Amazonの売れ筋ランキングの常連で、前々から気になっていたBluetoothスピーカーを購入してみました。実際に使ってみると評判どおりの音質・機能で大満足!そして「この価格でこの音、機能なのか」と驚かせてくれるコストパフォーマンスの高さ。
今回の記事では、そんな僕を驚かせてくれたBluetoothスピーカー「Tronsmart Element Force」をご紹介します。
「安いけどパワーがありメインとしてしっかり使えるBluetoothスピーカーがいい」このような人はチェック必須のスピーカーです。
「Tronsmart Element Force」コスパ抜群の高性能Bluetoothスピーカー
まずは「Tronsmart Element Forceってどんなスピーカーなの?」というところをご紹介しておきます。
Tronsmartについて
Tronsmart(トロンスマート)は中国・深センで設立されたガジェットブランド。Bluetoothスピーカーやイヤホン、USBケーブルなどを展開するいわゆる中華ブランドです。
Tronsmart製品をAmazonで検索してみると、どれも高評価が多いのですが、レビュー内容はサクラっぽさもありませんでした(一部あやしいレビューがあったけど…)。中華ガジェットと聞くとどうしても疑ってしまうのですが、どうやら優良な製品を出しているようです。
なかでもTronsumartのBluetoothスピーカーの評価が高いようです。今回紹介するスピーカーを選のは、「高い防水性能が欲しい」ということと「アウトドアシーンで使いたい」とということを考えたときに、これがベストだと思ったから。
興味がある方は、以下からTronsmartのBluetoothスピーカーを覗いてみてください。
スペック
まずはTronsmart Element Forceのスペック・機能を表にまとめてみました。
メーカー/製品名 | Tronsmart/Element Force |
出力 | 40W(20W × 2) |
Bluetooth | 5.0 |
防水 | IPX7防水 (水深1mに30分間水没させても内部に浸水しない) |
再生時間/充電時間 | 最大15時間/約3時間 |
通信距離 | 見通し最大30m |
機能 | ・イコライザー設定(3つのモード) ・microSDカードからの再生 ・ラインイン再生(有線) ・TWS機能(2つのスピーカーに接続してステレオ再生) |
マイク | 〇 音声アシスタント対応 |
インターフェース | ・充電用USB-Cポート ・オーディオ端子 ・microSDカードスロット |
サイズ/重量 | 204 x 64 x 80mm/750g |
パッケージ内容 | ・Element Force本体 ・取扱説明書(日本語対応) ・USB-Cケーブル ・オーディオケーブル ・保証サポート |
上を見ていただくと分かるとおり、まさに「全部盛り」というようなBluetoothスピーカー。40Wとパワフルで(卓上に置いて聴くなら10Wあれば十分な出力)、安定性に長けるBluetooth 5.0に対応、そしてお風呂やアウトドアでも気兼ねなく使えるIPX7防水にも対応しています。
その他にも最大15時間の再生が可能なタフなバッテリー、Bluetoothスピーカーとしてはちょっと珍しい3つから設定できるイコライザー設定(Standard/Extra Bass/3D)、microSDカードからの再生にも対応しています。どの面をとっても高いレベルですし、他のスピーカーでは見ない機能がありなんだか面白そう。
「Tronsmart Element Force」レビュー
ということで、実際に使ってみた感想をお届けしていきます。
無骨でアウトドアシーンに合う外観
まずは外観をみていきたいと思いますが、全体的にごついというか、無骨なデザインがかっこいいですね!
