CIO SMARTCOBY Pro CABLEレビュー|内蔵USB-Cケーブルが便利な10000mAhモバイルバッテリー

CIO SMARTCOBY Pro CABLEレビュー|内蔵USB-Cケーブルが便利な10000mAhモバイルバッテリー

今回ご紹介させていただくのは、CIO(シーアイオー)のモバイルバッテリー「CIO SMARTCOBY Pro CALE」です。

CIOは充電器やモバイルバッテリーなど電源関連のアクセサリーを多く輩出する人気メーカーです。特にクラウドファンディングで2000万円を超える支援金を集めたCIO SMARTCOBY Pro CALEに注目している方は多いのではないでしょうか。

CIO SMARTCOBY Pro CALEは、普段使いには十分な10000mAhバッテリーを搭載するモバイルバッテリーで、着脱可能な内蔵USB-Cケーブルを搭載。持ち運びしやすいサイズと重量、そしてケーブル付きということあり「普段携行するモバイルバッテリー」にはぴったりです。

インフルエンサーがおすすめしていることも多いCIO製品。あえて書きますが、本記事は「PR記事」ではありません(本ブログのPR記事には「PR」と表示しています)。本記事でメリットだけでなくデメリットや「他の製品と比較してどうなの?」というところを含めてレビューしていますので、気になっている方はぜひ参考にしてみてください!

CIO SMARTCOBY Pro CALE
CIO SMARTCOBY Pro CABLEレビュー|内蔵USB-Cケーブルが便利な10000mAhモバイルバッテリー
総合評価
( 3 )
メリット
  • USB-Cケーブルを内蔵し持ち運びしやすい
  • USB-Cケーブルは着脱式で交換可能
  • 最大35WのUSB PD/PPS充電に対応しあらゆるデバイスを高速に充電できる
  • 普段使いに十分な10000 mAhバッテリー
  • バッテリー残量を1%単位で確認できるデジタルスクリーン
デメリット
  • 2ポート同時使用時は出力が下がる(実測で合計20W程度)
  • 内蔵ケーブルが約9cmと短く、スマホを充電しながら操作しづらい
  • 「世界最小級」ではない
  • 他の1000mAhクラスのモバイルバッテリーと比較して価格が高い
目次

CIO SMARTCOBY Pro CABLEの仕様・スペック

▼ 左右にスワイプして画像を回転させられます。

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CIO SMARTCOBY Pro CABLEの仕様は以下のとおりです。

製品名CIO SMARTCOBY Pro CABLE
CIO SMARTCOBY Pro CABLE
バッテリー容量10000 mAh
搭載ポートUSB-C x 2
USB-C1/C2入力5.0V⎓3.0A / 9.0V⎓3.0A 12V⎓2.5A / 15V⎓2.33A(最大35W)
USB-C1/C2出力5.0V⎓3.0A / 9.0V⎓3.0A 12V⎓2.5A / 15V⎓2.33A(最大35W)
合計出力最大35W(USB-C1単ポート使用時)
最大15W(USB-C1 + C2)
パススルー充電
サイズ約83 x 66 x 25.3 mm
重量約196 g
カラーブラック/ホワイト
パッケージ内容CIO SMARTCOBY Pro CABLE
着脱式USB-C to Cケーブル
取扱説明書
価格(税込)6,578円
製品ページAmazon

CIO SMARTCOBY Pro CALEのカラーバリエーションはブラックとホワイトの2色あります。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEのカラーバリエーション
2色のカラーバリエーション

ブラックとホワイトどちらを選ぶかはその人の好みになりますが、個人的には指紋汚れが目立ちにくいホワイトが好み。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEのパッケージ内容
パッケージ内容

パッケージ内容はCIO SMARTCOBY Pro CABLE本体と着脱式USB-Cケーブル、取扱説明書の3点です。USB-Cケーブルは本体にセットされた状態で届きました。

USB-CモデルとUSB-C to Lightningモデル

CIO SMARTCOBY Pro CALEには、「USB-Cモデル」と「USB-C to Lightningモデル」の2種類あり、付属されるUSB-Cケーブルが異なります。

私が購入したのはUSB-C to Cケーブルが付属されたUSB-Cモデルです。私はiPhoneユーザーですが、次期iPhoneではUSB-Cコネクタに変更されるかも、と噂されているタイミングですので、LightningでなくUSB-Cを選択しました。

なお、CIO SMARTCOBY Pro CALE向けのUSB-C to Cケーブル、USB-C to Lightningケーブルは別で購入することもできます。

必要に応じて購入できるのはありがたいですね!モバイルバッテリー本体にUSBケーブル直付けされている製品もありますが、着脱式ケーブルのCIO SMARTCOBY Pro CALEならケーブルがダメになってもケーブルだけ買い換えて使い続けられます。

