今回ご紹介するのは、Apple Watch向けの充電器とモバイルバッテリーが一緒になった「CIO SMARTCOBY DUAL」です。
Apple Watch向けの充電器としてだけでなく、単体でもモバイルバッテリーとしてApple Watchを充電できる便利な2-in-1充電器。
- 出先でApple Watchを充電できず困ったことがある。
- 出先でApple Watchを充電できる充電器またはモバイルバッテリーを探している。
- 高速充電に対応するApple Watch Ultra/Series 8/Series 7を所有している。
CIO SMARTCOBY DUALは、このような方にぴったりな製品。Apple Watch充電器、またはApple Watchモバイルバッテリーを探しの方はぜひ参考にしてみてください!
- 1台でApple Watch充電器とモバイルバッテリーの2役をこなしてくれる
- Apple Watchの高速充電に対応
- MFi(Made for Apple Watch)認証取得だから安心して選べる
- 950mAhとApple Watchを約1.5回フル充電できるバッテリー容量
- コンパクト&軽量で持ち運びしやすい
- Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブルと同等の速度では充電できない
- 充電器メインとしては使いづらい
CIO SMARTCOBY DUALレビュー:特徴と仕様
まずは、「CIO SMARTCOBY DUALってどのような製品なの?」ということで製品の特徴と仕様についてまとめました。
製品の特徴
- Apple Watch充電できる専用モバイルバッテリー&充電器
- モバイルバッテリーと充電器の2-in-1仕様
- Apple Watch磁気高速充電モジュール採用
- Apple Watch Series 7を約1.5回フル充電できる950mAhバッテリー搭載
- 邪魔にならないスライド式USB-C端子
- AppleのMFi(Made for Apple Watch)取得製品
- パススルー充電に対応
- コンパクト&軽量で持ち運びしやすい
CIO SMARTCOBY DUALは、Apple Watchとの互換性が保たれていることを示す「MFi(Made for Apple Watch)認証」を取得しています。
MFi認証を取得しているCIO SMARTCOBY DUALなら、「watchOSのアップデートで使えなくなる」や「正常に動作しない」といった心配は不要です。
製品の仕様
CIO SMARTCOBY DUALの仕様は以下のとおりです。
- 製品名
-
CIO SMARTCOBY DUAL 950mAh
- 外観
- バッテリー容量
-
950 mAh
- Apple Watch磁気充電
-
〇(磁気高速充電モジュール採用)
- MFi認証
-
〇
- 搭載ポート
-
USB-C(入力のみ)
- 入力
-
5V=1A
- 充電時間
-
約75分
- サイズ
-
約74 x 38 x 18 mm
- 重量
-
約60 g
- カラー
-
ホワイト、ブラック
- その他機能
-
スライド式USB-C端子
- パッケージ内容
-
CIO SMARTCOBY DUAL 950mAh、説明書
- 保証
-
1年間(無料の延長保証サービスで2年)
- 価格(税込)
-
7,128円
- 製品ページ
- Amazon
カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色あり、今回私はホワイトを購入しました。
なおパッケージ内容は以下のとおりです。
1年の延長保証は無料です。会員登録し延長保証登録することで合計2年の保証を受けられるので、購入した際には忘れず登録しておきましょう。
CIO SMARTCOBY DUALレビュー:外観・サイズ・重量
次にCIO SMARTCOBY DUALの外観・サイズ・重量について見ていきましょう。
CIO SMARTCOBY DUALの本体には「Apple Watch磁気高速充電モジュール」が組み込まれています。
Apple Watch付属の充電器と同じように、円い部分にApple Watchをくっつけて充電します。
本体表面にはCIO製品の特徴とも言えるザラザラとした「シボ加工」が施されています。シボ加工のおかげで傷が付きにくく、長く愛用できるよう工夫されています。
高級カメラボディのようなシボ加工は、アルミプレートで配置されたCIOロゴともマッチしていますね。外装はプラスチック素材ですが、安っぽさは一切なく非常に高級感があります。
USB-C端子はスライド式で、写真手前に見えスライダを動かしてUSB-C端子を出し入れできます。持ち運び時に邪魔にならないよう収納しておけるのは便利ですね!
