iPadをカーナビ代わりにしたり、停車中やロングドライブ時に動画視聴を楽しんだりと、iPadを車内に持ち込んで活用するなら「車載ホルダー」が必要不可欠です。
本記事では、「iPadにおすすめの車載ホルダー」をご紹介!車載ホルダーの選ぶ際には、iPadだからこそ押さえておきたいポイントがあります。ぜひ本記事を参考にしていただき、車内でのiPad活用にお役立てください!
iPadのための車載ホルダーの選び方
まずは車載ホルダーの選び方・押さえておきたいポイントについて解説します。
iPad・車載ホルダーをどこに固定する?
車載ホルダーを選ぶにあたってあらかじめ考えておかないといけないのは、「どこに固定するか」というところ。
- ダッシュボード
- エアコン吹き出し口
- フロントガラスに吸着
- CD/DVDスロット
- カップホルダー
- サンバイザー
- ヘッドレストのシャフト
大前提は「運転中の視界を妨げない位置」です。フロントガラスに被らない位置への固定が基本です。
邪魔になりづらく固定しやすいのは、「ダッシュボード」「エアコンの吹き出し口」「CD/DVDスロット」「ヘッドレストのシャフト(後部座席用として)」ですね。私の場合は、CD/DVDスロットに固定するタイプを使用しています。
この位置なら車載ナビに被らず、かつ運転中の視界の邪魔にもなりません。どこに固定するのがベストかは、使い手のニーズ車種にもよります。安全面やボタンなどの車載設備との兼ね合いを考慮しながら、適切な車載ホルダーを選んでください。
iPadのサイズを確認しておこう
車載ホルダーによって対応サイズが異なります。「自分のiPadに対応するかどうか」を判断するために、iPadのサイズを確認しておきましょう。
モデル | 世代 | ディスプレイ | 縦 | 幅 | 厚さ |
iPad | 第8世代 | 10.2インチ | 250.6 mm | 174.1 mm | 7.5 mm |
第9世代 | |||||
iPad mini | 第5世代 | 7.9インチ | 203.2 mm | 134.8 mm | 6.1 mm |
第6世代 | 8.3インチ | 195.4 mm | 134.8 mm | 6.3 mm | |
iPad Air | 第3世代 | 10.5インチ | 250.6 mm | 174.1 mm | 6.1 mm |
第4世代 | 10.9インチ | 247.6 mm | 178.5 mm | 6.1 mm | |
第5世代 | 247.6 mm | 178.5 mm | 6.1 mm | ||
iPad Pro 11 | 第2世代 | 11インチ | 247.6 mm | 178.5 mm | 6.1 mm |
第3世代 | |||||
iPad Pro 12.9 | 第4世代 | 12.9インチ | 280.6 mm | 214.9 mm | 5.9 mm |
第5世代 | 280.6 mm | 214.9 mm | 6.4 mm |
現行モデルを中心に各モデルのサイズをまとめています。対応サイズの確認は意外と見落としやすいところなので注意してください。
なお、iPadケースを着けている場合はケースの厚みも考慮しておきましょう。
iPadを車載モニター化!おすすめ車載ホルダー
それではおすすめの車載ホルダーをご紹介していきます。さまざまなタイプの車載ホルダーをピックアップしていますので、ぜひあなたには合ったものをチェックしてみてください!
Satechi CD/DVDスロットに取り付けられる車載ホルダー
- 幅4-6mmのCD/DVDスロットに取り付け可能
- 5-11インチタブレットに対応
- 高さ調節・角度調節が可能
- ホルダー部は360°回転
まずご紹介するのは、CD/DVDスロットに固定するタイプのSatechi(サテチ)の車載ホルダー。5インチから11インチまでのサイズに対応し、iPad Pro 12.9を除くモデルに対応します。
幅6mmから14mmのCD/DVDスロットに取り付けられます。車種にもよりますが、ほとんどのスロットに対応するはずです。
上は10.9インチのiPad Air(第4世代)をセットしたところ。特にぐらつきもなく、しっかり固定できています。もう1年以上、日常的に使っていますが、安定性は心配なしですね!
