Switch 2におすすめの代用充電器をご紹介!携帯モード・TVモードで必要なワット数は?

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Switch 2には任天堂純正の充電器(ACアダプタ)が付属されていますが、特にSwitch 2本体と一緒に持ち運びたいと考えている場合は、携帯用の充電器をもう1台用意しておくと便利です。

また、コンセント周りの環境によっては、純正充電器のサイズの大きさが原因で隣の差し込み口や充電器と干渉してしまうこともあります。純正充電器だと環境的に使いにくいこともあるでしょう。

そこで今回は、「Switch 2におすすめの代用充電器」をご紹介します。

携帯モード/テーブルモードではどのような充電器でカバーできるのか、TVモードで使うならどのような充電器が必要か、といったことも実機を用いて確認しています。Switch 2をフル活用するなら充電器は必須アイテムです。お探しの方はぜひ参考にしてみてください!

目次

まずは結論!Switch 2の代用充電器

どのような仕様の充電器がSwitch 2に適しているのか、まずは結論からお伝えします。

  • 携帯モード/テーブルモードでのプレイが中心なら
    ⇒ USB PD対応・30W以上の出力が可能なUSB-C充電器
  • TVモードでのプレイが中心なら
    ⇒ USB PD対応・60W以上の出力が可能なUSB-C充電器

これでOKです。

USB PD(Power Delivery)とは、急速充電規格のひとつです。スマホやタブレット、ノートPCなど多くのデバイスが対応しており、初代Switch・Switch 2もUSB PDに対応しています。

USB PDでの充電では「USB-C」を使います。

Switch 2付属の充電器と充電ケーブル
Switch 2付属の充電器と充電ケーブル

USB-CとはUSBコネクタ部分の形状のこと。Switch 2本体の充電ポートや付属充電器・ケーブルもUSB-Cの形状となっています。

30Wや60Wというのは、どれほどのパワーで充電できるかどうかを示す値です。対応するワット数が大きければ大きいほど、より多くの電力を供給できます。スマホの充電なら20〜30WあればOKですし、ノートPCだと100W以上必要なこともあります。

Switch 2付属充電器に表示された仕様
付属充電器の出力は最大60W

ちなみに、Switch 2に付属されている 純正充電器は、「USB PD対応・60Wの出力が可能なUSB-C充電器」となります。

30W or 60W以上の充電器がおすすめな理由

結論は上で書いたとおりですが、続いてはその根拠について説明しておきます。

携帯モード/テーブルモードは30Wでカバーできる

Switch 2をスリープ/電源OFF状態にした状態で充電したり、携帯モード/テーブルモードで遊びながら充電したりする分には、30W以上のUSB-C充電器でカバーできます。

Switch 2付属の純正充電器での挙動を確認してみると、スリープ時で13〜16W携帯モードでプレイ時で20W前後で充電されていました。

次に後半でおすすめ充電器としてもご紹介している「Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)」を使い、同様に何ワットで充電されているかを確認しました。

このように、純正充電器と同じ結果となりました。その他の様々な充電器でも確認してみても、どれも挙動は同じでした。

つまり、スリープ時や携帯モードでのプレイ時に充電するなら、30W程度の出力に対応する充電器で純正充電器と変わらない速度で充電できます。

Switch 2と付属充電器、Ankerの30W充電器
よりコンパクトな30W充電器でも充電速度は変わらない

20W出力の充電器でも、Switch 2は充電できます(確認済み)。しかし、瞬間的に20Wを超えることがあるのと、充電器の発熱を考えたときに余裕のある30W充電器のほうが有利です。20W充電器と30W充電器では携帯性も大差ありません。

ちなみに、Switch 2では天面(画面上側)にもUSB-Cポートがあります。底面のUSB-Cポートで充電しても、天面のUSB-Cポートで充電しても差異はありませんでした。

Switch 2の天面のUSB-Cポート
天面(画面上側)のUSB-Cポート

純正充電器と同じ60W以上ならTVモードでも遊べる

任天堂公式のサポートページには、「54W以上の出力ができるACアダプタであれば」と書かれています。

市販のACアダプターについて
54 W以上の出力ができるACアダプターであれば、プレイモードに関係なく使用できます。

本体を充電する|Nintendo Switch 2 サポート

Switch 2付属の純正充電器は60W出力なので、もちろんTVモードで使用できます。

Switch 2付属充電器でTVモードでプレイしている様子
TVモードでプレイ(付属の純正充電器)

TVモード時の状態をUSBチェッカーで確認してみると、60W(20V=3A)で接続されていて実測で20W前後となっていました。

Switch 2付属充電器のTVモード時のワット数
実測で20W前後

実測ワット数は想像より低めでしたが、これはSwitch 2やドックに接続する周辺機器によって変わってくるはずです。周辺機器の接続なし、スプラトゥーン3、マリオカートワールドで確認した限りでは20W前後でした。

次に65W出力が可能な充電器「Anker Nano II 65W」で試してみます。

Anker Nano II 65WでSwitch 2のTVモードでプレイしている様子
TVモードでプレイ(Anker Nano II 65W)

