スマホケース・カバーの種類と選び方まとめ あなたに合うケースはこれだ!

スマホケース・カバーの種類と選び方まとめ あなたに合うケースはこれだ!

「スマホケース、どれにしよう?」
「どのスマホケースが自分の使い方に合っているんだろう?」

スマホを買い換えたなら、傷を付けてしまう前に検討したいアイテムが「スマホケース」です。いろいろなデザインのスマホケースを見ているだけで楽しくなってきますよね。

星の数ほどあるスマホケース。「自分にはどれが合っているのだろう?」と悩むのも当然です。自分が好きなデザインのスマホケースを選ぶことが基本ではあるのですが、目的や重視したいポイントによって適したスマホケースは異なります。

この記事では、「スマホケースの種類と選び方」ということで、以下のことについてまとめました。

この記事で分かること
  • スマホケースの種類(タイプ)と素材の違い
  • チェックしておきたいスマホケースの付加機能

あなたのスマホケース選びのヒントになれば幸いです!

目次

スマホケースの種類(タイプ)・素材の違い

まずはスマホケースの種類と素材の違いについてです。

種類(タイプ)の違い

スマホケースには、大きく分けて4つのタイプがあります。

  1. 背面ケース
  2. 手帳型ケース
  3. バンパーケース
  4. スリーブケース

それぞれのタイプにメリットとデメリットがあり、一概にどのタイプがおすすめとは言えません。使う人の好みもあります。それぞれのメリットとデメリットをまとめましたので、自分に合ったタイプを見つけてください。

1. 背面ケース

ここで言う背面ケースとは、フラップがないケースです。

背面ケース(スマホケースの種類)
シンプルに使える「背面ケース」

背面ケースはフラップがないため、使用するたびにフラップを開閉させる必要はありません。シンプルな使い方ができることが背面ケースの特徴です。また薄型で軽量なケースが多いのもこのタイプです。

また背面ケースは、シリコンやポリカーボネートなどのハード素材、TPUといった豊富な素材が揃っていることも特徴に挙げられます。強い衝撃に備えたいのなら、衝撃を吸収してくれるシリコンやTPU、薄さと軽さを重視するのならハードケースという選択肢になるでしょう。ケースの素材に関しては「ケースの素材にも注目」で詳しくご紹介しています。

注意したいのは、スマホのディスプレイを守れない点。ここがフラップがない背面ケースのデメリットとなります。ディスプレイへの傷を防ぎたい場合は、保護フィルムとの併用がおすすめです。

背面ケースのメリット
  • フラップの開閉が必要ないため、手間なく使える。
  • フラップがないぶんかさばらない。
背面ケースのデメリット
  • ディスプレイの保護ができない。

2. 手帳型ケース

手帳型ケースはフラップがあるケースのことを指します。ディスプレイ部分を含めスマホを全体をカバーしてくれるので、保護重視の人にまず検討して欲しいタイプです。

手帳型ケース(スマホケースの種類)
全面をしっかりカバーできる「手帳型ケース」

動画視聴時にスマホを立てられる「スタンド機能」やカード類を収納しておける「収納機能」などの機能性の高さも手帳型ケースの特徴です。

ただし、高い機能性とトレードオフでかさばりがちなのも手帳型ケース。ポケットがたくさんあったり、本革などの材質によっては重くなりがちでもあります。

手帳型ケースのメリット
  • ディスプレイを含む全面をカバーしてくれる。
  • スタンド機能や収納機能など機能性に長ける。
手帳型ケースのデメリット
  • フラップがあるぶんかさばってしまう。
  • 背面ケースと比べて重くなりがち。

3. バンパーケース

バンパーケースはスマホの側面部分のみをカバー、スマホ本来のデザインやカラーを隠さずに、衝撃を受けやすい側面を保護してくれます。

バンパーケース(スマホケースの種類)
側面のみをカバーする「バンパーケース」(出典:Amazon.co.jp

スマホケースを装着すると、どうしてもスマホのデザインやカラーが隠れてしまします。せっかく購入時に悩んで選んだカラーなのに、スマホケースで隠してしまうのはちょっともったいない気もしますよね。

バンパーケースならスマホのデザイン、カラーを隠してしまうことはないですし、ケースを装着することでかさばってしまうこともありません。カバーしてくれるのは側面のみでディスプレイ部分と背面は露出している状態ですが、最低限スマホを保護しながらスマホ本来のデザイン、カラーを楽しめます。