このように六角ボルトを隠さず、デザインの一部としてあえて見せているのでしょう。まさにアウトドアシーンに似合うデザイン。
(iPhone XSと並べて)
iPhone XSと並べるとこのようなサイズ感。サイズは204 x 64 x 80mmとBluetoothスピーカーとしては大きめで、重量も750gと重め。
それでも片手でらくらく持てるレベルです。鞄の中に入れて持ち運ぶにはちょっとつらいかもしれませんが、車に積んでおいてアウトドアのお供にするにはコンパクトです。スピーカーのサイドには輪っか状の取っ手がも設けられており、単純に取っ手として使えますし、どこかに引っ掛けておくこともできます。
充電用USB-Cポート/オーディオ端子/micoroSDカードスロットは後ろ側にあります。IPX7防水ということで、内部に水が浸入しないように分厚いカバーで保護されています。
スピーカー上部に各ボタンが配置されています。左から、
となります。
防水とは思えないクリアな音質
続いては肝心な音質について。高い防水性能を備えたスピーカーにありがちなのが、防水設計がゆえのこもった音。しかしこれはありません。アコギの繊細の音がクリアに聞こえてきます。
「ちょっとこもってる?」と感じる人は、イコライザー設定を3Dにしてみてください。近い距離で聴くと確かに3Dでサウンドに包まれたような感覚になります。個人的にはこれが好み。
また40Wと高出力なのでかなり音量を上げても余力がある感じ。頑張ってる感はなく余裕ですね。
低音は無意味にズンドコしておらず、それでも豊かに低音を響かせてくれます。全体的にうまくまとめられた音という印象で、聴き疲れしにくい音のように感じます。はっきり言ってこの価格では「できすぎ」でしょう。1万円〜2万円クラスのスピーカーに肩を並べるどころか、それらに負けない音を聴かせてくれます。
コストパフォーマンスが優れると言われるゆえんは、その多機能ぶりもそうですがこの音もそう。これは気に入りました。
microSDカードでの再生を試してみる
Tornsmart Element Forceは、Bluetoothスピーカーとしては珍しくmicroSDカードスロットが搭載されています。
microSDカードスロットにmp3の音楽データを入れ、再生してみました。「Mボタン」を押してモードを切り替え再生。問題なく再生できました。
曲戻し、曲送りも問題なく行えます。しかしスピーカー単体での再生ですので、曲名を見ながら選ぶことはできません。お決まりの曲を入れて再生という使い方になるでしょう。
僕自身としては使用頻度は低いでしょうね。スマホから再生したほうが便利です。面白い機能ですが、僕だけでなくあまりにニーズはなさそう。。。
防水対応は大きい!シーンを選ばず使える
防水に対応していることで、室内での普段使いだけでなくお風呂やアウトドアでも水没を気にせず使えます。これなかなり大きいポイントになるのではないでしょうか。
バーベキューやキャンプなど。特にこの季節に大活躍してくれます。僕も気に入ってキャンプに持ち出していますが、こういったアクティブなシーンとこの無骨なデザインが似合います。アウトドアだけでなく汚れやすい仕事場など汚れやすい場面でも使いやすいでしょう。
どこでも、どんなタイミングでも気兼ねなく使えるというのは、道具として大事なことです。
使ってみて感じた惜しい点
動作も安定していますし、音もいい。全体的に満足していて大きな不満はありませんが、あえて絞り出してみます。
一つ気になるのはイコライザー設定を切り替えたときに、音量が上下するところ。イコライザー設定を変更するたびに音量調節が必要になるので、少し手間に感じます。ただそんなに頻繁に変更するわけではないので、個人的には致命的な問題にはなっていません。
あともう一点書かせていただくと、電源ボタンとイコライザー設定ボタンのLEDランプがあるのですが、ランプが暗く明るい屋外では少し見づらいですね。屋内では見づらいと感じたことはないですし、屋外でも手のひらで陰を作れば見えます。
ツッコミどころとしては、本当にこれぐらいしかありません。それぐらい優秀なBluetoothスピーカー。あとTronsmart製スピーカーを同時に2台接続、より大迫力の音を楽しめる「TWS機能」は試せていません。そもそも40Wと高出力なので、1人で楽しむ分には十分です。
1万円以下で買えるスピーカーとしては最高レベルのパフォーマンス
Tronsmart Element Forceは、この価格帯で購入できるBluetoothスピーカーとしては間違いなく上位に入るでしょう。1万円を超えるスピーカーと肩を並べる、それどころかそれらを超えるほどの音・機能です。
仮にTronsmart Element Forceが1万円〜2万円ほどの価格であれば、これほどの評価を受けていないかもしれません。この音を1万円以下で買えるからこそ意味があります。魅力はまさにコストパフォーマンスの高さですね。
近い価格のBluetoothスピーカーとして、僕はAnker(アンカー)の「SoundCore Boost」を所有しています。
このスピーカーも高音質で防水対応でコスパは悪くありません。しかしどれをとってみてもTronsmart Element Forceが性能が上まわり、価格もやすい。Tronsmart Element Forceの凄まじいコスパがお分かりいただけるかと思います。
冒頭でも書きましたが、「安いけどパワーがありメインとしてしっかり使えるBluetoothスピーカーがいい」このような人は必ずチェックしておきたいアイテムでしょう!