MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

MacBookを安くお得に買う方法として「Apple認定整備済製品」があります。

新品レベルの品質をもつMacBookを安く購入できることから非常に人気があり、モデルによっては掲載されてからまもなく売り切れてしまうことも。

本記事では、そんなMacBookの整備品についてデメリットとメリット、さらにはよくある質問についてもまとめています。

正規名称は「Apple認定整備済製品」ですが、本記事では同じ意味で「整備品」と書いています。

MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

MacBookを安く買うなら整備品はチェック必須です!

目次

MacBookの整備品(Apple認定整備済製品)とは?

MacBookの整備品とは、「Apple認定の整備プロセスを経て品質が保証された製品」のことです。

Apple認定の整備プロセスを経て品質が保証された製品

Apple認定整備済製品とは(Apple公式)
出典:apple.com/jp

MacBookの整備品は、返品などの理由で返ってきた製品をApple自身が整備し販売しているものです。

完全な新品ではありませんが、そのかわりに新品よりも割安な価格で販売されており、価格的なメリットがあります。

その品質はAppleによって担保されており、新品と同じ1年間の保証(ハードウェア製品限定保証)がつきます。必要であれば有料保証であるAppleCare+への加入も可能です。

MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

MacBookの整備品は、扱いとしては新品と同じです。

整備品を買えるのはApple公式サイトからのみ

MacBook整備品を購入できるのは、Apple公式サイト内にある「Apple認定整備済製品ページ」からのみ。実店舗のAppleストアからは購入できません。

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Appleの整備品は送料無料で最短翌日に届けてくれます。

Apple以外の整備品と混同しないよう注意

Amazonや中古ショップ、修理店などでは、「整備品」とうたいMacBookを販売している場合があります。

本記事でご紹介しているAppleの整備品は、これらと別ものですのでご注意ください。

例えばAmazonの「Amazon Renewed」では、Amazon認定業者によって整備されたものが販売されています。これはAppleの整備品ではないため、当然、Appleの保証はつきません。

MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

Apple以外の整備品はおすすめしません。整備にApple純正パーツが使われていない可能性が大ですし、バッテリーの劣化も気になります。

MacBook整備品のデメリット

MacBookの整備品には以下のデメリットがあります。

ひとつずつ詳しく解説していきます。

デメリット1. 購入できるのは型落ち・旧モデルが中心

MacBookの整備品で購入できるのは、型落ち・旧モデルが中心です。現行モデルの購入を検討している方にとってはそれがデメリットとなります。

現行モデルが整備品に並ぶこともありますが、それは発売されてからある程度の時間が経ってから。次期モデルが発売されるまで整備品に出てこないこともあります。

ただ記事執筆時点では、現行モデルの「M2 MacBook Air 13インチ」と「M2 MacBook Air 15インチ」が整備品として販売されています。

MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

いまMacBook Airを狙っている方にとってはお得感があります!

MacBook ProについてはM2 Pro/M2 Maxモデルが中心ですね。2023年11月に発売されたばかりのM3/M3 Pro/M3 Maxモデルが整備品に登場するのはまだ先かと思われます。

デメリット2. 中古と比較すると価格が高め

価格的なメリットがあるMacBookの整備品ですが、中古MacBookの価格と比べると価格が高め。

「とにかく安さを重視したい」という方には、整備品は向きません。安さ重視なら中古MacBook一択でしょう。

中古価格はタイミングによって異なります。そのためあくまでも参考となりますが、整備品と中古でどれほどの価格差があるのかをチェックしてみます。

人気モデルの「M2 MacBook Air 13インチ(新品価格は164,800円から)」の価格で比較してみます。

M2 MacBook Air 13インチ(Apple認定整備済製品)
整備品のM2 MacBook Air 13インチは139,800円

▲ 整備品でM2 MacBook Air 13インチをチェックしてみると、「139,800円」でした。新品価格が164,800円であることを考えるとお買い得感があります。

