今回ご紹介するのは、10,000mAhバッテリーを搭載するモバイルバッテリー「CIO SMARTCOBY Pro Slim」です。
Makuakeで応援購入したものが届いたので、製品のご紹介と実際に使ってみた感想をレビューとしてお届けます。
CIO SMARTCOBY Pro Slimの注目ポイントは、大きくは「スリム」「パワフル」の2点。スマホと一緒に持ち運ぶモバイルバッテリーをお探しの方にぴったりなモバイルバッテリー です。
iPhoneを充電するモバイルバッテリーにもぴったり!ぜひチェックしてみてください!
本記事は筆者がMakuakeで応援購入した製品を使用し作成しています。
- 厚さ約1.6cmのスリムな設計。
- 入出力は最大35Wに対応。あらゆるデバイスを急速充電でき、本体も高速に充電できる。
- 普段使いにちょうどいい10,000mAhバッテリーを搭載。
- ドットLEDディスプレイで1%単位でバッテリー残量を確認できる。
- 傷が付きにくくユニークな表面のシボ加工。
- 明るい屋外ではドットLEDディスプレイが見づらい。
- 複数ポート使用時は合計最大30Wとなる。
- 本体を指で強めに挟むと「ミシミシ」と音がする(個体差?)
CIO SMARTCOBY Pro Slimとは?
CIO SMARTCOBY Pro Slimは、10,000mAhバッテリーを搭載するスリムでパワフルなモバイルバッテリー。
クラウドファンディングサイトのMakuakeでプロジェクトが開始され、最終的な応援購入総額はなんと4,000万円越え。まさに多くの人に求められていたモバイルバッテリーと言えるでしょう。
製品の特徴
CIO SMARTCOBY Pro Slimの特徴は以下のとおりです。
- 10,000mAhバッテリー搭載のモバイルバッテリー
- 厚さ約16.2mmのスリム設計(サイズは約97.6 x 69 x 16.2 mm)
- 合計3ポート(USB-C x 2、USB-A x 1)を搭載
- USB-C出力は最大35W
- 入力も最大35W対応で高速に本体を充電できる
- 1%単位でバッテリー残量を確認できるドットLEDディスプレイ
- 傷が目立ちにくく肌触りのいいシボ加工
- カラーは「ブラック」と「ホワイト」の2色
CIOによると、10,000mAhバッテリーでiPhone 14を約1.9回、Galaxy S23を約1.5回、iPad Pro 11インチを約0.7回、MacBook Airを約0.6回充電充電できるとのことです。
普段持ち歩く用のモバイルバッテリーには、スマホを約1〜2回フル充電できサイズ・重量も小さい10,000mAクラスのモバイルバッテリーがぴったりです。
仕様
CIO SMARTCOBY Pro Slimの詳しい仕様は以下のとおり。
製品名 | CIO SMARTCOBY Pro Slim |
---|---|
外観 | |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
搭載ポート | USB-C x 2、USB-A x 1 |
USB-C入力 | 最大35W(5V=3A / 9V=3A / 12V=2.92A / 15V=2.33A / 20V=1.75A) |
USB-C出力 | 最大35W(5V=3A / 9V=3A / 12V=2.92A / 15V=2.33A / 20V=1.75A) PPS:最大33W(3.3-11V=3A) |
USB-A出力 | 最大22.5W(4.5V=5A / 5V=3A / 9V=2.5A / 12V=1.5A) |
複数ポート同時使用時 | USB-C1 + C2=合計最大30W USB-C1 + A=合計最大30W USB-C1 + C2 + A=合計最大35W |
急速充電 | USB PD、QC 4+ |
パススルー充電 | 〇 |
サイズ | 約97.6 x 69 x 16.2 mm |
重量 | 約180g |
カラー | ブラック、ホワイト |
パッケージ内容 | CIO SMARTCOBY Pro Slim USB-C to Cケーブル 取扱説明書 |
保証 | 1年間(会員登録でさらに1年間) |
価格(税込) | 4,818円 |
製品ページ | Makuake(現在は終了) |
カラーはブラックとホワイトの2色です。
今回購入したのはブラックですが、ホワイトもさわやかでよさそう。
パッケージ内容は上のとおりです。USB-C to Cケーブルが入っていました。
CIO SMARTCOBY Proとの違いは?
