MacBook Proを手に取った人が必ず購入を検討するアイテムのひとつとして「USBハブ」があります。
MacBook ProではUSB-A端子やHDMI端子が映像出力も給電も一本で済ませられる「USB-C端子」に統一され、見た目がスタイリッシュになったものの、これまで使ってきたUSB機器を引き続き使おうとするとUSBハブや変換アダプタが必要となります。
「どのUSBハブを選んでいいか分からない」
「複数のUSB-Cアダプタを持ち歩いている」
「USBハブを購入したけど動作が不安定だ」
「USBハブがぶら下がってしまうことによってUSB-C端子への負荷が心配」
今回の記事ではこんな人におすすめしたいケーブルレスUSBハブ「SATECHI TYPE-C PRO HUB WITH 4K HDMI」を紹介します。
このブログのMacBook ProのおすすめアクセサリーでもUSB-C関連アクセサリーを紹介していますが、このUSBハブはMacBook Proユーザーに求められる機能をほぼ網羅しているので、最近ではもうこれひとつでいいんじゃないかな、という気持ちにまでなっています。
このUSBハブは「2016/2017 MacBook Pro 13インチ/15インチ」すべてに対応していますので、USBハブを検討している人は参考にしてみてください。
これひとつでOK!幅広いインターフェースに対応
これはそのままなんですが、このUSBハブはとにかく多くのインターフェースに対応しています。数種類のUSB-Cアダプタを使ってやりくりしているMacBook Proユーザーも多いと思いますが、このUSBハブならこれひとつでOKです。
このUSBハブが対応しているインターフェースは以下のとおり。
「SATECHI TYPE-C PRO HUB WITH 4K HDMI」対応インターフェース
- Thunderbolt 3: 5k又は2x4k@60Hzビデオ, 40Gb/sデータ速度
- 4k HDMIビデオ出力: 1080p@60Hz 4k@30Hz
- USB 3.0ポートx2: 5Gb/sデータ速度
- USB-Cポート: 5Gb/sデータ速度(非Thunderbolt)
- SD/Microカードリーダー:104MB/s
ご覧のとおりMacBook Proユーザーが必要とするほとんどのインターフェースが搭載されています。
もちろんUSB-C端子経由での充電も可能で、給電出力はしっかり61W(13インチ)、87W(15インチ)に対応してくれています。USBハブ経由で充電すると充電スピードが落ちてしまう…ということは結構ありがちなんですが、このハブに関してはそんなことはありません。これ、結構重要なポイントですよ。
しかし一点注意したいのはThunderbolt3対応端子がひとつだというところ。Touch Barなしの13インチモデルはThunderbolt3端子は2つのみになるためこのUSBハブを装着すると実質ひとつのThunderbolt3端子しか使えなくなります。
と言ってもThunderbolt3が4つあるTouch Barありモデルなら気にならないかと思いますし、そもそもThunderBolot3をどれだけ使うのか、という話ですけどね。
MacBook Proとの一体感がいい感じ
USBハブに一体感を求める人がどれだけいるのか…という話ですが、ハブを差し込んでみるとまるでMacBook Proに装着してみるとその一体感がステキです。
このように装着していても違和感はありません。一般的なUSBハブにあるケーブルがないためすっきり見えますし、MacBook Proと同じアルミの質感がいい感じにマッチしています。
あとケーブルがないというのは個人的に結構便利に感じていて、Apple純正アダプタを使っていたときはMacBook Proからぶら下がっている状態で使っていたんですよね。僕は基本的にひざの上かPCスタンドにMacBook Proを乗せて作業することが多いんです。
こんな感じにぶらぶらさせちゃうことが多いんで、MacBook本体のUSB-C端子に負担がかかちゃっていることを心配していました。同じように心配している人って結構多いんじゃないですかね。
しかしSatechiのUSBハブならケーブルがないためそんなことにはなりません。USB-C端子を2つ専有してしまいますが、その分安定性が増しており指でつついてもびくともしません。
