「デスクに複数ポート搭載で充電性能の高い充電器が欲しい！」
こんな方には、今回ご紹介する「Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)」がぴったりです。
- 単ポート100W出力、複数ポート合計200W出力
- 4つのUSB-C、2つのUSB-Aの合計6ポートを搭載
- コンセントから離れた場所に置きやすい「据え置きタイプ」
「超」が付くほどハイスペックな充電器。
これほどの充電性能と搭載ポート数があれば、ノートPCなどの大型デバイスを充電したい場合や複数のデバイスを同時に急速充電したい場合にも対応できます。
実際に使ってみましたが、なんでもこいの充電性能は頼りになりますし、使い勝手もよく非常に実用的な充電器だと感じました。
高い充電性能に加えて高級感のあるデザインと質感もポイントで、全体的に非常に完成度が高い優秀な充電器です。
- 単ポートで100W出力、合計200W出力に対応。さらに合計6ポート搭載であらゆるデバイスを同時に急速充電できる。
- PPS充電に対応、Galaxyスマホの超急速充電に対応。
- USBポートがすべて前面に配置されているためアクセスしやすい。
- 背の低い直方体のフォルム＆コンパクトでどのような環境にも設置しやすい。
- 高級感のある質感とデザイン。
- 価格が高い。
- 充電したいデバイスによってはオーバースペックとなる。
合計200W出力・6ポート搭載の超パワフルなスペック
「Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)」の詳しい仕様は以下のとおり。
| 製品名 | Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN) |
|---|---|
| 外観 |  |
| 搭載ポート | USB-C x 4 USB-A x 2 |
| USB-C出力 | 最大100W （5V=3A / 9V=3A / 10V=2.25 / 15V=3A / 20V=5A） |
| USB-C PPS出力 | 5-16V=5A （単ポート使用時、筆者調べ） |
| USB-A出力 | 最大22.5W （5V=3A / 9V=2A / 10V=2.25A / 12V=1.5A） |
| 合計出力 | 最大200W |
| 安全機能 | 常時温度管理システム（ActiveShield 3.0） 多重保護システム（ショート防止、電圧・電流保護、温度検知など） |
| AC電源ケーブル長 | 1.5 m |
| サイズ | 約112 x 76 x 35 mm |
| 重量 | 約576 g（本体のみ） |
| パッケージ内容 | 本体、AC電源ケーブル、取扱説明書 |
| メーカー保証 | 24か月 + 6か月（Anker会員登録後） |
| 価格(税込) | 12,990円 |
単ポート使用時は100W出力に対応しスマホからノートPCまであらゆるデバイスを充電でき、合計6つのUSBポートで複数デバイスの充電もカバー。
充電性能については後ほど詳しくレビューしますが、上の仕様のとおり超パワフルな充電性能を備えます。充電性能については文句なしですね。
あと販売ページや公式ページには記載はありませんでしたが、USB充電チェッカーで確認したところUSB PDのPPS（Programmable Power Pupply）充電にも対応するようです。
Galaxyスマホの「超急速充電（25W）」と「超急速充電 2.0（45W）」の中身はこのPPS充電。PPS充電に対応するスマホをお持ちの方は、この恩恵を受けられます。
「ワンランク上」の質感とデザイン
「Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)」のパッケージは上のとおり。充電器本体と長さ1.5 mのAC電源ケーブル、取扱説明書が付属されています。
全体的なデザインとしては、大人な落ち着いた雰囲気という感じ。外装はプラスチックですが、メタリックな加工が施されており重厚感があります。
表面には細かい溝のようなテクスチャが施されています。この細かなテクスチャといい、プリントではなく彫り込まれたロゴといい、充電器らしからぬ高級感のある外観です。
正面は光沢のある質感となっていて、向かって左側に2つのUSB-Aポート、右側に4つのUSB-Cポートの合計6ポートが搭載されています。
背面にAC電源ケーブルの差し込み口があります。
底面に製品の仕様が表示されており、四隅に滑り止め用のゴム足があります。
「Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)」は、Ankerが「Anker史上最高峰充電器シリーズ」とうたう「Anker Primeシリーズ」にラインアップされる製品のひとつ。
Anker Primeシリーズの充電器はどれもそうなのですが、一目で分かる「ワンランク上」の質感とデザインが魅力です。所有欲を満たしてくれますし、長く愛着をもって使い続けられます。
合計200W出力で頼りになる高い充電性能
「Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)」の充電性能の高さは、数ある充電器のなかでもトップクラス。
合計6ポートを搭載し、単ポートで100W出力、合計で200Wの出力に対応と非常にパワフルです。これほどの充電性能を誇る充電器はそう多くありませn。
100W出力でノートPCで充電可能
100WあればノートPCの充電も可能です。
16インチMacBook Proには、100Wを超える出力が可能な140W充電器が付属されています。
ただ一定のバッテリー残量になると低速のトリクル充電に切り替わるため、フル充電までの速度には、実は140W充電時も100W充電時もそう大きな差はありません。100Wあれば十分高速に充電可能です。
上はASUSのゲーミングノートPCを充電しています。
さすがにゲームをプレイしながらとなると電力が足りずバッテリー残量は増えていきませんが、普段使いのなかでの充電なら100Wあれば十分です。
「Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)」ほどの充電性能があれば、USB-Cポートで充電できるデバイスならほぼすべてのデバイスを充電できるはずです。
