今回紹介したいのは、お馴染みAnker(アンカー)のUSB-C充電器(アダプタ)「PowerPort Atom III Slim」です。
このUSB-C充電器の特徴は、「30Wという出力でありながら、とにかくコンパクトで薄い」ということ。USB PD(Power Delivery)に対応し、30Wとという十分なパワー。これをコンパクトサイズで持ち出せるというところに強みがあります。
USB PDによる急速受電に対応するデバイスは続々と増えてきており、僕の身の回りにあるものだとiPhone XSやiPad mini 5、iPad Pro 11、MacBook Air、MacBook ProがUSB PDに対応しています。Androidスマホ・タブレットも多く対応していますし、ニンテンドースイッチもUSB PDの充電に対応しています。
必要なときにサクッと急速充電できるUSB PDは非常に便利です。以下に当てはまるような人は、PowerPort Atom III Slimがハマるはず!ぜひチェックしてみてください。
- 持ち運びに便利なUSB PD対応USB-C充電器を探してる
- コンパクトでも充電性能(充電速度)は高いほうがいい
- 薄型でカバンのポケットなどに収まるUSB-C充電がいい
Anker PowerPort Atom III Slim
スペックは以下のとおりです。
Anker PowerPort Atom III Slim 仕様・スペック | |
---|---|
出力 | USB-Cポート × 1(最大30W) |
急速充電 | USB PD/Quick Charge |
PowerIQ 3.0 | 〇 |
サイズ | 約76 × 45 × 16 mm |
重量 | 約57g |
その他 | GaN(窒化ガリウム)採用 折りたたみ式プラグ |
特徴的なのは、たった16mmという薄さ。Ankerによると、USB PDに対応したUSB充電器としては世界最薄(2019年9月時点)とのことです。このコンパクトサイズを実現できているのは、パワーを落とさずコンパクト化・軽量化できるGaN(窒化ガリウム)採用のおかげ。最近ではAnkerに限らず、USB充電器に現在主流であるシリコンではなくGaN(窒化ガリウム)を採用するメーカーが増えています。
最大30WのUSB-Cポートをひとつ搭載、30WですのでUSB PD対応のスマホ・タブレットであればほとんどのデバイスでフルスピード充電できるでしょう。例えばiPhoneなら(iPhone 8以降のモデルはUSB PDに対応)最大18W、iPad Pro 11/12.9なら最大30Wが最大の受電容量。PowerPort Atom III Slimでこれらのデバイスをフルスピード充電が可能です。
Anker PowerPort Atom III Slim レビュー
さて、それでは詳しく見ていきます。
改めてそのコンパクトなサイズと軽さに驚く
▲こうやって手に取ってみると、改めてそのコンパクトなサイズと軽さに驚きます。これで30Wですよ?すごい!
▲厚さはたったの1.6cm。これは薄い。
▲USB-Cポートはここにあります。
▲電源プラグは折りたたみ式で、未使用時は充電器本体に収納されます。
▲GaN採用でUSB PDに対応、最大30WのUSB充電器と言えば、同メーカーの「PowerPort Atom PD 1」も人気があります。サイズ約35 × 41 × 55 mmとコンパクトで重量も約53gと非常に軽量。僕自身も気に入って使っているアイテムなのですが、ただ一点不満だったのがプラグが折りたたみ式でないことでした。プラグが折りたためないと、実質のサイズとしては大きくなりますし、カバンに入れておいてもプラグが他のものにあたることで傷が心配です。折りたたみ式プラグである、というはとても大きいポイントなのです。
▲iPad Pro 11と重ねてみましたが、薄いですね!このように薄型のフォルムならスマホやタブレットと重ねてカバンに入れやすいですし、ポケットにも収まります。PowerPort Atom PD 1のような四角いフォルムだと、収まりが悪かったりするんですよね。
▲iPhone XSと重ねるとこんな感じ。この状態のままジーンズのポケットに入ります。
▲コンセントに挿し通電していればLEDランプが点灯します。明るすぎることはないので、就寝時の邪魔になることはないでしょう。
あと細かい網目のような表面加工がなかなかおしゃれ。USB充電器に高級感を求める人は少ないでしょうが、なかにはチープ感満載のものがあったりするんですよね。その点Ankerは細かいところのデザインも配慮されており、さすがといったところ。
iPhoneからiPad、MacBookの充電までこれひとつ持ち出せばOK!
僕の利用シーンに当てはめると、PowerCore Atom III Slimはドンピシャ。
この3つが定番のお出かけセット。旅行に行くときなんかもこの3点セットを持って行くのですが、充電はPowerCore Atom III Slimひとつで事足ります。
MacBook Airを充電するにはパワー不足じゃ…いやいやそんなことはありません。MacBook Airに付属されているUSB-C充電器はPowerCore Atom III Slimと同じ30W。充電性能としては同じです。
スマホやタブレットだけでなく、パソコンまでこれひとつで充電できてしまい、しかも超コンパクト。なんと素晴らしい!
ちなみにMacBook Pro 13/15の充電までカバーしたいとという場合、30Wでは少し物足りません。もうちょっとパワーが欲しい、でもサイズも小さいほうがいい…そんなあなたには、こちらのRAVPowerの61W USB-C充電器がおすすめ。
さすがにPowerPort Atom III Slimと比べるとサイズ感は大きいですが、それでも60WクラスのUSB充電器としては最小クラスです。詳しくは以下の記事で紹介していますのでどうぞ!
薄型タイプがゆえに隣のコンセントに干渉してしまう可能性
そのコンパクトサイズでは十分な充電性能、細かいデザインまで作り込まれたPowerPort Atom III Slim。ほぼ不満はないのですが、普段使いの中でのデメリットとして、薄型タイプがゆえ隣のコンセントに干渉してしまう可能性があることが挙げられます。
とはいえ大きいアダプタが重ならないように工夫すれば解決ですし、そう大きな問題にはならないかもしれませんね。
PowerPort Atom III Slimはずばりこんな人におすすめ!
PowerPort Atom III Slimの最大の特徴は「薄い」ということです。薄いのでカバンの中やポケットの中でもかさばりません。サイコロ状に四角い充電器だと、カバンの中での収まりが悪かったりするので、そういう収まりが気になる人にはうってつでしょう。
コンパクトなUSB-C充電器を探しているなら、ぜひ候補に入れて欲しいアイテム。ぜひチェックしてみてください!
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