今回ご紹介するのは、Anker(アンカー)のハンディクリーナー「Eufy HomeVac H30 Venture」です。
Ankerと言えば、充電器やモバイルバッテリーなど電源周りのアクセサリーが有名ですが、同社が展開するスマートホーム関連ブランド「Eufy(ユーフィー)」も人気があります。
「車内で気軽に使えるハンディクリーナーはないかな?」と思っていたところ、Eufyブランドのことを思い出し、ご紹介する「Eufy HomeVac H30 Venture」を買ってみました。
なぜ「Eufy HomeVac H30 Venture」を選んだ?
現行で販売されているEufyのハンディタイプの掃除機には、以下の4つのランアップがあります。
「HomeVac H11」はコンパクトで良さそうだったのですが、吸引力を比較したときに大きな差があったので却下。しかも充電方法が、いまどきMicro USBケーブルなのはキツイ(充電器は別売)。
「Eufy HomeVac S11 Lite」は吸引力は十分ありそうですが、サイズ・重量とも大きく「車内で気軽に使える」という用途には合致しません。
残るは「HomeVac H30 Venture」と「HomeVac H30 Infinity」の2つ。両者は掃除機の本体部分は同じで、アタッチメントのみの違いとのこと。車内での使用には長いノズルは不要と考え「HomeVac H30 Venture」を選びました。
日立やパナソニック、ダイソンなど、有名どころのハンディクリーナーは予算的な理由で比較対象外です……。
Eufy HomeVac H30 Ventureレビュー
ということで、レビューに入っていきましょう!
結論から言うと、大満足です!
付属品(アタッチメントなど)のご紹介
Eufy HomeVac H30 Ventureの付属品は、以下の9点です。
- Eufy HomeVac H30
- リチウムイオンバッテリー
- ACアダプタ
- 充電ドック
- コンビネーションノズル
- マルチノズル
- 清掃ブラシ
- 壁用プラグとネジ × 2組
- 取扱説明書
▲ 付属のアタッチメント(ノズル)は2種類です。
▲ コンビネーションノズルは、赤い部分を押しながらブラシ部分をスライドさせられる仕組みになっています。
▲ 充電ドックは壁掛けに対応しています。壁掛けできればスッキリ収納できますが、賃貸マンションではNGがでそうなので今回は断念することに。
本体の外観・ボタン類・ダストカップ
▲ Eufy HomeVac H30本体には、カーボン調の装飾が施されています。スリムなフォルムもいい感じ。見た目は悪くないですね!
▲ キッチンスケールでEufy HomeVac H30の重量を確認してみると、バッテリー込みで788 gでした。公称では「約808 g」となっていましたが、公称値より軽いぶんには文句はありません。
子供からお年寄りまで片手で楽ラク持てるほどの重さ。取り回しに困ることはまずないでしょう!
▲ 本体上部には、電源ボタンとECOモード/MAXモードと吸引力を切り替えられるスライドスイッチがあります。どちらも本体を手に持ったまま親指で操作できます。
▲ ダストボックスを取り外すには、ゴミ箱の絵が書かれたボタンを押してロック解除したのち、ダストボックスを引き抜きます。
ダストボックスが少々取り外しにくいと感じましたが、機能に問題があるわけではないのでヨシとします。
▲ 両サイドにそれぞれ排気口があります。
使用レビューはこのあとご紹介しますが、使用中は排気口からの風が自分に当たります。ただ排気口を下に向けて配置すればゴミが舞いますし、上に向けて配置すれば顔面に当たることになっちゃうので、この位置にあるのは仕方ないですね。
充電ドックで充電する
ということで、早速使用するためにまずは充電します。
▲ カチャッと音が鳴るまで、本体にバッテリーを挿し込めばセット完了。取り外し可能なバッテリーですが、本体にセットすることなくバッテリー単体で充電できるようにはなっていないようです。
▲ 充電ドックに付属のACアダプタを接続します。充電ドックの前面には、通電を示すLEDランプが配置されています。
▲ 上のように本体をセットして充電します。本体の3つのLEDランプの光り方で「どれくらい充電できているか」を確認できます。
充電が完了すれば、3つのLEDランプが消灯します。
▲ 充電ドックの両サイドにアタッチメントを立てておけるところがあります。
バッテリーの充電時間は約4時間と長めです。バッテリーが切れてしまうと、次にフル充電できるまで時間がかかります。また、充電しながらの使用はできない仕様となっています。
「車内で気軽に使いたい」という私の用途では問題ありませんが、たとえば家の隅々までがっつり掃除したい、なんていう用途には向きません。
車内の掃除に使ってみる
本体の3つのLEDが消灯すれば、フル充電完了です。早速使ってみることにします。
▲ 片手でラクに持てることもあって、狭い車内でも取り回しに苦労しません。アタッチメントのおかげでシート下の掃除も捗ります。
▲ この砂だらけの足回りを掃除してみます。
▲ 掃除完了。もともと泥汚れがひどかったのもあって、違いが分かりにくいですね。済みません。
▲ 外観のところで撮影し忘れましたが、吸引中はライトが点灯するので、薄暗い足回りも掃除しやすいですね!
▲ ほんの数分の掃除でしたが、砂はしっかり吸い込んでくれています。このサイズ感のハンディクリーナーでこれだけ吸ってくれれば十分過ぎます!
これくらいの砂なら、「ECOモード」で十分吸引してくれます。
吸引中の音についてですが、「キュイーーーン」とういわりと大きな音が鳴ります。高音なのでなかには不快に感じる方いるかも。
それでも吸引力を考えれば、この音は許容範囲内。そもそもちょい使いすることがほとんどなので、私としてはそこまで気になりません。
それにしても、このサイズ感でこの吸引力はすごい!
内部のフィルターは水洗い & 交換可能
▲ 内部のフィルターはかんたんに取り外せ、水洗い可能です。
取扱説明書には、フィルターの交換は「半年または50回の1度」とあります。交換用フィルターはAmazonで販売されており、価格は4個入りで1,990円(記事執筆時点)です。
使ってみて良かった点と気になった点
Eufy Homevac H30 Ventureを使ってみて、良かった点と気になった点をまとめてみます。
まとめ:吸引力とコスパを求める方におすすめしたいハンディクリーナー
今回は、Ankerの「Eufy Homevac H30 Venture」をご紹介させていただきました。冒頭でも書きましたが、ハンディクリーナーでこれだけで吸ってくれれば十分、大満足です。
吸引力、そしてコストパフォーマンスを求める方にはぴったりではないでしょうか。安くない買い物でしたが、有名どころの他社製品と比べると買いやすい価格。コスパは間違いなくいいです。
10,000円以下で買えるハンディクリーナーも少なくありませんが、Eufy Homevac H30は「安物買いの銭失い」にならないちょうどいいラインだと感じます。
長いノズルとミニモーターブラシ搭載のヘッドが必要なら、下の「Eufy Homevac H30 Infinity」です。フローリングやカーペットの掃除にも使いたいならこっちですね。