ホルダー部分は360°回転させられ、角度調節も可能です。くるっと回してiPadを縦向きに固定することもできます。
Unique Spirit ゲル吸盤の吸着式車載ホルダー
- 吸着式車載ホルダー(ダッシュボードやフロントガラスに吸着)
- 4-10.5インチタブレットに対応
- 高さ調節・角度調節が可能
- ホルダー部は360°回転
- 最大5cm伸縮するアーム
ダッシュボードやフロントガラスに貼り付ける吸着式の車載ホルダー。対応するサイズは4インチから10.5インチですので、現行モデルだと無印iPad/iPad miniで使用できます。
360°回転するボールジョイントと、最大5cm伸縮するアームを搭載します。可動箇所が多いので自分好みの位置に持ってこれますね。
このような吸着タイプの車載ホルダーは、貼り付け箇所の材質や形状、温度変化などによってはどうしても剥がれてしまうことがあります。
そんなときは、ベースとなるシートや土台を使用することで改善できます。Movaicsのベースなら湾曲する部分に対応できるのでおすすめ。
EXSHOW 吸着式+吸盤式で固定できる車載ホルダー
- ダッシュボード(吸着式)とフロントガラス(吸盤式)の2点で固定できる車載ホルダー
- 4-13インチデバイスに対応(iPad全モデル)
- ホルダー部は360°回転
こちらは一般的に吸着式に加えて吸盤式にも対応する車載ホルダーです。2点で固定できるぶん、より安定してiPadを固定できます。
まず吸着式のほうを固定し、フレキシブルアーム(長さ210mm)を調節しフロントガラスに吸盤をセット。インストールはかんたんに行えます。
iPad Pro 12.9インチを含むすべてのiPadモデルに対応します。「固定位置はダッシュボードがベストだけど、吸着力が心配」という方におすすめしたい車載ホルダーです。
Unique Sprit エアコン吹き出し口に固定する車載ホルダー
- エアコンの吹き出し口に固定する車載ホルダー
- 4-10.5インチのタブレットに対応
- ホルダー部を支える構造
- 高さ調節・角度調節が可能
- ホルダー部は360°回転
- フィンの形状の確認が必要
続いてご紹介するのは、エアコンの吹き出し口に固定するタイプの車載ホルダーです。4インチから10.5インチのタブレットに対応し、ホルダー部分を支える構造となっており重量のあるiPadをしっかり支えます。
エアコンの吹き出し口に固定するタイプは、吹き出し口を塞いでしまったり、エアコンフィンの形状によっては固定できないというデメリットがあります。
こちらの車載ホルダーの場合、上のエアコンフィンに対応します。購入する際は、フィンの形状を確認しておきましょう。
Miracase マグネットで脱着できる車載ホルダー
- 吸着式の車載ホルダー
- 4-10.5インチタブレットに対応
- 付属のメタルプレートを使用し、マグネットでかんたんに脱着できる
- ホルダー部は360°回転
こちらはダッシュボードに固定する吸着式の車載ホルダーなのですが、垂れ下がるような構造となっています。これなら視界の邪魔になりづらいですね。
付属のメタルプレートをiPadケースの内部に仕込んで、車載ホルダーにくっつけます。クランプ式の車載ホルダーだと取り外しが面倒ですが、これならマグネット式でかんたんに取り外し可能。楽チンです。
サンワダイレクト カップホルダーに固定する車載ホルダー
- 7-11インチに対応(9.7-13インチ対応版あり)
- 直径68-80mmのカップホルダーに固定
- アームは6段階から長さを変更できる
- ボールジョイントで角度、向き調節
大型タブレットでも安定して使えるカップホルダーに固定するタイプの車載ホルダーです。直径68mmから80mmのカップホルダーに適応し、7-11インチまでのタブレットに対応します。
長さが異なるアームに付け替えることで長さを調節でき、最大4関節と自由度の高いアームで自分好みの位置にもってこれます。カップホルダーの位置にもよりますが、後部座の同乗者向けにも便利!
車載ホルダーとしては少々価格が高めなことがネックですが、安定感と自由度の高さを重視したい方におすすめしたい製品です。
↓ iPad Pro 12.9にはこちら!