スマホの多くは背面のカメラが出っ張った形状になっています。スマホケースを装着せずにスマホを平置きすると、その出っ張ったカメラが机などにガチガチ当たることになってしまいます。バンパーケースを装着するとこれを防げるので、「スマホは裸で使いたい」派の人にもおすすめのケースタイプです。

バンパーケースのメリット
  • 衝撃が受けやすいスマホ側面を保護。
  • スマホ本来のデザイン、カラーを隠さない。
  • スマホ本来の薄さ、軽さを活かせる。
  • 出っ張ったカメラの保護対策に。
  • 薄く軽量。
バンパーケースのデメリット
  • 保護できるのは側面のみでディスプレイ、背面は露出している。

4. スリーブケース

「スマホは裸で使いたい」派の人には、スリーブケースもおすすめです。

スリーブケース(スマホケースの種類)
カバンの中でのひっかき傷を防ぐ「スリーブケース」

スマホに傷がついてしまうパターンで一番多いのは、カバンのなかで硬いものと当たってできるひっかき傷。普段はケースを装着せず使っていても、カバンなどに仕舞うときはスリーブケースに入れておくことでひっかき傷を防げます。

ただスリーブケースだと使うたびにケースからの出し入れが必要になります。スマホを裸で使えるというメリットがある一方で、使い方によっては面倒に感じてしまう可能性もあります。

スリーブケースのメリット
  • スマホを裸で使える。
  • スマホを裸で使いながら付きやすいひっかき傷を防げる。
スリーブケースのデメリット
  • 都度ケースからの出し入れが必要になる。

スマホケースの素材にも注目

ここまでスマホケースのタイプをご紹介してきましたが、さらに使われている「素材の違い」も注目したいポイントです。ここではスマホケースに使われる代表的な素材のメリット・デメリットをまとめてみます。

シリコン

少し前までは「スマホケースといえばシリコンケース」というイメージがありましたが、実はいまでは少数派だったりします。それでもシリコンならではグリップ感から、僕はシリコンケースを使っています。

シリコンケースの汚れ
シリコンケースはどうしても汚れが付きやすい

ただ、シリコンケースをキレイな状態で長く使うのは至難の業だったりします。どう気を付けていても、拭いてもとれない汚れが付いてしまったり、変色してしまうんですよね。これがシリコンケースのデメリットです。

シリコン素材のメリット
  • やわらかく耐衝撃性能に優れ、ケースの脱着もしやすい。
  • 少しの粘着性があり、グリップが向上する。
  • 価格が安い。
シリコン素材のデメリット
  • ゴミやホコリ、汚れが付着しやすい。
  • 変色してしまうことがある。

ポリカーボネート(PC)

ポリカーボネートとはプラスチックの一種で、スマホケースにも多く使われている素材のひとつです。いわゆる「ハードケース」と呼ばれるものに多いのが、このポリカーボネートのケース。

ポーリカーボネートは他の素材と比べ薄く軽量であることが特徴です。耐衝撃性が高いものの、クッション性はないため、スマホに衝撃が伝わりやすく、当たり所が悪いとスマホやケースが損傷してしまうことがあります。どちらかというと落下時の衝撃に備えるというよりは、ひっかき傷を防止する目的で選ぶのがいいでしょう。

PC素材のメリット
  • 薄く軽い。
  • 耐衝撃性能に優れる(ただしクッション性はない)。
  • 価格が安い。
PC素材のデメリット
  • 表面がツルツルでシリコンと比べると滑りやすい。
  • ブラック系のカラーだと指紋汚れが目立つ。
  • 変色することがある。

TPU(熱可塑性ポリウレタン)

TPU(熱可塑性ポリウレタン)はシリコンとポリカーボネートの中間のような素材です。イメージとしては、シリコンより少し硬めのゴムのような感じ。ポリカーボネートよりやわらかく、落下時の衝撃を吸収してくれる特徴があります。

デメリットとしては、TPUケースは厚手に加工されているものが多くかさばりがちで(薄型のものもある)、硬めなのでケースによっては「ケースの脱着がしにくい」と感じることがあります。デメリットがないわけではないものの、近年ではこのTPUケースが主流です。ポリカーボネートなど他の素材と組み合わせて薄型化や強度の向上を図っているケースも多く見られます。

TPU素材のメリット
  • 軽量である。
  • 耐衝撃性能に優れる(ほどよいクッション性がある)
  • 価格が安い。
TPU素材のデメリット
  • 硬くケースを脱着しにくく感じることがある。
  • グリップはシリコンケースのほうが上。
  • 変色することがある(特にクリアケース)。

