Apple Watchのセルラーモデルでかかる月額料金は?契約方法についても解説

Apple Watchのセルラーモデルでかかる月額料金は?契約方法についても解説

本記事では、Apple Watchのセルラーモデル(GPS + Cellularモデル)向けに提供されている各キャリアの月額料金、契約方法について解説します。

  • iPhoneが近くにない状態でもApple Watch単体で電話通話・モバイル通信したい。
  • 各通信会社が提供するApple Watch向けサービスの月額料金、契約方法を知りたい。
  • Apple WatchのGPSモデルではなくセルラーモデル(GPS + Cellularモデル)を選ぶメリットがあるのかを知りたい。

このような方に参考にしていただける内容となっています。

私自身、Apple Watchのセルラーモデルで電話通話・モバイル通信できるようにしてありますが、セルラーモデルを選んでよかったと感じる場面が多々あります。

詳しく知りたい方は、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います!

目次

Apple Watchのセルラーモデル向けサービスの月額料金

Apple Watchのセルラーモデル向けのサービスは、以下の5つ通信ブランドが提供しています。

各キャリア提供のApple Watch向けサービス
キャリアオプションサービス月額(税込)登録手数料
ドコモワンナンバーサービス550円1回につき550円
auナンバーシェア385円
ソフトバンクApple Watchモバイル通信サービス385円
楽天モバイル電話番号シェアサービス550円
ahamoワンナンバーサービス550円1回につき550円

上記サービスのいずれも主回線の「オプションサービス」という位置付けになります。

Apple WatchとペアリングしているiPhoneをドコモ回線で使用している場合、利用できるのはドコモの「ワンナンバーサービス」となります。

iPhoneがau回線なら「ナンバーシェア」、ソフトバンクなら「Apple Watchモバイル通信サービス」となりますね。

なお、Apple Watchのセルラーモデルを買ったからといって、上記サービスに必ず加入しなけらばならないわけではありません。

その場合、Apple Watch単体での電話通話・モバイル通信はできませんが、GPSモデルと同じように使用できます。

Apple Watchセルラーモデルの月額料金・契約についてのよくある質問

Apple Watchセルラーモデルの月額料金・契約についてのよくある質問

Apple Watchの購入を検討されている方だけでなく、すでに愛用されている方でも「セルラーモデルっていまいちよく分からないんだよな」という方は多いのではと思います。

そこで、Apple Watchセルラーモデルについて疑問になりそうなところをFAQ形式でまとめました。

Apple Watch単体で電話通話・モバイル通信するには?

iPhoneが近くにない状態(ペアリングされていない状態)でもApple Watch単体で電話通話・モバイル通信するには、以下の条件を満たす必要があります。

  1. Apple Watchのセルラーモデル(GPS + Cellularモデル)があること。
  2. ペアリングしているiPhoneの回線がドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル、ahamoいずれかであること。
  3. 上記の各通信ブランドが提供するApple Watch向けオプションサービスの契約。

各通信ブランドが提供するApple Watch向けサービスの契約方法については記事後半でご紹介しています。

Apple WatchセルラーモデルとGPSモデルの違いは?

違いは「Apple Watch単体で電話通話・モバイル通信できるかどうか」のみです。

iPhoneと離れることがなければGPSモデルでOKですが、Apple Watchモデルやケース素材の種類によってはセルラーモデルしか選べないこともあります。

違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事でご紹介していますので参考にしてみてください。

Apple Watchのセルラーモデル自体に月額料金はかかる?

かかりません。

各キャリアで用意されているApple Watch向けサービスを利用するかどうかは任意ですので、契約しなければ一切の費用は発生しません。

Apple Watchセルラーモデル=月額料金がかかると勘違いされている方もいますが、セルラーモデル自体に月額料金がかかるわけではありません。

Apple Watchセルラーモデル向けサービスの月額料金は?

各通信ブランドが提供するApple Watch向けオプションサービスの月額料金は以下のとおりです。

  • ドコモ「ワンナンバーサービス」:月額550円(税込)
  • au「ナンバーシェア」:月額385円(税込)
  • ソフトバンク「Apple Watchモバイル通信サービス」:月額385円(税込)
  • 楽天モバイル「電話番号シェアサービス」:月額550円(税込)
  • ahamo「ワンナンバーサービス」:月額550円(税込)

上記オプションサービスは自由に選べるわけではなく、主回線に縛られます。

例えばiPhoneをソフトバンクでお使いの方なら、選べるのは「Apple Watchモバイル通信サービス」のみとなります。

Apple Watchセルラーモデル向けサービスの通信料はどうなる?

Apple Watchセルラーモデル単体で電話通話・モバイル通信したときの通話料・通信料は、iPhoneの通話料・通信料と共有されることになります。

各通信ブランドが提供するApple Watch向けサービスは「オプションサービス」という位置付けです。通話料・通信料はiPhoneで契約中のプランによりますので確認しておきましょう。

格安SIM(MVNO)の組み合わせでサービスを利用できる?

