今回ご紹介するのは、合計最大160W出力に対応する超パワフルな充電器「UGREEN Nexode Pro 160W」です。
UGREEN Nexode Pro 160Wがおすすめなのは、「ノートPC向けの持ち運べる充電器」をお探しの方。
スマホやタブレットの充電がメインの方にとってはオーバースペックですが、ノートPCなどの大型デバイスを充電する方にとっては非常に頼もしい充電性能を備えます。
合計4ポートを搭載することもあって、充電性能としてはまさに「なんでもこい」のスペック。非常にパワフルな充電器です。
- 単ポート出力で140W、複数ポート出力で160Wに対応と超パワフル。
- 合計4ポート搭載で複数デバイスを同時に急速充電できる。
- 充電性能・搭載ポート数のわりにコンパクト。折りたたみ式電源プラグ搭載。
- メタリック風の質感で高級感がある。
- USB-Cケーブルが付属されていない。
- 同時に使用するUSBポートの組み合わせによっては出力が低下する。
- スマホ・タブレットの充電がメインだとオーバースペック。
- 高出力状態が続くとそれなりの発熱がある。
UGREEN Nexode Pro 160Wの仕様と外観
まずは詳しい仕様と外観からご紹介していきます。
仕様：1ポート140W・合計160Wの超ハイスペック
UGREEN Nexode Pro 160Wの詳しい仕様は以下のとおり。
| 製品名 | Nexode Pro 160W GaN 急速充電器 |
|---|---|
| 外観 |  |
| 搭載ポート | USB-C x 3 USB-A x 1 |
| 単ポート出力 | 最大140W |
| 複数ポート出力 | 最大160W |
| USB-C1出力 | 最大140W（5V=3A、9V=3A、12V=3A、15V=3A、20V=5A、28V=5A） PPS： |
| USB-C2出力 | 最大100W（5V=3A、9V=3A、12V=3A、15V=3A、20V=5A） PPS： |
| USB-C3出力 | 最大30W（5V=3A、9V=3A、12V=2.5A） PPS： |
| USB-A出力 | 最大22.5W（5V=3A、9V=2A、12V=1.5A、10V=2.25A） |
| 安全機能 | 温度検出、過熱、過充電、過電流防止、耐火性と難燃性に優れるPVC（ポリ塩化ビニル）素材 |
| サイズ | 約70 x 70 x 33 mm |
| 重量 | 約304 g |
| メーカー保証 | 24か月 |
| 価格(税込) | 15,480円 |
単ポート出力時は最大140Wに対応し、複数ポート出力時は合計最大160Wとなっています。
主にノートPCではUSB-Cポートで100W越えの充電が可能なものが増えてきました。もし対応するデバイスをお持ちであれば、UGREEN Nexode Pro 160Wが大活躍してくれるはずです。
100W越えの充電に対応するデバイスをお持ちでなくても、この高い充電性能は複数デバイスの同時充電に活かせます。
例えば3つのUSB-Cポートを同時に使用したとき、65W + 65W + 30Wで出力できます。MacBook Airなら3台同時に充電できてしまうパワー。複数ポート使用時の出力表は以下にまとめています。
複数ポート使用時の出力表をみる
| 使用ポート数 | USB-C1 | USB-C2 | USB-C3 | USB-A |
|---|---|---|---|---|
| 1ポート | 140W | ─ | ─ | ─ |
| ─ | 100W | ─ | ─ | |
| ─ | ─ | 30W | ─ | |
| ─ | ─ | ─ | 22.5W | |
| 2ポート | 100W | 60W | ─ | ─ |
| 100W | ─ | 30W | ─ | |
| 100W | ─ | ─ | 22.5W | |
| ─ | 100W | 30W | ─ | |
| ─ | 100W | ─ | 22.5W | |
| ─ | ─ | 5V/3A | ||
| 3ポート | 65W | 65W | 30W | ─ |
| 65W | 65W | ─ | 22.5W | |
| 100W | ─ | 5V/3A | ||
| ─ | 100W | 5V/3A | ||
| 4ポート | 65W | 65W | 5V/3A | |
外観：メタリックな質感が高級感あり
次は外観を写真中心にご紹介していきましょう。
USB-Cケーブルは付属されていませんのでご注意を。
持ち運べる160W・4ポート充電器
UGREEN Nexode Pro 160Wのサイズは「約70 x 70 x 33 mm」となっています。
単体で見るとデカいのは確かなのですが、160W・4ポート搭載充電器であることを考えるとコンパクトと言っていいでしょう。
16インチMacBook Proに付属されている「Apple 140W USB-C電源アダプタ」と並べてみました。さらにパワフル＆ポート数が多いにもかかわらず、比較してコンパクトなサイズ感となっています。
コンセントが連なる電源タップでの使用でも、隣に挿す充電器やアダプタのサイズ・形状によっては干渉の可能性はあるものの、ほとんどの場合は干渉なく使えるかと思います。
そこそこのサイズがあり重量は約304 gとずっしり。ですが160W・4ポート充電器をこのサイズ感と重量で持ち運べるわけですから、持ち運びにこそ向いている充電器だと感じました。
