iPhoneには充電器が付属されていません。手持ちのものを使うか、持っていなければ用意する必要があります。
そこで今回はiPhone 15シリーズ(iPhone 15、iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max)向けにおすすめの充電器をご紹介します。
お探しの方に参考にしていただける内容となっていますので、ぜひチェックしてみてください!
なお本記事では私が所有するiPhone 15 Proを使用しています。
※ 記事内でご紹介している製品は筆者が購入したものです。PR用に提供を受けた製品は含まれていません。
iPhone 15シリーズを急速充電する方法
まず、iPhone 15シリーズ向けに急速充電について知っておきたいことをご紹介しておきます。
「20W以上のUSB-Cポート」を搭載する充電器でOK
iPhone 15シリーズは急速充電規格「USB Power Deliver(USB PD)」に対応しており、20W以上のUSB-Cポートを搭載する充電器を使用することで高速に充電できます。
その充電速度は高速で、約30分でiPhoneのバッテリーを最大50%も充電可能。これから充電器を購入するなら急速充電の活用は必須です。
充電速度にこだわるなら「30W以上」の充電器
iPhone 15シリーズは20Wを越える充電にも対応しています(最大27W)。
厳密には27W以上の充電器でOKですが、市販のものだと30Wの充電器が一般的。30W以上の充電器を使えばiPhone 15シリーズをフルスピード充電できる、という理解でOKでしょう。
ワイヤレス充電器は「Qi2」対応製品がおすすめ
iPhoneのワイヤレス充電と言えば「MagSafe(マグセーフ)充電」ですが、MagSafe充電と互換性のある「Qi2(チーツー)」という新しいワイヤレス充電規格が登場しています。
Qi2ではスマホなどの対応デバイスにマグネットでくっつき最大15Wで高速にワイヤレス充電可能。
iPhoneユーザーからすればMagSafe充電そのものですが、Qi2対応ワイヤレス充電器は、今後続々と登場するであろうQi2対応のAndroidスマホやウェアラブルデバイスの充電にも使用できます。
すでにMagSafe充電器をお持ちの方はわざわざQi2対応ワイヤレス充電器に買い替える必要はありません。
しかし、これから買うのであれば、iPhone以外も対応デバイスを充電できるQi2対応ワイヤレス充電器がおすすめです。
なお、Qi2に対応するのはiPhone 13シリーズ以降となります(iOS 17.2以降)。
iPhone 12シリーズはQi2に対応しないため、最大15Wのワイヤレス充電を実現したい場合はMagSafe充電器が必要です。
おすすめ充電器
当ブログではこれまでたくさんの充電器をレビューしてきましたが、そのなかでもiPhone 15シリーズと相性のいいものをピックアップしました。
UGREEN CD137
コスパ抜群の20W充電器
製品の仕様をみる
搭載ポート | USB-C x 1 |
---|---|
USB-C出力 | 最大20W |
電源プラグの折りたたみ | ✕ |
サイズ | 約50 x 42 x 23 mm(プラグ除く) |
重量 | 約49 g |
カラー | ─ |
まずおすすめしたいのはUGREEN(ユーグリーン)の20W充電器です。
iPhone 15シリーズを急速充電できる充電性能を持ちながらお手頃な価格で購入でき、ずばりコスパを重視したい方におすすめです。
価格は安いですが充電性能はばっちり。最大20WでiPhone 15シリーズを急速充電できます。
サイズ感としてはiPadなどに付属されている「Apple 20W USB-C電源アダプタ」とほぼ同じ。
電源プラグは折りたためませんが、頻繁に持ち運びしなければ気になりません。
私自身、この充電器を日常的に使っていますが、特にトラブルはなく普通に使えています。発熱もコイル鳴きも気になりません。
実際の使用体験と価格から、「もうこれでいいでしょ」と思える充電器。追加の充電器として購入するのもいいですし、もちろんメインの充電器としてもしっかり使えます。
Anker Nano Charger (20W)
超コンパクト&軽量な20W充電器
製品の仕様をみる
搭載ポート | USB-C x 1 |
---|---|
USB-C出力 | 最大20W |
電源プラグの折りたたみ | ✕ |
サイズ | 約30 x 30 x 30 mm(プラグ除く) |
重量 | 約34 g |
カラー | グレイッシュブルー、パープル、ピンク、ブルー、ホワイト |
「Anker Nano Charger(20W)」は、コンパクトさ・軽さを重視したい方におすすめの充電器です。
サイズは約30 x 30 x 30 mm(プラグ除く)と超コンパクトで、重量はたったの約34 g。
電源プラグを折りたためないことが残念に思いましたが、実際に手に取ってみると「このサイズだと電源プラグが収まるスペースはないか」と納得。
充電性能は最大20WとiPhone 15シリーズを充電するには十分です。
普段使いにもいいですし、持ち運びにも対応できるコンパクトさと軽さが魅力。あと価格がお安めなことも嬉しいポイントですね!
