本記事ではiPadを愛用中のあなたに向けて、
- iPadを急速充電する方法と充電器の選び方
- iPad向けおすすめの充電器
この2点について解説します。
iPadにはApple純正充電器の「Apple 20W USB-C電源アダプタ」が付属されていますが、その他のサードパーティ製充電器を使用することもできます。
付属充電器より高速に充電できるものや複数ポートを搭載しiPad + αを同時充電できるもの、コンセントから距離があっても使いやすいもの、車載のシガーソケットで充電できるものなど、たくさんの便利な充電器が販売されています。
ここではそのなかでも特にiPadとの相性がいい充電器をピックアップ、厳選してご紹介します。iPad用に充電器をお探しの方に参考にしていただける内容となっていますので、ぜひチェックしてみてください!
iPadの急速充電する方法と充電器の選び方
大きいバッテリーを内蔵するiPadの場合、特に「急速充電が可能な充電器か」がポイントになってきます。急速充電に対応しない充電器を選んでしまうと、なかなかバッテリー残量が増えてくれません。
まずは「iPadを急速充電する方法」と「充電器の選び方」からご紹介していきましょう。ちょっとマニアックな話も交じっていますが、iPadユーザーなら知っておいて損はない内容ばかりです。
急速充電(USB PD)に対応する充電器を選ぶ
ここ数年以内に発売されたiPadなら、ほとんどが急速充電規格「USB Power Delivery(USB PD)」に対応しています。
- iPad(第8世代以降)
- iPad mini(第5世代以降)
- iPad Air(第3世代以降)
- 11インチiPad Air(M2)
- 13インチiPad Air(M2)
- 10.5インチiPad Pro
- 11インチiPad Pro(第1世代以降)
- 11インチiPad Pro(M4)
- 12.9インチiPad Pro(第2世代以降)
- 13インチiPad Pro(M4)
USB PDによる急速充電では「USB-C」を使います。
「USB-A」での充電速度は遅く、特に大きいバッテリーを内蔵するiPadの充電には向いていません。
例えば過去にiPhoneに付属されていたUSB-Aポート搭載の「Apple 5W USB電源アダプタ」だと、iPadをフル充電するのに何時間もかかってしまいます。
急速充電(USB PD)に対応する充電器を選ぶ。これがひとつめのポイントです。
iPadの急速充電に必要なワット数
USB PDに対応する充電器でも、その充電器が「何ワットの出力に対応するか」で充電速度が変わってきます。
iPadの場合は、「20W以上の充電器」を選ぶようにしてください。
iPadに付属されている充電器「Apple 20W USB-C電源アダプタ」は、製品名に「20W」とあるように20Wの出力が可能です。
つまり、20W以上の充電器を用意すれば、付属充電器と同等以上の速度でiPadを充電できることになります。
充電速度にこだわりたい方は「30W以上の充電器」を用意してください。20Wよりもさらに高速な充電が可能です。
以下は20W・30W充電時における充電速度の比較です。
充電器 | 充電開始時 | 30分経過 | 60分経過 | 増加したバッテリー残量 |
---|---|---|---|---|
Apple 20W USB-C電源アダプタ | 6% | 32% | 58% | 52%アップ |
UGREEN Nexode Mini 30W | 6% | 40% | 70% | 64%アップ |
※iPad(第10世代)を使用しバッテリー残量の推移を計測。 |
なお13インチ/12.9インチiPad Proは、30Wを超える充電に対応します。
13インチiPad Proに100W充電器を接続すると、「15V/3A」の45Wでネゴシエーションされ、実測約35Wで充電されていました。
13インチ/12.9インチiPad Proをフルスピードで充電したい場合は、「45W以上の充電器」を選ぶといいでしょう。
ただ45W充電器を使用した場合でも、実勢では30W前後の充電となります。基本的には「30W以上の充電器」で十分高速に充電可能です。
同時充電するなら複数ポート搭載&パワフルな充電器
iPadと一緒にスマホやノートPCなどを同時充電したい場合は、複数ポートを搭載し、かつ充電性能の高いパワフルな充電器を選びましょう。
記事内でもおすすめとして紹介している「UGREEN Nexode X 65W」は、合計3ポートを搭載し最大65W出力が可能な充電器。USB-Cポートに加えUSB-Aポートも搭載するので小型デバイスの充電も便利です。
