今回ご紹介するのは「Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)」です。
5000mAh搭載のモバイルバッテリーなのですが、スマホに直挿ししてケーブルレスで充電可能な製品です。
LightningからUSB-Cへと変更されたiPhone 15シリーズとの相性も抜群です。
普段使いにちょうどいい5000mAhというバッテリー容量、最大22.5Wのパワフルな出力。
- スマホをケーブルレスで充電したい。
- 普段持ち歩く用のモバイルバッテリーを探している。
- iPhone 15シリーズ向けにモバイルバッテリーを探している。
このような方にぴったりなモバイルバッテリーですので、お探しの方はぜひチェックしてみてください!
- ケーブルレスで直挿ししてスマホを充電できる
- 最大20WのUSB PD充電に対応
- 2台のデバイスを同時に充電できる
- 5000mAhの普段使いには必要十分なバッテリー容量
- コンパクトで軽量、持ち運びしやすい
- パススルー充電に対応
- 構造上、USB-Cポートへの負荷が気になる
本製品は筆者が購入したものです。メーカーからの提供品ではありません。詳しくは当ブログのコンテンツ制作ポリシーをご覧ください。
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)
特徴と仕様
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)の詳しい仕様は以下のとおりです。
製品名 | Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector) |
---|---|
外観 | |
バッテリー容量 | 5000 mAh |
搭載ポート | USB-C x 2(ひとつは折りたたみ式) |
USB-C出力 | 最大22.5W(5V⎓3A / 9V⎓2.22A / 10V⎓2.25A) |
USB-C入力 | 最大18W(5V⎓3A / 9V⎓2A) |
パススルー充電 | 〇 |
サイズ | 約77 x 37 x 25 mm |
重量 | 約102 g |
対応機種 | スマートフォン iPhone 15 / 15 Plus / 15 Pro / 15 Pro Max Galaxy S23 シリーズ / S22 シリーズ Pixel 7 シリーズ / 6 シリーズ / 5シリーズ 他 タブレット端末 iPad (第10世代) / iPad (第9世代) / iPad Pro (12.9インチ) (第6世代) 他 その他対応機種 Apple Watch 他 ※ Anker公式サイトより引用 |
パッケージ内容 | Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector) USB-C to Cケーブル(0.6 m) 取扱説明書 |
カラー | グレイッシュブルー ブラック ※ ホワイト・パープル・グリーンは順次発売 |
保証 | 24か月 + 6か月(Anker会員登録後) |
価格(税込) | 3,490円 |
製品ページ | Amazon |
カラーは記事執筆時点で「グレイッシュブルー」と「ブラック」の2色あります。「ホワイト」「パープル」「グリーン」は順次発売とのことです。
外観・パッケージ内容
パッケージ内容は以下のとおりです。
ケーブルレスで充電できるモバイルバッテリーなのにUSB-Cケーブルが付属されているのは、本体を充電するためですね。もちろん付属のケーブルでなくても充電可能です。
モバイルバッテリーやUSB充電器をよく購入する身からすると、「USB-Cケーブルはいらないから少しでも安くしてくれ」というのが本音。持っていないどんどん使わないケーブルが貯まっていっちゃうんですよね……。
ちなみに付属のUSB-CケーブルはUSB 2.0(最大480Mbpsのデータ転送)に対応。高速ではありませんが、一応データ転送にも活用できます。
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)レビュー
それでは詳しくレビューしていきましょう。
外観・サイズ・重量
私は今回「グレイッシュブルー」を選択しましたが、色合いがキレイでいい感じです。個人的には大好きな色ですね。
本体サイズは約77 x 37 x 25 mmとコンパクト。コンパクトなかわりにバッテリー容量は5000mAhと控えめですが、スマホのバッテリーを1日もたせるには十分です。
折りたたみ式のUSB-Cコネクタを搭載。
折りたためることで持ち運び時の邪魔になりません。
ただ、構造的にUSB-Cコネクタへの負担が少し気になっちゃいますね。これはあとで書きます。
側面にUSB-Cポートがあり、これを使ってもスマホなどを充電できます。最大22.5Wの充電性能は折りたたみ式USB-Cコネクタと同じです。
USB-Cポートがある反対側にボタンがあり、これを押すと正面にあるLEDランプが点灯。バッテリー残量の目安を確認できます。
- 4つ点灯:75%〜100%
- 3つ点灯:50%〜75%
- 2つ点灯:25%〜50%
- 1つ点灯:0%〜25%
背面に製品の仕様やPSEマークなどの各種マークが表示されています。
地味ながら処分しやすいことも私がAnker製品を好んで選ぶ理由のひとつです。
コンパクトなサイズに重量も約102 gと軽量。実測では101.13 gでした。
iPhone 15 Proとの合計重量は実測299. 11 gでした。これくらいの重量なら充電しながらの手持ち操作も苦にならないでしょう。
USB-CケーブルがなくてもOK!ケーブルレスで充電可能
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)はスマホに直挿しできるので、USB-Cケーブルを一緒に持ち運ぶ必要がありません。
モバイルバッテリーはあるのにUSB-Cケーブルを忘れてきてしまった、なんてことはたまにあります。そんなときでもスマホなどを充電できるのは便利ですね。
モバイルバッテリー本体の充電もケーブルレスでOK。
このようにUSB-C充電器に直挿しして本体を充電できます。
最大20WでiPhone 15/Proを急速充電
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)は、最大22.5WのUSB PD充電に対応、スマホを急速充電できます。
