本記事ではMacBookを充電できるおすすめのモバイルバッテリーをご紹介します。
高効率なM3/M2/M1チップの登場で、MacBookのバッテリー駆動時間が劇的に長くなりました。
モバイルバッテリーを用意すれば鬼に金棒。バッテリー駆動時間の長いMacBookの強みをさらに活かせます。
大きいバッテリーを内蔵するMacBookの場合、スマホ向けのモバイルバッテリーでは充電速度が遅かったり、そもそも充電できなかったりします。
記事後半では充電ケーブルや選び方についても解説していますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
※ 本記事でご紹介しているモバイルバッテリーはすべて筆者が購入したものです。メーカーからの提供品は含まれていません。
MacBookにおすすめのモバイルバッテリーベスト3
まずは筆者が独断と偏見で選んだ「MacBookにおすすめのモバイルバッテリーベスト3」をご紹介します。
第1位:UGREEN 100W・20000mAhモバイルバッテリー
第1位に選んだのはUGREEN(ユーグリーン)の大容量&パワフルなモバイルバッテリーです。
同等のバッテリー容量と充電性能を持つモバイルバッテリーと比較して価格が安く、コストパフォーマンス抜群です。
- 20000mAhの大容量バッテリー。
- 最大100WのUSB-Cポートを搭載。
- MacBook Air + スマホやタブレットを同時に急速充電できる。
- コストパフォーマンスがいい。
第2位:Anker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)
第2位は高機能・高性能なモバイルバッテリー「Anker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)」です。
高価な製品ではありますが、合計最大200Wの他を圧倒する高い充電性能が魅力。さらに充電中のワット数が見えるディスプレイを搭載し、きちんと急速充電できているかを確認できます。
- 20000mAhの大容量バッテリー。
- 最大100WのUSB-Cポートを搭載。
- 2ポート使用時は最大200W(100W + 100W)
- 2台のMacBook充電できるほどの高い充電性能。
- 入力も100W対応、約75分で本体をフル充電できる。
- バッテリー残量、充電可能な残り時間、ワット数を表示するディスプレイ付き。
第3位:UGREEN 145W・25000mAhモバイルバッテリー
第3位はUGREENの145W・25000mAhモバイルバッテリーです。
25000mAhもの大容量バッテリーを搭載し、M3/M2/M1 MacBook Pro 16インチを最大140Wで充電できるモバイルバッテリーとしては価格が安くおすすめ。
2ポート使用時は100W + 45Wの合計最大145Wとなり、MacBook + スマホやタブレットを同時に急速充電できます。140W充電が必要のないMacBook Air 13/15・MacBook Pro 13/14ユーザーにもチェックして欲しいモバイルバッテリーです。
5000mAh〜10000mAhクラス
まずはバッテリー容量が5000mAh〜10000mAhクラスのおすすめモバイルバッテリーからご紹介していきます。
MacBookを充電するとなると20000mAh以上のバッテリー容量が欲しいところ。ですが、普段はスマホやタブレットの充電がメインでいざというときにMacBookを充電したい、という方にとっては5000mAh〜10000mAhクラスが選択肢になります。
CIO SMARTCOBY Pro SLIM 35W
|超スリム&コンパクトだけどパワフル
バッテリー容量 | 10000 mAh | サイズ | 約97.6 x 69 x 16.2 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C x 2 USB-A x 1 | 重量 | 約180 g |
USB-C出力 | 最大35W | 価格(税込) | 4,818円 |
USB-C入力 | 最大35W | おすすめモデル | MacBook Air 13/15 |
まずご紹介したいのは、CIOのモバイルバッテリー「CIO SMARTCOBY Pro SLIM 35W」です。
10000mAhとMacBookにとっては少なめのバッテリー容量ですが、携帯性を重視したい方にぜひチェックして欲しいモバイルバッテリー。
最大の特徴がそのスリムさにあります。厚さはたったの約16mmで、MacBookと一緒に片手持ちできるほど。
持ち運ぶ上ではコンパクトさだけでなくその形状も大事。スリムなCIO SMARTCOBY Pro SLIM 35Wなら、小さいポケットやタイトめなポケットにも収まってくれます。
「超」が付くほどスリムでコンパクトなモバイルバッテリーですが、パワフルな充電性能を備えます。搭載するUSB-Cポートは最大35Wに対応します。
35WですからMacBook Airに付属されている「Apple 30W USB-C電源アダプタ」よりも高速に充電できることに。このサイズで最大35W対応は驚異的です。
