今回は「iPadに保護フィルムはいらない?必要なの?」というテーマです。
iPadは高価な製品です。そうかんたんに買い換えられるものではありません。「iPadのディスプレイに傷をつけたくない」ということであれば、やはり保護フィルムを貼っておいたほうが安心です。
といっても、「できるならば保護フィルムを貼らずに使用したい」という方もいるかと思います。
iPadに保護フィルムを貼るべき?それともいらない?
本記事では、iPadに保護フィルムを貼るべきか、それとも保護フィルムなしで使用するか悩んでいる方に参考になる内容となっています。ぜひ最後までお付き合いください!
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iPadに保護フィルムはいらない?それとも必要か
ここでは、iPadに保護フィルムを貼るメリットとデメリットについて解説します。
ディスプレイへの傷を防止するという意味では絶対に貼っておいたほうがいいですが、傷を防止できるメリットばかりではありません。
メリットとデメリットを天秤にかけていただき判断していただければと思います。
iPadに保護フィルムを貼る【メリット】
iPadに保護フィルムを貼るメリットは、傷防止だけではありません。
1. ディスプレイへの傷や割れを防止する
「iPadのディスプレイには強化ガラスが使われているから、保護フィルムなんていらないよ!」と言う人がいます。確かに、iPadのディスプレイには傷に強い強化ガラスが使われおり、かんたんに傷がつくことはありません。
しかし、実際にiPadを使ってみると分かりますが、iPadのディスプレイには普通に傷がつきます。
iPadを不意に金属製のドアノブにぶつけてしまったり、アスファルトに落としてしまったり。他によくあるのは、iPadをバッグに入れたときにカギなどの硬いものに当たって擦り傷をつけてしまうパターン。とにかく、iPadのディスプレイに傷をつけてしまうことは普通にあります。
iPadのディスプレイに強い衝撃が加わると、傷に収まらずヒビ割れてしまうこともあるでしょう。保護フィルムですべての傷・衝撃を防止できるわけではないものの、保護フィルムを貼っておくことで少なくとも助かる確率は上がります。
ちなみに、iPadの修理をAppleに頼んだ場合の修理費用は以下になります。
iPadモデル | AppleCare+適用の修理費用 | 通常の修理費用(その他の損傷) |
---|---|---|
iPad (第10世代) | 4,400円 | Wi-Fi:51,800円 セルラー:62,800円 |
iPad mini (A17 Pro) | Wi-Fi:57,800円 セルラー:66,800円 | |
iPad Air (11インチ/M2) | 12,900円 (画面のみは3,700円 ※1) | Wi-Fi:77,800円 セルラー:86,800円 |
iPad Air (13インチ/M2) | Wi-Fi:102,900円 セルラー:112,800円 | |
iPad Pro (11インチ/M4) | Wi-Fi:146,800円 セルラー:155,800円 | |
iPad Pro (13インチ/M4) | Wi-Fi:172,800円 セルラー:181,800円 | |
※ 税込価格 ※1 画面以外に損傷がない場合に限る。 |
Appleの有料保証に加入してれば特別な修理費用が適用されるため、比較的安く修理できます。しかし、そもそもAppleCare+の加入料は安くないですし、安価と言えども修理時にはお金がかかる話になってきます。
iPadのディスプレイに傷がついても気にしない、なんて方はいないでしょう。傷が気になる方は保護フィルムを貼っておくことをおすすめします。
2. 指紋汚れを軽減する
タッチして操作するiPadにとって避けられない指紋汚れ。なかには、「指紋汚れが気になってしかたがない!」なんて方もいるかと思います。
iPadのディスプレイに保護フィルムを貼ることによって、この指紋汚れを軽減できます。特に「アンチグレア(反射防止)フィルム」ではその効果を感じられますし、クリアな光沢タイプの保護フィルムでも指紋汚れを軽減できるものもあります。
3. 操作性能向上や反射防止効果などの機能性
iPad向けの保護フィルムには、グレア(光沢)タイプやアンチグレア(反射防止)タイプ、ブルーライトカット対応タイプ、覗き見防止タイプなど、さまざまな機能を持ったものがあります。
