今回ご紹介するのは、iPhone・Apple Watch・AirPodsの3台をまとめて充電できるワイヤレス充電ドック「Anker 3-in-1 Cube With MagSafe」です。
最大15WのMagSafe(マグセーフ)充電に加えApple Watchの磁気高速充電に対応。Appleユーザーにとって最高のワイヤレス充電で、さらにはコンパクトに持ち運ぶことも可能です。
コンパクトに持ち運べる、あるいは卓上でスペースをとらないワイヤレス充電ドックを探しているというとならぜひチェックしておきたい製品です。
- この記事で分かること
-
- Anker 3-in-1 Cube with MagSafeの特徴・仕様
- 外観・サイズ・使い勝手などのレビュー
- Belkin 3-in-1充電器との比較
MaSafe充電に対応するiPhone 14/13/12シリーズ、磁気高速充電に対応するApple Watch Series8/Ultra/7をお持ちの方はぜひチェックしてみてください!
- iPhone・Apple Watch・AirPodsをまとめてワイヤレス充電できる
- 最大15WのMagSafe充電に対応(iPhone 14/13/12シリーズ)
- Apple Watchの磁気高速充電に対応(Series 8/Ultra/7)
- コンパクトで省スペース
- デスク周りで映えるシンプル&高級感のあるデザイン
- 高額な製品でコストパフォーマンスとしては良くない
- 持ち運びは可能だが形状・重量から持ち運びしにくい
Anker 3-in-1 Cube with MagSafeの特徴・仕様
まずは「どんなワイヤレス充電ドックなの?」というところをご紹介します。
iPhone・Apple Watch・AirPodsをコンパクトに同時充電
- コンパクトで持ち運びも可能なワイヤレス充電器
- 最大15WのMagSafe充電、Apple Watch磁気高速充電、Qi(チー)充電の3つのワイヤレス充電に対応
- MFi認証済みで安心
- 使用のために必要なUSB-C充電器・USB-Cケーブル付属
- 価格が税込21,800円と高価
最大の特徴がiPhone・Apple Watch・AirPodsの3台をまとめてワイヤレス充電できることでしょう。これを充電できるワイヤレス充電ドックは他にもありますが、最大15WのMagSafe充電・Apple Watch磁気高速充電ができる製品はなかなかありません。
高いワイヤレス充電性能とコンパクトさを兼ね備えた完成度の高いワイヤレス充電ドック。Appele製品のために作られた、ヘビーなApple製品ユーザーにぴったりな製品です。
ただネックになりそうなのが2万円超えの価格。ワイヤレス充電器ドックとしては非常に魅力的な製品であることは間違いありませんが、この価格に見合うメリットを感じられるか、というところがポイントになりそうです。
Anker 3-in-1 Cube with MagSafeの仕様
Anker 3-in-1 Cube with MagSafeの仕様は以下のとおりです。
製品名 | Anker 3-in-1 Cube with MagSafe |
---|---|
外観 | |
入力 | 12V=2.5A / 15V=2A / 20V=1.5A |
出力 | MagSafe:最大15W Apple Watch磁気充電(急速充電対応) Qi(チー):最大5W |
サイズ | 約63 x 60 x 60 mm |
重量 | 約410 g |
カラー | グレー(Y1811JA1) |
パッケージ内容 | Anker 3-in-1 Cube with MagSafe USB-C充電器 USB-C to Cケーブル 取扱説明書 18か月保証(Anker会員登録で+6か月) |
価格(税込) | 21,800円 |
販売ページ | Anker公式 Apple公式 Amazon |
Anker 3-in-1 Cube with MagSafeはAmazonのほかにApple公式サイトでも購入できます。
パッケージ内容
Anker 3-in-1 Cube with MagSafeのパッケージ内容は以下のとおり。
ワイヤレス充電ドックのほかに、USB-C充電器とUSB-Cケーブルが付属されています。