また入力も35Wに対応するのでモバイルバッテリー本体も高速に充電可能です。35W以上のUSB-C充電器を使えば、約1.5時間で本体をフル充電できちゃいます。
「10000mAhで足りる?」というところですが、もともとバッテリー駆動時間が長いMacBook Airとの組み合わせなら十分カバーできます。
実際にM2 MacBook Airを充電してみると、バッテリー残量が25%から71%にアップ。その時点でモバイルバッテリーが空になりました。これだけ充電できれば1日もたせるには十分です。
MacBookの充電がメインなら、基本的には20000mAh以上のモバイルバッテリーがおすすめ。
ですが、スマホやタブレットの充電がメインでいざというときにMacBookを充電したいという方なら、持ち運びしやすい10000mAhクラスのモバイルバッテリーを選ぶのもありです。
Anker 521 Power Bank (PowerCore Fusion, 45W)
|USB-C充電器とモバイルバッテリーの1台2役
バッテリー容量 | 5000 mAh | サイズ | 約71 x 60 x 31 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C x 2 | 重量 | 約200 g |
USB-C出力 | 最大45W(充電器として使用時) 最大20W(モバイルバッテリーとして使用時) | 価格(税込) | 8,990円 |
USB-C入力 | 最大10.5W コンセントからの充電も可能 | おすすめモデル | MacBook Air 13/15 |
続いてご紹介するのは、1台でUSB-C充電器とモバイルバッテリーの2役をこなしてくれる「Anker 521 Power Bank (PowerCore Fusion, 45W)」です。
コンセント接続時は「最大45WのUSB-C充電器」として使用でき、コンセントから抜けば「5000mAh・最大20Wのモバイルバッテリー」として使用できる2-in-1アイテム。
モバイルバッテリーとして使用時は最大45W → 最大20Wとパワーダウンするものの、MacBookのバッテリー駆動時間を少しばかり延ばすことは可能です。
本体の充電はコンセントに挿して行います。USB-Cポートでの充電もOKです。
普段からコンセントに挿しUSB-C充電器として使っておけば、持ち出すときには常にバッテリー満タン。充電し忘れを防止できます。
どちらかというとUSB-C充電器寄りの製品ではありますが、「USB-C充電器としての使用がメインでたまにモバイルバッテリーとして使いたい」という方にぴったりです。
Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)
|最大65W USB-C充電器 & 10000mAhモバイルバッテリー
バッテリー容量 | 10000 mAh | サイズ | 約111 x 63 x 31 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C x 1 USB-A x 1 | 重量 | 約320 g |
USB-C出力 | 最大65W(充電器として使用時) 最大30W(モバイルバッテリーとして使用時) | 価格(税込) | 14,990円 |
USB-C入力 | 最大18W コンセントからの充電も可能 | おすすめモデル | MacBook Air 13/15 MacBook Pro 13/14 |
続いてもUSB-C充電器とモバイルバッテリーの2-in-1タイプ。
「Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)」は、上でご紹介したAnker 521 Power Bank (PowerCore Fusion, 45W)をさらにパワーアップさせたような製品です。
コンセントに挿せば「最大65WのUSB-C充電器」としてMacBookを高速に充電可能。
複数ポートを搭載するので、スマホなどを同時に充電することもできます。
コンセントから抜けば「10000mAh・最大30Wのモバイルバッテリー」として活躍してくれます。
このとき最大65W → 最大30Wにパワーダウンしますし、MacBook Airなら十分な速度で充電できますし、MacBook Pro 13/14でも低速ながら着実に充電できます。
ひとつ注意しておきたいのはサイズと重量ですね。
サイズは約111 x 63 x 31 mm、重量は約320 gと大きく重く、毎日持ち歩くには大変かもしれません。
それでもモバイルバッテリーとしてだけでなくUSB-C充電器としても使えるのは非常に便利。普段USB-C充電器を持ち運んでいる方なら、これ1台にまとめられます。
Anker Prime Power Bank (12000mAh, 130W)
|ワット数が見える高性能モバイルバッテリー
バッテリー容量 | 12000 mAh | サイズ | 約135 x 55 x 33 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C x 2 | 重量 | 約360 g |
USB-C出力 | 最大65W 合計最大130W | 価格(税込) | 12,990円 |
