今回は、iPhoneとApple Watch、AirPodsの3つのデバイスを同時充電できる充電スタンド、Belkin(ベルキン)の「BOOST↑CHARGE PRO 3-in-1 Wireless Charging Stand with MagSafe」をご紹介します。
iPhone 14/13/12シリーズの「MagSafe充電」、Apple Watchの「Apple Watch磁気充電」、AirPodsの「Qi(チー)」の3種類のワイヤレス充電に対応。ひとつの充電スタンドでコンパクトに同時充電できます。
「iPhoneとApple Watch、AirPodsの3つをコンパクトに同時充電したい」という方にぴったりな充電スタンドです。
記事内では写真多めに外観・デザインをご紹介、そして充電性能についてもチェックしています。興味のある方はぜひチェックしてみてください!
Belkin BOOST↑CHARGE PRO 3-in-1 Wireless Charging Stand with MagSafeの特徴
まずは、「どんな充電スタンドなの?」というところをまとめました。
製品名 | BOOST↑CHARGE PRO 3-in-1 Wireless Charging Stand with MagSafe |
---|---|
メーカー | Belkin(ベルキン) |
ワイヤレス出力 | MagSafe充電(最大15W)※1 Apple Watch磁気高速充電 ※2 Qiワイヤレス充電(最大5W) |
Made for MagSafe/ Made for Watch認証 | 〇 |
サイズ | 高さ:13.7 cm 長さ:13.5 cm 幅:13.5 cm |
重量 | 635 g |
パッケージ内容 | BOOST↑CHARGE PRO 3-in-1 Wireless Charging Stand for MagSafe ACアダプタ(ケーブル長:約1.5m) クイックスタートガイド |
カラー | ホワイト(WIZ017dqWH) ブラック(WIZ017dqBK) |
価格 | 20,800円(税込) |
※1 iPhone 14/13/12シリーズのMagSafe充電に対応、iPhone 13 miniおよびiPhone 12 miniは最大12Wです。 ※2 高速充電できるのはSeries 8・Series 7・Ultraのみ。それ以外のモデルは通常充電になります。 |
ポイントをまとめるとこのようになります。
- Apple関連アクセサリーではお馴染みのBelkin(ベルキン)の充電スタンド
- Made for MagSafe/Made for Watch認証取得製品
- iPhone・Apple Watch・AirPodsを同時充電
- iPhone 14/13/12シリーズが対応する最大15WのMagSafe充電を行える
- Apple Watchの磁気高速充電に対応
- Qiワイヤレス充電に対応(AirPodsやその他のQi対応デバイスを充電できる)
iPhone・Apple Watchユーザーにとっては、まさに「全部入り」な充電スタンド。最大15WのMagSafe充電やApple Watchの磁気高速充電にも対応します。
Belkin 3-in-1 Wireless Charging Standは、Apple Storeや公式サイトでも販売されています。当然、Appleの認証もクリアしており、安心して選べるというところもポイントです。
なお、同じBelkinからは、ほぼ見た目が一緒の「Apple Watch磁気高速充電に対応しない充電スタンド(WIZ009dqWH/WIZ009dqBK)」が販売されているので、混同しないよう注意です。
Belkin BOOST↑CHARGE PRO 3-in-1 Wireless Charging Stand with MagSafeレビュー
手を出しにくい価格帯であることは確かなのですが、実際に使ってみると、無駄のない洗練されたデザインと機能性の両立はさすがBelkin製品だな、と率直に思いました。
インテリアとしてもいいですし、肝心の機能性もバッチリ。詳しくはこのあとレビューしていきますが、非常に完成度の高い充電スタンドです。
パッケージ内容・外観・デザイン
それではパッケージ内容・外観・デザインからチェックしていきます。