本体に収まる着脱式USB-Cケーブル

まずは、CIO SMARTCOBY Pro CALEの外観・デザインから見ていきます。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEの外観・デザイン
CIOならではのユニークな質感

CIO製品ではお馴染みのシンプルなデザインです。「CIO」のロゴにシボ加工が施されたユニークな質感です。

なおカラーは「ホワイト」となりますが、完全な白ではなく「オフホワイト」といった感じ。オフホワイトとアイボリーの中間のような色でしょうか。し黄みがかった優しい色合いです。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEのロゴのアップ
高級感のあるデザイン

ロゴ部分は光沢のあるデザインとなっています。キラリと光が反射して高級感がありますね。

CIO充電器・モバイルバッテリーの統一感のあるデザイン
CIO製品の統一感のあるデザイン

左から「CIO NovaPort DUO 45W」「CIO NovaPort TRIO 65W」「CIO SMARTCOBY Pro PLUG」となります。ひとめでCIO製品だと分かる統一感のあるデザインがいい感じ。つい買い揃えたくなります。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEの着脱式ケーブル
着脱式USB-Cケーブル

着脱式USB-Cケーブルは側面に沿うように固定されています。ケーブルのコネクタに指をひっかけてかんたんに取り出せます。

着脱式ケーブルの長さは実測で約9 cmでした(コネクタ部分除く)。きしめん状のケーブルはやわらかく扱いにくさはありません。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEの着脱式ケーブルを外した様子
取り外し可能

着脱式ケーブルは滑り止めがある部分を指で押さえた状態で外側にスライドさせると取り外せます。このとき少し力が必要ですが、女性の方でも難なく取り外せるレベルです。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEにUSB-Cケーブルを接続
一般的に販売されている別のUSB-Cケーブルも接続できる

試しに別売のUSB-Cケーブルを接続してみました。上では同じCIOのUSB-Cケーブルを接続しています。その他いくつかケーブルでも試してみましたが、いずれも問題なく接続できました。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEのUSB-Cポート
もうひとつのUSB-Cポート

反対側にもうひとつのUSB-Cポートが配置されています。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEのバッテリー残量を表示するデジタルスクリーン
バッテリー残量を確認できるデジタルスクリーン

バッテリー残量は1%単位でバッテリー残量を表示してくれるデジタルスクリーン、その隣には電源ボタンがあります。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEの低電流モード
低電流モード時の表示

電源ボタンを2度押しすると、ワイヤレスイヤホンなど小型デバイスの充電に最適な「低電流モード」に切り替わります。もう一度2度押しすると低電流モードがオフになります。

【参考】電源ボタンの操作
  • 1度押し:バッテリー残量の表示
  • 3秒間長押し:低電流モードのオン/オフ
  • 2度押し:給電オフ
CIO SMARTCOBY Pro CABLEで急速充電中のデジタル表示
急速充電中の表示

急速充電されているときは、上のような緑色のマークが表示されています。きちんと急速充電できているどうかを一目で確認できるのは便利ですね。

CIO SMARTCOBY Pro CABLE本体に表示された仕様とPSEマーク
本体に表示された仕様と各種マーク

「CIO」のロゴがある反対側に製品の仕様やPSEマークなど各種マークが表示されています。

CIO SMARTCOBY Pro CALEの外観・デザインについては、シンプルでミニマムなデザインが気に入る方は多いかと思います。シンプルながらシボ加工などユニークなポイントもあり、そして脱着式ケーブルにデジタルスクリーンとシンプルなデザインでもしっかり機能的です。

普段使いにちょうどいいサイズと重量

続いては、CIO SMARTCOBY Pro CALEのサイズと重量についてチェックしていきます。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEを手のひらに乗せている様子

CIO SMARTCOBY Pro CALEのサイズは約83 x 66 x 25.3 mmとなっています。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEとiPhone 12 Pro MaxとXperia 1 IIIとのサイズ比較
iPhone 12 Pro MaxとXperia 1 IIIとのサイズ比較

iPhone 12 Pro Max(160.8 x 78.1 x 7.4 mm)とXperia 1 III(165 x 71 x 8.2 mm)とのサイズ比較です。

