【追記】当記事で書いている故障に関して、Appleは無償修理プログラムを発表しています。
参考:MacBook および MacBook Pro キーボード修理プログラム(Apple公式)
Apple公式ページによると、無償修理の対象となるモデルは以下のとおりです(クリックで拡大)
無償修理プログラムは該当モデルにおいて、その最初の小売販売日から4年間適用されるとのこと。特定のキーが反復入力されたり、安定して入力できない等の症状が出ている場合は、早めにAppleサポートに問い合わせし、無償修理プログラムの対象になるかを確認しましょう!
こんにちは、テンです。
この度、愛用の15インチモデルMacBook Pro 2016のキーボードが見事に故障いたしましたことをご報告させていただきます。どうもありがとうございました。
MacBook Proを購入したのが2016年の暮れなので使用半年ほどで故障したことになります。発生した症状としては、『キーボードの「N」がまれに2度押されたようになる』、というもの。例えば「な」と押したはずが「んあ」となっちゃうんです。最初は自分のタイプミスかと思っていましたが、次第に違和感を覚えるようになりきちんと確認してみるとやっぱりおかしいことに気付きました。
この記事ではMacBook Proの不具合発生から修理、戻ってくるまでの一部始終を紹介しています。同じ状況の人がいると思いますのでぜひ参考にしてみてください。
同じような症状が発生している人たちがたくさんいた
この症状に気付き早速ググってみると僕と同じような症状を経験している人がたくさんいるじゃないですか。どうやらMacBook Pro 2016モデルによく報告されている不具合とのこと。
そして調べていたときに、そういえば「N」ボタンからパチパチという異音が発生していたことを思い出しました。しばらく連打していたらその異音がすぐに消えたのであまり気にしていなかったのですが、この症状も不具合として報告されていました。
[su_youtube_advanced url=”https://youtu.be/48C9eAOCaYE” autohide=”yes” rel=”no” modestbranding=”yes”]
まさにこの動画と全く同じ異音です。記憶が定かではないですが、この異音を聞いてから「N」ボタンがおかしくなったような…。
とまぁ調べてみた結果、明らかな不具合だと確認することができ、早速Appleに電話で問い合わせてみました。
Appleに電話で問い合わせすることに
Appleへはサポートページから問い合わせすることができます。
セーフモードやmacOSの再インストールなど指示された作業をした上で改善しないことをオペレーターに伝えると「ハードウェアの故障が考えられます」とのこと。「そうだろうね、こっちだっていろいろ調べたんだ」と内心思いながら話を聞いていましたが、その電話でApple Storeのジーニアスバーを予約、後日持ち込むことに。
ジーニアスバーで相談するためには予約が必要なので注意してください。予約しないまま持ち込んでも基本受け付けてくれません。受け付けてくれても数時間待つことになること必至です。
ちなみにジーニアスバーはアプリから予約する方法は一番かんたんです。
ジーニアスバーに持ち込み!しかしイライラしてしまうことに
ということで自宅から一番近い「Apple Store 心斎橋」に出向いた僕は、店員さんに声をかけて店内で待たせてもらいました。
ところが予約時間を30分過ぎても声がかかりません。予約時間が来た時点で「すみません、もう少し待ってください」と一言あればよかったのですがそれもありませんでした。しかも最初に声をかけた店員さんがヒマそうに他の店員さんと世間話していたので「おいおい」とイライラしながら待つハメに。電話で問い合わせたときのオペレーターの印象がよかっただけに少し残念な気持ちになりました。
「○○さーん」とようやく呼ばれ担当の人に症状を再度説明すると、「それでは修理になりますが「1週間から10日ほどお時間をいただきます」
・・・っておい!マジか!
自宅にPCはこれしかないので非常に困りましたが、しょうがいないと納得しそのまま修理に。キーボードの修理、交換ぐらいなら当日してくれるものだと思っていましたがどうやらそうではないそうです。
そのことを事前に説明してくれていれば、わざわざApple Storeに持ち込みしなくても宅配で修理に出していたんですけどね・・・(結局バックアップの関係で自宅に持ち帰りました)。
担当してくれた店員さんによると
やはり僕が持ち込んだ15インチMacbook Pro 2016において、同じような症状が他にも発生しているそうです。そのような言葉が店員さんから出たということはAppleもこの症状を認識しているのでしょう。
またMacbook Pro 2016に搭載されている「第二世代バタフライキーボード」はApple Store内で修理することは難しいのでどうしても工場に送ることになりあずかり修理になってしまうそうです。同じ状況で修理に出す人はあずかり修理になることは覚悟しておきましょう。
回収からから3日目、MacBookが戻ってきた
Apple Storeに出向いたものの結局そのまま自宅に持ち帰った僕は、バックアップなどの必要な作業を済ませたあと集荷による修理をお願いしました。
ああ僕のMacBookは無事に帰ってきてくれるのだろうか・・・
という方も心配ありません。修理に出したMacBookから今どこにありどういう状態かというのはAppleの修理状況で確認することができます。これは安心。
10日に修理を依頼しヤマト運輸さんが集荷にきてくれたのは12日。ゴールデンウィーク明けということで混んでいたんだそう。
12日に手渡したあとは翌13日にはAppleのリペアセンターに届き13日中には返送、自宅に戻ってきたのは15日の午前中です。
Appleのオペレーターは余裕をもって「1週間から10日ほど」と案内してくれたのでしょうが実際は4、5日が相場というところでしょうね。この素早い対応には脱帽です。
あれ?キーボードが直されてない!?
「やっと帰ってきたー!」と歓喜したのもつかの間、返送されてきたMacBookに添えられた紙にこう書かれていました。
ご申告頂いた症状につきまして、「N」キーの文字入力テストを繰り返し行いましたが、以上は見られず、正常に機能することを確認致しました。
「え!キーボードの不具合が確認できなかったって!?」
そしてなぜかこうありました。
他、ディスプレイユニットの故障により、画面が真っ暗なまま表示されない症状を確認しましたので、ディスプレイユニット(液晶パネル、ディスプレイハウジング))を交換致しました。
不便だったキーボードの不具合が修理されてなくて把握してなかったディスプレイが交換されてるってどういうこと??
「なんでやねん!」と思いながら返ってきたMacBookを取り出し取り出し電源をオン。まず不具合が起きていたキーボードの「N」キーを連打しても確かに以前のように2回押されたような現象が起きない。なぜだ。
一瞬パニックになったもののいくら試してみても同じような不具合は確認されないので、よしとするほかありません。
それにしてもディスプレイの交換ってなんだ?今まで液晶が映らなくなったことなんてなかったし・・・。液晶パネルの天板にあるリンゴマーク付近に擦り傷があったのですが、交換されたことで消えています。なんだこれは。最先端の心遣いなのか?
とりあえず様子を見る
15日午前中にMacBookが返送されてきて、16日現在以前のようなキーボードの不具合は見られていません。確認できない状態なので様子を見るしかないのですが、正直なにか腑に落ちない感じです。
まぁ僕の不注意でフロアに落とし傷がついてしまったMacBookが無料で直されたと思えばラッキーと思えなくもありません。そう思っておきましょう。
いやしかし爆弾を抱えたまま1年の保証期間が過ぎてしまうのが怖い。1年以内ならApple Careに加入できるのですがやっぱり加入したほうがいいのかしら。