M2 MacBook Air 13インチ(中古品)
中古(イオシス)では114,800円から

▲ 大手中古ショップ「イオシス」でM2 MacBook Air 13インチの価格をみると、記事執筆時点の最安値では「114,800円」となっていました。

新品と整備品、中古品はそれぞれ状態が異なります。価格だけで比較するのはフェアではありませんが、「MacBookをとにかく安く買いたい」という方にとっては、整備品は割高に感じてしまうかもしれません。

MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

「価格の安さ」を重視したい方は、整備品だけでなく中古もチェックしてみましょう。

デメリット3. 欲しいモデルを買えるとは限らない

選べるほどの在庫があるかどうかはタイミング次第。在庫がない状態が続くことは珍しくないですし、欲しい構成、カラーがあるとは限りません。

中古のように常に潤沢な在庫があるわけではなく、欲しいモデルを買えるとは限らないことは、間違いなく整備品のデメリットと言えるでしょう。

MacBookは同じモデルでも、ストレージ容量やメモリ(RAM)、CPUコア数、GPUコア数、カラーといった構成・仕様に違いがあります。

MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

構成に細かい希望がある場合、目当てのモデルを見つけるのは難しいかもしれません。

デメリット4. 現物を確認できない

MacBookの整備品を購入できるのはApple認定整備済製品ページからのみ。オンラインで購入する方法に限られます。現物を確認してから購入を決める、ということはできません。

製品ページには個別の写真が用意されているわけではなく、どのような品物なのかは届いてみないと分かりません。

MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

新品レベルの品質が担保されている整備品といっても、現物を確認できないことがネックに感じる方もいるはず。

ただ、Appleの整備品は、製品受取から14日以内であれば開封して使用していたとしても無料で返品可能です。

いざ購入後に現物を確認してみて、気に入らなければ返品することができるので致命的なデメリットとはなりませんが、少なくとも返品する手間と時間が無駄になってしまいます。

デメリット5. 化粧箱は整備品専用のものとなる

MacBook整備品を購入すると、整備品専用の化粧箱に梱包された状態で届きます。

整備品の専用の化粧箱
専用の化粧箱で届く(写真はiPhone整備品)

これ自体はデメリットではないのですが、将来的にMacBookを下取りに出すとき、新品の化粧箱でないことが査定額に影響する可能性があります。

下取りに出す予定がない方は気にしなくてOKですが、将来的に下取りに出したいと考えている方にとってはデメリットとなるでしょう。

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ちなみにApple Trade In(Appleの下取りサービス)で下取りに出す場合は、化粧箱は不要で下取り価格に影響することはありません。

MacBook整備品のメリット【選ばれる理由】

続いてはMacBook整備品のメリットについて解説していきましょう。

多くの人に選ばれているのには理由があります。

メリット1. 新品レベルの品質のMacBookを安く買える

MacBook整備品のメリットのひとつは「新品レベルの品質を持つMacBookを安く買えること」です。

完全な新品ではないものの、それに匹敵する品質を持ちます。「ほぼ新品」と言って差し支えないでしょう。

そんなほぼ新品のMacBookを最大15%割引きで購入できます。

11月26日更新:新品 VS 整備品
MacBookモデル新品価格整備品価格割引額
割引率
M1 MacBook Air
13インチ
134,800円
M2 MacBook Air
13インチ
164,800円139,800円▲ 25,000円
約15%割引き
M2 MacBook Air
15インチ
198,800円168,800円▲ 30,000円
約15%割引き
M3 MacBook Pro
14インチ
248,800円
M3 Pro MacBook Pro
16インチ
398,800円

タイミングによってほぼ在庫がない……なんてこともありますが、やはりこの安さは魅力です。

MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

安さを重視したい方には中古がおすすめですが、安さも品質もという方には整備品がベストです。

メリット2. 新品と同じ保証がつく

MacBook整備品には新品と同じ1年間の「ハードウェア製品限定保証」が付きます。

これは初期不良や自然故障などに対する保証。すべてのApple製品に付帯されている保証です。加えて90日間の無償のテクニカルサポートも利用できます。

過失による破損や故障に備えたい方は、有料保証「AppleCare+」への加入も可能です。

MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

有料保証について詳しく知りたい方は「MacBookのAppleCare+について」をご覧ください。

新品レベルの品質に加えて、新品と同じAppleによる保証。Apple以外の整備品にはAppleの保証は付きません。MacBookを買うにあたって大きなポイントとなるでしょう。