▲ 外箱には「Made for MagSafe」「Made for Apple Watch」の認証ロゴが表示されています。MagSafe充電もApple Watchの磁気充電もApple独自の充電方式ですから、Appleが定める基準や機能をクリアしている、という点は大きい安心要素ですね。
外箱を開けると、充電スタンド本体とACアダプタ、クイックスタートガイドの3点が同梱されていました。
▲ 組み立ては不要、充電スタンドはそのままの状態で同梱されています。
▲ 高級感ある外観・デザインです。一切の無駄がありません。私はBelkinの製品を好んで選ぶのですが、それは安心というだけでなく「シンプルだけど高級感のあるデザイン」が大好物だから、というのもあります。
充電スタンドのサイズは、高さ13.7 cm/長さ13.5 cm/幅13.5 cmとなっています。土台部分の直径が13.5cmですので、ある程度のスペースは必要です。
▲ 大きいほうがMagSafe充電用。小さいほうがApple Watch磁気充電用です。充電パッドの角度は固定されており、角度調節はできません。
▲ この円く凹んでいる部分がQi充電用です。AirPodsだけでなく、Qiワイヤレス充電対応であればその他のイヤホンやスマホも充電可能です。なお、黒い点はLEDライトとなっており、Qiワイヤレス充電中は白く点灯します。
▲ ACアダプタを差し込み口は充電スタンドの底面にあります。
▲ こんな感じで接続。
▲ このように、接続部分は完全に隠れる設計となっています。デザインにこだわった設計となっていることが分かりますね。なお、ACアダプタのケーブルの長さは約1.5mです。
▲ ACアダプタはそこそこのサイズがありますが、幅が約4.1mmほどと狭いので電源タップにも難なく挿せるかと思います。
▲ 私はデスクの天板の裏側に貼り付けてある電源タップに挿し込みました。隣接するコンセント差し込み口に大きめの充電器が接続されている状態では干渉が発生する可能性があることには注意です。
3 in 1充電スタンドでデスクがすっきり
▲ 設置はACアダプタをコンセントに挿すだけ。いつも使っているデスクの上に置いて見ると、それなりに存在感があります。ただデザインがシンプルなので、どこに置いても調和してくれるのではないでしょうか。
▲ iPhone 12 Pro Max、Apple Watch Ultra、AirPods Pro(第2世代)を同時充電しています。
これら3つを充電するとなると、本来なら3つのUSBポート、3本の充電ケーブルが必要です。それぞれUSB充電器を用意するとすれば、もうコンセント周りはカオスの状態に。それ1台の充電スタンドで済むわけですから便利!それに見た目もすっきりです。
▲ MagSafe充電時の磁力は十分で、iPhone 12 Pro Max(226g)をくっつけても安定感があります。現行モデルのiPhone 14 Plus(203g)やiPhone 14 Pro/Pro Max(206g/240g)でも安定感が保たれるほどの磁力があります。
▲ このようにして横向きの状態で固定することもできます。充電しながらの動画視聴に便利ですね!
▲ Apple Watch Ultraに所有しているバンドのなかでもっとも重量のあるミラネーゼループを取りつけてみましたが、特にズレや落ちてきてしまうといった問題はないですね。
▲ Apple Watch Sereis 7(45mmケース)を充電しています。サイズはSeries 8と同じです。
▲ バンドによっては上のようにだらんとなっちゃいます。バンドを締めておくか諦めるか。これは仕方ないですし、充電に何時間もかかるわけではないので、私はさほど気にならないですね。
▲ 最近ではAirPods以外にも、Qiワイヤレス充電に対応するワイヤレスイヤホンが増えてきました。私は結局有線で充電してしまうことが多いのですが、こうやって乗せるだけで充電できるはやはりラクです。
▲ なおAirPods Pro(第2世代)の充電ケースは、有線による充電のほかに、Qiワイヤレス充電、MagSafe充電、そしてApple Watch磁気充電器での充電にも対応しています。
上のように、AirPods Pro(第2世代)ではどの充電パッドでも充電できちゃいます。空いているところにくっつければいいので、これはなかなか便利かもしれません。
iPhone・Apple Watchの高速ワイヤレス充電が可能
Belkin 3-in-1 Wireless Charging Standは、iPhoneの最大15WのMagSafe充電、Apple Watchの磁気高速充電に対応します。