1ポート最大140WでノートPCもカバーできる充電性能
UGREEN Nexode Pro 160Wは合計4ポートを搭載、そのうち一番上のUSB-C1ポートは最大140Wの出力に対応します。
16インチMacBook Proを充電してみると、100Wを大きく超えるワット数で充電できていました。
WindowsノートPCでも100W越えの充電に対応するものが多数あります。もし対応するノートPCをお持ちであればUGREEN Nexode Pro 160Wがぴったりです。
なお100W越えで充電するには、それに対応するUSB-Cケーブルが必要です。お探しの方は、「Anker Prime 高耐久ナイロン USB-C & USB-C ケーブル 240W」をチェックしてみてください。
最大240Wまでの充電に対応と高性能。編み込み式で頑丈かつ絡みにくくイチオシです。詳しくは「おすすめのUSB-Cケーブル」でご紹介しています。
合計4ポートであらゆるデバイスを同時に急速充電
UGREEN Nexode Pro 160Wは合計4ポートを搭載、さらにパワフルな充電性能を備えるため、あらゆるデバイスを同時に急速充電できます。
以下では13インチMacBook Air + 13インチMacBook Pro + 11インチiPad Airの3台を同時に充電しています。
このとき65W + 65W + 30Wで出力されており、3台ともフルスピードで充電できている状態。ノートPCに加えてタブレット、スマホの充電であれば、さまざまな組み合わせで急速充電可能です。
ひとつ注意したいのは、使用するUSBポートの組み合わせによって出力が変化すること。
4ポートを搭載するためそのパターンはいくつもありますが、「USB-Cポートは上のポートから優先的に使用する」と覚えておけばOKです。
【再掲】複数ポート使用時の出力表をみる
| 使用ポート数 | USB-C1 | USB-C2 | USB-C3 | USB-A |
|---|---|---|---|---|
| 1ポート | 140W | ─ | ─ | ─ |
| ─ | 100W | ─ | ─ | |
| ─ | ─ | 30W | ─ | |
| ─ | ─ | ─ | 22.5W | |
| 2ポート | 100W | 60W | ─ | ─ |
| 100W | ─ | 30W | ─ | |
| 100W | ─ | ─ | 22.5W | |
| ─ | 100W | 30W | ─ | |
| ─ | 100W | ─ | 22.5W | |
| ─ | ─ | 5V/3A | ||
| 3ポート | 65W | 65W | 30W | ─ |
| 65W | 65W | ─ | 22.5W | |
| 100W | ─ | 5V/3A | ||
| ─ | 100W | 5V/3A | ||
| 4ポート | 65W | 65W | 5V/3A | |
実際に使ってみて気になったところは？
超パワフルな充電性能に充実のUSB-Cポートと、特にノートPCを充電したい方や複数デバイスを同時に充電したい方におすすめしたUGREEN Nexode Pro 160W。
非常に優秀な充電器ですが、あえて気になるところを挙げると以下の3つでしょうか。
- ノートPCを充電しない方にとってはオーバースペック。そういった方にとってはただ「デカくて重い充電器」になってしまう。
- 高出力の充電時にはそれなりに発熱する。
- 使用するUSBポートの組み合わせによっては出力が下がってしまう。
上でも書いたように、スマホやタブレットの充電がメインであれば、UGREEN Nexode Pro 160Wは完全にオーバースペックです。スマホとタブレットの組み合わせであれば、「UGREEN Nexode X 65W」など65Wクラスの充電器で必要十分でしょう。
また充電時の発熱についてですが、高出力で充電している状態が続くと、表面温度はそれなりに上がってきます。発熱は内部の部品を傷める原因にもなります。あまりないケースかと思いますが、2、3時間以上にわたって断続的に充電するといった使い方には向きません。
ただ、私としては発熱はさほど気にしなくてもいいと思っています。
なぜなら充電速度が速いぶん充電が終わるのも速いから。例えば16インチMacBook Airを140Wで充電した場合、30分ほど充電すればバッテリーを0％から50%まで充電可能。バッテリー残量が80%を超えたあたりから充電ワット数が低くなってくるため、それにともない発熱も収まります。
レビューまとめ：高い充電性能を持ち運べる貴重な充電器
とういことで今回は「UGREEN Nexode Pro 160W」をレビューさせていただきました。
単ポート出力時は最大140W、複数ポート出力使用時は合計最大160Wと非常にパワフルな充電器です。それなりにサイズ・重量は大きくなるものの、その充電性能と搭載ポート数を考えればコンパクトです。
ここまでの充電性能を備える充電器はそう多くありません。高い充電性能と携帯性を求める方は、ぜひ「UGREEN Nexode Pro 160W」をチェックしてみてください！
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