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MATECH Sonicharge Flat 65W レビュー│スリム & 折りたたみ式プラグで持ち運びに最適なUSB充電器

MATECH Sonicharge Flat 65W レビュー│スリム & 折りたたみ式プラグで持ち運びに最適なUSB充電器

5月7日時点において、本製品は長らく在庫がない状態が続いています。スリムな65WクラスのUSB充電器をお探しの方には、「オウルテック ウルトラスリムAC充電器」をチェックしてみてください。

MATECH(マテック)のUSB充電器「Sonicharge Flat 65W」は、「ノートPCを充電できる、持ち運びしやすいUSB充電器」をお探しの方にぴったりなアイテムです。

65WクラスのUSB充電器では最小クラス
とにかく小さい最大65WのUSB充電器(上はiPhone 12 Pro)

▲ 65WクラスのUSB充電器では、間違いなく最小クラスでしょう!とにかく小さく、スリムなフォルムでカバンやノートPCケースへの収まりも抜群です。

本記事は、メーカーより提供いただいた製品を用いてレビュー記事を作成しています。

目次

MATECH Sonicharge Flat 65Wの特徴・仕様

MATECH(マテック)は、京都に本社を置く日本企業です。主にUSB充電器やモバイルバッテリーなどを販売します。

まずは、MATECH「Sonicharge Flat 65W」の特徴と仕様を見てみましょう。

MATECH Sonicharge Flat 65Wの特徴は?

MATECH Sonicharge Flat 65W
出典:amazon.co.jp

Flatと製品名にもあるとおりスリムなフォルムが最大の特徴ですね!折りたたみ式プラグ採用で持ち運びやすい形状です。

最大65WのUSB-Cポートと、最大18WのUSB-Aポートの2ポートを搭載。USB-CポートはUSB PD充電に対応します。最大65Wですのでスマホ・タブレットの充電なら余裕でこなしてくれますし、MacBook AirやMacBook Pro 13/14インチといったPD充電対応のノートPCの充電も可能です。

仕様・スペックをチェック

MATECH Sonicharge Flat 65Wの詳しい仕様をまとめました。

MATECH Sonicharge Flat 65Wの仕様

急速充電規格「USB PD 3.0」に対応するUSB-Cポートは、PPS(Programmable Power Supply)による充電にも対応します。効率的に充電できるPPS充電は、Xperia、Galaxy、Goolge Pixelの一部のモデルが対応します。

PPS出力は3.3-11V / 5Aに対応するため、Galaxyスマホの一部が対応する「急速充電(Super Fast Charging)」「超急速充電(Super Fast Charging 2.0)」も行えます。

同梱品について

MATECH Sonicharge Flat 65Wの同梱品は以下のとおりです。

MATECH Sonicharge Flat 65Wの同梱品

長さ2mのUSB-C to Cケーブルを付属してくれているので、別途用意する必要はありません。

MATECH Sonicharge Flat 65W レビュー│スリム & 折りたたみ式プラグで持ち運びに最適なUSB充電器

▲ ただし付属ケーブルは3Aケーブルでしたので、ノートPCの充電やPPS充電を行う場合は、別途5Aケーブルを用意することでUSB充電器の性能をフルに発揮できます。

3Aケーブルでは、最大60W(20V/3A)までの充電となります。60Wを超える充電には5Aケーブルが必要になります。

MATECH Sonicharge Flat 65W レビュー

MATECH Sonicharge Flat 65W レビュー

それではレビューに入っていきましょう!最大65Wと充電性能は十分ですし、なによりこのスリムなフォルムが持ち運びに便利です!

外観・サイズ・重量

MATECH Sonicharge Flat 65Wのサイズ

サイズは90 × 48 × 15.5 mmとなります。最大65Wでこのサイズは小さい!

MATECH Sonicharge Flat 65Wの折りたたみ式プラグ

折りたたみ式プラグ採用で持ち運び時に便利です。裏側には仕様が書かれており、PSEマークの記載もしっかりあります。

MATECH Sonicharge Flat 65WのUSBポート

▲ USBポートは側面部分に配置されています。電源接続時はLEDランプが青く光り通電していることが分かるようになっています。控えめな光量なので、この程度なら寝室で使っても気にならないでしょう。

MATECH Sonicharge Flat 65WとiPhone 12 Proとのサイズ比較

▲ iPhone 12 Pro(147.7 × 78.1 mm)と並べてみると、いかに小さいかが分かります。iPhone 12 Proの縦横のサイズは、iPhone 12/13と同じです。お手元にあればサイズ感をイメージしていただきやすいかと思います。

MATECH Sonicharge Flat 65WとApple 60W USB-C電源アダプタとのサイズ比較
Apple「61W USB-C電源アダプタ」とのサイズ比較

▲ MacBook Pro 13インチ付属の60W USB-C電源アダプタとのサイズ比較です。これほどの差がありながら同等以上の充電性能なのだからスゴい。

MATECH Sonicharge Flat 65WとAnker Nano II 65Wのサイズ比較
Anker「Nano II 65W」とのサイズ比較

▲ Sonicharge Flat 65Wと同等の充電性能を持ち、コンパクトさに定評のあるAnkerの「Nano II 65W(約36 x 42 x 44 mm)」とのサイズ比較です。

体積としてはNano II 65Wのほうがわずかに小さいものの、Sonicharge Flat 65Wは2ポート搭載ですし、スリムな形状なのでポケットへの収まりもいいですね。

▲ スリムなSonicharge Flat 65Wなら、このような薄くほぼものが入らないようなポケットにも収まってくれます。これはありがたい!