USB-C入力 | 最大65W | おすすめモデル | MacBook Air 13/15 MacBook Pro 13/14 |
こちらはAnkerが「Anker史上最高峰」とうたうAnker Primeシリーズのモバイルバッテリー「Anker Prime Power Bank (12000mAh, 130W)」です。
最大65WのUSB-Cポートを2つ搭載し、2ポート使用時は合計最大130Wに対応。MacBookを2台同時に充電できるほどのパワーです。
このパワフルな充電性能は、10000mAhクラスのモバイルバッテリーでは間違いなくトップクラスでしょう。
そして特徴的な機能が本体に搭載されたディスプレイ。
このように充電中のワット数をリアルタイムに表示してくれ、急速充電できているかが一目瞭然です。ワット数だけでなくバッテリー残量や充電可能な時間も表示してくれるので非常に分かりやすいですね。
高性能・高機能なだけあって高価な製品。「ここまでの性能・機能は必要ない」という方が多いかもしれませんが、ある意味ロマンが詰まったモバイルバッテリーです。
20000mAh〜25000mAhクラス
MacBookの充電がメインなら、バッテリー容量は20000mAh以上欲しいところ。ここからは20000mAh以上のモバイルバッテリーをご紹介していきます。
CIO SMARTCOBY TRIO 65W
|合計最大95Wに対応するパワフルなモバイルバッテリー
バッテリー容量 | 20000 mAh | サイズ | 約150.5 x 72.5 x 26 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C x 2 USB-A x 1 | 重量 | 約410 g |
USB-C出力 | 最大65W 合計最大95W | 価格(税込) | 9,680円 |
USB-C入力 | 最大65W | おすすめモデル | MacBook Air MacBook Pro 13/14 |
「CIO SMARTCOBY TRIO 65W」は、20000mAhバッテリーを搭載する大容量モバイルバッテリーです。
サイズ、重量とも大きくなってきますが、頻繁に持ち出すなら20000mAhクラスのサイズ感がギリギリかな、と個人的には感じています。
本製品もサイズが約150.5 x 72.5 x 26 mm、重量約410 gと大きく重め。大容量で頼りになるモバイルバッテリーですが、それなりに大きく重いことは覚悟しておかなくてはいけません。
USB-Cポートは最大65Wに対応します。
65WあればMacBook Air 13/15、MacBook Pro 13/14を十分な速度で充電できます。
またCIO SMARTCOBY TRIO 65Wは合計最大95Wに対応するため、65W + 30WでMacBookをともう1台を同時に急速充電可能。
もう1台を接続しても1ポートあたりの出力が下がりません。MacBookと同時にスマホやタブレットを充電する場合もカバーできる仕様です。
出力だけでなく入力も最大65Wに対応しています。
上ではAnker 735 Charger (GaNPrime 65W)で本体を充電しています。65W以上のUSB-C充電器で充電すれば、たった約1.6時間でフル充電できちゃいます。
モバイルバッテリーでは「本体をどれほど高速に充電できるか」は重要なポイント。その点ではCIO SMARTCOBY TRIO 65Wは非常に優秀です。
UGREEN 100W・20000mAhモバイルバッテリー(PB720)
|高性能なのに安い!コスパ抜群のモバイルバッテリー
バッテリー容量 | 20000 mAh | サイズ | 約139 x 80 x 26 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C x 2 USB-A x 1 | 重量 | 約420 g |
USB-C出力 | 最大100W | 価格(税込) | 7,999円 |
USB-C入力 | 最大65W | おすすめモデル | すべてのMacBook |
続いてコスパの良さに定評のあるUGREENのモバイルバッテリー。
MacBookを充電するのに十分な20000mAhバッテリーを搭載し、USB-Cポートはなんと最大100Wに対応します。
100WあればMacBook Airはもちろん、MacBook Pro 16インチの充電もカバーできます。なんとも頼りになる充電性能です。
サイズは約139 x 80 x 26 mm、重量は約420 gですが、これでも20000mAhバッテリー搭載としてはコンパクトで軽いほう。
背負えるバックパックに収納しての持ち運びや車移動が多い方なら、気にならないレベルのサイズ・重量でしょう。
価格は税込7,999円と、20000mAh・最大100Wのモバイルバッテリーとしては安く、UGREENらしいコストパフォーマンスの良さが光ります。
Anker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)
|合計最大200W、たった75分で本体をフル充電できる