UGREEN Nexode X 65Wでは、2ポート使用時は45W + 20Wで充電されます。iPadとスマホを同時充電するには十分な充電性能。
複数ポート搭載の充電器を選ぶときは、「1ポートあたり最大何ワットで出力できるか」を確認しておきましょう。
「壁挿しタイプ」と「据え置きタイプ」の使い分けが便利
ここでいう「壁挿しタイプ」とは充電器本体に電源プラグがあるタイプのこと。
コンパクトで軽量、さらに電源プラグを折りたためるものが多く、持ち運びに最適です。また複数ポート搭載のものやパワフルなものまで揃っています。
普段使いから持ち運びまで幅広いシーンで活用したいなら「壁挿しタイプの充電器」がいいでしょう。
持ち運びせずに固定場所で使いたいなら、AC電源ケーブル付きの「据え置きタイプの充電器」をチェックしてみてください。
ケーブル付きなのでコンセントから離れた場所に置きやすく、デスクや家具の上に置いておくにはぴったりです。また複数ポートを搭載するものが多いので、iPadと別のデバイスを同時に充電したい方にとっても便利でしょう。
基本的には守備範囲の広い壁挿しタイプが間違いないですが、利用シーンに応じての使い分けが便利です。
おすすめモバイルバッテリーの一覧
UGREEN 20W充電器(CD137) 電源プラグを折りたためず持ち運びには向かないが、iPadを急速充電できるほどの充電性能を備える。持ち運ばないのであればこれで十分。 詳細にジャンプする | ||
UGREEN Nexode Mini 20W コンパクト&軽量&折りたたみ式プラグ採用で持ち運びしやすい。これもコスパ抜群。 詳細にジャンプする | ||
UGREEN Nexode Mini 30W 30W出力でiPadをフルスピードで充電できる。サイズ感はUGREEN Nexode Mini 20Wと大きい差はない。携帯性に加え充電性能を求める人はこれ。 詳細にジャンプする | ||
VOLTME Revo 30 Duo 30W出力のUSB-CポートとUSB-Aポートを搭載。2ポート使用時は合計最大15Wとなるが、まだまだ使う機会の多いUSB-Aポート搭載はありがたい。 詳細にジャンプする | ||
Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル) 充電器・モバイルバッテリー・USB-Cケーブルの3-in-1製品。これ1台でiPadの充電を完結できる。充電器としては大きく重めだが、10000mAhバッテリー内蔵で安心。 詳細にジャンプする | ||
CIO NovaPort DUO II 45W 超コンパクト&超軽量な45W充電器。2ポート搭載でiPadとスマホを同時に急速充電できる。2ポート使用時はそれぞれに適切な電力を供給してくれる。 詳細にジャンプする | ||
UGREEN Nexode X 65W 充電性能、ポート数、コンパクトさ、価格とどれをとっても優秀。iPad1台の充電だけならオーバースペックだが、複数台同時充電することがあるならチェック。 詳細にジャンプする | ||
Anker 323 Car Charger (52.5W) USB-CとUSB-Aの2ポートを搭載するUSBカーチャージャー。車載のシガーソケットでiPadを充電できる。 詳細にジャンプする |
iPad向けおすすめ充電器8選
※ 掲載している価格は記事執筆時点のものです。
価格が安くコスパ抜群!持ち運ばなければこれで十分
UGREEN 20W充電器(CD137)
まずご紹介したい充電器「UGREEN 20W充電器(CD137)」です。本製品の魅力はなんといっても圧倒的なコストパフォーマンスの良さ。
iPadを20Wで充電できるパワーがありながら、価格は1,000円前後とお手頃な価格。通常価格は税込1,199円ですが、Amazon製品ページで配布されているクーポンやタイムセールで1,000円以下で購入できることが多いです。
ただ価格が安いだけならコスパがいいとは言えませんが、iPadを急速充電できる充電性能があります。また、私自身この充電器を継続的に2年以上使っていますが、特に問題なく使えています。耐久性も問題ありません。
➕メリット
- 価格はが安くコスパ抜群。
- 20W出力でiPadを急速充電できる。
➖デメリット
- 電源プラグを折りたためない。
- 搭載ポートはひとつ。同時充電はできない。
製品の外観
製品の仕様
製品名 | UGREEN 20W充電器(CD137) |