Anker Nano II 65Wは、公式サポートに書かれていた「54W以上出力が可能なACアダプター」の条件をクリアしているため、Switch 2付属の純正充電器と同じように問題なくTVモードで遊べます。

Anker Nano II 65WのTVモード時のワット数
同じく実測で20W前後

こちらも同じく実測で20W前後でした。Anker Nano II 65Wは最大65Wの出力が可能ですが、USBチェッカーの表示を見ると60W(20V=3A)で接続されていることが分かります。

54W以上であればプレイモード関係なく使用可能ですが、54Wというのはあくまでもしきい値です。広く販売されている充電器だと、60Wや65Wが一般的です。ざっくりと「60W以上ならTVモードを含め遊べる」という認識でOKでしょう。

サードパーティ製充電器を使っても大丈夫?

任天堂公式のサポートページでも、市販のACアダプターについて言及されています。USB PDに準拠した充電器であれば、サードパーティ製充電器を使ってもまったく問題ありません。

Switch 2付属の純正充電器もUSB PDに準拠したもの。なのでスマホなどSwitch 2以外のデバイスの急速充電にも使えます。

Switch 2付属の純正充電器でiPhone 16 Proを充電している様子
USB PD対応充電器として他デバイスの急速充電にも使える

「Switch 2に純正以外の充電器を使って大丈夫なの?」と心配な方もいるかもしれませんが、大丈夫です。

ただし、その際は多くのユーザーから選ばれている人気メーカー、人気ブランドの製品を選ぶようにしてください。無名メーカーの激安品には手を出さないようにしましょう。

TVモードで使うなら「1ポート構成」の充電器

複数ポートを搭載する充電器の多くは、ケーブルを抜き挿ししたときに電源供給が一瞬途切れる現象が発生します。

電源タップに接続したUGREEN Nexode 65W
複数ポート搭載充電器は「瞬断」が発生するものが多い

バッテリー駆動の携帯モード/テーブルモードなら瞬断が起こったところで問題ないのですが、TVモードだと支障が出てきます(瞬断発生時にスリープする)。

TVモードで使うなら「1ポート構成」の充電器がいいでしょう。そうすれば間違えて他のデバイスを接続する心配もありません。

Switch 2におすすめの代用充電器

続いては、Switch 2におすすめの代用充電器をご紹介していきます。冒頭でも書いたように、特に持ち運びする方は純正充電器に加えてもう1台持っておくと便利です。

ご紹介している充電器は、Switch 2実機を用いて動作確認しています。安心して選んでいただければと思います。

UGREEN 30W USB-C充電器

UGREEN 30W USB-C充電器

こちらのUGREEN(ユーグリーン)の充電器は、30Wの出力に対応しています。コンパクトで持ち運びしやすく、重さも約50 gと軽量です。

UGREEN 30W USB-C充電器でSwitch 2を充電している様子

30W出力となるためTVモードには非対応です。携帯モード/テーブルモードでは、純正充電器と同等の速度で充電できます。

またコストパフォーマンスも優秀で、価格は税込1,680円とお手頃な価格で購入できることもポイント。持ち運び用充電器としてプラスもう1台にぴったりです。

製品名UGREEN 30W USB-C充電器
携帯モード/テーブルモード
TVモード
ポート構成USB-C x 1
USB-C出力最大30W
サイズ約40.5 x 33.6 x 32.5 mm
重量約50 g
価格(税込)1,680円

Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)

Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)

より携帯性を重視したい方は、よりコンパクト&軽量で電源プラグを折りたためる「Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)」がおすすめです。

Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)でSwitch 2を充電している様子

こちらも最大30W出力となるためTVモードには非対応です。携帯モード/テーブルモード時の充電では純正充電器同等の速度で充電できます。

UGREENの充電器と比較すると価格帯は少し上がるものの、携帯性は抜群です。5色から選べるカラーバリエーションも嬉しいポイント。出先ではスマホ兼Switch 2の充電器として大活躍してくれるはずです。

製品名Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)
携帯モード/テーブルモード
TVモード
ポート構成USB-C x 1
USB-C出力最大30W
サイズ約36 x 29 x 29 mm
重量約40 g
価格(税込)2,790円

Anker Nano II 65W

Anker Nano II 65W

「Anker Nano II 65W」は、最大65W出力が可能な充電器です。TVモード有効条件の「54W以上」をクリアする充電器で、普段の充電からTVモードまで活用できます。

Anker Nano II 65WとSwitch 2付属の純正充電器
よりコンパクトに持ち運べる!

