちらのケーブルがおすすめです。Apple純正ケーブルより安く、かつ耐久性に長ける設計となっています(12,000回以上の折り曲げテストをクリア)。
耐久性が高いぶんケーブルは太めで、巻きグセがつきやすいというデメリットを感じているものの、どんな環境でもガシガシ使用できる安心感がありますね。
【ESR】Lightinig – USB-Cケーブル
- PD充電対応Lightning – USB-Cケーブル
- 編み込み式の高耐久ナイロンを採用
- MFi認証を取得
- 0.2m/1m/2m/3m
- シルバー/ブラック
続いてご紹介するのは、ESRのLightning – USBタイプCケーブルです。編み込み式のナイロンを採用し、耐久性や取り回しに長けるケーブルです。
このケーブルは僕自身もよく使っているのですが、20cmという長さがちょうどいいんですね(1m/2m/3mも選べる)。短いLightning – USBタイプCケーブルが意外となくて、見つけたのがこのケーブルでした。
巻きグセがついたりなどで取り回ししづらいケーブルはストレスに感じることが多いんですよね。このようなナイロンを採用したケーブルなら安心ですし丈夫です。
【Anker】PowerLine Play 90 L字型Lightningケーブル
- Lightning – USB-Aケーブル
- L字型でコネクタに負担がかからない(保護ケースとの干渉に注意)
- MFi認証を取得
- 0.9m/1.8m
- ブラック/ホワイト
スタンドを使用して縦置きしたい、充電しながらゲームをプレイしたい、コネクタに負荷がかからないようにしたい、といったときに、このようなL字型コネクタが便利です。
ただし、保護ケースと干渉してしまう可能性があったり、慣れないうちは抜き差ししづらくなってしまうデメリットがある点は頭に入れておきましょう。
【UGREEN】L字型USB-C – USB-Cケーブル
- L字型USB-Cケーブル(3A/60W)
- L字型でコネクタに負担がかからない(保護ケースとの干渉に注意)
- 編み込み式の高耐久ナイロン
- 0.5m/1m/2m/3m
同じL字型のUSBタイプCケーブルです。iPadは高さがあるぶん、充電ケーブルを挿したままだと、邪魔に感じることが多いんですよね。
ちなみに「UGREEN」はいわゆる中華メーカーなのですが、スマホ関連アクセサリーやオーディオケーブルなどで有名なメーカーです。信頼性は問題ありません。
【Amazonベーシック】巻き取り式Lightning – USB-Aケーブル
- コスパに優れるAmazonベーシックブランド
- 巻き取り式のLightning – USB-Aケーブル
- MFi認証を取得
- 60cm
- ブラック/ホワイト
Amazonベーシックの巻き取り式Lightning – USBタイプAケーブルです。長さを調節できるので、モバイルバッテリーでの使用や持ち運びに便利。ケーブルは最大60cmまで延ばすことができます。
僕はこれを車内に常備していて、かんたんに長さを調節でき使用しないときにコンパクトに収納でき非常に便利。モバイルバッテリーとの相性もいいですね。
【Anker】PowerLine+ USB-C ? USB-Cケーブル
- PD充電対応USB-C – USB-Cケーブル
- 編み込み式の高耐久ナイロンを採用
- 0.9m/1.8m
- グレー/レッド
PD充電に対応したAnkerのUSBタイプCケーブル。編み込み式のナイロンでラクに取り回しでき、耐久性も抜群です。お手頃価格なのもポイント。
PD充電対応で高耐久タイプということを考えると、非常にコスパがいいですね。ケーブルを収納できる付属のフェルト製ポーチも地味に活躍してくれますよ。
【Anker】PowerLine II USB-C & USB-C 3.1(Gen2) ケーブル
- 5A(100W)対応USB-Cケーブル(USB 3.1 Gen2)
- PD充電対応
- Alternate Mode対応でiPadからの映像出力もOK
- 0.9m
最後にご紹介するのは、Ankerの5A(100W)に対応したUSBタイプCケーブル。最大100WのPD充電に対応するケーブルで、MacBookなどパソコンの充電にも使用できる高性能ケーブルです。
iPadの充電だけであればオーバースペックなのですが、大は小を兼ねるで「これ1本あればiPadからパソコンの充電まで対応できる」というメリットがあります。出張や旅行にiPadとパソコンを持ち出すときは、これ1本でOK。
このケーブルはAlternate Modeにも対応していて、iPadやパソコンからの映像出力が可能です。高性能ケーブルでありながら価格はそう高くなく、コスパ的にも優秀なケーブルです!
iPhone/iPadにおすすめの充電ケーブルまとめ
日常的にLightningケーブルやUSBタイプCケーブルを使っていて感じるのは、充電ケーブルを含む「電源周りのアクセサリー」を選ぶにあたって「信頼できるメーカーの製品を選ぶ」ということは大事だな、ということです。
特に充電ケーブルは、「安かろう悪かろう」がおおいに当てはまるんですよね。安すぎるケーブルは性能も耐久性もそれなりなことが多いです。
ここでご紹介した充電ケーブルはどれも安心して選べるものばかりです。iPhone/iPadの充電ケーブル選びにまよったら、ぜひこの記事を参考にしていただければと思います。
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