アンチグレアタイプの保護フィルムは、蛍光灯や太陽光の反射を抑えてくれるほか、タッチ操作時の操作感をサラサラに指滑りよくしてくれるメリットがあります。保護フィルムなしだと思うように指が滑らず突っかかるように感じることがありますが、アンチグレアタイプの保護フィルムを貼れば指滑りよくゲームプレイも快適です。
また、Apple Pencilの書き味を紙のように変化させてくれる「ペーパーライクフィルム」というものもあります。
ペーパーライクフィルムを貼ると、ほどよい摩擦が生まれ書きやすくなります。Apple Pencilをよく使う方はぜひチェックしておきたい保護フィルムです。
このように、本来の傷防止に加え機能性を持たせた保護フィルムがたくさんあります。これもiPadに保護フィルムを貼る大きなメリットです。
保護フィルムの種類については、記事内の「 iPadの保護フィルムはどんなものを選べばいいか」でもご紹介しています。
iPadに保護フィルムを貼る【デメリット】
保護フィルムを貼ることによって得られるメリットは大きいですが、デメリットもあります。
1. iPadのディスプレイ本来の美しさが失われる
使用する保護フィルムの種類によって差はあるものの、保護フィルムを貼ることで、iPadのディスプレイ本来の美しさは保護フィルムなしと比較すると多かれ少なかれ失われてしまいます。
特にアンチグレアタイプやペーパーライクフィルムは、フィルム表面に特殊な加工が施されています。
指滑りがよくなるといったメリットと引き換えに、どうしてもクリアさが犠牲になってしまいます。
2. タッチ感度が悪くなることがある
iPadに保護フィルムを貼ると、タッチ操作時の感度が悪くなってしまうことがあります。
保護フィルムを貼っても、ほとんどの場合は操作性に影響することはありませんが、手の乾燥などが原因でタッチ操作しづらいことが多いという方は要注意です。保護フィルムを貼ると、さらに操作性が悪くなってしまう可能性があります。
【パターン別に紹介】iPadに保護フィルムはいらない?必要?
iPad歴10年以上の私が、独断と偏見でiPadに保護フィルムがいらないか、または必要かをパターン別にまとめました。
1. iPadのリセーリュバリューを下げたくない
iPadを含むApple製品は、新品価格が下がりにくいかわりに、リセールバリューも下がりにくいという特徴があります。新しくiPadを購入する際、それまで使っていたiPadを下取りに出したいという方は多いのではないでしょうか。
キレイな状態を保てれば高く売れるiPadですが、ディスプレイに傷がついていると、それがどんな小さなものであっても下取り価格に影響してしまいます。
屋内使用中心で、手帳型ケースを使用している
自宅や職場など屋内中心の使用で、かつiPadに手帳型ケースを装着している場合は、保護フィルムなしでもOKです。
- 屋内使用中心ならiPadを落下させてしまうリスクが低い。
- たとえ持ち運びすることがあっても、手帳型ケースを装着していればバッグのなかで傷つけてしまうこともない。
もちろん「念には念を」という意味では保護フィルムを装着しておくに越したことはありません。しかし、記事内でご紹介したようにメリットばかりではないので、手帳型ケースで対策して保護フィルムを貼らない、という選択もありです。
屋外で使用することが多い
iPadに手帳型ケースを装着していても、iPadを屋外で使用することが多いのなら、保護フィルムを貼っておくことをおすすめします。
フラップ付きの手帳型ケースを装着してれば、未使用中の傷は防げます。しかし、使用中だと必ずしもフラップが閉じた状態で落下してくれるとは限らないことには注意してください。
iPadのディスプレイ面を下にしてアスファルトや砂利に落下させてしまうと、割れることはなくても、経験上、間違いなく傷はついてしまいます。保護フィルムを貼っていれば助かる確率は上がるでしょう。
なお、iPadを屋外で使用することが多い方は、iPadの角部分も保護できるケースがおすすめです。Appleの「Smart Folio」のような角を保護できないケースだと、アスファルトに落としたときにiPadの筐体に使われているアルミががっつり削れます……。
Apple Pencilを使用する
Apple Pencilを使用する場合、保護フィルムを貼ることで以下のようなメリット・デメリットがあります。
\ Apple Pencil使用時の保護フィルムのメリットとデメリット /
このようにメリットとデメリットがあるので、必要に応じて保護フィルムを選んでいただければと思います。
iPadの保護フィルムはどんなものを選べばいいか