付属のUSB-C充電器は急速充電規格「USB Power Delivery(USB PD)」に対応していました。iPhoneをフルスピード充電できる最大30Wに対応と、有線充電用のUSB-C充電器としても使える充電性能があります。
付属USB-Cケーブルの仕様を確認していると、データ転送には未対応のものでした。充電専用USB-Cケーブルとなります。
Anker 3-in-1 Cube with MagSafeレビュー
それでは本題のレビュー、Anker 3-in-1 Cube with MagSafeを詳しく見ていきましょう。
外観・デザインをチェック
製品名どおりキューブ状の四角いフォルムが特徴的。サイズが約63 x 60 x 60 mmですからほぼ真四角です。
外装はプラスチック素材が主ですが、ヒンジ部分にメッキ加工が施された金属が使われており高級感があります。中に装飾品が入っているかのような雰囲気。
Ankerのロゴがあるほうが正面。上部にMagSafe充電部分があり、手前側に起こせる構造となっています。
角度は上の範囲で調節することができます。磁力は十分で多少衝撃が加わってもiPhoneが落下してしまうことはなさそうです。
MagSafe充電部分を起こすと、背面にQi充電が可能なエリアが現れます。
スペース的な問題でQi充電はAirPods専用と考えておいたほうが良さそうです。Qi充電に対応するAnkerのワイヤレスイヤホン「Anker Soundcore Life Note 3S」も一応充電することは可能ですが、明らかに位置が中央部分からズレてしまってしまっています。
ワイヤレス充電時の位置ズレは充電効率が落ち発熱の原因となります。Qi充電はスペース的に相性があるのでご注意ください。
MagSafe充電はQi充電と互換性があります。iPhoneと同時充電することはできませんが、大きめサイズのワイヤレスイヤホンでも上のように置くことでワイヤレス充電が可能です。
ワイヤレス充電ドック正面に向かって右側にあるボタンのような部分を押し込めば、Apple Watch磁気充電部分が飛び出してきます。この感覚、昔のVHSようでなんとなく懐かしい……。使用しないときに引っ込めておけるのは便利ですね。
背面に給電用のUSB-Cポート、状態を表示してくれるLEDランプが配置されています。
- 白色点灯(3秒後消灯):電源に接続済み
- 白色点灯:Qi充電中
- オレンジ点灯:充電中に金属製の物体を検出
- オレンジ点滅:過電圧または不足電圧からの保護がオン
LEDランプの明るさは控えめ。背面側に設定されていることもあり、寝室などでも光が気になることはないでしょう。
底面に製品の仕様が表示されており、またぐるっと囲むようにゴム製の滑り止めが設置されています。ワイヤレス充電ドック本体がそれなりに重いこともあり置いたときの安定性は問題なしですね。
外観・デザインについては、シンプルながら高級感があり非常に好印象です。キューブ状のフォルムもユニークでおしゃれ。カラーはグレーのみとカラーバリエーションが欲しいところですが、白基調の部屋、黒基調の部屋とどのようなインテリアにもマッチしてくれる色合いです。
最大15WのMagSafe充電・Apple Watch磁気高速充電に対応
Anker 3-in-1 Cube with MagSafeは、iPhone 14/13/12シリーズが対応する最大15WのMagSafe充電に対応します。
「MagSafe対応」とうたわれたワイヤレス充電器でも、MagSafeのようにマグネットでくっつくだけで中身は最大7.5WのQi充電ということが多いです。MFi認証済みのAnker 3-in-1 Cube with MagSafeなら確実に最大15WのMagSafe充電を行えます。
参考に最大7.5WのQi充電と最大15WのMagSafe充電とで充電速度にどれくらいの差が出るのかをご紹介しておきます。
Qi充電 VS MagSafe充電
ワイヤレス充電方法 | 充電開始時のバッテリー残量 | 30分経過 | 60分経過 | 60分の充電で増加したバッテリー残量 |
---|---|---|---|---|
Qi充電 ※1 | 9% | 25% | 39% | 30%アップ |
MagSafe充電 ※2 | 5% | 29% | 48% | 43%アップ |