UGREEN Nexode Mini 20W
折りたたみ式プラグで持ち運びしやすい
製品の仕様をみる
搭載ポート | USB-C x 1 |
---|---|
USB-C出力 | 最大20W |
電源プラグの折りたたみ | 〇 |
サイズ | 約36 x 31.8 x 31.8 mm |
重量 | 約40 g |
カラー | ─ |
20Wクラスの充電器で電源プラグを折りたためる充電器だと「UGREEN Nexode Mini 20W」がおすすめ。
電源プラグを折りたためるかどうかで、感じるサイズ感が結構違うんですよね。折りたためないとバッグ内で他のものに当たり傷がついちゃう、なんてことも考えられます。
超コンパクトなAnker Nano Charger (20W)と比べてみても、電源プラグ込みで見ればサイズ感に大きい差はありません。
UGREEN Nexode Mini 20Wは価格的にも選びやすい充電器。持ち運ぶ方で電源プラグを折りたためるものをお探しの方はチェックです。
Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)
充電速度とコンパクトさにこだわりたい方に
製品の仕様をみる
搭載ポート | USB-C x 1 |
---|---|
USB-C出力 | 最大30W |
電源プラグの折りたたみ | 〇 |
サイズ | 約36 x 29 x 29 mm |
重量 | 約40 g |
カラー | ホワイト、ブラック、パープル、ブルー、グリーン |
ちょっと価格帯が上がっちゃいますが、予算的に合えばチェックしたい充電器が「Anker 511 Charger (Nano 3, 30w)」です。
USB-Cポートは最大30Wに対応と、iPhone 15シリーズをフルスピードで充電可能。ひとつめのポイントは高い充電性能です。
そしてコンパクトさと軽さ。初見時は「これで30W対応?」とコンパクトさに驚きました。
30Wクラスの充電器でダントツと言っていいコンパクトさと軽さですね。
30WあればiPhoneやiPad、MacBook Airまで充電可能です。電源プラグも折りたためますし、非常に完成度が高い充電器だと感じます。
Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)
1台2役の2-in-1充電器
製品の仕様をみる
搭載ポート | USB-C x 1 |
---|---|
バッテリー容量 | 5000 mAh |
USB-C出力 | 最大30W(充電器として使用時) 最大20W(モバイルバッテリーとして使用時) |
電源プラグの折りたたみ | 〇 |
サイズ | 約78 x 44 x 31 mm |
重量 | 約185 g |
カラー | ブラック、ホワイト、ブルー、グリーン、パープル、ピンク |
「Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)」は、充電器とモバイルバッテリーが一体となった2-in-1充電器です。
このようにコンセントに挿せば充電器としてiPhone 15シリーズを充電できます。USB-Cポートは最大30Wとパワフル。
接続されているデバイスの充電が終わったあと、モバイルバッテリー本体の充電が開始される仕組みです。USB-Cポートから本体を充電することもできます。
コンセントから抜けばモバイルバッテリーになります。
バッテリー容量は5000mAhとiPhone 15シリーズを約1回フル充電できないくらいですが、バッテリーを1日もたせるには十分。
最近このような2-in-1充電器が増えてきましたが、iPhone 15シリーズとの相性がいいのはAnker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)でしょう。
UGREEN Nexode Mini 45W