Apple Watchセルラーモデル向けサービスは、格安SIMとの組み合わせでは利用できません。

auの「ウォッチナンバー」や楽天モバイルの「Apple Watchファミリー共有」を利用することで、iPhoneを格安SIMで使いながらApple Watch単体でも電話通話・モバイル通信が可能となります。

しかし、この方法ではiPhoneと異なる電話番号が振り分けられることになり実用的ではありません。

Apple Watchセルラーモデルの「ファミリー共有設定」については記事後半でご紹介しています。

Apple Watchのセルラー契約で何ができるようになる?

Apple Watch単体で電話通話・ネット通信できるなることで、iPhoneに縛られずに身軽に出掛けることができます。

  • 毎日の散歩、近所のコンビニへの買い物
  • ジョギングやトレーニングなどのフィットネス
  • プールやサーフィン、ゴルフなどのスポーツ
  • キャンプや登山などのアウトドア

iPhoneが近くになくても電話の発信・受信が可能ですし、LINEメッセージの送受信も可能になります。「iPhoneから離れられる」ということは私自身も感じているメリットです。

セルラーモデルを選ぶことで、Apple Watchでできることの幅が広がります。また、将来的にしたいことが増えてもセルラーモデルならカバーできます。

「メリットありそう」とちょっとでも思ったのならセルラーモデルを選ぶことをおすすめします!

Apple Watchのセルラーモデル向けサービスの契約方法

各通信ブランドが提供するApple Watchセルラーモデル向けサービスは、iPhoneの「Watch」アプリからかんたんに申し込み・契約できます。

実際に利用するまでの流れを順を追ってご紹介します。どの通信会社での契約も流れは同じです。

申し込み・契約はショップでも可能ですが、オンラインなら数分程度で契約は完了、すぐに使い始められます。

STEP
iPhoneの「Watch」アプリを開く。
iPhoneの「Watch」アプリを開く
STEP
「モバイル通信」>「モバイル通信を設定」をタップ。
「モバイル通信」>「モバイル通信を設定」をタップ
STEP
さらに「モバイル通信を設定」をタップ。
さらに「モバイル通信を設定」をタップ。
STEP
表示された各通信会社の案内に従い進める。

ここからは通信会社によって表示される画面が異なります。ドコモの場合はdアカウントでログインし、契約内容を確認すれば手続き完了となります。

以下はドコモの場合です。dアカウントでログインし、注意事項を読み申し込み。契約するのに1分もかかりません。

表示された各通信会社の案内に従い進める。
ドコモの場合
STEP
1分程度でApple Watchのモバイル通信が有効となる。
1分程度でApple Watchのモバイル通信が有効となる。

これで完了、Apple Watchのモバイル通信が有効となり、iPhoneとのペアリングが切れた状態でも電話通話・ネット通信できます。

Apple Watchセルラーモデルの「ファミリー共有設定」について

Apple Watchには、iPhoneを持っていない家族でもApple Watchを活用できる「ファミリー共有設定」という機能があります。

家族の Apple Watch を設定する(Apple)

「ファミリー共有設定」は子供やシニア向けに見守り的な用途が想定されたサービスですが、これを利用すればApple Watch単体で電話通話・モバイル通信できるようになります。

このファミリー共有設定向けに用意されているサービスが、auの「ウォッチサービス」と楽天モバイルの「Apple Watchファミリー共有」です。

ウォッチナンバー
(au)
Apple Watchファミリー共有
(楽天モバイル)
月額385円1,078円
データ通信容量250MB/月250MB/月
国内通話料20円/30秒20円/30秒
国内SMS3.3円/通3円/通
親回線なしでの単独利用

auのウォッチナンバーについては主回線に縛られません。iPhoneを格安SIMでもっていても申し込み・利用できます。

ウォッチナンバーやApple Watchファミリー共有ではApple Watchに新しい電話番号が付与されます。単独のApple Watchとして動作するため、通知などiPhoneとの連携はできません。

ウォッチナンバーの仕組み
ウォッチナンバー・Apple Watchファミリー共有のイメージ

子供など家族に持たせるには便利な機能・サービスですが、本来のApple Watchの便利さは半減してしまうので注意です。

ウォッチナンバー・Apple Watchファミリー共有のデメリット
  • 異なる電話番号が付与されるため、iPhoneと連携できない。通知も連動しない。
  • 一部の機能やアプリが使用できない。
    • 服薬、呼吸数、不規則な心拍の通知、心電図、心房細動履歴、周期記録、睡眠、手首皮膚温、血中酸素ウェルネス、オーディオブック、Remote、News、ホーム、ショートカット
  • 月額料金のほかに通話料が別途発生する(iPhoneのプランとは共有できない)。
  • データ容量は250MB込みだが、それを超えると津心速度が128kbpsに制限される。

現実的に考えると、格安SIM ✕ ウォッチナンバーの組み合わせはおすすめできません。

ただ「iPhoneと連携できなくてもApple Watch単体で電話通話・モバイル通信できればいい」という方にとってはメリットが出てきますので、デメリットを踏まえて検討してみてください。

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この記事の著者

Apple製品まわりのガジェットを中心にレビューしているガジェット専門家。元家電量販店員で元スマホ販売員。レビュー記事では「で、実際のところはどうなの?」と言うことを大事にしています。
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