僕がこのUSBハブをぼ気に入っている大きなポイントだったりします。
MacBook Pro専用USBハブだということ
このUSBハブを使いだしてからはApple純正アダプタは一切使用しなくなりました。
Apple USB-C Digital AV Multiport アダプタ MJ1K2AM/A
↑これですね。というかこのApple純正アダプタは対応インターフェースが乏しいので、そもそも比較対象にはならないかもですが、今では完全に引き出しの奥で眠っています。
だってこれひとつで済んじゃいますから。MacBook Proを持ち出すときはとりあえずこれをカバンに忍ばせておけばだいたいのシーンはカバーできてしまいます。
あとやはりこのUSBハブはMacBook Proのためだけに作られていることに大きな魅力を感じます。それはそのMacBook Proとマッチするデザインを見れば一目瞭然です。おおげさじゃなく、使用していても装着していることを忘れるぐらい。
MacBook Proユーザーは周辺機器にもしっかりこだわる人が多いイメージがありますが、そんな人も満足できるアイテムなんじゃないでしょうか。
Satechi USB-Cハブを使用する上での注意点
とまぁここまで絶賛の嵐ですが、使用する上で注意する点があります。
ここまで書いた内容とかぶるところもありますが、
- Thunderbolt3端子がひとつ犠牲になる(Touch Barなし13インチを使っている人は注意)
- ケース(シェルカバー)と干渉する可能性あり
- 接続機器を抜こうとしたときにアダプターごと抜けてしまうことがある
この辺が注意点としてあります。
Touch Barなし13インチMacBook ProはもともとThunderbolt3端子が2つしかないので注意しておきましょう。ただ実際Thunderbolt3対応機器を持っている人のほうが少ないかと思うので、そう問題にならない場合がほとんどでしょう。
特に気をつけておきたいのは「ケースとの干渉」と「接続機器を抜こうとしたときにアダプターごと抜けてしまう」という点です。
ケース、いわゆる「シェルカバー」と呼ばれるタイプのケースはこのUSBハブと干渉してしまう場合があります。
このタイプのケースです。ケースの厚みにもよりますが、USBハブが十分に差し込めないことがあるので、シャルカバーを着用している人は、下のようなケーブルありのUSBハブを使用したほうが無難です。
もうひとつの「接続機器を抜こうとしたときにアダプターごと抜けてしまう」という点。これはどういうことかというと、
例えば下の画像のようにMacBook Pro純正USB-Cケーブルで充電していて、
そのままケーブルだけを抜こうとすると、
こうなっちゃう、ということです。
USBハブに手を添えてあげるとこんなことにはならいのですが、このときに万一データ転送中の機器がささっていれば面倒なことになる可能性があるので注意が必要です。
USBハブに手を添えてあげればこんなことにならないのですが、僕は何回かやっちゃったので注意してください。
まとめ
何点か注意点を書きましたが、総合的には非常に満足できるUSBハブだと感じました。MacBook ProでUSBハブを使うのならこれが正解だと言っていいでしょう!
特に気に入ったポイントを再掲すると、
- MacBook Proとマッチするアルミ質感のデザイン
- ケーブルレスですっきり
- これひとつで多くのインターフェースに対応
- ハブ経由でも61W(13インチ)、87W(15インチ)を実現するパススルー充電
こんな感じです。
ただひとつネックになるかもしれないのが価格。USBハブとしては少し高めの値段設定になっています。しかし実際に使ってみるとその質感、機能からその価格なのもうなずけますし、下手に安いUSBハブを買ってトラブルになるよりは全然マシです。USBハブはものによって動作が不安定だとか、使えないとかトラブルが本当に多いんですよ。
そしてこのUSBハブには18ヶ月の長めのメーカー保証がついているので万一のトラブルにも安心です。それらを総合的に考えると決して高すぎることはないですね。
カラーはスペースグレイとシルバーから選べます。USB-Cアダプタを複数購入するのならこれひとつ持っておけば済むのでおすすめですよ!
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