ワイヤレス充電対応で厚さ8mm!超薄型モバイルバッテリー「TORRAS MiniMag」をレビュー

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ワイヤレス充電対応で厚さ8mm!超薄型モバイルバッテリー「TORRAS MiniMag」をレビュー

今回ご紹介するのは、TORRAS(トーラス)のモバイルバッテリー「MiniMag」です。厚さがわずか8 mmという超薄型&超コンパクトなモバイルバッテリー。

コンパクトで持ち運びしやすい上に、ワイヤレス充電に対応するため充電ケーブルを持ち運ぶ必要もありません。携帯性は抜群です。

  • 毎日の持ち運び用のモバイルバッテリーを探している方
  • バッテリー容量よりもコンパクトさや軽さを重視したい方
  • MagSafe対応のiPhone 12シリーズを使っている方

こんな方におすすめです。

バッテリー容量は5000mAhと少なめで、iPhoneだと1回フル充電できるかできないかくらい。ですがその日一日のバッテリーを持たせるには十分な容量です。

そしてなにより携帯性は抜群。iPhone 12シリーズ以降をお持ちで、持ち運びしやすいモバイルバッテリーをお探しの方はチェックしておいて損はありません!

TORRAS MiniMag Wireless Power Bank
ワイヤレス充電対応で厚さ8mm!超薄型モバイルバッテリー「TORRAS MiniMag」をレビュー
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • ワイヤレス充電対応で充電ケーブル不要
  • iPhoneにマグネットでくっつきワイヤレス充電
  • 超薄型&超コンパクト&超軽量
  • 有線での急速充電にも対応
デメリット
  • バッテリー容量が5000mAhと少なめ
  • Qi2対応製品と比較すると充電速度が遅い
目次

TORRAS MiniMagの仕様と外観

MiniMagの特徴をざっとまとめると以下のとおり。

MiniMagの特徴
  • 厚さがわずか8 mmと超薄型&コンパクト
  • バッテリー容量は5000 mAh
  • 「Qi(チー)」に対応、最大7.5Wのワイヤレス充電
  • iPhone 12シリーズ以降にマグネットでくっつく
  • 最大18Wの出力USB-Cポートを搭載

開封してまず「薄い!小さい!」というインパクトがあるのですが、時間差で「そういやこの薄さでワイヤレス充電対応なんだよな」という驚きがきます。

充電性能としてはそこそこといった感じですが、MiniMagの最大の魅力は薄さとコンパクトさですね。

5000mAhクラスのモバイルバッテリーはコンパクトなものが多いですが、MiniMagはそのなかでもトップクラスでしょう。

仕様

MiniMagの詳しい仕様は以下のとおりです。

製品名TORRAS MiniMag
外観ワイヤレス充電対応で厚さ8mm!超薄型モバイルバッテリー「TORRAS MiniMag」をレビュー
バッテリー容量5000 mAh
ワイヤレス充電Qi(最大7.5W出力)
USB-C入力最大15W
USB-C出力最大18W
サイズ101.8 x 63.5 x 7.62 mm
重量約115 g
カラーグレー、ピンク、ゴールド
パッケージ内容MiniMag、USB-C to Cケーブル、取扱説明書
メーカー保証3年
価格(税込)7,999円

パッケージ内容は以下のとおりです。

TORRAS MiniMagのパッケージ内容
パッケージ内容

iPhoneのARで実物サイズをチェック

TORRAS MiniMagのAR用3Dモデル

iPhoneで読んでいただいている方は、上の画像をタップしてみてください。

iPhoneのカメラを机など平坦な場所に向けると、実物をスキャンした3Dモデルを確認できます。表示させた3Dモデルの隣に、手元にある小物などを置くとサイズ感を掴みやすいかと思います。

外観

TORRAS MiniMagの外観
今回は「グレー」を購入


カラーバリエーションは「グレー」「ピンク」「ゴールド」の3色あります。私は今回「グレー」を購入しました。

TORRAS MiniMagの外装の質感
安っぽくない質感


外装はプラスチックですが、メタリックな質感のおかげか安っぽさは感じません。

シンプルなデザインで、グレーの色合いやメタリックな質感もあいまって落ち着いた雰囲気をまとっていますね。

TORRAS MiniMagのUSB-Cポート

モバイルバッテリー本体の充電は、側面に配置されたUSB-Cポートで行います。入出力に対応するため、接続したデバイスを充電することもできます。

TORRAS MiniMagのボタン
ボタン

側面にボタンがあります。

TORRAS MiniMagのLEDランプ
バッテリー残量の目安を確認できるLED

ボタンを押すとLEDが点灯し、バッテリー残量の目安を4段階で表示してくれます。LEDは合計5つあるのですが、うち1つはワイヤレス充電中に青く点灯します。

TORRAS MiniMagの吸着面

こちらがiPhoneにくっつく吸着面。

TORRAS MiniMag本体に表示された仕様と各種マーク

吸着面する面には製品の仕様と各種マークが表示されています。「PSEマーク」もしっかりありますね。

ポケットに収まる!超薄型&超コンパクト&超軽量

MiniMagのサイズは「101.8 x 63.5 x 7.62 mm」と超コンパクト。

TORRAS MiniMagとクレジットカードのサイズ比較
クレカとのサイズ比較

サイズ感としてはクレカなどを収納できるカード入れや名刺入れくらい。

TORRAS MiniMagでiPhone 16 Proを充電している様子
iPhone 16 Proを充電している様子

iPhone 16 Proにくっつけてみるとこんな感じ。ちょうどカメラレンズから下を覆うくらいのサイズです。

TORRAS MiniMagとiPhone 16 Proのサイズ比較(横から)
iPhone 16 Proよりも薄い!