---|---|
搭載ポート | USB-C x 1 |
USB-C出力 | 最大20W |
USB-A出力 | ─ |
合計出力 | ─ |
折りたたみ式電源プラグ | ✕ |
サイズ | 約50 x 42 x 23 mm |
重量 | 約49 g |
カラー | ホワイト |
価格(税込) | 1,199円 |
20Wクラスの充電器を持ち運ぶならこれが鉄板
UGREEN Nexode Mini 20W
続いてご紹介する「UGREEN Nexode Mini 20W」は、iPadと一緒に持ち運びするのにぴったりな充電器です。
コンパクトサイズで軽量、折りたたみ式の電源プラグが採用されており持ち運びに最適。サイズは約36 x 31.8 x 31.8 mm、重量はたったの約40 gです。
優れたコストパフォーマンスも魅力で、コンパクト&軽量&20W出力を実現しながら1千円台で購入可能です。
20Wクラスの充電器では、持ち運びしなければ上でご紹介した「UGREEN 20W充電器(CD137)」、持ち運びする場合は「UGREEN Nexode Mini 20W」で間違いありません。
➕メリット
- 価格はが安くコスパ抜群。
- 20W出力でiPadを急速充電できる。
- コンパクト&軽量&折りたたみ式電源プラグで持ち運びしやすい。
➖デメリット
- 搭載ポートはひとつ。同時充電はできない。
製品の外観
製品の仕様
製品名 | UGREEN Nexode Mini 20W |
---|---|
搭載ポート | USB-C x 1 |
USB-C出力 | 最大20W |
USB-A出力 | ─ |
合計出力 | ─ |
折りたたみ式電源プラグ | 〇 |
サイズ | 約36 x 31.8 x 31.8 mm |
重量 | 約40 g |
カラー | ─ |
価格(税込) | 1,780円 |
iPadをフルスード充電できる30W出力対応の充電器
UGREEN Nexode Mini 30W
「UGREEN Nexode Mini 30W」は、上でご紹介したUGREEN Nexode Mini 20Wの「30W版」です。
30W以上の充電器を使うことによって、iPadを付属20W充電器よりも高速に充電できます。充電速度にこだわりたい方はこっちです。
20W版と比較するとややサイズアップするものの、コンパクト&折りたたみ式電源プラグ採用で持ち運びしやすいことには変わりありません。
またUGREEN製品全般に言えることですが、本製品も漏れなくコスパ良好。UGREEN製品はAmazonのクーポンやタイムセール対象となることが多いので、そのタイミングでの購入がおすすめです。
➕メリット
- 価格はが安くコスパ抜群。
- 30W出力でiPadを急速充電できる。
- コンパクト&軽量&折りたたみ式電源プラグで持ち運びしやすい。
➖デメリット
- 搭載ポートはひとつ。同時充電はできない。
- UGREEN Nexode Mini 20Wと比較するとやや大きく重くなる。
製品の外観
製品の仕様
製品名 | UGREEN Nexode Mini 30W |
---|---|
搭載ポート | USB-C x 1 |
USB-C出力 | 最大30W |
USB-A出力 | ─ |
合計出力 | ─ |
折りたたみ式電源プラグ | 〇 |
サイズ | 約40.7 x 32.6 x 32.6 mm |
重量 | 約49 g |
カラー | ─ |
価格(税込) | 1,980円 |
USB-C + USB-Aの2ポートを搭載する30W充電器
VOLTME Revo 30 Duo(C+A)
「VOLTME Revo 30 Duo」はUSB-Cポートに加えてUSB-Aポートを搭載する充電器。USB-Cポートは最大30W出力に対応します。
最近では、iPadやスマホの充電はUSB-Cが主流。逆にUSB-Aポートがなく困ることもありますが、USB-Aポートを搭載する本製品なら困ることはありません。
サイズは約43 x 36 x 33 mmとコンパクト、重量も約54 gと軽いので持ち運びにも最適です。もちろん電源プラグは折りたたみ式です。
あとVOLTMEならではの高いデザイン性もポイント。充電器の側面には特徴的なでこぼこパターンがあり、USBポートにはブランドカラーのオレンジが使われています。非常にスタイリッシュなデザインに仕上がっています。
➕メリット
- 30W出力でiPadを急速充電できる。
- USB-Aポートを搭載。
- コンパクト&軽量&折りたたみ式電源プラグで持ち運びしやすい。
- スタイリッシュなデザイン。