CIOはCIO SMARTCOBY Pro CALEのサイズを「10000mAhモバイルバッテリーの中で世界最小級」と謳っていますが、私は10000mAhモバイルバッテリーとしてはやや大きめという印象を受けました。他のモバイルバッテリーの比較は記事内の「他の10000mAhクラスのモバイルバッテリーと比較」で詳しくご紹介しています。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEをバッグに収納
やや大きめサイズだが持ち運びには困らないサイズ感

やや大きめの印象を受けたといっても、実際のところこのサイズ感なら持ち運びに苦労することはないかと思います。ただ、「世界最小級」の謳い文句に期待して購入すると期待していたほどじゃないとがっかりしてしまう可能性もがあるのでご注意ください。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEの重量を確認
重畳をチェック(ケーブル込み)

スケールで重量を確認してみると約199.5 gでした。公称は「約196 g」となっていますのでほぼ公称値どおりです。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEの重量(ケーブルなし)
重畳をチェック(ケーブル除く)

脱着式USB-Cケーブルなしでは約194 gでした。ケーブルの重量は約5 gとなります。

USB PD/PPSによる急速充電に対応

CIO SMARTCOBY Pro CABLEは「USB Power Deliver(PD)」に対応します。さらにUSB PD 3.0のオプション機能である「Programmable Power Supply(PPS)」にも対応します。

USB充電チェッカーを使って、その他の急速充電規格への対応状況を確認しました。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEが対応する急速充電規格をチェック
急送充電規格をチェック
USBポート急速充電規格
USB-C1
USB-C2(内蔵ケーブル)
USB PD 3.0 / PPS
Adaptive Fast Charging(Samsung)
Fast Charge Protocol(Huawei)
Quick Charge 4+(下位互換あり)
Apple 2.4A
CIO SMARTCOBY Pro CABLEが対応する急速充電規格(筆者調べ)

USB-CポートはUSB PDのほかにもQuick Chargeなど他の急速充電規格にも対応しているようです。USB-C規格のルール上は、USB PD以外の急速充電への対応は規格違反となります。なので本来は「USB PD対応」とは謳えない製品。

といっても使用に問題はないですし、このような規格違反状態の充電器はゴロゴロあります。私自身は気にしていませんが、気になる方は注意してください。

続いてUSB PDのPDO(Power Data Object)についても確認しました。

CIO SMARTCOBY Pro CABLE USB PDのPDO
PDOをチェック

商品説明や本体記載の仕様と一致しています。

PPSの仕様は3.3-11.0V ⎓3.0Aとなっており、PPS充電に対応するGalaxyやXperia、Google Pixelなど一部のAndroidスマホはこの恩恵を受けられます。Galaxyスマホの「超急速充電(25W)」にも対応しますので、対応スマホをお持ちの方にとっては嬉しいポイントでしょう。

最大35Wであらゆるデバイスを高速に充電できる

CIO SMARTCOBY Pro CABLEは最大35Wの充電に対応します。MacBook AirなどのモバイルノートPCの充電ならカバーできるほどのパワーがあります。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEでM2 MacBook Air充電中のワット数
M2 MacBook Airを充電(実測34W)

上ではM2 MacBook Airを充電しています。約34Wで充電できており、CIO SMARTCOBY Pro CABLEの充電性能をフルに発揮してくれています。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEでChromebook充電中のワット数
ASUSのChromebookを充電(実測32W)

CIO SMARTCOBY Pro CABLEの性能を考えるとChromebookのお供にするのもいいですね。上ではASUSのChromebookを充電、約32Wと高速に充電できています。USB PD充電に対応するChromebookはたくさんあるので、持ち運びしやすいモバイルバッテリーをお探しの方はチェックしてみてもいいでしょう。

ただ15インチクラスのノートPCの充電となると35Wではパワーが足りません。モバイルノートPCでも60W以上の充電性能を求めるものもあるので、ノートPCの充電メインの場合はさらに充電性能が高くバッテリー容量が多いモバイルバッテリーがおすすめです。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEでiPhone 12 Pro Max充電中のワット数
iPhone 12 Pro Maxを充電(実測22W)

iPhone 12 Pro Maxを充電すると、20Wを超えるワット数で充電できていました。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEでXperia 1 III充電中のワット数
Xperia 1 IIIを充電(実測23W)

Xperia 1 IIIでも約23Wと高速に充電できています。最大35Wの充電性能ならUSB PDに対応するスマホのほとんどをカバーできるはずです。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEでiPad(第10世代)充電中のワット数
iPad(第10世代)を充電(実測27W)

iPad(第10世代)も約27Wと高速充電可能。タブレット向けにモバイルバッテリーをお探しの方にもハマります。

出力だけでなく入力も35Wに対応

CIO SMARTCOBY Pro CABLEは35W以上の充電器を使うことで本体を高速に(約90分)充電できます。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEのケーブルの長さ
最大35Wでモバイルバッテリー本体を充電できる

上ではCIO NovaPort DUO 45Wで充電しています。モバイルバッテリー本体をどれほど高速に充電できるかは使い勝手に大きくかかわってくるところ。出力だけでなく入力も35Wに対応してくれているはポイントですね!