バッテリー容量 | 20000 mAh | サイズ | 約127 x 55 x 50 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C x 2 USB-A x 1 | 重量 | 約540 g |
USB-C出力 | 最大100W 合計最大200W | 価格(税込) | 19,990円 |
USB-C入力 | 最大100W | おすすめモデル | すべてのMacBook |
「Anker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)」は、上でもご紹介したAnker Prime Power Bank (12000mAh, 130W)と同じAnker Primeシリーズのモバイルバッテリーです。
USB-Cポートは最大100Wに対応し、MacBook Pro 16インチを含めすべてのMacBookを高速に充電できるパワフルな充電性能を備えます。
本製品が凄いのは、2つのUSB-Cポートを同時に使用したとき、100W + 100Wの合計最大200Wで充電できること。2台のMacBookを同時に充電できるほどのパワーです。
そして入力は最大100Wに対応します。
100W以上に対応するUSB-C充電器を使えば、フル充電にかかる時間は約75分。1時間とちょっとで20000mAhもの大容量バッテリーをフル充電できる考えれば爆速です。
充電中のワット数が表示されるディスプレイも搭載。合計最大200Wの充電状況をリアルタイムで確認できることもポイントです。
MacBook Airをフルスピードで充電するのに100Wも必要ありません。
出力だけ見れば完全にオーバースペックですが、100Wの入力に対応し超高速に本体を充電できるメリットを考えると、例えオーバースペックでもこれを選ぶ理由になります。
Anker 537 Power Bank (PowerCore 24000, 65W)
|24000mAhの超大容量モバイルバッテリー
バッテリー容量 | 24000 mAh | サイズ | 約160 x 85 x 26.5 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C x 2 USB-A x 1 | 重量 | 約500 g |
USB-C出力 | 最大65W | 価格(税込) | 11,490円 |
USB-C入力 | 最大30W | おすすめモデル | MacBook Air 13/15 MacBook Pro 13/14 |
「Anker 537 Power Bank (PowerCore 24000, 65W)」は、240000mAhバッテリーを搭載する超大容量モバイルバッテリーです。
サイズが約160 x 85 x 26.5 mm、重量が約500 gとかなり大きく重くなってきますが、20000mAh以上のモバイルバッテリーを選ぶ以上、それなりのサイズと重量があるのは仕方ありません。
それでも出先でMacBookを充電したい方にとっては、24000mAhもの大容量バッテリーは頼りになるはずです。
USB-Cポートは最大65Wとパワーは十分。
2つのUSB-Cポートを同時に使用したときは45W + 20Wとなります。充電速度は65Wから少し落ちますが、これでもMacBookとスマホを同時充電できるレベルのワット数です。
Anker 537 Power Bank (PowerCore 24000, 65W)にはカラーバリエーションがブラックとホワイトの2色あります。私はホワイトを選びましたが、光に当たり加減で見え方がかわるユニークなデザインが気に入っています。
超大容量でパワフルなモバイルバッテリーをお探しなら、Anker 537 Power Bank (PowerCore 24000, 65W)をチェックしてみてください。
Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)
|入出力とも最大140W対応のモンスタースペック
バッテリー容量 | 24000 mAh | サイズ | 約156 x 55 x 49 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C x 2 USB-A x 1 | 重量 | 約632 g |
USB-C出力 | 最大140W | 価格(税込) | 19,990円 |
USB-C入力 | 最大140W | おすすめモデル | すべてのMacBook |
M3/M2/M1チップ搭載のMacBook Pro 16インチは、最大140Wの急速充電に対応します。
「Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)」は、そんなMacBook Pro 16インチを140Wで充電できてしまう超パワフルなモバイルバッテリーです。
MacBook Pro 16インチにはApple 140W USB-C電源アダプタが付属されていますが、本製品はそれと同等の速度で充電可能。まさにモンスター級のスペックです。
実際にM3 Max MacBook Pro 16インチを充電してみると、100Wを大きく越えるワット数で充電できていることが確認できます。
出力だけでなく入力も最大140Wに対応。24000mAhと超大容量バッテリーにもかかわらず、約45分でフル充電可能(筆者調べ)。