スライダのある反対側にボタンが配置されています。
ボタンを押すとLEDインジケータが点灯、バッテリー残量の目安を確認できます。
- バッテリー残量の目安を確認できるLEDインジケータ
-
- 100−76%:パープル
- 76-51%:グリーン
- 50−26%:ブルー
- 25-0%:レッド
CIOいわく「感覚的に残量を把握できるように設計」とのことですが、はっきり言って分かりづらいです。色を覚えておかなくてはならず、感覚的に把握することはできません。
単純にLEDの点灯数でバッテリー残量を確認できたほうが分かりやすい、に一票です。
本体サイズは約74 x 38 x 18 mm、重量は約60 gとコンパクト&軽量設計。バッグ内の小さなポケットにも収まってくれます。持ち運びに困ることはまずないサイズ感ですね。
スケールで重量をチェックしてみると、実測で約52.94 gでした。公称の「約60 g」よりも軽くなっています。
Apple Watchの充電ともモバイルバッテリーを兼ねてこのサイズなら非常にコンパクト。さらに軽量なので「登山時のお供にしたい」といったような極力荷物を減らしたいシーンでも活躍してくれるでしょう。
CIO SMARTCOBY DUALレビュー:2つのモードでApple Watchを充電
CIO SMARTCOBY DUALでは、「充電器モード」と「モバイルバッテリーモード」の2通りの使い方ができます。
充電器モードでApple Watchを充電
充電器モードでApple Watchを充電するには、CIO SMARTCOBY DUALをUSB-C充電器、あるいは給電可能なUSB-Cポートを搭載するデバイスに接続します。
通電している間はLEDインジケータが点灯、Apple Watchを充電できる状態になります。あとはApple Watchをくっつければ充電が開始されます。
くっつけたときの磁力は十分で、なにか物に当たらない限りは外れないはず。
Apple Watchに付属されている磁気充電ケーブルと同じくらいの磁力があります。
また、USB-Cの延長ケーブル(オス/メス)を使用すれば以下のような使い方も可能です。
CIO SMARTCOBY DUAL本体は約60 gと軽量ですが、ここにApple Watchが乗るとどうしてもUSB-C端子部分に負荷がかかります。気になる方は上のような使い方がいいかもしれません。
一般的に販売されている販売されているUSB-C延長ケーブルでもOKですし、CIOからも延長ケーブルが販売されています。
パススルー充電に対応
CIO SMARTCOBY DUALは、本体のバッテリーを充電しながらApple Watchを充電する「パススルー充電」に対応しています。
2-in-1充電器では接続デバイスの充電が終了してからモバイルバッテリー本体への充電が開始されるものが多いのですが、CIO SMARTCOBY DUALでは優先順位なく、Apple Watchとモバイルバッテリー本体が同時に充電されます。
普段からApple Watch充電器として使用していれば、常にバッテリー満タンの状態で持ち出せ便利です。
モバイルバッテリーモードでの使い方
CIO SMARTCOBY DUALは950mAhバッテリーを搭載、Apple Watch Series 8/7/6/5/4/3 を約1回、Apple Watch Ultraを約0.8回フル充電可能です。
モバイルバッテリーとして使用するには、本体のボタンを押しスタンバイ状態(LEDインジケータが点灯)にしてからApple Watchをセットすることで充電が開始されます。
ボタンを押さないと充電が開始されないので注意です。
バッテリー容量としては控えめではありますが、Apple Watchの充電を1〜2日もたせるには十分な容量。コンセントがある環境では充電器として、なくてもモバイルバッテリーとして使えるのは非常に便利です。
CIO SMARTCOBY DUALレビュー:充電速度を検証
Apple Watch Series 8/Ultra/7は、Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブルを使用することで高速充電できます。
Apple Watch Series 8 および Apple Watch Series 7 を高速充電すれば、45 分程度でバッテリーの残量が 0 パーセントから 80 パーセントになります。Apple Watch Ultra の場合は、1 時間程度でバッテリー残量が 0 パーセントから 80 パーセントになります。
Apple Watch の高速充電について(Apple)
高速充電するには、Apple USB-C 磁気高速充電ケーブルが必要です。
CIO SMARTCOBY DUALはApple Watchの高速充電に対応します。
そこで、Apple Watch Series 7をApple Watch磁気高速充電 – USB-CケーブルとCIO SMARTCOBY DUALで充電し、45分間の充電でどれくらいバッテリー残量が増加するかを確認してみました。
充電開始時のバッテリー残量 | 30分経過 | 45分経過 | 45分間で増加したバッテリー残量 | |
---|---|---|---|---|
CIO SMARTCOBY DUAL (充電器モード) | 9% | 50% | 69% | 60%アップ |
Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブル | 8% | 68% | 87% | 79%アップ |
※ Apple Watch Series 7を充電。Apple 20W USB-C電源アダプタを使用。「バッテリー充電の最適化」をオフの状態で計測。 |
すると、CIO SMARTCOBY DUALは45分間の充電でバッテリー残量が60%アップ、Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブルは79%アップという結果に。
CIO SMARTCOBY DUALは高速充電に対応とうたわれていますが、Apple純正のApple Watch充電器ほどの充電速度は出ないようです。
最速でバッテリーモードは45分で69%、充電器モードは74%の速度(最大値の為下回る場合もございます。)で充電可能です。
SMARTCOBY DUAL 950mAh(CIO公式)
筆者が検証した限りでは、CIO公式サイトに記載のある「45分で74%」にも届かず。3度にわたり充電速度をチェックしましたが、いずれも45分で約60%アップと結果は変わりませんでした。
ただ実際のところ、「Apple Watchの高速充電対応」とうたわれているサードパーティ製充電器・モバイルバッテリーは、45分の充電で80%アップを実現できないものがほとんど。
Apple Watchの充電速度にこだわりたい方は、SMARTCOBY DUALを選ぶのではなく、Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブル + USB-C充電器またはモバイルバッテリーの組み合わせのほうが高速に充電できます。
CIO SMARTCOBY DUALがおすすめな人とは?