PUレザー

PUレザーとは、本革に似せてつくられたいわゆる「フェイクレザー」のことです。「フェイクだから品質が悪い」というわけでもなく、本革に近い質感を低価格で実現できるメリットがあります。

フェイクレザー(スマホケースの素材)
気軽に革の質感を楽しめる

本革は水分に弱かったり、色落ちが発生したりして扱いづらい部分があります。一方でPUレザーは汚れが付きにくく多少の通気性もあり、頻繁な手入れは不要。本革のように経年劣化による変化を楽しむことはできませんが、安価で気軽に革の質感を楽しめるメリットがあります。

PUレザーのメリット
  • 安く革の質感を楽しめる
  • 本革と比べて汚れが付きにくく扱いやすい
  • 価格が安い。
PUレザーのデメリット
  • 本革のような経年劣化による変化はない
  • 本革と比べて耐久性に劣る。

本革

本革ケースのいいところは、なんといっても愛着をもって長く使えるというところでしょう。本革は放置していると表面が乾燥するので、クリームなどで定期的な手入れが必要です。手入れの面倒さはあるものの、そのぶん愛着がわいてきますよね。手入れしながら、経年劣化による変化を楽しむながら長く愛用できる。これが本革の魅力です。

本革(スマホケースの素材)
使い込むことで味が出る本革ケース

デメリットを挙げるとすれば、手入れが必要になることと、他の素材と比べて価格が高いこと。2年か3年ごとにスマホを買い換えると考えれば、少し本革ケースは贅沢なのかもしれません。

本革のメリット
  • 本革ならではの高級感がある。
  • 経年劣化による変化を楽しめる。
  • 耐久性が高く手入れすれば長く使える。
本革のデメリット
  • 定期的な手入れが必要。
  • 他の素材と比べると価格が高い。

その他の素材

スマホケースに使われる素材は、上でご紹介したもの以外に「ガラス」や「アルミ」、「ウッド(木製)」などがあります。なかには防弾チョッキなどにも使われる「アラミド繊維」を使用した珍しいケースもあります。

スマホケース・カバーの種類と選び方まとめ あなたに合うケースはこれだ!

アルミに代表される金属製のケースはワイヤレス充電やSuicaなどの非接触決済に干渉する可能性があるので注意!

選ぶ素材によって特徴や質感が異なります。基本的には自分好みのものを選んで問題ありませんが、それぞれにメリットとデメリットがあることを理解しておきましょう。

チェックしておきたい付加機能

スマホケースの主な役割はスマホを保護することですが、スタンド機能などの「プラスアルファの機能」も要チェックのポイントです。

スタンド機能

「スタンド機能」が活躍してくれるのは主に動画視聴時。スマホでドラマや映画を観るときには、スマホを立てられるスタンド機能が便利です。

スタンド機能(スマホケースの付加機能)
動画視聴時に便利なスタンド機能

スタンド機能は手帳型ケースのみの機能と思われがちですが、フラップがない背面ケースのなかには同機能を搭載するものもあります。

Spigenのタフ・アーマー
Spigenの「タフ・アーマー」(出典:Amazon.co.jp

ただスマホケースのスタンド機能は横向きのみ対応するものがほぼ。縦置きしたい場合はスマホスタンドを検討してください。

収納機能

収納機能もスマホケースの立派な機能のひとつです。ポイントカードやICカードをスマホケースに入れておけば、うっかり自宅に忘れてくることもありません。

手帳型ケースの収納機能
カード類を収納できる手帳型ケース

ただマグネット式の留め具が使われている手帳型ケースに注意してください。SuicaなどのICカードがマグネットの影響を受けてしまうことは、経験上ほぼありません。しかし、キャッシュカードやクレジットカード、ポイントカードの多くに採用されている「磁気カード(黒い帯のような模様があるものやスライドさせて読み込むタイプのカード)」の場合は、マグネットを近づけることで磁気が飛んでしまうことがあります。僕なんかはあまり気にせず近づけてしまっていますが、実際に磁気が飛んでしまったことが何度かあります。気になる方はマグネット式ではない留め具を採用したケース、あるいは留め具がないケースを選びましょう。

耐衝撃性能

スマホケースには「高い耐衝撃性能」をうたい文句にするものもあります。「MIL規格(米軍軍事規格)」に準拠したものもの、分厚いバンパーを備えたものなどですね。

エレコム「ZEROSHOCK」
エレコムの「ZEROSHOCK」(出典:Amazon.co.jp

ただ高い耐衝撃性能をうたうスマホケースは、分厚くかさばり、そこそこの重量があるものがほとんどです。と言っても「スマホをしっかり守ってくれる」という点では安心です。

ストラップホールの有無

落下防止対策としてストラップを装着するなら、ストラップホールの有無もチェックしておきたいポイントです。

スマホケースのストラップホール
ストラップホール(リング)の有無もチェックポイント!