ただ140Wで本体を充電するには、USB PD 3.1・140Wに対応するUSB-C充電器が必要ですのでご注意ください。上では「CIO NovaPort TRIO 140W3C」で充電しています。
サイズは約156 x 55 x 49 mm、重量は約632 gとかなりデカいですが、最大140Wの入出力に対応するモバイルバッテリーはそう多くありません。
MacBook Pro 16インチユーザーで充電速度にこだわりたい方はぜひチェックしてみてください。
UGREEN 145W・25000mAhモバイルバッテリー(PB205)
|最大140W充電に対応しながらコスパのいいモバイルバッテリー
バッテリー容量 | 25000 mAh | サイズ | 約158 x 81 x 27 mm |
---|---|---|---|
搭載ポート | USB-C x 2 USB-A x 1 | 重量 | 約505 g |
USB-C出力 | 最大140W 合計最大145W | 価格(税込) | 13,580円 |
USB-C入力 | 最大65W | おすすめモデル | すべてのMacBook |
最後にご紹介するのは、25000mAhバッテリーを搭載するUGREENの超大容量モバイルバッテリーです。
USB-Cポートは最大140Wに対応、MacBook Pro 16インチをフルスピードで充電できるパワフルな充電性能を備えます。
ここまでの充電性能となるとなんでもこいですね。スマホ・タブレットならすべてをフルスピード充電できますし、MacBookを2台同時に充電することも可能です(2ポート使用時は100W + 45W)。
本製品の魅力として、コストパフォーマンスの良さも挙げられます。
25000mAh・最大140W対応のモバイルバッテリーでこの価格ならかなり安い。しかも240W充電に対応するUSB-Cケーブル付きですからね。さすがUGREENです。
デメリットとしては入力が最大65Wまでとなることでしょうか。
最大140Wの入力に対応するAnker 737 Power Bank (PowerCore 24000)だと、フル充電するのにかかる時間は約45分。一方でこちらのUGREENのモバイルバッテリーでは約2時間かかります。
2時間と言えども高速であることには違いないですし、「そもそもそこまで急ぐ必要があるか」ということもあります。それにAnker 737 Power Bank (PowerCore 24000)との価格差は大きいですしね。
入力が最大65Wということを含めても、コスパの良さは素晴らしいですね!超大容量&パワフルなモバイルバッテリーをお探しの方にチェックして欲しい製品です。
持ち運び用に用意しておきたい充電ケーブル
持ち運び用にモバイルバッテリーと一緒に用意しておきたいおすすめの充電ケーブルもご紹介しておきます。
MacBookには充電ケーブル(MagSafe 3ケーブルまたはUSB-Cケーブル)が付属されていますが、普段使い・持ち運び用にもう1本用意しておくと便利です。
Apple USB-C – MagSafe 3ケーブル
- Apple純正のUSB-C – MagSafe 3ケーブル
- 最大140Wの充電対応
- 長さ:2 m
- 5色から選べるカラー
マグネットでカチッとくっつき、ケーブルを引っ張ってしまっても安全に外れてくれるMagSafe 3ケーブルはやはり便利。
長さ2mとどのような環境でも対応できますし、磁力の強さが絶妙なんですよね。
Amazonではホワイトのみの販売のようですが、Apple公式サイトではスペースグレイ、ミッドナイト、スターライト、シルバー、スペースブラックの合計5色から選べます。
Apple純正ということもあり充電ケーブルとしては高価ですが、持ち運び用にもう1本持っておくのはありです。
Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル
- 最大100Wの充電に対応
- 絡みにくく折りグセが付きにくいシリコン素材
- 規格:USB 2.0(最大480Mbpsのデータ転送)
- 長さ:0.9 m /1.8 m
- カラー:7色
充電用のUSB-C to Cケーブルをお探しの方にぜひおすすめしたいのがこちらのAnkerのケーブル。
シリコン素材の皮膜の恩恵か絡みにくく、また折りグセが付きにくく扱いやすい!個人的にもお気に入りのUSB-Cケーブルです。
扱いやすいのでモバイルバッテリーとの相性も抜群ですね。使用していて一切のストレスがありません。付属の結束バンドも秀逸です。
規格はUSB 2.0(理論値の最大転送速度は480Mbps)と転送速度が特別速いというわけではありませんが、ちょっとしたデータ転送なら不満なく行えるでしょう。
Anker PowerLine II USB-C & USB-C 3.1(Gen2) ケーブル
- 最大100Wの充電に対応
- 規格:USB 3.1(Gen2)(最大10Gbpsのデータ転送)
- オルタネートモードでの映像・音声出力に対応
- 長さ:0.9 m
「充電だけでなくデータ転送にも使いたい」ということなら、こちらのUSB-Cケーブルがおすすめ。高性能ながら価格が安くコスパも抜群です。