ご紹介しているCIO SMARTCOBY Pro Slimは、人気モバイルバッテリー「CIO SMARTCOBY Pro」の上位製品。
違いはいかのとおり。優位なほうを赤文字にしてあります。
製品名 | CIO SMARTCOBY Pro Slim | CIO SMARTCOBY Pro |
---|---|---|
外観 | ||
バッテリー容量 | 10,000mAh | 10,000mAh |
搭載ポート | USB-C x 2 USB-A x 1 | USB-C x 1 USB-A x 1 |
USB-C入力 | 最大35W 約90分でフル充電 | 最大20W 約2.2時間(132分)でフル充電 |
USB-C出力 | 最大35W | 最大30W |
USB-A出力 | 最大22.5W | 最大30W |
パススルー充電 | 〇 | 〇 |
サイズ | 約97.6 x 69 x 16.2mm | 約77 x 56 x 26mm |
体積 ※ | 約109.10㎤ | 約112.11㎤ |
重量 | 約180g | 約183g |
ディスプレイ | ||
価格(税込) | 4,818円 | 4,818円 |
※ 辺の長さを掛け合わせた単純計算 |
充電性能が20W → 35Wにアップしており、入力もアップ。より本体を高速に充電できるように進化しています。
モバイルバッテリーにとっては、どれほど本体を速く充電できるかは非常に大事!CIO SMARTCOBY Pro Slimは入力も最大35W対応です。
サイズに関しては、「ほぼ体感的に変わらないほどの差」です。
どちらもコンパクトで持ち運ぶには便利なサイズ感。ですが従来モデル(CIO SMARTCOBY Pro)をお使いの方がコンパクトさに期待してCIO SMARTCOBY Pro Slimを買うと、「ほぼ変わらない……」という感想になるはず。
CIO SMARTCOBY Pro Slim レビュー
外観:所有感を満たしてくれる上品なデザイン
まずは外観からレビューしていきましょう。
まさに所有感を満たしてくれる上品なデザイン。シンプルながらもユニークで、デザインに対するメーカーのこだわりを感じます。
CIOのロゴはメタリック加工で光が当たるとキラリと反射します。
表面には傷が付いても目立ちにくい「シボ加工」が施されています。肌触りがよく、指紋も目立ちにくい。CIOの特徴でもあるこのシボ加工の質感を気に入る方はきっと多いはず。
3つのUSBポートは上部に配置されています。CIOのコーポーレートカラーの紫が使われていますね。
側面にボタンがあり、これを押すとドットLEDのディスプレイが点灯します。
ディスプレイは正面に向かって右上にあります。
1%単位でバッテリー残量を確認でき便利なのですが、ちょっと暗めなのが気になりました。室内では視認性に問題はありませんが、明るい屋外だと手で影を作ってあげないと見にくいですね。
もうちょっとディスプレイの光量を上げて欲しい……。
背面の下部に製品の仕様とPSEマークなどの各種マークが表示されています。
ちなみに、CIOは社団法人JBRCの加盟企業です。処分の際は家電量販店などに設置されている「小型充電式電池リサイクルBOX」に投入できます。
サイズと重量:収まりのいいスリムな形状が使いやすい
CIO SMARTCOBY Pro Slimのサイズは「約97.6 x 69 x 16.2mm」。厚さはたったの約16.2mmです。
スリムなのでスマホとの重ね持ちもしやすいですし、タイトめなバッグのポケットにも収まってくれます。
バッグに入れてもボコッと膨らまず収まりがいいのがGOODです!
重量は実測で178.61gでした。公称の「180g」よりもわずかに軽量です。iPhone 15の重量が約171g。ざっくりスマホ1台分ほどの重さになりますね。
劇的に軽いわけではありませんが、10,000mAhクラスのモバイルバッテリーとしては軽いほう。USBポートを3つ搭載することを考えると合格点でしょう。
充電性能:MacBook Airを充電できるほどのパワー
CIO SMARTCOBY Pro Slimに搭載されているUSB-Cポートは最大35Wに対応と非常にパワフル。
スマホはもちろん、タブレット、MacBook Airも充電できてしまうほどのパワーです。
MacBook AirなどノートPCの充電がメインならさらに大容量のモバイルバッテリーがおすすめですが、いざというときにはCIO SMARTCOBY Pro Slimが活躍してくれるでしょう。
またCIO SMARTCOBY Pro SlimのUSB-Cポートは「PPS充電」に対応します。
iPhoneはPPS充電に対応していませんが、Androidスマホの一部はPPS充電の恩恵を受けられます。
Galaxyスマホの超急速充電(25W)もOK!超急速充電の中身はこのPPS充電です。
入力:最大35Wで本体を充電できるのは高ポイント!
CIO SMARTCOBY Pro Slimは、出力だけでなく入力も最大35Wに対応。約90分で本体をフル充電できます。
上では「CIO NovaPort DUO 45W」で充電しています。
モバイルバッテリーを選ぶとき、「いかに本体を速く充電できるか」は超大事。10,000mAhクラスのモバイルバッテリーでも、本体をフル充電するのに2時間以上かかるものはざらにあります。
従来モデルのCIO SMARTCOBY Proの入力は最大20W。フル充電するのに約2.2時間かかります。新しく登場したCIO SMARTCOBY Pro Slimだと約90分でフル充電です!
最大35Wの入力が可能なのは嬉しいポイント!
CIO SMARTCOBY Pro Slim レビューまとめ
今回はCIO SMARTCOBY Pro Slimのレビューをご紹介させていただきました。
持ち運びしやすくポケットへの収まりもいいスリムな形状、そしてパワフルな充電性能と完成度の高いモバイルバッテリーだと感じました。
このモバイルバッテリー、かなりレベル高いです!
毎日持ち運んで使用するモバイルバッテリーにぴったりでしょう。本体への充電も高速で毎日充電する方もストレスなく愛用できるはず。
ひとつ気になったのは、本体を指で強めに挟むと「ミシミシ」「バリバリ」といった音がすること。個体差かもしれませんが、構造的な強度は大丈夫?と心配なことが気がかりです。
- 厚さ約1.6cmのスリムな設計。
- 入出力は最大35Wに対応。あらゆるデバイスを急速充電でき、本体も高速に充電できる。
- 普段使いにちょうどいい10,000mAhバッテリーを搭載。
- ドットLEDディスプレイで1%単位でバッテリー残量を確認できる。
- 傷が付きにくくユニークな表面のシボ加工。
- 明るい屋外ではドットLEDディスプレイが見づらい。
- 複数ポート使用時は合計最大30Wとなる。
- 本体を指で強めに挟むと「ミシミシ」と音がする(個体差?)