今回ご紹介したいのは、Qi2(チーツー)によるワイヤレス充電に対応するBelkin(ベルキン)のモバイルバッテリーです。
- 5000mAhバッテリー内蔵でコンパクト&軽量。
- Qi2規格に対応、iPhoneにマグネットでくっつけてワイヤレス充電できる。
- モバイルバッテリーとしては最大7.5Wのワイヤレス充電。
- パススルー充電時は最大15Wのワイヤレス充電。
- キックスタンド付き。
バッテリー容量は5000mAhとなっており、BelkinによるとiPhone 15 Proの駆動時間を16時間の伸ばせるとのこと。
遠出の際には心もとないバッテリー容量かもしれませんが、そのぶんコンパクト&軽量で毎日の携帯用にぴったりです。「毎日持ち運ぶ用のモバイルバッテリー」をお探しならこれがハマるはず!
仕様と外観
まずはBelkinのQi2対応モバイルバッテリー(BPD006bt)の仕様と外観からご紹介していきます。
仕様
詳しい仕様は以下のとおりです。
Qi2はワイヤレス充電規格のひとつで、現時点ではiPhone 12シリーズ以降に対応しています。MagSafeのようにiPhone縛りがないので、Androidスマホを含め今後続々と対応デバイスが登場してくるはずです。
Qi2は従来のQiへの後方互換があるため、厳密にはiPhone 8以降やQiに対応するAndroidスマホでも充電は可能ですが、その場合はマグネットでくっついてくれません。現時点ではiPhone 12シリーズ以降をお使いの方向けのモバイルバッテリーと考えておいた方がいいでしょう。
あと仕様について注意しておきたいのは、モバイルバッテリーとして使用時は最大7.5Wとなることですね。ただし充電器に接続してパススルー充電時は最大15Wで充電が可能です。
外観
Belkin Qi2対応5000mAhモバイルバッテリーをレビュー
ということで本題のレビューに入っていきましょう!
毎日携帯できるコンパクトさと軽さ
Belkin Qi2対応5000mAhモバイルバッテリーのサイズは95 x 65 x 13.27 mm、重量は実測で約139 gとコンパクトで軽量。毎日携帯しても負担にならないサイズと重量です。
ほぼ毎日モバイルバッテリーを持ち運んでいる私が思うのは、やっぱりコンパクトさと軽さは大事だということ。大きく重いモバイルバッテリーだと、最初のうちは頑張って持ち運ぶのですが、次第に使用頻度が下がっていってしまうんですよね。
またコンパクトで軽いことで充電しながらの手持ち操作がしやすいというメリットもあります。
本体の厚さはわずか約14 mmと薄く、くっつけたままでも指を伸ばして操作できちゃいますね。重さは100 gちょっと増えることになるのでそれなりにずっしりきますが、私としては許容範囲内。
5000mAhクラスのモバイルバッテリーだと、他にもコンパクト&軽量なものが販売されています。
例えばAnker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)のサイズは約77 x 37 x 25 mm、重量は約102 gとさらにコンパクト&軽量です。
折りたたみ式のUSB-Cコネクタ搭載でスマホに直挿しすることができ、出力は最大20Wと高速に充電できます。
充電しながらの手持ち操作も可能ではあるのですが、スマホのUSB-Cポートやモバイルバッテリー本体のUSB-Cコネクタへの負担が心配になりますね。
手持ち操作が多い方の場合は、ワイヤレス充電に対応したモバイルバッテリーのほうが使いやすいですし、余計な心配をせずに済みます。
最大7.5Wの充電速度は意外と気にならない
Qi2では、規格上は最大15Wのワイヤレス充電が可能です。しかし、本製品をモバイルバッテリーとして使用したときの出力は最大7.5W。決して高速だとは言えません。
有線で充電する場合、充電中はUSB-Cケーブルが接続されっぱなしになるので充電速度が遅いと不便です。しかし、本製品の場合はスマホにとりあえずくっつけておけば充電できるので充電速度の遅さは意外と気にならないですね。
パススルー充電時はさらに高速にワイヤレス充電
モバイルバッテリーとして使用時は最大7.5Wとなりますが、パススルー充電時は最大15Wと高速にワイヤレス充電できます。
このように据え置き型のワイヤレス充電器の感覚で充電できるのは便利ですね!モバイルバッテリー兼ワイヤレス充電器として活躍してくれるでしょう。
地味に活躍してくれるキックスタンド
ワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーではスタンド付きものが人気がありますが、デスクの上などに立てておけるのはやはり便利です。
こうやって立てておけば省スペースですし、充電しながらの使用が捗ります。
キックスタンドは簡易的なもので角度調節はできません。ただしっかりと抵抗があるので勝手に倒れてしまうことはないでしょう。
またマグネットの磁力は十分。Belkinによると磁力は10N(1000 g)とのことで、意図せず外れてしまうことはありません。
Belkin製で安心でも価格はお高め
BelkinはAppleストアでも取扱いのある信頼性の高いメーカー。安心して使用できるモバイルバッテリーではあるのですが、この充電性能で通常価格9,170円だとコスパは微妙ですね。
もちろん間違いのないBelkin製でものがいいのは確かなのですが、コスパを重視したい方には向きません。
5000mAhクラスのワイヤレス充電対応モバイルバッテリーなら、「Anker 321 MagGo Battery (PowerCore 5000)」がいいでしょう。
最大15Wのパススルー充電には対応しませんが、モバイルバッテリーとして使用時は最大7.5WとBelkinと同じ。それで価格は税込3,990円ですので、BelkinのQi2対応モバイルバッテリーの半額以下で購入できます。
BelkinのQi2対応5000mAhモバイルバッテリーレビューまとめ
今回はQi2に対応するBelkinのモバイルバッテリーをご紹介させていただきました。
コンパクトで軽量で持ち運びしやすく、まさに普段使い用にぴったりなモバイルバッテリーだと感じました。最大7.5Wのワイヤレス充電速度はさほど気になりませんし、パススルー充電時は最大15Wと高速にワイヤレス充電できます。
最後にレビューして感じたメリットとデメリットをまとめておきます。
- コンパクトで軽量、毎日の持ち運びに最適。
- ワイヤレス充電対応だからケーブルなしで充電できる。
- パススルー充電時は最大15Wと高速にワイヤレス充電。
- キックスタンド付きで便利。
- モバイルバッテリーとして使用時は最大7.5W
- USB-Cポートの出力は最大12Wと急速充電未対応。
- ボタンを押さないと充電が開始されない。
- 価格は高め。コスパ面では微妙。
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