メリット3. 14日以内なら使用後でも無料で返品可能

MacBook整備品は、新品と同じく14日以内なら例え開封し使用した後でも無料で返品できます。

「やっぱり違うカラーにしよう」とか、「やっぱり違う構成のモデルにしよう」といった購入者都合でも返品が可能です。

MacBook整備品は、本体に小さなかすり傷がついていたり、バッテリーがわずかに劣化していたりすることもまれにあります。

仮に状態に満足できなければ、返品してしまえばいいんです。最悪返品できるということは、実際に返品しなくても購入時の大きな安心要素となるはずです。

MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

返品するという手間はかかるものの、一切の金銭的な負担なく返品できます。

メリット4. リセールバリューを維持しやすい

MacBookを含むApple製品は、キレイな状態で使えば高く下取りしてくれます。

買い替え時には古いMacBookを下取りに出したいと考えている方は多いかと思いますが、整備品ならリセールバリューを維持しやすいメリットがあります。

もちろん傷やバッテリーの劣化具合などによって下取り価格は変わってきますが、ほぼ新品の整備品ならキレイに使えば新品とほぼ変わらない価格で下取りしてくれるはず。

整備品の場合は化粧箱が新品と同じではないものの、大きく下取り価格に影響することはないでしょう。

MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

新品を買っても開封した瞬間に中古品になってしまいます。定期的に買い替えたい方ほど整備品がお得です。

MacBook整備品のデメリット・メリットまとめ

本記事では、MacBookのデメリットとメリットについてご紹介させていただきました。

メリット
  • 新品レベルの品質のMacBookを安く買える。
  • 新品と同じ保証がつく。
  • 14日以内なら使用後でも無料で返品可能。
  • リセールバリューを維持しやすい。
デメリット
  • 購入できるのは型落ち(旧モデル)が中心。
  • 中古と比較すると価格が高め。
  • 欲しいモデルを買えるとは限らない。
  • 現物を確認できない。
  • 化粧箱は整備品専用のものとなる。

整備品にもデメリットがあるのは確かですが、それを上回る大きなメリットがあります。新品レベルの品質にAppleの保証付き、最大15%安い価格など、人気があるのも納得のメリットです。

ただどんなパターンにおいても整備品が正解だとは言えず、現行の最新モデルを買うなら新品のほかに選択肢がない場合もありますし、価格を重視したい方は中古のほうが安く買えます。

MacBook整備品がおすすめなのは、「新品レベルの品質と割安価格、そしてAppleの保証に魅力を感じる方」と考えています。

MacBookを買うなら、整備品はぜひ選択肢に加えてほしいお得な購入方法です!

MacBookを買うならチェック必須!

価格重視なら中古がベスト!

よくある質問

MacBook整備品をさらに安く買う方法はありますか?

MacBook整備品は新品の最大15%割引きの価格で購入できますが、Appleギフトカードをうまく使うことでさらにお得に購入する方法があります。

それは、楽天市場の「Apple Gift Card認定店」を活用する方法です。

整備品の購入にはAppleギフトカードを利用できます(1度に最大8枚まで)。Apple Gift Card認定店でAppleギフトカードを購入し、それを整備品の購入に充てることで楽天ポイントを獲得できるメリットがあります。

この方法なら楽天ポイントを貯めている方に大きなメリットがありますし、すでに持っている楽天ポイントをMacBook整備品の購入に充てることが可能です。

MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

Apple Gift Card認定店でAppleギフトカードを購入すると、物理的なカードでなく、メールで送られてくる16桁のコードを整備品購入時に入力することで利用できます。

Apple Gift Card認定店でのAppleギフトカード購入は、初回購入時から最大1万円までしか購入できない注意点があります。定期的に開催されるお買い物マラソンなどポイントアップが期待できるタイミングで、複数回に分けて事前購入しておくといいでしょう。

学割と整備品、どちらのほうが安いですか?