最大100Wの充電に対応し、さらにUSB 3.1(Gen2)規格対応で最大10Gbpsでのデータ転送も可能です。ポータブルSSDなどの接続ケーブルとしても活躍してくれます。
またオルタネートモードにも対応し、USB-Cディスプレイへの映像・音声出力用のケーブルとしても使用できます。
Anker 515 USB-C & USB-C ケーブル
- 最大240Wの充電に対応
- 規格:USB4(最大40Gbpsのデータ転送)
- オルタネートモードでの映像・音声出力に対応
- 長さ:1.0 m
M3 Pro/M3 Maxチップ搭載のMacBook Pro 16インチに搭載されているUSB-Cポートは、最大140Wの充電に対応しています(それ以外のモデルは未対応)。
一般的なUSB-Cケーブルだと、対応するだいたい60Wか100Wの充電まで。Anker 515 USB-C & USB-C ケーブルを使えば100Wを越える充電が可能です。
上ではM3 Max MacBook Pro 16インチを充電していますが、100Wを越えるワット数で充電できていることが確認できます。
MagSafe 3ケーブルは充電のみでデータ転送できません。1本で140W充電もデータ転送も済ませたいという方におすすめです。
MacBook向けモバイルバッテリーの選び方
どのようなモバイルバッテリーでもMacBookを充電できるわけではありません。
ここでは押さえておきたいポイント・注意点について解説しておきましょう。
1. USB PDに対応したモバイルバッテリーを選ぶ
MacBook Air / Proに搭載されているUSB-CポートおよびMagSafe 3コネクタは、「USB Power Delivery(UBS PD)」による急速充電に対応しています。
2. MacBook Air/Proの充電に必要なワット数は?
MacBook Air / Proを充電するのに、どれくらいのワット数に対応するモバイルバッテリーを用意すればいいのでしょうか。
このとき、充電したいMacBook Air / Proに付属されているApple充電器のワット数が目安になります。
上は、M2/M1 MacBook Airに付属されている「Apple 30W USB-C電源アダプタ」です。「30W」と書かれていますね。
参考に、現行のMacBookモデルに付属されている充電器のワット数をまとめておきます。
MacBook Air/Pro付属充電器のワット数
MacBookモデル | 付属充電器のワット数 |
---|---|
MacBook Air(M1) | 30W |
MacBook Air(M2) | 30W / 35W / 70W ※ |
14インチMacBook Pro(M1/M2/M3) | 70W / 96W ※ |
16インチMacBook Pro(M1/M2/M3) | 140W |
※ カスタマイズ内容によって付属充電器が異なります。 |
付属充電器のワット数に満たないモバイルバッテリーでも、充電することは可能です。ただし、その場合は期待するような充電速度が出なかったり、動画編集など負荷がかかっている状態だと充電しているのにバッテリー残量が減っていったり、ということも。
最低ラインとして、以下のワット数以上のモバイルバッテリーを選ぶようにしてください。
モバイルバッテリーのワット数の目安
MacBookモデル | 最低ラインのワット数 |
---|---|
MacBook MacBook Air | 30W以上 |
MacBook Pro 13 MacBook Pro 14 | 45W以上 |
MacBook Pro 15 MacBook Pro 16 | 60W以上 |
上記のワット数はあくまでも最低ラインです。充電速度を考えると、上記よりも大きいワット数に対応するモバイルバッテリーが快適です。
ただ一般的に、大きいワット数に対応するモバイルバッテリーほど、価格やサイズ・重量も大きくなります。充電性能に加えて、サイズや重量などもチェックしておきましょう。
本記事では、MacBook Air / Proを高速に充電できる60W以上のモバイルバッテリーを中心におすすめをご紹介しています
3. モバイルバッテリーの本体の充電時間もチェック
いかに高速にモバイルバッテリーの充電を行えるかは、使い勝手に大きく関わってくるところ。ぜひチェックしておきたいポイントです。
「Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)」は、最大140Wの入力に対応、超高速にモバイルバッテリー本体を充電できます。
上では、最大140Wに対応するUSB充電器「Anker 717 Charger(140W)」でモバイルバッテリー本体を充電しています。
24000mAhを搭載するモバイルバッテリーにかかわらず、フル充電にかかった時間はなんとたったの約46分でした。超高速です。
「大容量なのはいいけど、モバイルバッテリー本体の充電に時間がかかりすぎる……」というのはあるあるです。
USB PDに対応するモバイルバッテリーなら入力もUSB PDに対応しているはずですので、入力の対応ワット数もあわせて確認しておきましょう。
4. 最適なモバイルバッテリーの容量は?