Lomicall ヘッドレストに固定する後部座席用ホルダー
- 4.7-13インチのタブレットに対応
- 7-15cmのヘッドレストシャフト間隔に対応
- ホルダー部は角度調整、360°回転
後部座席用としてヘッドレストのシャフトに固定できる車載ホルダーです。7-15cmのシャフト間隔に適応し、4.7-13インチのタブレットサイズに対応します。
子供など同乗者に動画を見せたいとき、ロングドライブ時のお供として活用したいとき、車中泊するときなど、活用できる場面は多々あります。
取り付けもかんたんで、必要なときにパッと取り付けられるので個人的にも重宝しています。ホルダー部分の角度調節も自由自在。使い勝手もいい感じです。
iPadを車でフル活用するためのポイント
車内で活躍してくれるのは車載ホルダーだけではありません。iPad活用のためのポイントをご紹介します。
USBカーチャージャーで充電環境を整えておく
ひとつ持っておくと便利なのが、車載のシガーソケットでiPadやスマホを充電できるUSBカーチャージャー。
iPadを充電することを考えると、USBカーチャージャーは急速充電(PD充電)できるものがおすすめです。
- iPad(第8世代/第9世代)
- iPad mini(第5世代/第6世代)
- iPad Air(第3世代/第4世代)
- 10.5インチiPad Pro
- 11インチiPad Pro(第1世代/第2世代/第3世代)
- 12.9インチiPad Pro(第2世代/第3世代/第4世代/第5世代)
このようにほとんどのモデルがPD充電に対応します。iPadをサクッと充電できる急速充電は、限られた時間内に充電することになる車内でこそ活躍してくれます。
PD充電できるUSBカーチャージャーを選ぶ際は、
- 30W以上に対応したUSBカーチャジャー
- PD対応のUSB-Cケーブル(あるいはUSB-C to Lightningケーブル)を用意する
この2つがポイントです。
私は30Wに対応するAnker(アンカー)のUSBカーチャージャーを車内に常備しています。
「USB-Aポートは不要!」ということならこっちがおすすめ。
こちらは30W+18Wの合計48Wに対応します。iPadと一緒にスマホも急速充電できちゃうパワフルなUSBカーチャージャーです。
ケーブルも1本車内に常備しておくとなにかと重宝します。
車(屋外)でもiPadでネット通信するには?
iPadを車内に持ち込んでフル活用するには、ネット環境も整えてあげる必要があります。音楽や動画のオフライン再生など、ネットに接続されていなくてもできることは多いですが、スマホと同じ感覚でどこでもネットが使えれば便利ですよね。
屋外でネット通信する方法には、主に3つのパターンがあります。
- スマホのテザリング機能を使用
- モバイルWi-Fiルーターを使用
- ドコモなどのキャリアや格安SIMサービスを利用する(Wi-Fi + Cellularモデルのみ)
お手軽なのは「スマホのテザリング機能を使用する」方法ですね。ほとんどのスマホがテザリング機能に対応していますし、追加料金もかからないことが多いはずです。
「スマホのようにiPad単体でネット通信したい」という場合は、iPadのWi-Fi + Cellularモデルを用意し、さらにキャリアや格安SIM事業者とSIM契約するのもひとつの方法です。
私の場合、IIJmioのeSIM(イーシム)サービス「データプランゼロ」を利用しています。
eSIMとは、オンラインでSIM情報を書き換えられるもので、物理的にSIMカードを挿す必要がなく、申し込みから開通までオンラインで完結させられるメリットがあります。
過去モデルを含む多くのiPadモデルが、このeSIMに対応しています。
- iPad(第7世代/第8世代/第9世代)
- iPad mini(第5世代/第6世代)
- iPad Air(第3世代/第4世代)
- 11インチiPad Pro(第1世代/第2世代/第3世代)
- 12.9インチiPad Pro(第3世代/第4世代/第5世代)
データプランゼロはまったく使わない月は月額165円(税込)で済みます。「たまにちょっとだけ使う」という使い方におすすめ。興味のある方はチェックしてみてください。
iPadにおすすめの車載ホルダーまとめ
スマホより大画面で、パソコンより気軽に扱えるiPad。そんなiPadが活躍する場面のひとつが、まさに車内かと思います。
車内で活用する上で車載ホルダーは必須ではないかもしれませんが、用意することでさらに便利になります。最後に、車載ホルダーを選ぶ際のポイントをおさらいしておきましょう。
- iPadのサイズをしっかり確認する
- 固定場所を選ぶ(視界を妨げない位置に)
- 車載ホルダーのタイプをえらぶ
- 選んだ車載ホルダーが車種に対応するかをしっかり確認する
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