※ iPhone 12 Proを充電 ※1 mophie「wireless charging base(最大7.5W)」で充電 ※2 Apple「MagSafe充電器」とAnker「711 Charger (Nano II 30W)」で充電 |
60分の充電で10%以上バッテリー残量の増え方が違ってくるので、体感的にもかなり違います。有線による急速充電(20W前後)の充電速度には劣りますが、MagSafe充電は普段使いに十分な充電速度で充電できます。
Anker 3-in-1 Cube with MagSafeを使えば、Apple Watch Series 8/Ulltra/7を高速充電できます。
- Apple Watch Series 8/Series 7:45分程度の充電でバッテリー残量を0%→80%に回復
- Apple Watch Ultra:60分程度の充電でバッテリー残量を0%→80%に回復
Apple Watchを便利に使うにあたって充電速度は使い勝手に大きく影響します。磁気高速充電への対応はApple Watch Ultraを愛用する私にとっては嬉しいポイントです。
コンパクトで省スペースが嬉しい
Anker 3-in-1 Cube with MagSafeのサイズは約63 x 60 x 60 mm。MagSafe・Qi・Apple Watch磁気充電の3つのワイヤレス充電がこの中に詰め込まれていることを考えると非常コンパクトです。
ワイヤレス充電なので当然ケーブルは不要。見た目もスッキリです。
このサイズ感ならデスクの上でも邪魔になることはありません。
これまでBelkinの3-in-1ワイヤレス充電器をデスクの上に置いていたのですが、スペースをとるので場所を移動させようか検討していました。最大15WのMagSafe充電とApple Watch磁気高速充電に対応と充電性能はAnker 3-in-1 Cube with MagSafeとまったく同じです。
コンパクトでスペースをとらないAnker 3-in-1 Cube with MagSafeならデスクの上に置いておいても邪魔になりません。高い充電性能もそうですが、このコンパクトが気に入りました。
でも持ち出す機会はなさそう
Anker 3-in-1 Cube with MagSafeはコンパクトで持ち運びも可能。ではあるのですが、私としては持ち運ぶ機会はなさそうです。
- ワイヤレス充電ドックはコンパクトだが、別途USB-CケーブルとUSB-C充電器を一緒に持ち運ぶ必要がある。
- 重量が約410 gと重い。さらにUSB-CケーブルとUSB-C充電器の重量も加わる。
- 四角い形状はバッグへの収まりが悪い。
持ち運ぶにはちょっとキツいな、という印象です。それに持ち出した先でワイヤレス充電できることにメリットを感じられません。
上のセットを持ち運ぶよりも、下のセットのほうがよりコンパクトにも持ち運べます。
ケーブルの煩わしさはあるものの、Anker 3-in-1 Cube with MagSafeでも結局USB-C充電器とUSB-Cケーブルが必要になることを考えると大差ないでしょう。
コンパクトで軽量な持ち運びしやすいiPhone充電器はたくさんあります。Anker 3-in-1 Cube with MagSafeは持ち運びメインには向いていないことはご注意ください。
Anker 3-in-1 Cube with MagSafeレビューまとめ
今回はAnkerの3-in-1ワイヤレス充電ドック「Anker 3-in-1 Cube with MagSafe」をご紹介させていただきました。
最大15WのMagSafe充電に対応しApple Watchの磁気高速充電にも対応とハイスペックなワイヤレス充電ドックながら、持ち運びできるほどにコンパクト。毎日持ち運ぶような使い方には向いていませんが、少なくともデスクの上で邪魔になることはありません。
Anker 3-in-1 Cube with MagSafeの販売価格は2万円を超え非常に高価な製品ではあるものの、毎日のiPhone・Apple Watchの充電がラクになります。多少コストがかかっても快適な充電環境を構築したいという方におすすめしたい製品です。
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