25W + 20WでiPhone 15ともう1台を急速充電
製品の仕様をみる
搭載ポート | USB-C x 2 |
---|---|
USB-C出力 | 最大45W |
電源プラグの折りたたみ | 〇 |
サイズ | 約47 x 38 x 38 mm |
重量 | 約100 g |
カラー | ─ |
「UGREEN Nexode Mini 45W」は、iPhone + iPadやiPhone + Apple Watchなど、2台を同時に急速充電したい方にチェックして欲しい充電器。
2つのUSB-Cポートを搭載し、同時使用時は25W + 20Wで2台同時に急速充電できます。
1ポート使用時は最大45Wで充電可能。MacBook Airの充電もこれでカバーできます。
サイズは約47 x 38 x 38 mmと20W・30Wクラスと比べると大きくなってしまいますが、合計最大45W・2ポート対応と考えるとコンパクトですね。複数台を同時に充電したい方はチェックです。
CIO NovaPort SLIM 45W
厚さ13mmのスリムな充電器
製品の仕様をみる
搭載ポート | USB-C x 2 |
---|---|
USB-C出力 | 最大45W |
電源プラグの折りたたみ | 〇 |
サイズ | 約72.5 x 43.8 x 13 mm |
重量 | 約65 g |
カラー | ホワイト、ブラック |
「CIO NovaPort SLIM 45W」は、厚さわずか約13mmの超スリムな充電器です。
これほどスリムなのに2つのUSB-Cポートを搭載し、最大45Wとパワフル。
2台同時充電時は接続されたデバイスに応じて、30W + 15W(15W + 30W)、20W + 20Wのいずれかのパターンで電力が振り分けられます。パワフルだけでなくスマートな充電器でもありますね。
ただこのようなスリムな充電器は、壁のコンセントに挿すと干渉してしまうことがあります。メインの充電器として使うには不便なこともあることには注意です。
それでもこのスリムさは持ち運びには最高。バッグに入れても膨らまず気持ちよく収まってくれます。
おすすめワイヤレス充電器
iPhone 15シリーズはMagSafe充電、Qi2(チーツー)規格によるワイヤレス充電に対応しています。
ここではiPhone 15シリーズにおすすめのワイヤレス充電器をピックアップしました。
Anker MagGo Wireless Charger (Pad)
新規格「Qi2」に対応するワイヤレス充電器
製品の仕様をみる
ワイヤレス充電規格 | Qi2 (MagSafe・Qiとの互換性あり) |
---|---|
ワイヤレス出力 | 最大15W |
サイズ | 約60 x 60 x 12 mm |
重量 | 約104 g |
ケーブル長 | 1.5 m |
カラー | ホワイト、ブラック |
「Anker MagGo Wireless Charger (Pad)」は、ワイヤレス充電規格「Qi2(チーツー)」に対応するワイヤレス充電器です。
iPhone 15シリーズはこのQi2に対応しており、Anker MagGo Wireless Charger (Pad)を使えば最大15Wと高速にワイヤレス充電できます。
仕組みは従来のMaSafe充電器と同じ。iPhoneの背面にくっつけるだけです。
このときMagSafeに対応するiPhoneケースでないとうまくくっついてくれなかったり、充電できなかったりするのでご注意ください。
Apple純正の「Apple MagSafe充電器」でもiPhoneにくっつけて最大15Wのワイヤレス充電は実現できます。
それでもAnker MagGo Wireless Charger (Pad)を選ぶ理由となるのは価格の安さでしょう。Qi2はiPhone以外にも今後広がっていく規格ですし、これから買うならQi2対応ワイヤレス充電器がおすすめです。
Belkin BoostCharge Pro Qi2 折りたたみ式ワイヤレス充電スタンド