CIO SMARTCOBY DUALは、Apple Watchを出先で充電することが多い方におすすめです。
例えばApple Watchのバッテリーを消費しやすいスポーツやアウトドア用途で活用されている方や、旅行や出張時のお供にするのもいいでしょう。
コンセントがあればApple Watch充電器として使用できますし、なくてもモバイルバッテリーとして充電OK。CIO SMARTCOBY DUALは、電源のありなしにかかわらずApple Watchを充電できる心強い2-in-1充電器です。
CIO SMARTCOBY DUALをおすすめできない人とは?
ただし、CIO SMARTCOBY DUALを使ってみて環境や使い方によって合わない人もいるだろうと感じました。
バッテリー容量が足りない
CIO SMARTCOBY DUALが搭載するバッテリー容量は950mAhです。Apple Watchを約1.5回フル充電できるので、1〜2日は駆動時間を延ばせます。
しかし「数日間コンセントを使えない環境にいる」など、使い方によっては950mAhのバッテリー容量では不足する場合もあるでしょう。
BelkinのApple Watch対応モバイルバッテリーなら、10000mAhバッテリー搭載でApple Watch Series 8を約14回フル充電できます。最大20WのUSB-Cポートを搭載するのでiPhoneの急速充電もOK。
サイズと重量はCIO SMARTCOBY DUALより大きくなるものの、Apple Watchの充電でバッテリー容量が不足することはないはずです。
また、コンパクトなApple Watch充電器を用意することで手持ちのモバイルバッテリーを活用する方法もありです。
上ではコンパクト&軽量なMOTTERU(モッテル)の5000mAhモバイルバッテリーに、エレコムのApple Watch磁気高速充電対応の巻き取り式ケーブルを接続、Apple Watchを充電しています。
バッテリー容量は5000mAhとCIO SMARTCOBY DUALの約5倍ですし、どちらもコンパクト&軽量で持ち運びに困ることはありません。
このモバイルバッテリーはiPhoneを急速充電できるほどの充電性能があります。ひとつ荷物が増えることはデメリットですが、使い方によってはApple Watch充電器とモバイルバッテリーを分けて用意した方が便利なこともあります。
固定場所での充電がメインだという人
自宅や職場な固定の場所でApple Watchを充電することがほとんどだ、という方の場合、CIO SMARTCOBY DUALではなく他の選択肢をおすすします。
というのは、充電器メインと考えるとCIO SMARTCOBY DUALは使いにくいから。
壁のUSB-C充電器に接続したときに重さでお辞儀してしまいますし、ケーブルを延ばすことができないので充電場所も縛られます。
充電器としての使い方メインの場合は、Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブルのほうが何倍も便利です。
またデスクに置くのなら、上のようなスタンドタイプの充電器も便利でしょう。
充電器としてもモバイルバッテリーとしても活用したいという方にとっては、CIO SMARTCOBY DUALは非常に便利なアイテムですが、使い方が充電器寄りの方は他の選択肢も含めて検討してみましょう。
まとめ:いつでもどこでもApple Watchを充電できる2-in-1充電器
今回はApple Watch向け充電器&モバイルバッテリー「CIO SMARTCOBY DUAL」をご紹介させていただきました。
コンパクトで軽量、「出先でApple Watchを充電できる充電・モバイルバッテリーを探している」という方にぴったりな2-in-1充電器です。
約45分でApple Watchのバッテリーを80%充電できる高速充電はできないものの、サードパーティ製充電器のなかでは優秀なほう。このサイズ感で高速充電に対応するモバイルバッテリーは現時点でCIO SMARTCOBY DUALのみでしょう。
特に高速充電に対応するApple Watch Ultra/Series 8/Series 7をお持ちの方はチェックです!
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