MATECH Sonicharge Flat 65Wを手に持って

▲ ただ小さいだけでなく「どこにでも収まりやすい形状」ということが、持ち運ぶ上で使い勝手に大きく関わってきます。持ち運び用にはこの形状が正解ではないでしょうか。

MATECH Sonicharge Flat 65Wをコンセントに挿し込む

▲ 注意したいのは、このユニークな形状がゆえにコンセント差し込み口の環境によっては、隣の差し込み口や充電器などに干渉してしまう可能性があることです。

MATECH Sonicharge Flat 65Wを電源タップで使う

▲ この電源タップの場合は問題ありませんが、仮にコンセントの差し込み口の方向が「│ 」ではなく「─」だった場合は隣に干渉してしまいますよね。この点には注意してください。

▲ Sonicharge Flat 65Wの重量は、公称では134 gとなっていましたが、スケールで測ってみると約100 gでした。ちなみに、Anker Nano II 65Wは約117 gでした。

MATECH Sonicharge Flat 65Wは、どこにもすっぽり収まってくれるスリムな形状とコンパクトさ、そして軽量さが魅力です。コンセント周りの環境によっては使いづらい場合もありますが、「持ち出し用のUSB充電器」としては最高ではないでしょうか。

充電性能をチェック

続いては、MATECH Sonicharge Flat 65Wの充電性能をチェックしてみます。

▲ MacBook Pro 13インチを充電してみると、48W前後で充電できていました。MacBook Pro MacBook Air・MacBook Pro 13/14の代用充電器として十分使える充電性能です。

MATECH Sonicharge Flat 65WでMacBook Air/Proを充電した場合、20V/3Aでネゴシエーションされるようです。この場合、5Aケーブルを使っても充電速度に違いは出ません。ご参考まで。

▲ iPad Air(第4世代)を充電してみると、25W前後できていました。タブレットなどの中型デバイスの充電なら楽勝でこなしてくれます。

▲ Xperia 1 IIIを充電すると、22W前後で充電できていました。PPS充電が機能していて、細かく電圧(V)が変化しています。Sonicharge Flat 65Wでは5AでPPS充電されるので、必要に応じて5Aに対応するUSB-C to Cケーブルを用意しておきましょう。

▲ iPhone 12 Proを充電すると、19W前後で充電できていました。PD充電に対応するiPhone 8以降のモデルは、Sonicharge Flat 65Wでフルスピードで急速充電できます。

MATECH Sonicharge Flat 65Wで2台同時に充電

▲ いまでは逆に使用頻度が低くなったUSB-Aポートですが、ワイヤレスイヤホンなどの小型デバイスの充電ではまだまだ使う機会があります。

充電性能については文句なし!このサイズ感にして最大65WとパワフルでノートPCの充電もOK、さらにはPPS充電にも対応します。この充電性能を手軽に持ち出せるのは便利です。

気になる発熱とコイル鳴きについて

「コンパクトでパワフルなUSB充電器」と聞いて気になるのは充電時の発熱です。上でサイズ比較したAnkerのNano II 65Wでは、数秒触れていられないほどの発熱が発生します。MATECH Sonicharge Flat 65Wでも同じくらいの発熱があるのではと気になっていました。

MATECH Sonicharge Flat 65W 充電時の発熱

▲ MacBook Pro 13をフル充電する過程で、表面温度を測ってみるとピーク時で約50℃でした。それなりに発熱はあるものの、この程度なら「発熱については心配不要」と言っていいでしょう。Anker Nano II 65Wと比較しても、発熱はかなり少ないです。

また、コイル鳴きについてもチェックしてみましたが、気になるものはありませんでした。充電中のMATECH Sonicharge Flat 65Wに、耳を20cmほど近づけてジジジ……という音がやっと聞こえる程度です。枕元で使用しない限りは気にしなくていいでしょう。

MATECH Sonicharge Flat 65W レビューまとめ

MATECH Sonicharge Flat 65Wは、スマホからタブレット、ノートPCまで充電できる十分な充電性能を備えます。さらに持ち運びしやすいコンパクトさ・収まりのいいスリムな形状が非常に便利です。

65WクラスのUSB充電器では、現時点ではもっとも持ち運びしやすいUSB充電器と言ってもいいでしょう。

Anker Nano II 65Wも悪くないのですが、真四角の形状がゆえにポケットへの収まりがよくないですし、なにより触れられないほどの発熱が気になります。その点、MATECH Sonicharge Flat 65Wはどこにでもすっぽり収まってくれますし、発熱も少ないので安心して使用できます。

そのスリムな形状からメインのUSB充電器としては使いにくい部分もありますが、タブレットケースやPCケースに収納して一緒に持ち運ぶUSB充電器として最高です。「持ち運びしやすいパワフルなUSB充電器」をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

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この記事の著者

Apple製品まわりのガジェットを中心にレビューしているガジェット専門家。元家電量販店員で元スマホ販売員。レビュー記事では「で、実際のところはどうなの?」と言うことを大事にしています。
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