CIO SMARTCOBY Pro CABLEに限らず、USB PDに対応し高速に本体を充電できるモバイルバッテリーを活用するには、USB PD対応のUSB-C充電器が最適です。スマホなども高速に充電できるので、お持ちでなければひとつ持っておいて損はありません。

2ポート同時使用時では実測で合計20W程度の出力を確認

CIO SMARTCOBY Pro CABLEの仕様をみると、「2台同時充電時の出力は15W」となる旨が書かれています。ただ実際にiPhone 12 Pro MaxとXperia 1 IIIを同時に充電してみると、合計で20W程度の出力が確認できました。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEで2台のデバイスを同時充電
仕様には合計最大15Wとあるが実際には合計20W程度で充電できた

iPhone 12 Pro Maxが約9W、Xperia 1 IIIが約12Wで充電できています。急速充電はできていないものの、普通に充電できるレベルです。10Wあれば着実にバッテリー残量が増えていってくれます。

パススルー充電に対応するが使い勝手は微妙

CIO SMARTCOBY Pro CABLEはパススルー充電に対応しています。パススルー充電時はモバイルバッテリー本体が優先的に充電され、その後に本体への充電が開始されます。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEのパススルー充電機能
パススルー充電でM2 MacBook Airを充電(実測13W)

上ではCIO SMARTCOBY Pro CABLEをUSB充電器に接続し、さらにMacBookに接続し充電しています。約13Wで充電されていますね。スマホなら充電できますが、ノートPCだとちょっとキツイ。

そこにUSB充電器があるなら、それでノートPCを充電してしまうかモバイルバッテリーを充電してしまうほうが効率いいですね。そもそも発熱しやすいパススルー充電は、バッテリーに負荷がかかり劣化に繋がる可能性があります。使い勝手の面でもあまり使う機会はなさそうです。

他の1000mAhクラスのモバイルバッテリーと比較

CIO SMARTCOBY Pro CABLEとその他のモバイルバッテリーと比較
他の10000mAhクラスのモバイルバッテリーと比較

サイズ的にも重量的にもバッテリー容量的にもあらゆる面で「ちょうどいい」10000mAhクラスのモバイルバッテリー。ここではCIO SMARTCOBY Pro CABLEを含む合計8つの10000mAhクラスのモバイルバッテリーと仕様を比較してみます。

▼横スクロールできます。

製品名CIO SMARTCOBY Pro CABLE
CIO SMARTCOBY Pro CABLE
Anker 523 Power Bank (PowerCore 10000)Anker 523 Power Bank (PowerCore 10000)
Anker 523 Power Bank
Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W
Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W
Zendure SuperMini
Zendure SuperMini
シリコンパワー C10QC
シリコンパワー C10QC
エレコム EC-C03BK
エレコム EC-C03BK
CIO SMARTCOBY DUO 20W
CIO SMARTCOBY DUO 20W
CIO SMARTCOBY Pro 30W
CIO SMARTCOBY Pro 30W
バッテリー容量10000 mAh10000 mAh10000 mAh10000 mAh10000 mAh10000 mAh10000 mAh10000 mAh
搭載ポートUSB-C x 2USB-C x 1
USB-A x 1
USB-C x 1
USB-A x 1
USB-C x 1
USB-A x 1
USB-C x 1
USB-A x 2
Micro B x 1(入力専用)
USB-C x 1
USB-A x 1
USB-C x 2USB-C x 1
USB-A x 1
USB-C入力最大35W最大18W最大18W最大20W最大18W最大18W最大20W最大20W
USB-C出力最大35W最大20W最大25W最大20W最大20W最大20W最大20W
(合計40W)
最大30W
サイズ約83 x 66 x 25.3 mm約153 x 72 x 16 mm約107.3 x 52.3 x 27.2 mm約79 x 56 x 26 mm約90.5 x 62 x 22.2 mm約141 x 73 x 15 mm約99.5 x 51.5 x 25 mm約77 x 56 x 26 mm
体積 ※1約138.59 cm³約176.26 cm³約152.64 cm³約115.02 cm³約124.56 cm³約162.86 cm³約128.11 cm³約112.11 cm³
重量約196 g約250 g約194 g約180 g約184 g約233 g約180 g約183 g
価格(税込)※26,578円4,589円4,490円5,890円2,490円2,980円3,938円4,818円
製品ページAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazonAmazon
※1 体積は単純に3辺を掛け合わせたものです。 ※2 記事執筆時点での価格です。