Switch 2付属の純正充電器を上回る充電性能がありながら、サイズは約44 x 42 x 36 mm、重量は約112 gとコンパクト&軽量。さらに折りたたみ式電源プラグが採用されており、持ち運びにも対応できる充電器です。

製品名Anker Nano II 65W
携帯モード/テーブルモード
TVモード
ポート構成USB-C x 1
USB-C出力最大65W
サイズ約44 x 42 x 36 mm
重量約112 g
価格(税込)4,490円

UGREEN Nexode 65W

UGREEN Nexode 65W

Switch 2に加えてスマホやタブレットを充電したい方は、「UGREEN Nexode 65W」のような複数ポートを搭載する充電器が便利です。

UGREEN Nexode 65WでSwitch 2とプロコンを充電している様子
複数デバイスを同時に充電

最大65Wの出力が可能で、USB-Aポートを含む合計3ポートを搭載。Switch 2とプロコンの同時充電も可能です。

気をつけたいのは、複数デバイス充電時に瞬断が発生すること。TVモードで使用中に他のUSBポートを使用すると 、瞬断が発生しTVモードが中断します。とはいえ、それを知っていれば対処できますし、Switch 2を含め複数デバイスを同時に充電できるのは便利です。

UGREEN Nexode 65Wは充電性能のわりに価格が安く、コスパ的にもおすすめできる充電器です。

製品名UGREEN Nexode 65W
携帯モード/テーブルモード
TVモード〇(複数デバイス充電時の瞬断に注意)
ポート構成USB-C x 2、USB-A x 1
USB-C出力最大65W
サイズ約66 x 40 x 31 mm
重量約130 g
価格(税込)3,980円

任天堂純正 Switch 2 ACアダプター

任天堂純正 Switch 2 ACアダプター

「サードパーティ製充電器に抵抗がある……」という方は、Switch 2付属の純正充電器と同じものをもうひとつ用意するのもありです。

同等の充電性能を持つ他の充電器と比べると大きく重めではあるものの、持ち運びに困るほどではありません。携帯モード専用としてSwitch 2ケースやバッグに入れておくだけで便利です。

価格は3,980円(税込)と安くはないものの、決して高くもありません。任天堂純正ということと、USB-Cケーブル付きであることを考えれば良心的な価格設定でしょう。

製品名任天堂純正 Switch 2 ACアダプター
携帯モード/テーブルモード
TVモード
ポート構成USB-C x 1
USB-C出力最大60W
サイズ(筆者調べ)約45.1 x 49.7 x 38.6 mm
重量(筆者調べ)約116 g
価格(税込)3,980円

Switch 2におすすめの充電ケーブル

Switch 2付属の充電ケーブルは、特別なものでなくスマホ充電用などで売られているサードパーティ製のUSB-Cケーブルで代用できます。

USBケーブルチェッカーでSwitch 2付属のUSB-Cケーブルの仕様を確認している様子

付属充電ケーブルの仕様を確認してみると、USB PD対応・USB 2.0規格の普通のUSB-Cケーブルです。60Wを超える充電に必要なE-Markerチップは内蔵されていませんでした。

代用の充電ケーブルでおすすめなのは、シリコン素材が採用されたAnkerのUSB-Cケーブル。

Switch 2とAnker Flow USB-Cケーブル
扱いやすくSwitch 2との相性もいい!

絡みにくく、折りグセもつきにくいので非常に扱いやすいです。個人的にも気に入ってよく使っているUSB-Cケーブルです。

L字型コネクタがいい方は、UGREENのUSB-Cケーブルがおすすめ。

UGREENのL字型USB-CケーブルをSwitch 2に接続している様子
邪魔になりにくいL字型USB-Cケーブル

携帯モードで遊びながら充電するときにも邪魔になりにくいメリットがあります。こちらもナイロン編み込み式で絡みにくく扱いやすいUSB-Cケーブルです。

よくある質問

最後に、Switch 2の充電器についてありそうな疑問をまとめておきます。

100Wのような高出力の充電器を使っても大丈夫?

USB PDには、必要な電力のみ引き出せる機能が備わっています。そのため、例え100Wや140Wの充電器を使用しても過充電の心配はありません。

Switch 2のTVモードにAnker Nano Charger (100W)を使用している様子
Anker Nano Charger (100W)を使用している様子

上ではTVモードに100W出力が可能な「Anker Nano Charger (100W)」を使用しています。USBチェッカーをみると、60Wで接続され実測で20W前後の供給となっていることが分かります。

Switch 2の充電にスマホ用の充電器は使える?

USB PDに対応する充電器であれば、スマホ用の充電器でもSwitch 2を充電できます。

スマホ向けには、18〜30W程度の出力可能な充電器が多いかと思います。おすすめは30W以上ですが、実測で20W前後で充電されることを考えると、18W充電器でも充電可能です。

ただし、54W以上の出力が必要となるTVモードでは使えないので注意してください。また、ひと昔前にiPhoneに付属されていたような5Wや10W程度の充電器だとSwitch 2の充電は厳しいでしょう。

初代Switchの充電器は使える?

初代Switchの充電器はUSB PDに対応し39Wの出力が可能なため、Switch 2の充電にも使えます。

初代Switch付属の充電器でSwitch 2を充電している様子
充電だけなら初代Switchの充電器も使える

ただし、54W以上出力が必要となるTVモードでは使えません。

高出力の充電器だと充電速度は速くなる?

Switch 2では、スリープ時は実測で13W前後、携帯モードでプレイ時で20W前後で充電されます。私が試してみた限りでは、いくら高出力の充電器を使っても実測の充電ワット数は変わりませんでした。

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