➖デメリット
- 2ポート使用時は合計最大15Wの充電となる。
製品の外観
製品の仕様
製品名 | VOLTME Revo 30 Duo(C+A) |
---|---|
搭載ポート | USB-C x 1 USB-A x 1 |
USB-C出力 | 最大30W |
USB-A出力 | 最大18W |
合計出力 | 2ポート使用時:最大15W |
折りたたみ式電源プラグ | 〇 |
サイズ | 約43 x 36 x 33 mm |
重量 | 約54 g |
カラー | ブラック、ホワイト |
価格(税込) | 2,480円 |
充電器&モバイルバッテリー&USB-Cケーブルの3-in-1
Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
「Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)」は、充電器とモバイルバッテリー、さらにビルトインUSB-Cケーブルを搭載する便利な3-in-1充電器。これ1台でiPadの充電を完結させられます。
ビルトインUSB-CケーブルとUSB-Cポートは最大30W出力に対応。iPadをフルスピードで充電できるパワーがあります。モバイルバッテリーとして使用時も30W出力を維持できることも本製品のポイントとなるところ。
30W充電器としては大きく重くなりますが、iPadやスマホを充電できる10000mAhバッテリーとさらにはUSB-Cケーブル付きであることを考えるとコンパクトにまとまっています。
➕メリット
- 充電器&モバイルバッテリー&USB-Cケーブル付きの3-in-1製品。
- 10000mAhと大容量バッテリーを内蔵。ディスプレイ付きで1%単位でバッテリー残量を確認できる。
- 30W出力でiPadを急速充電できる。
- 折りたたみ式電源プラグ採用で持ち運びしやすい。
➖デメリット
- 充電器としては大きく重い。
- 2台同時充電時は合計最大18Wとなる。
- 高機能なだけに価格帯が上がる。
製品の外観
製品の仕様
製品名 | Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル) |
---|---|
バッテリー容量 | 10000 mAh |
搭載ポート | USB-C x 2 |
USB-C入力 | 最大30W |
USB-C出力 | 最大30W |
USB-A出力 | ─ |
合計出力 | 2ポート使用時(充電器):最大18W 2ポート使用時(モバイルバッテリー):最大15W |
折りたたみ式電源プラグ | 〇 |
サイズ | 約108 x 51 x 31 mm |
重量 | 約250 g |
カラー | ブラック、ホワイト、ブルー、パープル、ピンク |
価格(税込) | 7,990円 |
適切な電力を振り分けてくれる超コンパクト&超軽量な45W充電器
CIO NovaPort DUO II 45W
iPadとスマホを同時に急速充電したいということなら、合計で45W以上の出力が必要になってきます。「CIO NovaPort DUO II 45W」は45Wの出力に対応し2ポートを搭載。iPadとスマホを同時に急速充電できます。
本製品が凄いのは、2ポート同時使用時において適切な電力を振り分けてくれること。接続されたデバイスに応じて、20W + 20W、30W + 10Wのようにそれぞれのデバイスに最適な電力を供給してくれます。
あと、めちゃくちゃ小さいです。45W&2ポート搭載とは思えないほどコンパクト。30Wクラスの充電器と同じ感覚で持ち運べます。
➕メリット
- 超コンパクト&超軽量で持ち運びしやすい。折りたたみ式電源プラグ採用。
- 45W出力でiPadをフルスピードで充電できる。
- 2ポート使用時にそれぞれのデバイスに適切な電力を供給してくれる。
- ケーブルの抜き差しによって充電の瞬断が発生しにくい仕様。
➖デメリット
- iPadと一緒に接続するデバイスによっては、2台同時の急速充電ができない場合がある。
製品の外観
製品の仕様
製品名 | CIO NovaPort DUO II 45W |
---|---|
搭載ポート | USB-C x 2 |
USB-C出力 | 最大45W |
USB-A出力 | ─ |
合計出力 | 2ポート使用時:最大45W |
折りたたみ式電源プラグ | 〇 |
サイズ | 約45 x 33 x 29 mm |
重量 | 約69 g |
カラー | ホワイト、ブラック |
価格(税込) | 4,380円 |
