MacBook Proのストレージを手軽に拡張できるトランセンドのSDカードが便利

MacBook Proのストレージを手軽に拡張できるトランセンドのSDカードが便利

今回ご紹介したいのは、メモリやSSDなどの製品でお馴染みのトランセンド(Transcend)のSDカードです。SDカードスロットを搭載するMacBook Air/Proに対応する専用のSDカードとなります。

MacBook Air/ProのSDカードスロットに挿すだけで気軽にストレージを拡張でき、通常のSDカードとは異なり出っ張らないので「常時挿しっぱなしで運用したい」という方にぴったりな製品です。

MacBook Proのストレージを手軽に拡張できるトランセンドのSDカードが便利

データ転送速度は決して高速ではありませんが、MacBook Air/Proのストレージ不足を手軽に解消できます!

目次

MacBook Air/Pro専用SDカード「トランセンド JetDrive Lite」

JetDrive Lite 330の外箱

対応するMacBook Air/Proモデル

JetDrive Liteモデル対応するMacBook Air/Proモデル
JetDrive Lite 330
JetDrive Lite 330
MacBook Pro 14 & 16(2021)
MacBook Pro 13(Late 2012、Early 2013、Late 2013、Mid 2014、Early 2015)
JetDrive Lite 130
JetDrive Lite 130
MacBook Air 13(Late 2010、Mid 2011、Mid 2012、Mid 2013、Early 2014、Early 2015、2017)
JetDrive Lite 350
JetDrive Lite 350
MacBook Pro 15(Mid 2012、Early 2013)
JetDrive Lite 360
JetDrive Lite 360
MacBook Pro 15(Late 2013、Mid 2014、Mid 2015)

MacBook Air/Proモデルによって種類があり、今回はMacBook Pro 16インチ(2021)で使いたかったので「JetDrive Lite 330」の512GBを購入しました。

2023年発売のMacBook Pro 14インチ・16インチにも適用するかと思われますが、確実ではありません。判明すればここに追記させていただきます。

仕様

製品名トランセンド JetDrive Lite
トランセンド JetDrive Lite
ストレージ128GB
256GB
512GB
1TB
動作環境温度-25℃ 〜 85℃
最大読出し95Mb/s
最大書込み75MB/s
認証CE/FCC/RCM/EAC/UKCA
保証5年

対応モデルとストレージ容量以外のスペックはどれも同じです。

MacBook Proの筐体に収まるサイズ

トランセンド JDL330のパッケージ内容
パッケージ内容

パッケージ内容はJetDrive Lite本体と保証に関する説明書の2点。早速手元にあるMacBook Pro 16インチ(2021)に挿してみます。

トランセンド JetDrive LiteをMacBook ProのSDカードスロットに挿入
MacBook Pro 16インチ(2021)のSDカードスロットに挿入

わずかに突起するものの、ほぼMacBook Proの筐体に収まっている状態です。

JetDrive Liteの突起部分はわずか0.67mm
突起部分は1mmもない

突起部分を計測してみると、約0.67mmでした。1mmもありません。ノートPCバッグに出し入れしても引っかかりようがないほどの突起ですので、挿しっぱなしでも存在感はほぼありません。

通常のSDカードだとこうなる
通常のSDカードだとこうなる

MacBook ProのSDカードスロットは浅めの設計で、普通のSDカードだとこれくらい飛び出します。一時的に抜き差しする使い方であればこれくらい飛び出してていも不便ではないのですが、挿しっぱなしでの運用は厳しいですね。机にぶつけてパキッと破損させてしまうのがオチでしょう。

頻繁に抜き挿しする使い方には向かない

JetDrive Liteを挿したとき、突起部分が1mmもないので抜くのが大変です。頻繁に抜いて挿して、という使い方には向きません。

抜く方法としてピンセットや毛抜きなどいろいろ試してみましたが、ガムテープを使った方法がいちばん簡単でした。

JetDrive Liteは抜きにくい
抜きにくいことには注意

爪先でも抜けますが、そこそこ固いので苦労します。爪を傷つけしまう場合もあるかと思いますので、ガムテープがいちばんいいのかな、と思います。出先でSDカードを取り出したい場面では苦労する可能性がありますので、この点は注意しましょう。

読出し・書込み速度は遅いが、用途によっては十分

メーカーが公表する仕様では読出し速度が95Mb/s、書込み速度が75MB/sとなっており、決して高速だとは言えない速度です。

トランセンド JetDrive Liteの読出し・書込み速度を測定

「Blackmagic Disk Speed Test」でJetDrive Liteの読出し・書込み速度をチェックしてみると、読出しが最大89.6MB/s書込みが最大71.9MB/sでした。ほぼ仕様どおりですね。

4Kの動画データをJetDrive Liteに入れたとき、以下の所要時間がかかりました。

  • 906MBの動画データ:約12秒
  • 2.48GBの動画データ:約31秒

決して高速ではありませんが、2GB超のデータを30秒ほどで書き込めるなら十分使えるでしょう。

また、上の動画データをJetDrive Lite上で再生することもできました。特にひっかかりはなくスムーズに再生できていました。10GB以上の動画データを扱うには厳しいですが、画像データやPDFなどであれば高速ではないにしても普通に使えますね。

といっても、MacBook Air/Proに内蔵されている爆速SSDと比較すると速度には雲泥の差があります。「頻繁には触らないけど、ローカルに置いておきたいデータをJetDrive Liteに保存しておく」という使い方がいいでしょう。

レビューまとめ:挿しっぱなし運用にぴったりなSDカード

今回はトランセンドのMacBook Air/Pro専用SDカード「JetDrive Lite」をご紹介させていただきました。

「使用頻度が低い割にMacBook Air/Proのストレージの多くを消費してしまうデータ」ってないでしょうか。私の場合だと、まさに大量のPDFデータがそうですね。クラウドストレージに放り込んでおくのも手ですがそれもお金がかかる話です。出先でダウンロードしたいとなればデータ通信も発生します。

JetDrive Liteはそんな微妙に邪魔になるデータを置いておく場所にはぴったりですね!速度が遅い・抜きにくいというデメリットはあるものの、挿しっぱなし運用にはJetDrive Liteがベスト。興味のある方はぜひチェックしてみてください!

トランセンド JetDrive Lite
MacBook Proのストレージを手軽に拡張できるトランセンドのSDカードが便利
総合評価
( 4 )
メリット
  • SDカードスロット搭載のMacBook Air/Pro向けの専用SDカード
  • 挿入時に出っ張らないため「挿しっぱなしでの運用」にぴったり
  • 選べる容量(128GB / 256GB / 512GB / 1TB)
デメリット
  • 読出し・書込み速度が遅い
  • SDカードスロットから抜きにくく、頻繁に抜き差しする使い方には向かない

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この記事の著者

Apple製品まわりのガジェットを中心にレビューしているガジェット専門家。元家電量販店員で元スマホ販売員。レビュー記事では「で、実際のところはどうなの?」と言うことを大事にしています。
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