学生・教職員の方は、「Apple学生・教職員向けストア」でMacBookを購入することで安く買えます。

学割と整備品の価格を比較してみると、整備品のほうが安いことが分かります。

ただ学割ではすべての現行モデルが対象です。一方で整備品は在庫は旧モデルが中心でタイミングによっては現行モデルを買えない場合もあります。

それぞれにメリット・デメリットがありますが、もしあなたが学割対象者なので現行モデルの購入を検討しているのであれば、学割での購入をおすすめします。

あなたが学割対象者でも、現行モデルではなく価格の下がった旧モデルを狙っているのなら整備品、もしくは中古がいいでしょう。

MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

学割と整備品には大きな価格差があるわけではありません。欲しいMacBookが学割でも整備品でも買えるなら、私は学割を選びます。

MacBook整備品のバッテリーが劣化している可能性はありますか?

可能性はあります。まれに「バッテリー最大容量」が100%ではないMacBookが整備品として販売されていることがあります。

バッテリー最大容量とは、バッテリーに最大蓄えられる電力容量のこと。新品では100%となっており、放電と充電を繰り返していくとバッテリー最大容量のパーセンテージが低下していきます。

整備品の場合、バッテリーの劣化が大きく進んでいることはないはずです。ほとんどはバッテリー最大容量が100%の状態で届くでしょう。

ただ確実に100%で届くわけではないので、整備品を購入したときにはMacBookの「システム設定」>「バッテリー」、>バッテリー状態の「インフォメーションマーク」>最大容量から確認しておきましょう。

M2 MacBook Air 13インチのバッテリー最大容量
MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

いざ届いてバッテリーの状態に満足できない場合、製品到着から14日以内なら無料で返品できるので安心です。

MacBook整備品に傷がついていることはありますか?

可能性はあります。がっつり傷が入っていることはありませんが、なかには小さなかすり傷が付いていることもあるようです。

整備品は現物を確認することはできないため、傷があるかどうかは届いてみないと分かりません。

バッテリーと同様に完全な状態で届くことがほとんどですが、傷がある可能性があることは知っておきたいポイントです。

MacBook整備品のデメリットとは?メリットとあわせて徹底解説!

MacBookを購入したときは、「バッテリーの最大容量」と「本体への傷」を確認しておきましょう。

MacBook整備品を分割で購入することはできますか?

Appleショッピングローン(オリコ)を利用すれば、MacBook整備品を分割で購入できます。

6回〜24回までの分割払いにおいて分割金利0%が適用されます。分割払いでの購入を検討されている方はチェックしてみましょう。

Appleショッピングローン(オリコ)
支払い方法選択画面で「Orico」を選択

利用には審査があります。詳しくは「Appleショッピングローン(オリコ)」をご確認ください。

またお手持ちのクレジットカードで分割払い・リボ払いを選択する方法があります。その場合はクレジットカード会社側で金利手数料が発生することがあるで利用時には注意してください。

なお「ペイディあと払いプランApple専用」は整備品の購入には利用できません。ぜひ対応してほしい!

整備品の購入時にどのような支払い方法を選択できますか?

整備品の購入時には、以下の支払い方法を選択できます。

  • クレジットカード、デビットカード
  • Apple Pay
  • Appleショッピングローン(オリコ)
  • コンビニ払い
  • 代金引換
    • 代金引換手数料は550円(税込)
  • Appleギフトカード(一度に最大8枚まで)

Apple整備品ではMacのほかにどの製品が買えますか?

製品ではMacのほかにiPhone、iPad、Apple Watch、HomePod、Apple TV、アクセサリを購入できます。

いずれの整備品も新品レベルの品質と新品と同じ保証が含まれます。Apple製品を安く買うなら整備品はチェック必須です。

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この記事の著者

おりすさるさんのアバター おりすさるさん ガジェットブロガー

Apple製品まわりのガジェットを中心にレビュー記事を書いているガジェットブロガー。レビュー記事では「で、実際のところはどうなの?」と言うことを大事にしています。

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