厚さは7.62 mmとモバイルバッテリーと思えないほどに極薄。iPhone 16 Pro(厚さ8.25 mm)よりも薄いです。

5000mAhクラスのモバイルバッテリーでは、MiniMagと同じように持ち運びしやすいものがあります。

TORRAS MiniMag、Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)、MOTTERU mocolon、CIO SMARTCOBY SLIM
左からTORRAS、MOTTERU、Anker、CIO
製品名バッテリー容量サイズ重量
TORRAS MiniMag5000 mAh101.8 x 63.5 x 7.62 mm約115 g
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)5000 mAh77 x 37 x 25 mm約102 g
MOTTERU mocolon5000 mAh78 x 39 x 25 mm約98 g
CIO SMARTCOBY SLIM5000 mAh88 x 60.8 x 12.11 m約108 g

どれもコンパクトで軽量ではあるのですが、このなかでもっとも薄いのはMiniMag。そしてワイヤレス充電に対応するのはMiniMagのみです。

サイズ感としてはどれもほぼ同じくらいではあるものの、持ち運びにおいてはワイヤレス充電対応で充電ケーブルが必要ないMiniMagが有利です。

5000mAhでどれくらい充電できる?

5000mAhというバッテリー容量は、iPhoneだと1回フル充電できないくらい。iPhone 16 Proを充電してみると、16% → 92%(76%アップ)となったところでMiniMagのバッテリーが空になりました。

TORRAS MiniMagでiPhone 16 Proを充電し増えたバッテリー残量
iPhone 16 Proを16%から92%まで充電できた

決して大きくはないバッテリー容量ではありますが、バッテリー残量が少なくなる夕方に追い充電するような使い方であればこれで十分です。

朝持ち出してその日のうちに持って帰ってくるのなら、2回も3回もフル充電できるバッテリー容量は必要ありません。

参考に、iPhoneで約何回フル充電できるのかをバッテリー容量別にまとめました。

iPhoneを約何回フル充電できる?

iPhoneモデル
(バッテリー容量)
5000 mAh10000 mAh20000 mAh
iPhone 16
(3561 mAh)
約0.8回約1.7回約3.4回
iPhone 16 Plus
(4674 mAh)
約0.6回約1.3回約2.6回
iPhone 16 Pro
(3582 mAh)
約0.8回約1.7回約3.5回
iPhone 16 Pro Max
(4685 mAh)
約0.6回約1.3回約2.6回
iPhone 15
(3349 mAh)
約0.9回約1.8回約3.6回
iPhone 15 Plus
(4383 mAh)
約0.7回約1.3回約2.7回
iPhone 14
(3279 mAh)
約0.9回約1.8回約3.7回
iPhone 13
(3095 mAh)
約1.0回約1.9回約3.9回
iPhone SE(第3世代)
(2,007 mAh)
約1.5回約3.0回約6.0回
※ 充電のロスを考慮し6掛けで計算しています。あくまでも目安となります。

あくまでも目安ではありますが、今回の検証結果を見ても「実際のところ」に近い数値となっていると思います。

充電性能は高くないが気にならない

MiniMagが対応するワイヤレス充電規格は「Qi」ですが、上位規格の「Qi2」に対応するモバイルバッテリーなら、iPhoneを最大15Wとさらに高速に充電できます。

Qi VS Qi2

0分30分後増加
TORRAS MiniMag
(Qi/7.5W)
16%38%22%アップ
Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)
(Qi2/15W)
5%35%30%アップ

※ iPhone 16 Proを充電したときのバッテリー残量の推移

このように30分間の充電だけでもこれくらいの差があります。

充電速度を重視するなら、Qi2対応のモバイルバッテリーが最適です。しかし、コンパクトで軽量なMiniMagなら、長時間iPhoneにくっつけた状態でも負担になりません。

なので多少充電速度が遅くてもまったく気にならないんですよね。iPhoneの拡張バッテリーのような感覚で使えるのが、MiniMagの魅力だと感じました。

MiniMagが搭載するUSB-Cポートは、最大18Wの出力に対応します。急ぎのときは充電ケーブルで充電することで高速に充電できます。

TORRAS MiniMagでiPhone 16 Proを有線で充電している様子
有線でサクッと急速充電することも可能

充電速度が遅くてもワイヤレス充電のほうが圧倒的にラクなので、充電ケーブルの出番はあまりありませんが、急ぎの時は有線で充電することでサクッと急速充電できます。

レビューまとめ:ワイヤレス充電対応で極薄なのがインパクト大

TORRAS MiniMagの魅力は、「ワイヤレス充電対応」でありながら「超薄型」を実現している点です。iPhoneにくっつけたままでも負担を感じることなく使用できます。

5000mAhとバッテリー容量は控えめながら、日々の追い充電には十分です。もちろんバッテリー容量は多ければ多いほど安心ですが、それに比例してサイズ・重量も大きくなってしまいます。

もし「バッテリー容量はもうちょっと欲しい」ということなら、「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」をチェックしてみてください。

TORRAS MiniMagとAnker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)
Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)(右)

MiniMagより大きく重くはなりますが、バッテリー容量は2倍、Qi2対応でさらに高速に充電できます。

「毎日携帯する用のモバイルバッテリー」として割り切るなら、携帯性抜群のMiniMagがハマります。ぜひチェックしてみてください!

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この記事の著者

Apple製品まわりのガジェットを中心にレビューしているガジェット専門家。元家電量販店員で元スマホ販売員。レビュー記事では「で、実際のところはどうなの?」と言うことを大事にしています。
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