Qi2対応の2wayワイヤレス充電器
製品の仕様をみる
ワイヤレス充電規格 | Qi2 (MagSafe・Qiとの互換性あり) |
---|---|
ワイヤレス出力 | 最大15W |
サイズ | 約86 x 65 x 22 mm |
重量 | 約193 g |
ケーブル長 | 1.5 m |
カラー | ホワイト、ブラック |
Qi2対応対応のワイヤレス充電器ではBelkinの折りたたみ式ワイヤレス充電スタンドもチェックしてほしい製品。
ワイヤレス充電器は大きくスタンド型とパッド型の2種類に分けられますが、この充電器は変形させてスタンド型でもパッド型でも使用できます。
デスクの上に置くならスタンド型での使用が便利ですね。角度調節できるので充電しながらの動画視聴にも最適です。
このようにパッド型でワイヤレス充電することもできます。
設置場所や使い方に応じて変形させられるので、どのようなシーンにも対応できるかと思います。
なおUSB-C充電器は別売ですのでご注意ください。20W以上のUSB-C充電器が必要ですので、お持ちでない場合は別途用意しておきましょう。
iPhone 15 Proユーザーの筆者の環境を紹介
最後にiPhone 15 Proユーザーである私の充電環境をご紹介しておきます。
iPhoneと一緒に持ち出すのにもっとも出番が多いのは「Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)」ですね。
とにかく小さくて軽い。おまけに30Wとパワフルなので文句のつけようがありません。
私はよくiPhoneだけでなくM2 MacBook Airを持ち出すことが多いのですが、PCバッグに常備している「オウルテック ウルトラスリムAC充電器」を使います。
USB-Cポートは最大65WとiPhoneからMacBookまでの充電をカバーしてくれ、見てのとおりコンパクトでスリムなのでとにかく持ち運びがラク。
あとデスクの上には「Belkinの3-in-1ワイヤレス充電器」を置いており、基本的にはこれでiPhone、Apple Watch、AirPodsを充電します。
とこんな感じです。
他に所有しているデバイスや環境によって変わってくるかと思いますので、本記事を参考にしていたいだきあなたに合ったものを見つけていただければと思います!
またiPhone 15シリーズ向けにおすすめのモバイルバッテリーもご紹介していますので、こちらも参考にしていただければと思います。
よくある質問
- iPhone 15シリーズにはどのような充電器がおすすめ?
-
以下の条件に当てはまる充電器がおすすめです。
- 急速充電器規格「USB PD(USB Power Deliver)」に対応
- 20W以上のUSB-Cポートを搭載
- フルスピードで充電したいなら27W以上のUSB-Cポートを搭載
- 多くの人から選ばれているメーカー・ブランドの製品
27W以上の充電器を用意すれば20Wを越えるワット数でiPhone 15シリーズを充電できますが、劇的に充電速度が向上するわけではありません。
そのため基本的には20W以上に対応する充電器でOKです。
- 充電するのにどのようなUSB-Cケーブルを選べばいい?
-
基本的に両端がUSB-Cのケーブルなら、iPhone 15シリーズを急速充電に使用できます。
iPhone 15シリーズにはUSB-Cケーブルが1本付属されていますが、できればもう1本か2本、追加で持っておくと便利です。
▼ おすすめUSB-Cケーブル
- 1台の充電器でiPhoneもノートPCも充電したい場合は?
-
大きいワット数に対応する充電器を用意することで、1台でiPhoneの充電もノートPCの充電もカバーできます。
USB PDでの充電では、大きいワット数の充電器に接続しても安全に充電できます。例えば100Wの充電器でiPhoneを充電しても問題ありません。