iPhone 12 Pro MaxとApple Watch Series 7を充電してみて、Apple純正充電器と充電速度を比較、「本当に高速にワイヤレス充電できているか」を確認してみました。
まずは、Apple MagSafe充電器(+ 20W USB-C電源アダプタ)の比較です。
ワイヤレス充電器 | 充電開始時点のバッテリー残量 | 30分経過 | 60分経過 | 60分の充電で増加したバッテリー残量 |
---|---|---|---|---|
Apple MagSafe充電器(15W)+ 20W USB-C電源アダプタ | 5% | 29% | 48% | 43% |
Belkin 3in1ワイヤレス充電スタンド(15W) | 11% | 33% | 51% | 40% |
※ iPhone 12 Pro Maxを充電 |
AppleのMagSafe充電器のほうがわずかに速い結果となりましたが、同等の速度である15Wで充電できていると考えていいでしょう。
次は、Apple Watch Series 7を充電してみます。Belkin 3in1ワイヤレス充電スタンドが磁気高速充電に対応しているのなら、Apple Watch磁気高速充電ケーブルと同等の速度で充電できるはず。
結果は以下のようになりました。
ワイヤレス充電器 | 充電開始時のバッテリー残量 | 30分経過 | 45分経過 | 45分の充電で増加したバッテリー残量 |
---|---|---|---|---|
Apple Watch磁気高速充電ケーブル + 20W USB-C電源アダプタ | 8% | 68% | 87% | 79% |
Belkin 3in1ワイヤレス充電スタンド | 10% | 59% | 86% | 76% |
※ Apple Watch Series 7を充電 |
Apple Watchはバッテリー残量が80%を超えると、バッテリー保護のために充電速度を落とします。なのできっちり80%アップとは行きませんでしたが、「45分ほどの充電で0%から80%まで充電できる」磁気高速充電をどちらとも実現できていると言っていいかと思います。
日々Apple Watchを活用する上で、充電速度は使い勝手に大きく関わってきます。Belkin 3in1充電スタンドを使えば、Apple Watch Series 8・Series 7・Ultraを付属の磁気高速充電ケーブルと同じ速度で充電できます。
Qiワイヤレス充電に対応するデバイスを充電
充電スタンドの土台部分にある充電パッドでは、Qiワイヤレス充電に対応するデバイスを充電できます。
▲ iPhone 8以降のモデルであればQiワイヤレス充電に対応しています。上ではXpeira 1 IIIをQiワイヤレス充電していますが、Androidスマホも多くが対応しています。ワイヤレスイヤホンも対応するものが多くあります。
Qiワイヤレス充電は5Wとなるため充電速度は遅いですが、置いておけばとりあえず充電できるため、就寝中に充電しておく、といった用途なら十分使えます。iPhoneはMagSafe充電、サブで使っているAndroidスマホはQiワイヤレス充電、という使い方もありでしょう。
まとめ:必須ではないが、ひとつあれば充電環境が一気に整う
本記事では、Belkinの3in1ワイヤレス充電スタンドをご紹介させていただきました。iPhone・Apple Watch・AirPodsの3つを同時に充電できる便利な充電スタンドです。
「必須か?」と訊かれれば、必須ではないかもしれません。付属のケーブルを使えば充電はできますからね。充電スタンドがなくて困ることはないでしょう。
ただ、Belkin 3in1ワイヤレス充電スタンドがあることで、充電のためのコンセント不足、USBポート不足、充電ケーブルのわずらわしさから解放されます。ケーブル類を引き出しにしまっておけるので、デスクの上もすっきり。これひとつで充電環境が一気に整います。
それに置いておくだけでインテリアになるおしゃれなデザインもポイントですね!「自分好みのデザインか」も、普段使いする上で大事なポイントです。
Belkin 3in1ワイヤレス充電スタンドは気軽に買える価格ではないかもしれませんが、その価格がデメリットではあるのですが、これひとつでたくさんの恩恵があります。興味のある方はぜひチェックしてみてください!
なお、ご紹介した製品と同じ充電性能をもつ「充電パッド型」もあります。
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