合計200W出力であらゆるデバイスを同時に充電
単ポートで100W出力が可能な充電器は珍しくありませんが、6ポート搭載で合計200W出力に対応するものはなかなかありません。
上では16インチMacBook Pro、13インチMacBook Air、13インチiPad Proの3台を同時に充電しています。このとき、それぞれ100W、70W、30Wで出力され、十分な電力が供給されています。
こんなことができるのは合計200W出力に対応する「Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)」だからこそ。
4つのUSB-Cポートを同時に使用したとき、どのように電力が振り分けられるのかをまとめましたので参考にしてください。
USB-Aポートを含めるとその組み合わせ数が多くなるので、ここでは省かせていただきます。
| 使用ポート数 | USB-C1 | USB-C2 | USB-C3 | USB-C4 |
|---|---|---|---|---|
| 1ポート | 100W | ─ | ─ | ─ |
| ─ | 100W | ─ | ─ | |
| ─ | ─ | 100W | ─ | |
| ─ | ─ | ─ | 100W | |
| 2ポート | 100W | 100W | ─ | ─ |
| 100W | ─ | 100W | ─ | |
| 100W | ─ | ─ | 100W | |
| ─ | 100W | 100W | ─ | |
| ─ | 100W | ─ | 100W | |
| ─ | ─ | 100W | 100W | |
| 3ポート | 100W | 70W | 30W | ─ |
| 100W | 70W | ─ | 30W | |
| ─ | 100W | 70W | 30W | |
| 4ポート | 65W | 65W | 45W | 25W |
どこにでも置きやすいサイズ感と形状
「Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)」のサイズは約112 x 76 x 35 mmと、充電性能を考えるとコンパクトにまとめられています。
形状としては背の低い直方体、という感じですね。
このサイズならデスクにおいても邪魔にならないですし、背が低いのでモニタースタンドやデスクシェルフにも設置しやすい。置き場所には困らないでしょう。
あとUSBポートがすべて正面に並んでいることもポイントだと感じました。
Ankerの据え置き型の充電器では、USBポートの一部が側面に配置されていることが多いんですよね。これだと挿すときに覗き込まないとけいないですし、隣に物を置けないので不便だったりします。
「Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)」ならUSBポートがすべて正面にあるので使いやすいですし、コンパクトで形状的にもどこにでも置きやすく使い勝手は非常にいいですね！
レビューまとめ：これ1台でデスク周りの配線がすっきり
スマホやタブレット、ノートPC、キーボード、マウス、ワイヤレスイヤホンなど。充電が必要になるものは何かと多いですよね。
それらの充電をカバーするために、2つ3つの充電器を使われている方は多いかと思いますが、「Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)」なら、それらの充電器を1つにまとめられます。
1つにまとめられることでデスク周りがすっきりしますし、コンセントも1つで済むので配線もすっきり。まさにデスク周りに置くのにぴったりな充電器だと感じました。あとリビングに設置して家族共有の充電器として活用するのも良さそうですね。
ネックとなり得るのは価格くらいでしょうか。価格は12,990円(税込)と安くありません。
ただこれほどハイスペックな充電器となれば、充電器に高い充電性能を要求するデバイスを購入したとしても対応できます。買い換えが必要となることはそうないでしょう。この先も長く使えるはずです。
よくある質問
- Galaxyスマホの「超急速充電」に対応する？
-
対応します。
Galaxyスマホの「超急速充電」の中身は、USB PDの「PPS（Programmable Power Supply）」です。
公式ページにPPSの仕様は記載されていませんでしたが、USB充電チェッカーで確認してみると5-16V=5AのPPS充電に対応していました。
つまり、「Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)」は、Galaxyスマホの「超急速充電（25W）」「超急速充電 2.0（45W）」に対応します。
- 充電の瞬断は発生する？
-
「Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)」で充電の瞬断が発生するかどうかを確認したところ、私の環境では一時的に充電がストップすることはなく、瞬断は発生しませんでした。
手元にある2台のMacBook、2台のiPad、iPhone、AirPodsを使いさまざまな組み合わせで抜き挿ししてみましたが、瞬断を確認することはできず。
複数ポート搭載の充電器では、充電するデバイスを追加で接続したときなどに充電が瞬断されることがあります。
瞬断は瞬間的なもので、その後速やかに充電が再開されるため問題はありません。ただなかにはこの瞬断が気になる方もいるかと思います。
「Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)」であれば瞬断が発生しない（あるいは発生しにくい？）ので、瞬断が気になる方にもおすすめです。
- 60Wを超える充電ができないのはなぜ？
-
考えられる原因は以下の2点です。
- そのデバイスの仕様
- 使用しているケーブルが60Wまでの充電にしか対応していない
特に後者はよくあるパターン。いまいちど使用中のUSB-Cケーブルの仕様を確認してみてください。
お探しの方は「おすすめのUSB-Cケーブル」でご紹介していますので、あわせてチェックしていただければと思います。