充電性能、ポート数、コンパクトさ、価格どれをとっても優秀な65W充電器
UGREEN Nexode X 65W
続いてご紹介する「UGREEN Nexode X 65W」は、充電性能、ポート数、コンパクトさ、価格とどれをとっても優秀な65W充電器です。
USB-Cが2つとUSB-Aが1つの合計3ポートを搭載し、USB-Cポートは65W出力に対応します。iPadのみの充電だとオーバースペックとなりますが、iPad + スマホやiPad + ノートPCといった組み合わせでは高い充電性能を活かせます。
またコンパクトで軽量で持ち運びしやすいですし、65Wクラスの充電器のなかでは価格が安くコストパフォーマンス抜群。デメリットらしいデメリットは見当たらない優秀な充電器です。
➕メリット
- 充電性能やポート数を考えると価格が安く、コストパフォーマンス抜群。
- コンパクト&軽量で持ち運びしやすい。折りたたみ式電源プラグ採用。
- 65W出力でiPadをフルスピードで充電できる。
- 2ポート使用時は45W + 20WとiPadとスマホを同時に急速充電できる。
- USB-Aポートを搭載。
➖デメリット
- iPadのみの充電だとオーバースペックとなる。
製品の外観
製品の仕様
製品名 | UGREEN Nexode X 65W |
---|---|
搭載ポート | USB-C x 2 USB-A x 1 |
USB-C出力 | 最大65W |
USB-A出力 | 最大22.5W |
合計出力 | 2ポート使用時:最大65W 3ポート使用時:最大60W |
折りたたみ式電源プラグ | 〇 |
サイズ | 約55 x 33 x 40 mm |
重量 | 約120 g |
カラー | ─ |
価格(税込) | 4,480円 |
車載のシガーソケットでiPadを急速充電できる
Anker 323 Car Charger (52.5W)
最後にご紹介するのは、車載のシガーソケットでiPadを充電できるカーチャージャー、「Anker 323 Car Charger (52.5W)」です。
30W出力のUSB-Cポートを搭載しiPadを急速充電でき、加えてUSB-Aポートも搭載します。合計最大出力は52.5Wと、30W + 22.5WでUSB-Cポートを使用してもUSB-Aポートの出力が下がらないのはグッドです。
サイズは約100 x 93 x 19 mmとUSBカーチャージャーでは非常にコンパクトなサイズ感。充電性能の高いカーチャージャーは頭が大きくなり存在感のあるものが多いですが、Anker 323 Car Charger (52.5W)はコンパクトなので視覚的にもスペース的にも邪魔になることはないでしょう。
➕メリット
- 車載のシガーソケットでiPadを充電できるUSBカーチャージャー。
- 30W出力でiPadを急速充電できる。
- USB-Aポートを搭載。
- コンパクトで邪魔にならない。
➖デメリット
- USB-Cポートは1つのみ。
- LEDライトが明るめ。
製品の外観
製品の仕様
製品名 | Anker 323 Car Charger (52.5W) |
---|---|
搭載ポート | USB-C x 1 USB-A x 1 |
USB-C出力 | 最大30W |
USB-A出力 | 最大22.5W |
合計出力 | 2ポート使用時:最大52.5W |
折りたたみ式電源プラグ | ─ |
サイズ | 約100 x 93 x 19 mm |
重量 | 約298 g |
カラー | ─ |
価格(税込) | 2,990円 |
iPad向けおすすめ充電器まとめ
今回はiPad向けにおすすめの充電器をご紹介させていただきました。
大きいバッテリーを内蔵するiPadだからこそ、便利に使う上で充電環境を整えておくことが大事です。急速充電を活用すれば、使い勝手が向上すること間違いなしでしょう。
最後にまとめとして、iPadの充電器について押さえておきたいポイントを再掲しておきます。
- 急速充電規格「USB PD」に対応する充電器を選ぶ。
- 少なくとも20W以上の出力が可能な充電器を選ぶ。
- 30W以上の出力に対応する充電器でさらに高速に充電できる。
- 複数ポート搭載充電器では、1ポートあたりの出力ワット数に注目。
- 利用シーンに応じた充電器を選ぶ(壁挿しタイプ、据え置きタイプ、USBカーチャージャー)。
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よくある質問
- iPadの充電器はどんなメーカー・ブランドを選べばいい?