ひとことに保護フィルムといっても、さまざまなものがあります。「どれを選んでいいか分からない」という方はきっと多いのではと思いますが、ズバリ、おすすめは「貼り付けガイドツール付きのガラスフィルム」です。
おすすめは「貼り付けガイドツール付きガラスフィルム」
保護フィルムの貼り付け時にポイントとなる位置合わせ。大きいディスプレイを搭載するiPadに保護フィルムを貼るとき、少しのズレが大きなズレとなってしまいます。
そこでおすすめなのが、「貼り付けガイドツール付きのガラスフィルム」です。
上のようにガイド枠をiPadをセットし、その枠内に落とすようにして貼り付けします。微妙な位置合わせは不要、ホコリの侵入にさえ気をつければ、だれでもかんたんに貼り付けられます。
「いかにかんたんに貼り付けられるか」は、保護フィルムを選ぶにあたって超重要なポイントです。私自身も保護フィルムの貼り付けに失敗し、買ったばかりの保護フィルムをそのままゴミ箱に……なんていう経験がありますが、ガイド枠付きのガラスフィルムを選ぶようにしてからはそのようなこともなくなりました。
iPadには、ガイド枠付きで人気のNIMASO(ニマソ)のガラスフィルムがおすすめです。
保護フィルムのタイプはお好みで
グレアやアンチグレア、ブルーライトカットなど、保護フィルムのタイプはお好みで選んでOKです。
【保護フィルムのタイプ別】メリットとデメリット
保護フィルムのタイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
光沢 (グレア) | 透明でクリア | 太陽光・蛍光灯などの光が反射しやすい |
非光沢 (アンチグレア) | 光の反射を抑え視認性を高めてくれる さらさらの指滑り | 特殊加工が施されているため、クリアさに欠ける |
ブルーライトカット | 目の疲れの原因となるブルーライトを軽減 | ディスプレイが黄色がかって見える 本来の色と違ってみえる |
のぞき見防止 | 人混みでのスマホ操作時にプライバシーを保護 | ディスプレイが暗く見える クリアさに欠ける |
ペーパーライクフィルム | Apple Pencil使用時に、紙のような書き味を再現 | クリアさに欠ける ペン先の摩耗がはやくなる |
おすすめを挙げるとすれば、iPadの美しいディスプレイに影響しない グレアタイプの保護フィルムがおすすめ。アンチグレアやブルーライトカット、ペーパーライクフィルムだと、どうしてもキレイさが犠牲になってしまいます。特にこだわりがなければ、グレアタイプの保護フィルムでOKです。
まとめ:傷が気になるなら保護フィルムは必要です
iPadのディスプレイへの傷が気になる方は、やはり保護フィルムを貼っておくことをおすすめします。
私が保護フィルムを貼る目的として、「iPadに傷をつけたくない」というよりも「傷をつけてリセールバリューを下げたくない」という点が大きいですね。ちょっとした傷でも「傷あり」として査定価格に大きく響いてしまいます。
もちろん、保護フィルムを貼らないという選択もそれはそれで正解です。保護フィルムにもデメリットはありますし、落下させたりどこにぶつけてしまったりしない限りは傷はつきません。
ただ、いくら強化ガラスで傷がつきにくいiPadのディスプレイといっても、普通に傷がついてしまうのはご紹介したとおりです。あなたが大切なiPadに傷をつけたくないということであれば、保護フィルムは必要です。
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【よくある質問】iPhoneの保護フィルムは必要か
- iPadには保護フィルムが必要ですか?
-
必須ではありませんが、「iPadのディスプレイに傷をつけたくない」ということであれば保護フィルムを貼っておくことをおすすめします。
いくらiPadのディスプレイに傷につよい強化ガラスが使われていると言っても、ぶつけたり落下させたりすると、普通に傷がつきます。
- iPadに保護フィルムを貼っておくメリットは?
-
- ディスプレイへの傷や割れを防止
- 指紋汚れの軽減
- 機能性(操作性向上や反射防止、ブルーライトカット、ペーパーライクフィルムなど)
- キレイな状態を保つことでリセールバリューを下げずに済む
このようなメリットがあります。
- iPadに保護フィルムが不要なパターンは?
-
- ディスプレイへの傷を許容できる
- 屋内での使用など落下リスクが低い使い方がメイン
このような場合であれば、あえて「iPadに保護フィルムを貼らない」という選択もありです。