スマホの充電なら10000mAhクラスのモバイルバッテリーで必要十分ですが、MacBook Air / Proを充電するとなると10000mAhではもの足りません。
目安にしていただけるように、記事内でもご紹介しているモバイルバッテリー「Anker 737 Power Bank(24000mAh搭載)」でM2 MacBook Pro・16インチMacBook Proを充電、それぞれ約何回分充電できるのかを確認してみました。
- M2 MacBook Airを約1.3回フル充電
- 16インチMacBook Pro(2021)を約0.8回フル充電
モバイルバッテリーの容量は大きければ大きいほど安心ですが、持ち運ぶ上でサイズ・重量の問題もあります。個人的には20000mAhクラスがちょうどいいと思っています。
5. 60W越えの充電には「5Aケーブル」「MagSafe 3ケーブル」が必要
60Wを超える充電には、5Aに対応するUSB-Cケーブル、またはMagSafe 3ケーブルを使用する必要があります。
せっかく100Wに対応するモバイルバッテリーを用意しても、3Aケーブルを使ってしまっては、ケーブルの充電性能がボトルネックとなり60W(20V/3A)に抑えられてしまします(この場合でも安全性には問題ありません)。
モバイルバッテリーによっては、5Aケーブルを付属してくれているものもありますが、ほとんどの場合は別途用意する必要があります。60Wを超えるモバイルバッテリーを選ぶ場合は、あわせて5Aケーブルも用意しておきましょう。別記事の100W対応のUSB-Cケーブルでおすすめをご紹介しています。
MagSafe 3ケーブルは5Aに対応しており、最大140Wの充電に対応しています。もちろんモバイルバッテリーでの充電にも使用できます。
6. 信頼性の高いメーカー・ブランドのモバイルバッテリーを選ぶ
リチウムイオンバッテリーを内蔵するモバイルバッテリーにとって、「安全に使えること」はなによりも大事です。
「PSEマーク」が表示されているモバイルバッテリーを選ぶこと。これが大前提です。
「電気用品安全法(PSE法)」で定められた、安全性などの基準をクリアした製品につけられるマークです。モバイルバッテリーや充電器など、同法の対象に入っている製品は、PSEマークの表記が義務づけられています。
ではPSEマークが表示されているモバイルバッテリーならどれでも安全性が高いのか、というとそうではありません。
PSEマークは「自主検査」により決められた基準を確認するものとなっています。基準をクリアしているかどうかを確認するのは、そのモバイルバッテリーを作ったメーカー自身。つまり、最終的にはメーカー・ブランドの信頼性が大事ということです。
モバイルバッテリーには、充電を制御するICチップや過充電保護機能、温度検知機能などさまざまな安全機能が備わっているものがほとんど。ですが、必ずしもすべてのモバイルバッテリーが安全機能を搭載してくれているとは限りません。そういう意味でも、どのメーカー・ブランドのモバイルバッテリーを選ぶかは重要なポイントになります。
基本的に、多くのユーザーから選ばれている有名メーカー・ブランドのモバイルバッテリーなら心配要りません。
MacBookにおすすめのモバイルバッテリーまとめ
今回はMacBookにおすすめのモバイルバッテリーをご紹介しました。
MacBookを充電できるモバイルバッテリーとなると、数年前は選択肢が限られていました。しかしいまでは安くコスパがいいものから高性能なものまで、さまざまな高性能なモバイルバッテリーが登場しています。
- 急速充電規格「USB PD」に対応
- MacBook付属のUSB充電器の出力に近いもの、あるいはそれ以上の出力をもったもの
- USB PD対応のUSB-Cケーブル(もしくはMagSafe 3ケーブル)
おすすめのモバイルバッテリーはご紹介したとおりですが、基本的には上の3つのポイントを押さえておけばOK。あと信頼できるメーカーやブランドから選ぶこと。これも大事です。
ぜひ本記事を参考にあなたにあったモバイルバッテリーを見つけていただければ幸いです!
MacBookユーザーのあなたにはおこちらのきじもおすすめです!