-
できるだけ有名で多くのユーザーから選ばれているメーカー・ブランドを選ぶようにしましょう。
充電器には過充電・過電流防止や温度検知といった安全機能が搭載されています。それらは外見からは分からない部分。そういう意味では、信頼性の高いメーカー・ブランドの充電器を選ぶことが大事なポイントになってきます。
電源周りのアクセサリである充電器は、万が一にでも事故があっては大変です。無名メーカーが危ないというわけではありませんが、できる限り多くのユーザーから選ばれているメーカー・ブランドが安心です。
- 過去にiPhoneに付属されていた充電器でiPadを充電してもいい?
-
iPhone 11シリーズまで付属されていた「Apple 5W USB電源アダプタ」は充電性能が低いため、iPadの充電には向いていません。
iPadに付属されている充電器は20W出力に対応。一方でこれは5W出力となります。iPadを充電すること自体に問題はありませんが、フル充電するのに何時間もかかってしまいます。
20W以上の出力に対応する充電器を用意することでiPadを快適な速度で充電できるので、Apple 5W USB電源アダプタは使用せず、別途iPadに適した充電器の用意をおすすめします。
- 充電ケーブルはどんなものを選べばいい?
-
お手元のiPadにUSB-Cポートが搭載されている場合は「USB-C to Cケーブル」、Lightningポートが搭載されている場合は「USB-C to Lightningケーブル」を用意しましょう。
iPadに付属されているケーブルを使用してもいいですし、サードーパーティ製のケーブルを使用しても構いません。
ただしUSB-C to Lightningケーブルは「MFi認証」を取得した製品が安心です。USB-C to Cケーブルは気にしなくてOKです。
別記事でおすすめのUSB-Cケーブルをご紹介していますので、お探しの方は参考にしてください。
- 100Wや140Wなどの大きなワット数に対応する充電器でiPadを充電してもいい?
-
問題ありません。
USB PDによる充電では、充電デバイスから充電器に対し「これくらいの電力をください」という要求があった上で充電が開始されます。
そのため、iPadを100Wや140Wといった大きいワット数に対応する充電器で充電してもなんら問題なく安全に充電できます。
- iPadはワイヤレス充電に対応する?
-
対応しません。
「PITAKA MagEZ Case Pro」のようにワイヤレス充電感覚でiPadを充電できる製品も販売されていますが、これも正確には有線での充電となります。
- iPadを充電できない場合は?
-
充電器の出力が足りなかったり、ケーブルに断線などの以上があったりとさまざまな原因が考えられます。
「iPadを充電できない原因と対処法」でご紹介していますので、お困りの方はこちらを参考にしてください。
- iPadのバッテリーアイコンに「充電停止中」と表示される
-
iPadに「充電停止中」と表示される場合、接続されている充電器の出力が足りていない可能性があります。
USBハブを介して充電していたり、パソコンのUSBポートで充電したりしている場合は、付属充電器など他の充電器に接続してみて正常に充電できるかどうかを確認してみてください。
- ケーブルの抜き挿しで充電の瞬断が起こるのはなぜ?
-
ケーブルの抜き挿しにより、各USBポートへ電力供給が振り分けしなおされるためです。瞬断が発生しても速やかに充電が再開されるため特に問題になることはありません。
瞬断を防止するには、1ポートのみ搭載の充電器を使用するか、ケーブルの抜き挿しを行わないようにします。
- 充電器が発熱してしまう場合は?
-
充電器は発熱があるのが普通です。ものによりますが、表面温度が70℃近くなるのもあります。
発熱があっても使用には問題ありませんが、焦げたような異臭がしたり熱によって変形してしまっていたりする場合は直ちに使用を中止してください。
充電器の発熱が気になる場合、大きい出力ワット数に対応する充電器を用意することで発熱しにくくなります。
iPadでは20〜30Wで充電されるので、65W以上の出力に対応する充電器を使えば、発熱の程度は改善されるはずです。