最近ではストラップを見かけることが少なくなりましたが、スマホ操作時に指にひっかけておくだけで落下させるリスクを劇的に減らせます。

スマホリング

落下防止対策としてはスマホリングも有効です。もともとスマホリングが付いたケースを選ぶ方法、そしてスマホリングをスマホ本体あるいはケースに貼り付ける方法があります。

バッテリーケース

主にiPhone向けではありますが、スマホケースとモバイルバッテリーが合体したような「バッテリーケース」というアイテムもあります。

iPhoneにAppleの「Smart Battery Case」を装着することで、バッテリー駆動時間が50%もアップ。装着したままのQiワイヤレス充電にも対応します。バッテリーケースならモバイルバッテリーを持ち歩くことなくバッテリー駆動時間を延ばせます。

防水ケース

スマホを完全に水に浸けられるほどの防水性能をもった「防水ケース」なんてのもあります。そのほとんどは常用するものではなく、袋状の防水ケースにスマホを入れて使用します。

「お風呂で動画を観たい」「スマホをプールや海に持ち込みたい」といったシーンで防水ケースは活躍してくれます。釣り、キャンプといったアウトドアでも使える場面は多いはず。

ただ防水ケースは熱がこもりやすかったり、フタの閉め忘れや不備で水没させてしまうリスクはゼロではありません。温度差で結露することも考えられますし、個人的にはおすすめしにくい使い方ではあります。基本的に水没はメーカー保証の対象外。防水ケースは十分にリスクを理解した上で使用するようにしましょう。

iPhoneのMagSafe対応ケースについて

iPhone 14/13/12シリーズは、iPhoneの背面にピタッとくっつきワイヤレスで充電できる「MagSafe(マグセーフ)充電」に対応しています。

iPhoneをMagSafe充電
iPhoneのMagSafe充電

iPhoneでMagSafe充電する場合は、基本的に「MagSafeに対応するiPhoneケース」が必要です。超薄手のケースだとMagSafeに対応していなくても充電できる場合がありますが、十分な磁力が得られなかったり、微妙な位置ズレが原因で充電速度が低下したり、発熱の原因になったりということが考えられます。

Apple純正ケースだけでなくサードパーティからもMagSafe対応ケースが販売されていますので、下記からチェックしてみてください。

Amazonで「MagSafe対応のiPhoneケース」をみる

スマホケース・カバーの種類と選び方まとめ

最後に「こんな人にはこのタイプのケースがおすすめ!」というところをまとめておきましょう。

  • スマホのデザイン、カラーを隠したくない:クリアケース(TPU/PC)、バンパーケース、スリーブケース
  • 薄く装着感なく使いたい:PCケース、バンパーケース
  • とにかく厳重に保護したい:耐衝撃タイプのTPUケース、手帳型ケース
  • カード類を収納したい:手帳型ケース
  • いいものを長く使いたい:本革ケース
  • できるきることならスマホを裸で使いたい:バンパーケース、スリーブケース
  • 落下防止を重視したい:ストラップホール・スマホリング付きケース
  • ユニークなスマホケースがいい:ガラスケース、木製ケース、デザインが豊富なTPUケース

僕自身が好んで使うのはシリコンや本革の背面ケース。フラップの開け閉めが面倒なのと、かさばるのがイヤなんです。ただ背面ケースだとディスプレイ部分が丸出しなので、そこは保護フィルムを貼って対応します。

ここまでスマホケースのタイプについて解説してきましたが、いちばん大事なのは「自分の好みのデザインのケースを選ぶ」ということです。いくら保護性能や機能性に長けていても、自分好みのデザインでなければいずれ買い換えたくなりますからね。スマホケース選びは「かっこいい」「かわいい」も重量です。

この記事がスマホケース選びのヒントになれば幸いです!

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この記事の著者

Apple製品まわりのガジェットを中心にレビューしているガジェット専門家。元家電量販店員で元スマホ販売員。レビュー記事では「で、実際のところはどうなの?」と言うことを大事にしています。
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