ただし、最大22.5Wというのは「SCP(SuperCharge Protocol)」とうファーウェイ独自の急速充電規格によるもの。
iPhoneをはじめとする多くのスマホが対応する「USB PD(USB Power Delivery)」では最大20Wとなります。
iPhone 15 Proを充電してみると、約19Wと高速に充電にできています。
もちろんiPhoneだけでなくAndroidスマホの充電でも活躍してくれます。
このサイズ感のモバイルバッテリーで20W以上のUSB PD充電に対応するものは貴重です。
なお、側面のUSB-Cポートも同じ最大22.5Wに対応します。
仕様をチェックしてみると、折りたたみ式USB-Cコネクタと仕様はまったく同じでした。
USB-Cケーブルが必要となりますが、側面のUSB-Cポートでもスマホをスマホなどを急速充電できます。
2台同時充電時のワット数をチェック
続いて折りたたみ式USB-Cコネクタと側面にあるUSB-Cポートを同時に使用し、どれほどのワット数で充電できるのかをチェックしてみました。
iPhone 15 ProとXperia 1 IIIを同時に充電してみると、それぞれ約12W、約5Wで充電されていました。
最大20Wのモバイルバッテリーですので、2ポート同時に使用すると充電ワット数が落ちるのは仕方ないですね。
iPhone 15 ProとAirPods(第3世代)を同時に充電するとそれぞれ約14W、約1Wで充電されていました。10W以上で充電できれば、急速充電じゃないにしてもバッテリー残量は増えていってくれます。
ただ充電性能・バッテリー容量を考えると、基本的にはスマホ + イヤホンなどの小型デバイスの組み合わせがいっぱいいっぱいですね。
USB-Cポートへの負担が気になる
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)を使っていて気になったこと。それは、USB-Cポートへの負担です。
構造上、どうしてもUSB-Cの結合部分に負荷がかかってしまいます。モバイルバッテリーの重量は約102 gと軽いものの、何かの拍子にポキッといってしまいそうで怖い。
モバイルバッテリーを接続して平置きしたとき、どうしても隙間ができてしまいます。
この上にうっかり荷物を置いてしまったり手をついてしまったらノーダメージでは済まないでしょう。
Ankerの公式サイトには、
本製品のUSB-C端子部分は折りたたみ式になっており、安定した接続のために充電中はスマートフォンを手に持つことをおすすめします。
Anker公式サイト
とあります。
接続した状態で平置きしたりバッグに入れたりといった使い方はどうなのか、ということには言及されていませんが、この書き方をみると推奨されていないのでしょう。
はっきり言いますが、スマホのUSB-Cポートへの負荷が気になる方は他のモバイルバッテリーを選んだ方がいいです。この製品を選ぶ以上、どうしても負荷がかかってしまいます。
側面のUSB-Cポートをメインでしようしてもいいですが、折りたたみ式USB-Cコネクタを使わなければこの製品を選ぶ意味がありません。
同じ5000mAhクラス・最大20WのではMOTTERU(モッテル)の5000mAhモバイルバッテリーもおすすめ。最大20WとUSB-CポートとUSB-Aポートを搭載します。
サイズは約78 x 39 x 25 mm、重量は約98 gと、Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)と同じサイズ感です。
USB-Cポートへの負荷が気になる私にとっては、正直なところMOTTERUのモバイルバッテリーのほうがおすすめですね。
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)がおすすめな人とは?
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)を選ぶポイントとなるのは、「ケーブルレスで充電できること」と「最大20Wで急速充電できること」の2点です。
ケーブルレスと急速充電が選ぶポイント
モバイルバッテリー本体をスマホに直挿しできるのは、Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)だからこそなせる技です。
USB-Cケーブルを持ち運ぶ必要がないのはラクですし、持ち運びの際の荷物も減らせます。
また最大20Wとパワフルでスマホを急速充電できるのもポイントですね。コンパクト&軽量なモバイルバッテリーで急速充電に対応するモバイルバッテリーは少なく、これも本製品を選ぶ理由になります。
使い勝手の良さは「ワイヤレス充電対応モバイルバッテリー」に軍配
ただ使い勝手を考えると、ワイヤレス充電に対応するモバイルバッテリーの方が便利です。
iPhoneにマグネットでくっつくモバイルバッテリーはたくさん販売されています。
上はAnker 321 Magnetic Battery (MagGo)という製品で、iPhoneにぴたっとくっつき7.5Wでワイヤレス充電可能。5000mAhバッテリーを搭載します。
最大20Wの充電と比較すると充電速度は落ちますが、くっつけた状態で片手操作もできますしさほどの気になりません。
価格帯は少し上がってしまうものの、USB-Cポートへの負荷や使い勝手の良さからワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーをチェックしてみるのもありです。
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)レビューまとめ
今回は「Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)」のレビューをご紹介させていただきました。
スマホなどに直挿しできるアイデア製品ですが、実際に使ってみた正直な感想としては「あまり使うことはないかな」というもの。
USB-Cポートへの負荷が気になる私にとっては、他のコンパクトなモバイルバッテリー、あるいはワイヤレス充電対応モバイルバッテリーのほうがいいと感じました。
とは言えなかにはこれがハマる人がいるのは確かです。ケーブルレスで充電できるのは確かに便利ですからね。
私としては全面的におすすめできるとは言えませんが、他の選択肢も含め検討してみてください。
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