△ スマホでは横スクロールできます。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEのUSB-Cポートは入出力ともに35Wに対応するので、10000mAhクラスの他のモバイルバッテリーと比較してパワフルな充電性能を持つことが分かります。

複数ポート同時使用時にパワフルなのは「CIO SMARTCOBY DUO 20W」です。2ポート同時使用時は20W+20Wの合計最大40Wという仕様。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEとCIO SMARTCOBY DUO 40Wを比較
20W + 20Wの合計最大40Wに対応するCIO SMARTCOBY DUO 20W

ポートあたりの出力は最大20Wとスマホ向けですが、2台同時に充電しても20W出力できるのは便利。CIO SMARTCOBY Pro CABLEだと合計最大15Wですから複数ポート同時使用に大きな差があります。

もっともコンパクトなのは「CIO SMARTCOBY Pro 30W」ですね。内蔵ケーブル仕様ではありませんが、それを差し引いてもコンパクトです。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEよりコンパクトなCIO SMARTCOBY Pro 30W
さらにコンパクトなCIO SMARTCOBY Pro 30W

「出力は30Wでもいいからコンパクトさを重視したい」ということならこっちです。

8製品のうちもっとも価格が安いのは「シリコンパワー C10QC」。USB-C to Cケーブルを付属しての税込2,490円は安い!しかもUSB-Cポートは最大20Wですし、サイズ・重量もCIO SMARTCOBY Pro CABLEより小さい。

コストパフォーマンス抜群のモバイルバッテリー「シリコンパワー C10QC」
10000mAh & 20Wなのに2千円台で買えるシリコンパワーのモバイルバッテリー

税込6,578円というCIO SMARTCOBY Pro CABLEの価格を考えると、ちょっと割高感を感じてしまいますね。ユニークな着脱式ケーブルは魅力的ではありますが、10000mAhクラスのモバイルバッテリーとしては高めです。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEを選ぶかどうかは、

  • 着脱式USB-Cケーブルに魅力を感じるか
  • 最大35Wの入出力が必要か

この2点がポイントになりそうです。

ケーブルが短いからこその使いにくさがある

CIO SMARTCOBY Pro CABLEに着脱式のUSB-Cケーブルが内蔵されています。別途ケーブルを持ち運びする必要がなく持ってくるのを忘れてしまうこともない便利なモバイルバッテリーですが、私は約9 cmのケーブルの使い勝手が不便だと感じてしまう人が一定数いるかも、と感じてしまいました。

例えば出先でスマホを充電しているとき。CIO SMARTCOBY Pro CABLEケーブルが短すぎて、充電しながらの操作がしづらいんですよね。持ち運びに便利な短いケーブルが、逆に不便だと感じてしまうことがあります。

短いケーブルが不便だから別のケーブルを持ち運ぶ、となれば本末転倒です。CIO SMARTCOBY Pro CABLEを選ぶにあたってこの点は注意です。

CIO SMARTCOBY Pro CABLEレビューまとめ

今回はCIO SMARTCOBY Pro CABLEのレビューをご紹介させていただきました。本体に収まる着脱式USB-Cケーブル付きで別途ケーブルを持ち運ぶ必要がなく、10000mAhと十分なバッテリー容量を搭載するモバイルバッテリーです。繰り返し書いていますが、まさに普段持ち歩く用のモバイルバッテリーにぴったりです。

ただ同じ10000mAhクラスのモバイルバッテリーと比較してみて、万人にハマるモバイルバッテリーではないな、とも思いました。価格帯は高めですし、最大35Wのパワフルさもスマホメインの充電だとオーバースペック。20W〜30Wに対応していればほとんどのスマホをフルスピードで充電できます。

あとノートPCの充電メインだとパワー不足・バッテリー容量。35Wで充電できるノートPCはMacBook Airくらいで、そのほか多くのノートPCを充電するには少なくとも60W以上は必要です。

以上のことを考えると、やはりCIO SMARTCOBY Pro CABLEならではの着脱式USB-Cケーブルを内蔵するところに魅力を感じるかどうか、というところがポイントになります。「魅力を感じる!」という方であればぜひチェックしてみてください!

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この記事の著者

Apple製品まわりのガジェットを中心にレビューしているガジェット専門家。元家電量販店員で元スマホ販売員。レビュー記事では「で、実際のところはどうなの?」と言うことを大事にしています。
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