ガジェネクトの評価:4.5 / 5
➕メリット
- スマホを約1.5〜2回充電できる10000mAhバッテリーを搭載。
- 最大22.5Wでスマホやタブレットを急速充電できる。
- 内蔵USB-Cケーブル付きで別途ケーブルを持ち運ぶ必要がない。
- コンパクト&軽量、収まりのいいスリム形状で持ち運びしやすい。
- VOLTMEならではの高いデザイン性。
➖デメリット
- 複数ポート使用時は合計最大15W出力となる。
- きしめん状の内蔵ケーブルは若干の扱いづらさがある。
- バッテリー残量を1%単位で確認できない。
製品の仕様
製品名 | VOLTME Hypercore 10K Sling 22.5W |
---|---|
バッテリー容量 | 10000 mAh |
搭載ポート | 内蔵USB-C x 1 USB-C x 1 USB-A x 1 |
USB-C入力 | 最大18W |
USB出力 | USB-C:最大20W USB-A:最大22.5W(※一部対応デバイスのみ) |
USB合計出力 | 最大15W |
パススルー充電 | 対応 |
サイズ | 約109 x 69 x 17.6 mm |
重量 | 約180 g |
パッケージ内容 | 本体、USB-C to Cケーブル(25cm)、取扱説明書 |
VOLTME Hypercore 10K Sling 22.5Wの独自レビュー
VOLTME Hypercore 10K Sling 22.5Wは、スマホを約1.5〜2回フル充電できる10000mAhバッテリーを搭載するモバイルバッテリー。USB-Cケーブルを内蔵し、最大20Wの急速充電に対応する。
目を惹くスタイリッシュなデザイン
パッケージを開封し製品を取り出してみてまず気付くのが、VOLTME Hypercore 10K Sling 22.5Wのスタイリッシュなデザインだ。
本体表面のマットな質感からは上品さが感じられ、VOLTMEのブランドカラーの鮮やかなオレンジが際立っている。
控えめながら存在感のあるロゴをよく見ると、バッテリー残量を示すLEDランプの配置がVOLTMEの「E」の一部になっている。なかなかおしゃれなデザインだ。
VOLTME Hypercore 10K Sling 22.5Wのデザインは、平たく言うと「かっこいい」のひと言に尽きる。もちろん好みが分かれる可能性もあるが、このデザインを気に入らない人はいないだろう。
デザイン性の高さはときに軽視されがちだが、日常的に使用するモバイルバッテリーや充電器においては、「好みのデザインかどうか」がユーザー体験を向上させる大きな要素になる。スタイリッシュなデザインのVOLTME Hypercore 10K Sling 22.5Wなら、愛着をもって使えるはずだ。
内蔵USB-Cケーブル
VOLTME Hypercore 10K Sling 22.5WにはUSB-Cケーブルが内蔵されている。
上ではiPhone 16 Proを充電しているが、USB-Cで充電できるデバイスに直挿しして充電することができる。別途USB-Cケーブルを持ち運ぶ必要がないのは非常に便利だ。
ただ、きしめん状の内蔵USB-Cケーブルは、短くねじれないため若干の扱いづらさを感じる人もいるかもしれない。
基本的にはスマホに重ねるようにして使用するのが良さそうだ。
内蔵USB-Cケーブルを使わずに、本体のUSB-Cポートを使用することもできる。
内蔵USB-Cケーブル・USB-Cポートどちらを使っても充電性能は変わらない。モバイルバッテリー本体をバッグに入れた状態でスマホを充電する、というシーンにはこのスタイルのほうが便利だろう。
バッグへの収まりがいいスリムな形状
VOLTME Hypercore 10K Sling 22.5Wは、10000mAhとスマホを充電するには十分なバッテリー容量を備える。普段持ち歩くことを考えると、10000mAhはあらゆる点でちょうどいい。
サイズは約109 x 69 x 17.6 mmとコンパクト。重量も約180 gと軽く、持ち運びに困らないサイズ感だ。厚さが約17.6 mmとスリムなので、バッグへの収まりもいい。
バッグに入れて持ち運ぶ上では、「スリムさ」がコンパクトさよりも大事だと思う。厚みのあるものだとどうしてもバッグが膨らんでしまうが、スリムなものならすっぽりとバッグ内に収まってくれるからだ。
VOLTME Hypercore 10K Sling 22.5Wなら、きっとあなたが使っているバッグの小さなポケットに収まってくれるはずだ。
高い充電性能と充実のUSBポート
VOLTME Hypercore 10K Sling 22.5Wの内蔵USB-CケーブルとUSB-Cポートは、最大20Wの急速充電に対応する。
20Wあればスマホもタブレットも快適な速度で充電できる。持ち歩くモバイルバッテリーでは十分な充電性能だ。
またUSB-Aポートも搭載するため、ワイヤレスイヤホンなどの小型デバイスの充電もカバーできる。
最近ではUSB-Aポートを使う場面は減りつつあるが、それでも必要な場面はある。USBポートが充実しているVOLTME Hypercore 10K Sling 22.5Wなら、あらゆるデバイスの充電に対応できるだろう。
ただし、複数デバイスを同時に充電したときは合計最大15Wとなることには注意したい。
iPhone 16 ProとAirPodsを同時に充電してみると、iPhone 16 Proへの電力供給は約7Wとなっていた。充電速度が遅すぎるわけではないが高速でもない。充電を急いでいるときには1台ずつ充電したほうが効率はいい。
⇒ VOLTME Hypercore 10K Sling 22.5W Built-in USB-C Cableの詳細レビュー